新着情報

本当の自分を発見する

(風雲舎6月新刊)
わたしは意識の粒子となって浮いていた
…それが「本当のわたし」だった…

『わたしは意識の粒子となって浮いていた  …それが「本当のわたしだった…』 (コンビニ店長の不思議な旅)水谷フサエ著

(コンビニ店長の不思議な旅)水谷フサエ著

ISBN‎ 978―4―910545-04-2

定価(本体1500円+税)

内容

粒子おばさんから「新しい人」へ

著者はコンビニの店長さん。
夫の病没後、三人の子どもを抱え、コンビニ経営をすることになったのです。
見かけとは大違い、この仕事は激務。一日15、6時間の勤務、連日の睡眠不足。
疲れ切って自宅にたどり着き、バタンとベッドにもぐり込んだある夜、不思議な体験をします。

寝ている自分と、その天井あたりに白い雲のようなものが浮いています。白い雲は自分だと直感で分かりました。自分と白い雲の真ん中あたりで、両者を見ている意識がいます。それもわたしでした。わたしは三つに分解されていたのです。翌朝驚いたことに、身体が浮くように軽くなって、ひどい肩こりも消えていました。

別のある夜、エネルギーの波のようなものが足元から腰までやって来ました。「至福」としか言いようのない波。それはわたしを抱きかかえ、部屋いっぱいに広がって、天井を越えて出ていきました。

もっと驚いたのは、このわたしが粒子となって宙に浮いていたのです。浮遊する埃のように、粒子となって、意識を持つ粒子となって浮いています。わたしは意識のある粒子だった! この体験を機に、わたしは粒子おばさんとなり、「新しい人」に生まれ替わりました。

でも、これはいったい何? 何と呼ぶの? どうしてわたしに?
その答えを求めて、著者は長~い旅に出ます。トランスパーソナル、チベット仏教のお坊さん、森の暮らし、facebookの世界。ようやくたどり着いたのは、映画監督の白鳥哲さん、そして『ヒマラヤ聖者の生活探究』という一冊の本。 さて、そのつながりは?

映画監督白鳥哲さんのコメント

……筆者が、現代の象徴的な生活の場である「コンビニ」の世界で、肉体を最大に酷使し、それによって体験したことは、「人がエネルギーの存在である」ことを証明しています。
本書は、愛の粒子を感じ続ける「新しい人」に脱皮するためのガイドブックであります(「解説」より)。

ポイント

著者は、コンビニの実状をきちんと描きながら(「コンビニ店長の細腕繁盛記」としても読めるくらい)、そのうえで自分の意識の変化を丁寧にまとめています。瞑想の仕方、意識の目覚め。それらを一つひとつ確かめながら、「本当の自分」にたどり着くそのプロセスが読みどころ。瞑想家でも行者でもないアマチュアがここまでやれるのか、と驚きます。読み手にも、「ほら、あなたもやれそうでしょう」と誘っているみたい。嬉しくなります。

目次

▼ 続きを読む

(はじめに)不思議なことが続きました

(第1章)満月とボタン雪の夜
(第2章)三層になったわたし
(第3章)部屋いっぱいに広がったわたし
(第4章)粒子体験
(第5章)トランスパーソナル
(第6章)「何もすることはない」
(第7章)コンビニの小さな窓から
(第8章)森の暮らし
(第9章)クロスする二つのヴィジョン
(おわりに)森の呼吸に合わせて
(解説)人はエネルギーの存在なのです 白鳥 哲

著者略歴

水谷フサエ(みずたに・ふさえ)

1947年福岡県英彦山(ひこさん)の麓で生まれる。20歳で結婚。夫の発病を機に専業主婦から居酒屋経営へ(35歳)。「知らない世界」を垣間見る(42歳)。コンビニ店長に(43歳)。自分の意識と初めて出会う(49 歳)。「エネルギーで満たされた部屋いっぱいのわたし」を観る(50歳)。意識の粒子となって浮いていた、本当の自分は「意識の粒子」だったと知る(51歳)。その後、一連の体験の意味を問う旅に出る。コンビニ店長引退。森の生活へ(70歳)。『バガヴァッド・ギーター』に出合う(72歳)。本書を書き始める(74歳)。2023年5月脱稿。「わたしの人生すべては、この本を書くために用意されていた」と実感。すべてに感謝。

ゾルバとブッダ 中村有佐(学校心理士)
まず、ゾルバになる。
ブッダはゾルバの中に眠っている。

OSHOの道場(アシュラム)で学んだことが、
人生の羅針盤となった。

中村有佐(学校心理士)著

ISBN978-4-910545-03-5

定価 1760円(1600円+税)

内容

ゾルバ・ザ・ブッダ(仏陀であるゾルバ)

「『その男ゾルバ』っていう小説知ってる? 映画にもなったみたいだけど」

「いや、知りません」

「ゾルバは貧しいけど、とても自由な男なのね。酒を飲んでは、歌い、踊り、女性を愛し、大変な目に遭うんだけど、それに動じることもなく、そのすべてを楽しんだんだって」

「へえ、ステキですね」

「そう、いいよねえ。でね、OSHOは〈New Man〉新しい人間になりなさい、って言うのね。

その〈New Man〉はゾルバ・ザ・ブッダ(仏陀であるゾルバ)だって言うの。

感覚や煩悩を楽しみなさい、同時に、大いなる意識、〈目撃者〉でいなさい、ブッダでいなさい、って」(本文より)

 

……OSHOが私の「第三の目」に触れる。

「ああ、OSHOが私に触れている」と思った瞬間、気が遠のいていった。

誰かに抱えられたのを感じる。

気がついたときには、椅子に座らされていた。(本文より)

山川紘矢・山川亜希子さんからのメッセージ

直接OSHOの話を聞き、ダルシャン(聖者との面会)を受け、その後の人生を深く、濃密に過ごすことになった著者の心の成長記録。ひとりひとりが覚醒して、自分とは何ものか、生きる意味とは何なのかなどについて、それぞれに答えを見つける時なのです。この本はその意味でもとても意味深い本だと思います。OSHOのファンである私たちは、とても楽しく読みました。

編集部から

大学1年生の著者は悶々としていました。生きる意味が分からなかったから。

OSHOの本を読んで驚きました。今まで読んできた本と全然違う。

彼の言葉を直接聞きたかった。インドへ、OSHOの道場(アシュラム)へ行った。

すごい! ビシビシ言葉が突き刺さってきた。

▼ 続きを読む

とりわけ驚いたのが、「ゾルバ・ザ・ブッダ(仏陀であるゾルバ)」。

……まず、ゾルバになる。この大地の花になる。それによってブッダになる力を得る。「目撃者」になれ、と……。

あれから40年。著者はゾルバになれただろうか、ブッダになれただろうか?

著者略歴

中村有佐(なかむら・ゆうすけ)

1960年神奈川県生まれ。同志社大学文学部在学中に、OSHOの道場(アシュラム)をはじめインド、ネパールを歩く。

この旅が人生に大きな影響を与えたことを描いたのが本書。

卒業後、精神科ソーシャルワーカーをへて小学校教員に。

マレーシアの日本人学校教諭、JICA横浜で研修講師、小学校英語専科教員、公立小学校長を歴任。現在も現場に立つ。学校心理士、メンタルケア・カウンセラー。

新しいわたし(二戸依里著)
龍の大風に乗って、こんなところまでやってきました。

わたしは今、わたし史上、最高の仕上がり(スペック)です

著者の二戸依里さんはこんな人
ある日彼女はふとやってきて、そっと誰かの胸にともしびを灯し、気が付くとすっと消えていきます。神出鬼没というか、そこら中にいつもいるというか、声高ではなく、静かで不思議な人。小さなともしびは、だんだん大きくなります。二戸さんはそんなふうにしてこのうん十年、みんなと触れ合ってきたようです。行き届いた所作と、やさしさで。こんな人がいると、空間が、場が、世の中が変わるのですね。なるほど、こうして世間は変わっていくのですか……よくわかります。

二戸依里(神奈川県公立中学校非常勤講師・やまゆり生協理事長)著

(定価1600円+税)2022年6月21日 発売

ISBN 978-4-910545-02-8

アマゾンで買う

この本について

☆ 浅川嘉富さんは激しい口調でこう言いました。
「ここに来たいと思っても来られない人もいるし、来てもわたしに会えない人もいる。でもあなたは会えた。きっとご先祖に徳のある人がいたんでしょう。だからあなたはギリギリ間に合ったんだ。
もう時間がないんだ!」

☆ このひと言にガツンと打たれ、わたしはポロポロ涙を流しました。
大きなものに覚悟を迫られている、そう感じたのです。

☆ このひと言をきっかけに、わたしは迷っていた、ある生協の理事長を引き受けるという決断をしました。すると、出会う人、起こる出来事、生きる世界が、ぐんぐん変わっていったのです。

☆ そのころからです、「あなたには白龍がついていますよ」「遠い星からたくさんの魂を引き連れていますね」などと言われるようになったのは。……これは一体どうしたのでしょう?

変化の大波に「よし!」と乗った著者はどうなったのか?

編集部より

▼ 続きを読む

二戸さんは中学校の非常勤講師。さらに、ある生協の理事長を兼務しています。
年齢は50代。ですが、純粋で、軽やかな何かを纏っているようで、まるで十代半ばの女の子と話をしているようなのです。ピンと感じたら、誰でもどこでも、後先考えることなくすぐに行きます。
するとそれが思いがけない人や場所との出会いに繋がっていく。
そして、いつの間にかステージが変化し、誰かの役に立っている——そんな方。

「アセンション」と呼ばれる変化の渦に同調し、自然と乗っかって、気がついたら、
「わたし史上、最高のわたし」になっていた——
いま、著者と同じように「史上最高の自分」を体現している人たちが増えているのを感じます。
この本には、「こうすれば幸せになれる」「引き寄せのやり方」そんなことはありません。
この世の動きとリンクした著者の大きな変化、それがそのまま描かれています。
それを感じたら、きっとあなたの内側にある何かと共振するかもしれません。

あなたは、どんな「新しい自分」「新しい世界」を選びますか?

目次

(まえがき)大きな変化の風
(第1章)二足のわらじ
(第2章)伊豆の海で見たUFO
(第3章)龍にいざなわれて
(第4章)シンクロニシティ
(第5章)縁起の糸を辿る
(第6章)「もう時間がないんだ」
(第7章)魂の教育
(第8章)神名をいただく
(あとがき)大きな力に揺さぶられて

著者略歴

二戸依里(にと・えり)

青森市生まれ、横浜育ち。実践女子大学文学部国文学科卒業後、神奈川県公立中学校教員(国語科)に。体調不良で一旦退職したのち、臨時教員として再び公立中学校、ろう学校、特別支援学校等に勤務。教員歴30年を越える。他方、オーガニックな暮らしを求める活動に共鳴し「やまゆり生活協同組合」理事長に就任。そのころを境に新しい出会いが増え、シンクロ体験が頻発し、見知らぬ人から「あなたには白龍がついていますよ」と言われるなど、新しい自分を発見することになる。本書はその変化を記したはじめての本。好きなことは、風に吹かれることと、空を眺めること。

『落ちる! ーー そこから第二の人生が始まったーー』

自分を磨きたい、高めたいと思って私はまじめに生きていた。
でもある日、それだけじゃない、
別の人生があるんだと気がついた。

新谷直慧 著

ISBN 978-4910545004
定価(本体1500円+税)

3月末発売

アマゾンで買う

『落ちる! ~そこから〝第二の人生″が始まった』
帯津三敬病院 帯津良一先生がご紹介くださいました。


~後半生の輝き 老境のまばゆさ~

永年の友人である風雲舎の社長、山平松生さん から一冊の新刊本が送られてきた。
『落ちる―そこから“第二の人生”が始まった』(新谷直慧著) である。

著者の新谷直慧さんは昔、何度かお会いした記憶のある色白の美人。年の頃は60歳ほどか。現在は出版企画、編集、ゴッドライターとして本の制作に携わっている。この本のテーマは「落ちる」。永い人生の間には誰もが何度か経験する突然起きるアクシデントである。

▼ 続きを読む

最初は「どうしてこんなことが起こるの?」と落胆し、戸惑い、悩んだものの、結局は受け容れるしかないという。そうして受け容れることを重ねていくことによって、新たな道が始まる。すなわち、生まれる前に決めてきた魂の道が立ち上がってくるのです。それに気づき、 歓びに満たされること、それが「第二の人生」だと思います。

そして、「落ちる」ことの最初の体験は、ロッキー山脈にヘリスキーに出かけたときのことで、
――初日早々に滑落して、私のスキーは岩の前でかろうじて止まりました。あと1メートル超えていたら死んでいたかもしれません。命拾いしたものの、その恐怖感は思った以上に巨大でした。それを仲間たちに助けられて乗り越えられたとき、大きな解放感を経験し、「落ちる」ということは「飛ぶ」ことだと気づきました―― と述べている。

さらに、人生には二つの旅があるとして、カトリックの神父であるリチャード・ロール氏の 言葉を引用している。

〝一つの旅は、あなたの人生を充実させ完成させるもの(前半生) 。もう一つの旅は、そこから降りることでスタートするもの(後半生)。 後者は、これまでなかった方法で、人生をまったく別の熟成に導くもの″ (『上方への落下』 ナチュラルスピリット)

さっそく『上方への落下』を買い求めてみた。なんと副題に、人生後半は〈まことの自己〉へと至る旅とあるではないか。これは貝原益軒の『養生訓』の「人生の幸せは後半にあり」 とぴたりと一致するではないか。貝原益軒の言葉がますます輝いてくるというものだ。

さらに前書きに、〝人生には少なくとも二つの大きな課題がある。第一の課題とは、強い『器』というかアイデンティティを作ることであり、第二の課題とは、その器に入れるべき中身を見出すことです。ほんとうの人生というのは、日々のさまざまなできごとの下にひっそりと流れているものです。この深い人生の発見こそ宗教者が 『魂の発見』と呼ぶものです″とある。

今度は心理学の河合隼雄先生の言葉、すなわち、
〝人生80年のうち、前の50年は自我の確立の時代。あとの30年は自己実現の時代″
これまた、ぴたりと一致するではないか。

そして、問題の落下も普通の落下ではなく上方への落下、前方への落下であって、より深い世界に入っていくのだという。後半生とは、老いること、健康問題にわずらわされること、肉体的活動を手放すことではなく、魂が花開くことだったのだ。
まばゆい老境を手にすることこそダンディズムの粋か。

(帯津良一 帯津三敬クリニック名誉院長)

(賃貸経営ニュース「和楽」5月1日号)

この本について

著者は、編集者兼〝ゴッドライター″。
40年以上本の制作に携わってきたベテランです。
自分を磨きたい、高めようと思いながら、本づくりにすべてをかけてきました。

ある日、彼女は驚くような言葉と出会います。

「人生には二つの旅がある。
一つの旅は、あなたの人生を充実させ完成させるもの。
もう一つの旅は、そこから“降りる”ことでスタートするもの」

これだ! これが私のテーマだ……!
というのは、これまで、何度も「落ちる」を経験してきたからです。

最初に「落ちた」のは、ロッキー山脈でのヘリコプタースキーでした。

青白い凄みを帯びたアイスバーンに身体が引けたのか、最初のターンで転んで頭から滑落。
ものすごいスピードでどうにも止まらない。死ぬんじゃないか!?
大きな岩にぶつかる直前で、私の身体は奇跡的に止まりました。
命拾いしたものの、その恐怖感は思った以上に巨大でした。

以来、仕事相手との相次ぐ決裂、裏切り、親の介護、自分の病。
思いがけないことが続きます。
最初は「どうしてこんなことが起きるの?
こんなに真面目にやってきたのに」と落胆し、戸惑い、悩みます。

なんとか立ち上がるものの、「落ちる!」は何度もやってきます。
受け止めるしかありません。
そのうちに、そこから始まるであろうストーリーを
心のどこかで楽しみにするようにもなっていきます。
コツは、たったひとつ、
「いいことなのか、悪いことなのか判断せず」に「受け入れる」でした。
起きたことをただただ受け入れていく。

自分のさかしらで道を選ぶことをあきらめたとき、
生まれる前に決めてきた魂の道が立ち上がってきます。
それに気づき、よろこびに満たされること、
それが「第二の人生」です。

▼ 続きを読む

著者だけではなく、この本に登場する人たちもみな、
一度ならず何度も「落ちた」経験をしています。
お金、健康、仕事……、

「こんな人生を歩こう」と懸命にやってきた道が崩れてしまえば、
それまでの自分の努力が全否定されたように感じるかもしれません。
でも、そうではないのです。「第一の人生」の努力も無駄ではなく、
それがあってこその、「第二の人生」なんだ、と気がつきます。

アインシュタインの言葉を見つけました。
「人は、自分以外のもののために生きられるようになって、初めて〈生〉のスタートを切る。
自分自身に向けたのと同じだけの関心を、仲間にも向けられるようになったときに」

文明の端境期をどう生きていくか、
あなたも私も、これまでとは違う世界を歩むことになるかもしれません。
「第二の人生」にシフトする。
さて、あなたは、どう生きますか?

目次
第1章 落ちる
第2章 病気の原因は心
第3章 人の目は存在しない
第4章 仕事は次々と変遷していく
第5章 お金は生き方
第6章 人間関係の原点は家族
第7章 愛しかない

著者略歴

新谷直慧(しんたに・なおえ)

岐阜県飛騨市神岡に生まれる。東京女子大学短期大学部卒業後、シンクタンク、出版社勤務。36歳のとき、ある一冊の本をきっかけに本の役割を再認識し、編集制作会社リエゾンを設立。56歳、会社をたたんでフリーランスに。現在は出版企画、編集、ゴッドライターとして本の制作に携わるほか、トークイベントやセミナー等のコーディネーターとしても活動中。

http://liaison-ten.jp

出版社から

「こんな本を書きました」と送られてきた原稿を一読したとき、
文章と行間からあふれ出てくる情熱の大きさに驚きました。

失敗や転落のさなかにあって、
落ち込んだり自分を責めてしまっている人に、
「そうじゃないんだよ!」と伝えようとするその意思が、
色鮮やかに、温度をもって伝わってくるのです。

原稿を10回は読みました。
短期間でそんなに読めば飽きると思うのですが、
まったく感じませんでした。不思議。なぜだろう?
読むたびに、目に飛び込んでくる、いや、心が反応する箇所がちがうのです。
前回はスッと通り過ぎたページが、こんどは鮮やかに飛び込んでくる。
著者や登場人物たちが身体と心すべてで伝えようとしている、
「生きる本当のよろこび」が、自分の身体に響くようでした。

頭で理解するというよりも、文章を通して五感で感じ、共鳴し、納得するような、
そんな本になったなあと思います。

「タイトルは『落ちる!』です」という著者の強い意志も驚きでした。
本の表紙に「落ちる」なんて! それも、世の中が落ち込んでいるこんな時代に!
でも、読んでみて、ああ、そうだ、タイトルはこれしかない、と納得しました。

大変化の時代、どう生きていくか。
外側に答えや救いを求めるのは、違う。というより、答えなんかない。
自分にダメ出しをしたり、あきらめるのも、違う。

……あ、こういうことなのかもしれない。

世の中の見え方が、ぐるんと変わる、
これは、とてつもなく大きなシフト。
ぜひ、それを体感してほしいです。

[10]
アカシックレコードと龍(ジュネ著)
——魂につながる物語

――魂につながる物語――

 

(アカシックレコードを読む人)
ジュネ(Noel Spiritual)著

 

2020年2月20日発売
定価(1500円+税)
ISBN978-4-938939-96-0

内容

運命を観て、心を読む家系に生まれたジュネ。
でも聴こえてくるのは、人の悪口や嫌な声ばかり。
それでも祖母や仲間たちに支えられながら、
ジュネはめげることなく心を探求し、
いじめや悩みを乗り越えていく。

成長したジュネは、運命に導かれてフランスに渡る。
魔女やシャーマンたちと出会い、
ある日、モン・サン=ミッシェルの大聖堂で、
スフィアというエネルギー存在から、
「アカシックレコード」のデータを受け取る。

……以来、不思議な出来事が続く。
最後にジュネの前に現われたのは、
すべてを知っている大きな金色の龍だった……。

「心って何だろう?」
「どうしたら幸せになれるんだろう?」
という疑問を持ちながら
ジュネが出会った「アカシックレコード」。
さらに、胎内記憶にあるという「ブループリント」
(命の設計図)。
すべてを知っている龍の正体とは?

帰国後、ジュネはサロン「Noel Spiritual」を開く。
アカシックレコードを人々に伝え、
「ブループリントを思い出して……」と語り、
「魂に添った歩き方」をささやいている。
あれから8年。
「Noel Spiritual」は、「本当は教えたくないけど」と噂され、
予約が取れない不思議なサロンとなった。

美しいカラー写真と共に、おとぎ話のような実話。

▼ 続きを読む

本文より

(モン・サン=ミッシェルで)
気持ちよく晴れた午後。
遠くに見えるモン・サン=ミッシェルに向かい、
一人歩く。
スカイブルーの空と穏やかな風を楽しむように、
カモメが気持ちよさそうに飛んでいく。
15分ほど歩いただろうか。ようやく道の半分まで
きたところで、ふと空気が変わったように感じた。
ふんわりと暖かく、すべてが愛しくなるような、
ホカホカとした不思議な感覚に包まれていた。
まるで見えない境界線を越えたかのようだった。
あまりに気持ちがいいので、その場に立ち止まり、
ゆっくりと周りを見渡す。
すると、驚く光景が目に入った。
「空気が変わった」と感じた場所で、歩いていた
カップルたちが、微笑み合い、キスしはじめたのだ。
家族連れは示し合わせたように、笑顔で一斉に手
をつなぎはじめる。
このゾーンに入ったとたん、みんなが愛という魔法
にかかったようだった。

(龍)
龍の声がした、
《お前は特別ではない。だから選ばれたのだ。
だが、お前は自分を勘違いし、走ろうとしたであろう》

《玉はしかと受けとった。お前の望みはよぅくわかった。
お堂の近くに大きな杉の木がある。そこへ行け》
龍は一言そう言うと、悠々と富士山へ去っていった。
お堂のほうへ降りていくと、龍の言うとおり、
大きな杉の木が天に向かって真っすぐそびえ立っていた。
その周りには囲いがあり、木に近づくことはできない。
木には触れられない。
どうすればよいのか思案していると、突然頭の中に、
アカシックレコードのデータがダウンロードされた。

著者略歴

イトウジュネ

神奈川県出身。シャーマンの家系に生まれ、幼少
より「心を読む」ことに親しむ。産業心理学を学び、
商業デザイナーとして独立。フランスの旅で「スフィア」
と呼ばれるエネルギー体に出会い、アカシックレコード
をダウンロードする。その後、胎内記憶にある「ブルー
プリント」の存在に気づく。それぞれの「命の設計図」だ。
以来、アカシックレコードを読み伝え、「なぜ生まれて
きたのか」というブループリントの記憶を蘇らせるサロン
「Noel Spiritual」を主催。病気や人生の仕組み、命の
記録などすべてを網羅するアカシックレコードをベース
に、具体的、詳細でリアルなセッションを行なう。誰もが
アカシックレコードにつながれる――と提唱するワーク
ショップは、さまざまな能力に目覚める奇跡体験を生み
だし、瞬時に満席となり好評を得ている。

目次

(龍の言葉)……《お前は特別ではない。だから選ばれたのだ》
(はじめに)見えない世界
(第1章)心って?
(第2章)自分の心の見つけ方
(第3章)フランスへの旅
(第4章)魔女たち
(第5章)スフィア
(第6章)アカシックレコード
(第7章)龍
(第8章)ブループリント
(第9章)目に見えない世界とあなたの力
(おわりに)ブループリント――魂につながる旅へ

担当者から

スラっと背の高い、びっくりするような美人がわが
社に姿を現わしたのは2年ほど前のある日。
陋屋(ろうおく)には、似つかわしくない。
掃き溜めに鶴?

話してみると、まさしく新人類。
「クリスタル・チルドレン」?
いや、それも超えている。
言うこと、なすことがまるで違う。
前世、過去生、生まれ変わり、魂……。
何でもよく知っている。
全部知ったうえで、この世にスッと舞い降りた、
という感じ。
それもそのはず、これまで経験した旅の内容が
すごい。

(こりゃ、すごい!)と感じたのが、以下の場面。
「スフィア」と呼ばれるエネルギー体との会話のシーン。

声が聴こえた。
《私はスフィア。すべてを司るエネルギー》
(……何の声? )
そう思ったとたん、あらゆる角度に光を放って
いる巨大な、丸いホログラムが映し出された。
映像の中に私がいた。
私が体を動かすと、巨大なホログラムが光を発し、
私に合わせてバランスをとろうとするように動く。
これは何?
(このホログラムが、あなたなの? )
《私はエネルギーだ》
静かな返答が返ってきた。

次に、
(アカシックレコードについてのシーン)

《この世のすべてはエネルギーでできている
物質も、お前も、この星も、目に見えないものも。
すべてはエネルギーが基にある》
……すべてがエネルギーでできている?
そう考えた瞬間、見たこともない奇妙な記号の羅列
が、ザーッと脳裏に走った。
プログラムのような映像は次第に形を成し、
人生の記憶として走馬灯のように流れ出した。
原始時代、中世のヨーロッパ、アラブ、チベット、
エジプト、アラスカ、アメリカ大陸。
男だったり、女だったり、さまざまな時代、さまざまな
国々を転々とした生まれ変わりの記録が映し出される。

大変なことに気づいた。
これらすべてが私だったのだ。
どの場所にも、どの時代にも、どの星にも、
命の記憶のすべてに、私が宿っていた。
何から何まで私の経験だった。
すべてが私だった。
……私が今、見たものは?
《アカシックレコード》
スフィアの声が、また、美しく響いた。

こんな調子で著者は、自分の物語(ストーリー)を語ります。
ほんまかいな?
夢見がちな女の子がでっち上げた夢物語じゃない?
とも一瞬考えた。
いや、それにしてはディテールがしっかりしている。
夢物語では、こうもうまく構成・展開できはしない。

こんな調子で物語は展開する。
ルルドの街で会った魔女との対話、龍との対話素晴らしい。
おとぎ話のような、実話です。

担当者はおかげさまでずいぶん物知りになり、
「魂に添う生き方」を選択しようと考えるようになりました。
ありがとうございます。

『宇宙人タマの「魔法の教室」』

   ……あのね、

  だれだって心の奥に

「内なる小さな私」がいるんだよ。

「小さな私」に会いに行こう!

 

奥田珠紀(「魔法の教室」校長)著
定価(本体1500円+税)
ISBN978-4-938939-95-3

…………………………………………………………………………
「潜在意識の本をずいぶん読んだけれど、
『宇宙人タマの「魔法の教室」』ほど、
わかりやすく、すっと心に入るものはありませんでした」
(高松市・榊原佳代子さん)
…………………………………………………………………………

自分の中の二人

自分の中に「ウハネ」と「ウニヒピリ」という二人がいます。
「ウハネ」は、しっかり者のお母さん。
「ウニヒピリ」は「内なる小さな私」

著者タマはこう言い換えます。
しっかり者のお母さん(ウハネ)は「顕在意識」
「内なる小さな私」(ウニヒピリ)は「潜在意識」

「こう言い換えるだけで、タマの頭の中でイメージがどんどん膨らみ
ました。ウハネとウニヒピリ、この親子が、あるとき仲良しだったり、
しばらくすると喧嘩したり、自分の中で、さまざまなドラマを繰り広げ
ているのです」(本文より)

著者タマは、ウニヒピリ(潜在意識)の塊、みたいな子でした。
好きなように、思うがままに生きていました。
幼少期は、「宇宙のお母さん」とお話ししたり、精霊、動物や物と
会話する“宇宙人のような子”。小・中・高は、世間の常識や規則に
なじめず、”ヘンな子“呼ばわりされていました。なんで勉強しなけれ
ばいけないのか、まったくわからなかったのです。
だからお勉強はまったくダメ。美術のみ「5」。ほかはすべて“赤点王“
でした。

ずっとそのまま生きてきました。
でも大人になるにつれて、ウニヒピリのタマはどうにも生きづら
さを感じます。介護など福祉の仕事でようやく「生きている自分」
を見出した時期もあります。常識や社会のルールを超えた、本質と
本能がぶつかり合う場では、ウニヒピリがパワーを発揮するからで
しょう。

……困った

本当に困ったのは、結婚して子供が生まれてから。
4児の母。二人の障がい児。
病院、施設、学校、市役所、世間さま――賢い母を目指すものの、
タマは“本来の自分ではない生き方“にどうしても違和感が付きま
とうのです。どうしてこうなんだろう……?

「タマはコンプレックスの塊でした。学歴がない、資格もない、
結婚はバツがついているし、目をひくような美人でもない。
育児も家事も、自慢できるようなレベルではない。ないない
だらけでした。それでもタマは、自分を雑に扱うのはやめよう
と思いました。
大人の仮面を脱ぎ捨てよう。タマはタマのまま生きよう。
「内なる小さな私」(ウニヒピリ)を大切にして、そのメッセー
ジを聞きながら、毎日をていねいに生きようと決めました。
そう考えると、心がすーっと楽になったのです」(本文より)

▼ 続きを読む

統合

そんなタマを救ってくれたのが「潜在意識」でした。
本なんて読んだこともないタマがふと手にしたのが『マーフィ
ーの法則』という一冊の本。すらすら読めました。まるで自分の
ことが書かれているみたいに。以来、赤点王のタマが、潜在意識
というタイトルがついた本なら、むさぼるように読みました。

バリ島で出会ったシャーマンの一喝もショックでした。
「あんたは、どうしてそんな要らないエネルギーをまとっているの?
あんたは、もっと天真爛漫なのに」
ガツンと頭をぶん殴られるようなひと言でした。自分を取り戻す道しるべとなった「潜在意識」。
ウニヒピリだった自分。
ちょっぴり社会のルールに慣れてきた自分。
ウニヒピリとウハネの統合です。
それでいい、とわかったのです。
大事なことは、「そんな自分を愛すること」でした。

 

潜在意識とヒプノセラピー

「これだ、潜在意識だ」と思ったタマは、ヒプノセラピストの道へ進
みました。ヒプノセラピーと潜在意識は密接につながっています。
これがめちゃくちゃ面白い。勉強嫌い、本を読むと吐き気がしていた
タマが600冊をこえる関連本を読み漁りました。

自分と同じように、多くの人が本来の自分に帰る道を探していること
に、タマは気がつきました。タマは自分の体験と知識をもとに2017
年、自分らしく、幸せになるための方法を伝えようと「魔法の教室」
を開きました。
これが大当たり。受講生は3千名を越えました。

 

好きなように生きるのよ

タマは宇宙人です。
タマのお母さんが「どうしても子どもを授けてください」と願掛けした
場所が、鞍馬寺。650万年前に、金星からきた「サナート・クラマ」
が降り立ったところです。タマはそのお力をもらったようです。

タマはこんなことを言いたいのです。
「自分の中のウニヒピリに気づきなさい。
それと仲良くなって、好きなように生きるのよ。
すばらしい人生が待ってるよ」と。

宇宙人タマは、いま翼を得たように世界中を飛び回っています。
「せっかく地球にやって来たんやから、たっぷり味わおう」と。

主な内容

(はじめに)タマは宇宙人です
(第1章)不思議な生き物タマ
(第2章)介護というタマの天職
(第3章)タマの愛しい家族たち
(第4章)タマらしく生きる
(第5章)潜在意識とヒプノセラピー
(第6章)ウハネとウニヒピリ
(おわりに)自分の生きたいように生きる

著者略歴

奥田珠紀(おくだ・たまき)

1974年12月17日 奈良県生駒市生まれ。幼少期、「宇宙のお母さん」や精霊、動物や物と対話する“宇宙人のような子”。小・中・高、世間の常識や規則になじめず、美術のみ「5」。ほかは“赤点王“。

高卒後、介護を含む福祉の仕事にようやく「生きている自分」を見出す。24歳で初婚(25歳で離婚)。男性恐怖症を乗りこえて30歳現夫と再婚。4児の母。二人の障がい児と向き合い賢母を目指すも、“本来の自分ではない生き方“に違和感。自分を取り戻す道しるべとなったのが「潜在意識」と「自分を愛すること」だった。

その後ヒプノセラピストへ。自分と同様、多くの人が本来の自分に帰る道を探していることに気づき、その体験と知識をもとに2017年、自分らしく、幸せになるための方法を伝える「魔法の教室」を開講。

受講生は3千名を越す。

(奥田珠紀オフィシャルページ)
https://www.okuda-tamaki.com

(QRコード)

1日100回ありがとう

……自分を大切に、人を大切に、自然を大切に……

アメリカで芽生えた「ありがとう道」

 

南サンフランシスコ
金光教布教所
センター長 川初正人著

ISBN978-4-938939-93-9
〈46判並製 272p〉
定価(本体 1500円+税)

💛著者は金光教の教師です。
両親も同じ金光教の教師です。
少年のころ、家に帰ると、教会の片隅に座り、一日中信者の人々と話している父の姿があります。
「なんと陰気な生き方だろう。あんな風にはなりたくない。
いつか必ず教会からも両親からも自由になって、世界に飛び出したい。そのためにしっかり勉強し、身体を鍛え、海上自衛官を目指そう」。それが希望でした。
さっさと飛び出したかったのです。

💛意気揚々
あこがれの海上自衛官になりました。世界一周航海の乗組員に抜擢され、著者は意気揚々としていました。ところがいざ出港という前夜、まるで臨死体験のような、とてつもない出来事に襲われます。
自分の臨終のさまを見せられたのです。
みじめで、絶望的な死にざまでした。

💛「お前もこのとおりになりたいか?」
大勢の人がとぼとぼ同じ方向に向かって歩いています。
みんな重い足どりです。お金やモノの欲望のまま生きてきた結果、本来の生きる目的を見失っていたことに気付いた人たちです。その姿は、人生の行きつく先を見せているのでした。
向こうに断崖絶壁があり、人々はまっすぐその断崖絶壁まで歩いてきては、次々と底知れぬ暗闇に落ちていきます。
凄まじい光景でした。

▼ 続きを読む

目をそむけたくなったとき、声が聞こえました。
「すべて終わりがある。例外はない……」
その声に、思わず問いかけました。
「……そうです。それはわかります。……ですが、このような形で終わるしかないのでしょうか」
声はこう続けました。
「お前もこのとおりになりたいか?」

愕然としました。
「この人生で本当に達成したいことは、モノの豊かさではない。
心の豊かさこそ、自分がこの人生で手に入れたいものだ。
この世の、目先の小さな物質的な成功を追い求めている暇などない。この世を終えるときには、満足でいたい。大満足でいたい。胸を張ってあの世に帰りたい」

そう思うと、いてもたってもいられなくなりました。
ふと、教会の隅に座り、迷った人々と話をしている父の姿が脳裏をよぎりました。「……あそこに解決の糸口があるかもしれない」
自分の人生の目的を思い出さなくてはならない。その糸口が見つかるなら、どこにでも行こう、何でもしようと思ったのです。

遠洋航海を断り、海上自衛官を除隊することを申し出ました。
あれほど逃れたかった両親のもとに帰ることにしたのです。
そこに、救いの糸があると思ったからです。

💛アメリカでの布教
著者は根性を入れ替え修行に励みました。
人生の目的、それをつかみたかったのです。
ご本部でお勤めしていたある日、「アメリカでの布教」を命じられます。
ちょっとのつもりが、結局、在米46年になりました。

慣れない暮らし。通じない英語。いいことも悪いことも続きます。
難儀が襲いかかるたびに、著者は神に「あなたの存在を見せてくれ」と、命がけで神に祈ります。神は、確実に応えてくれました。
こうして著者はまっすぐに、神との対話の暮らしに入っていきます。
サンフランシスコ、ハワイ、サクラメント、またサンフランシスコへと移り、だんだんお勤めにも慣れ、サンフランシスコ教会の教会長に任ぜられました。周りの様子も見えてきました。

💛ゴミ拾い
いま現在、著者は布教のかたわら、武道や書道、漢字を現地の人に教え、一方で、ゴミやたばこの吸い殻を拾って歩く毎日です。
拾い始めたころは、誰も理解できなかったらしく、「市の掃除夫ですか?」「どうしてそんなことをしているの?」とよく聞かれました。
「乞食野郎」とののしられたこともあります。
でも、かまわず続けました。
賛同者も現われ、今ではサンフランシスコの掃除大臣と呼ばれるようになりました。

💛「1日100回ありがとう」
もう一つ、取り組んでいるのが「ありがとう」です。
布教をしていくと、難儀な状況がいろいろやってきます。ありがたくない状況をありがたいそれに変えるために、「ありがとう」を唱え始めたのです。1日100回から1日千回へ。今では1日1万回になりました。もう20年になります。

「ありがとう」という言葉こそ、心の救済に必要不可欠であるという考えにたどり着いたのです。「ありがとう」という言葉それ自体に力がある。そう確信することができました。そして「1日100回、ありがとうと唱えましょう」という運動を始めるようになりました。

目次

(オマージュ)私心のない、まっすぐな道 江田道孝
(はじめに)自分の臨終の姿を見た
(第一章)両親
(第二章)修行
(第三章)アメリカへ
(第四章)北米での金光教
(第五章)天国は地獄の下に
(第六章)生死一如
(第七章)「ありがとう」の力
(第八章)「ありがとう」の人たち
(結びに)今この時を生きる

編集部から

著者を駆り立てたのは、金光教の教師になることではありま
せん。何のために生きるか、生きる目的は何か—という本源的
な衝動でした。モノや名誉やお金ではない何か。それをつかみ
たかったのです。

教会の教えや社会活動、ゴミ拾いや「ありがとう道」を通して、
著者は何か確かなものをつかみつつあるようです。もう臨終の場
でおろおろすることはないでしょう。

この本の主題は「ありがとう」ですが、何のために生きるのか、
生きる目的を考える――これが隠されたメインテーマかもしれ
ません。

著者について

川初正人(かわはつ・まさと)

1946(昭和21)年9月7日山口県防府市に生まれる。4歳から、父が始
めた金光教中島教会(瀬戸内海・中島)に移り住む。64年海上自衛隊呉教育
隊に入隊。遠洋航海の一員に抜擢されるも、感ずるところを得て依願退職。
中島教会に戻る。金光教教師の資格を取得。71年12月サンフランシスコ教会
に赴任。73年ハワイ・ワイパフ教会長。82年再びサンフランシスコ教会へ。
89年サンフランシスコ教会長。95年日米宗教連盟会長に就任。現在、サン
フランシスコ教会長老教師、南サンフランシスコ金光教布教所センター長。滞米
46年を越えた。

この間、武道クラブ、書道教室などを主宰。2000年ごとから「ありがとう
一日一〇〇回運動」を、「地球を助けましょう運動」を推進。ゴミ拾い、タバコの
吸い殻回収などで、2018(平成三〇)年サンフランシスコ市から表彰さる。
著書に、『ゴールデンライト(金光)を全世界に』(日本語版 発行・牟田満正金光
教門司教会長)『1滴の水』『永遠の旅路』(いずれも英語版)などがある。

1624Laguna St. San Francisco Ca. 94115
Mkawahatsu97@hotmail.com

ぼくはエネルギー体です


動けない。
しゃべれない。
でも、妖精や精霊と話せるし、
天の声も聴こえる。

(天の声を聴く詩人)神原康弥(著)
ISBN978-4-938939-92-2
4月5日発売 定価(本体1400円+税)

 

著者の神原康弥さんは25歳の青年。
2歳半のとき、「脳症」と宣告された。
以来、動けない、しゃべれない。重度の障がい者。
だから、自分で自分をダメ人間だと思っていた。

でも、著者はこんなことができる。
浮遊霊と話せる。
妖精や精霊と会話できる。
「あそこに行こう」と思って意識を集中すると、そこへ飛ぶ。
時間も空間も超え、あっちこっちへ飛んだ。

こうして「宇宙根源」と出会ったり、昔の偉い人や、著名人の声も聴いた。
退屈しのぎに、10年後、100年後の世界も見てきた。
だんだん、宇宙のことや、地球や人間のことがわかってきた。

そんなことを人に話すと、「へえ、そうなの」と聞いてくれる人が増えた。
誰かに何かを相談されると、著者はその人の魂と会話する。
魂のほうが、本人の事情に詳しいことが多いから。
魂と会話することを「リーディング」という。
リーディングの内容を本人に伝えると、なるほどと納得してくれた。
こうしてセミナーや講演会で話す(指談という方法で)ことが多くなった。
もうダメ人間ではない。
そこには、宇宙的な叡智が溢れている。

▼ 続きを読む

目次――こんな内容です

この子は、私が見ている以上の何かを見ている……神原ひで子
1・脳症になって見えたもの
2・コミュニケーション
3・見えない存在に助けられて
4・意識情報体との出会い、そして宇宙へ
5・転換期
6・東日本大震災
7・魂の貢献
8・リーディング
9・ぼくの仕事
10・時空を超えて
11・ぼくはエネルギー体です

本文より

この子は、私が見ている以上の何かを見ている

三年生、四年生ごろになると、散歩をしているときの気持ちや、目にする自然を詩に書
くようになりました。その描写が、母親の私から見ても、子どもらしく、生き生きしてい
ます。そして、康弥が感じとっているものは、私が見ている以上の何かだと気づいたので
す。その証拠に、木の葉が揺れる様子を康弥は十分も二十分も飽きずに見続け、小川のせ
せらぎにもまた、同じようにいつまでも耳を澄ませて聞いているのです。

母と二人で

夏の日は、早朝か夕日が沈むころに散歩した。
体温調節がうまくできないぼくはすぐに暑くなり、顔を真っ赤にしては母をあわてさせ
た。秋が来てイチョウの葉が黄色くなると、母は喜んで、「ほら、見てごらん。ね、ね、見てごらん」とぼくに何度も声をかけた。
その声が少し弾んでいるようで、嬉しいような、でもちょっと疎ましいような、複雑な
感じだった。「ぼくは生きていてもいいのだろうか」と自分に問いかけると、ドングリがぽたっと落ちて、「当たり前だろ」と言った。

宇宙の中で眠る

いつもどおり、母と弟と川の字になって寝た。
夜中にふと目が覚めた。
そのまま、白い天井をじっと見つめた。
天井は、びくとも動かなかった。
どこまで行けば星に届くかな、とふと思った。
思った途端に、天井がぐらっと動いた。
見ているうちに少しずつ透き通っていき、夜空が見えた。
僕の身体はふわりと浮いた。
優しいものに包まれる感覚を覚えた。
僕は浮いたまま、上へ上へと、昇って行った。

夜明けの日

わたくしは
一生のお願いをした。
「母とともにお役目を
全うせし日には
歩ける足が欲しいのです」

神は言った。
「歩ける足が何になるか。
あなたの足はそばに眠る母が用をなすだろう。
母とともに生ける日に
足なぞいらぬ、
足の代わりに
真理を見る目を授けよう。
真理の目を足にせよ」

「真理の目の代わりに
指に伝わりし力は永遠なり。
ふたりの宝になるだろう」

その声を聞いて眠る母の目に
涙があふれぬように
私は眠る。
真実を見し友が
集まる日を夢みて

百年後にジャンプしてみた

意識を飛ばして、百年後の日本を見に行ってみた。
百年後、日本の人口は、今の二分の一になっているだろう。人々は都会を離れ、新しい
暮らしを求め、地方都市というよりは、里山や山奥といった人口の少ない場所へと移動し
ている。あちらこちらに、小さな城下町のような集落ができている。

なぜ、都会を離れて地方へ移住し、自給自足の生活になっているのか、その途中の様子
を眺めた。すると、東京都内に大きな水害がもたらされている映像が見えた。今から数年のうちだと思う。洪水なのか、津波が押し寄せるのか、原因ははっきりと見て取れないが、ぼくの頭の中には、都内が水浸しになっている映像が、何度も浮かんでくる。東京都心から海沿いにかけて、広い範囲に影響は及んでいる。電車は線路上で止まり、人々の逃げ惑う姿が見えた。東京全体が大パニックにおちいっている。働く場所を失い、食べるものは極端に減り、病気が蔓延し、東京都全体はその大水のため、しばらく人の住めないような状態になると思う。経済も政治も大きく混乱し、東京は大打撃を受けるだろう。

東京の水害のほかにもう一つ、原因が見えた。世界的な気候の大変動だ。数百年のサイ
クルで起こる小氷河期と、地球温暖化が、この十年、二十年のうちに大きく影響を及ぼす
ようだ。高温の年があれば、小氷河期の影響で寒い年があったりと、年ごとに気温のばら
つきが大きくなる。また、降水量が多い年が続くとも思う。近年も極地的に寒暖の差が広
がっているが、さらに、その傾向が強まるようになる。それに伴って、病気も増え、環境
の変化に適応できずに、亡くなる人も増えるだろう。

これらのことが要因となって、都市を離れ、食べるもの、衣食住を自分たちでまかなえ
るように、自給自足の方向へ移行していく流れになるようだ。百年後の人々は、自然と向き合いながら丁寧に生活するようになっているだろう。仲間と一緒に必要なものを造り、子が生まれれば皆で育て、年寄りや弱い者がいれば、皆で見守る。そうして子孫を繁栄させることが、人々の大きな喜びだ。孤独な生き方をする者は少なくなっている。これこそが、宇宙が求める豊かな生き方、真の人間の姿だ。

プロフィール

神原康弥(かんばら・こうや)

平成5(1993)年5月10日生まれ。2歳半、脳症と告げられ、生死をさまよい、重度障がい者となる。6歳、母と「筆談」というコミュニケーション法を会得し(その後、「指談」へ)詩を書き始める。8歳、特別支援学校の教員に体罰を受けたことがきっかけで、宇宙根源の存在に気づく。小中学生のころは、妖精や精霊とよく会話した。20歳の正月、宇宙会議の夢を見る。ふつうの人に見えないものが見える――そのことを世の中に広めていこうと決心。お話会を始める。22歳、母とともにオフィスKOUを設立し、コンサルティング、また、意識改革を目的とした、連続講座、講演会などを行なっている。

e-mail: officekou@kouenergy.com

「ぼくはエネルギー体です」をご紹介いただきました!

  1. 『EIGHT STAR』Vol.93 にて

    本書の内容を抜粋紹介

  2. veggy』Vol.58 にて

幼いころから“見えない世界”の存在が見えていた神原氏は、人の心や魂の声を読み取る「リーディング」ができる稀有な能力の持ち主。2歳半で脳症となり、四肢体幹機能障害という重度の障がいを持ちながら、現在は手のひらに指で文字を書く「指談」というコミュニケーションを使い、ご自身の能力を活かしたセミナーや講演会を母・ひで子さんと共に開催しています。魂についての色鮮やかな描写や、死後の魂がどのような道を歩むかについての記述は、かつての本にないほどわかりやすく鮮明。私たちは誰しもエネルギー体であることを伝え、心を浄化してくれる一冊。

[05]
サレンダー(マイケル・A・シンガー著/菅 靖彦・伊藤由里訳)
——自分を明け渡し、人生の流れに身を任せる

森の中で瞑想していた隠遁者は、
なぜ、どのようにして
巨大なIT産業の経営者になったか。

アメリカを代表するスピリチュアル教師(ティーチャー)マイケル・シンガーの「気づき」と成長のストーリー。

『サレンダー』
(THE SURRENDER EXPERIMENT)
my journey into life’s perfection

— 自分を明け渡し、
人生の流れに身を任せる —

マイケル・A・シンガー
菅 靖彦・伊藤 由里 訳

 

46ソフト336p
定価(2000円+税)
ISBN978-4-938939-86-1
風雲舎

世俗的なことと、
スピリチュアルなことを
分ける考えが消えた。
流れに任せると、
人生はひとりでに花開いた。

自分の自己実現の道は、瞑想以外にないと
私は信じ切っていた。
だが、それは間違っていた。
人生は、他人への奉仕を通して、自分自身を
解き放つ方法を指南していた。

発売(2015年6月)以来、「ニューヨークタイムズ」のベストセラーに昇りつめた話題の一冊です。

山川亜希子さんが、『サレンダー』についてコメントしてくださいました

~私の大好きな本です。本の読めない私が、あっという間に読んでしまいました。
~本当に読めないのです。目も良くないし、それ以上にじっくり本とむかえない。私は本から学ぶタイプではない、と言われてほっとしたことがあるほどです。(2017年11月、フェイスブックで)

~私たちがかなり前に訳した本、タデウス・ゴラス著『なまけ者のさとり方』には、人生のコツ、生き方の大切なルールとして、「抵抗しないこと」というルールがあげられています。起こってくること、宇宙があなたに差し出すことに、抵抗してはいけない、それを素直に受け入れなさい、すると人生はとても穏やかで楽で、しかも生き生きしたものになる、と書かれています。ちなみに、この本は薄くてすぐに読める本ですが、とても深い内容が愛を込めて書かれています。どんな方にもおすすめの一冊です。

もう一つ、最近読んだ本に、マイケル・シンガーという人が書いた『サレンダー』があるのですが、この本にはもっと詳しく、「受け入れの法則」を使ってみたらどんなことが起こったか、マイケルさんの体験が書かれています。もちろん彼は「受け入れの法則」という言葉を使っていませんが。

シンガーさんは大学院で経済学を学んでいましたが、本当に興味があったのは、心を静め、悟りを開くことでした。だから瞑想ばかりして、そのため広大な森の中に住むような青年でした。しかし、経済学の学生としても、きわめて優れていたようです。

彼はある時、「誰かが自分に何かを提案してきたら、好き嫌いを無視して、どんなことでもすべて受け入れる」という決心をしました。彼はとても優秀な人だったので、仕事や依頼がいろいろやってきました。あまりやりたくない仕事もあったのですが、すでに何も断らないで全部受け入れる、と決めていたのですべてOKしました。するとどうなったか……最初は乗り気でなかった仕事でも、どれも彼の人生を大きく発展させていったのです。そして何回もそのようなことが続いて、気がついてみると、大きなIT企業の経営者になっていたのでした。

マイケルさんはすこぶる優秀な人ですから、このお話は例外と思うかもしれません。自分はとてもそんなではないから、誰からの話も来ないし、来たしてもうまくいきっこない、なんて、どこかで思っていませんか?

でもね、それぞれの人にはそれぞれにふさわしいことが用意されています。または自分で得意なこと、この世ですることになっていることを決めてきています。だから、多分、マイケルさんくらい、優秀でないとうまくいかないよね、ということはないのだと思います。たとえば、普通の奥さんであるあなたに、ある日、友達からアルバイトのお誘いがあり、それに乗っていったら、ものすごく楽しくて自分のためになる仕事に発展するかもしれないのです。

ゴラスさんやシンガーさんの本の他にも、自分に起こったことにはすべてOKを出そうね、とか、起こってくることにすべてイエス、と言いましょう、などという本は数多くあります。ということは、「受け入れの法則」は決して私たちの発明品ではなくて、すでに生き方のコツのひとつとして、または生き方のルールとして、多くの人が使っていたり、知っていたり、推薦していたりしているのです。(山川紘矢・山川亜希子『受け入れの極意』(興陽館))

山川紘矢様・山川亜希子 様 公式サイト

▼ 続きを読む

(こんな内容です)

① 著者のマイケル・シンガーはフロリダ大学で経済学を専攻するのんびり屋の、マリファナをたしなむインテリヒッピーでした。時代はベトナム戦争の影響で、ヒッピー、マリファナ、LSDなどが氾濫し、カウンターカルチャーと呼ばれた
1960年代の激動期です。

② ある日友人とソファでのんびり会話を楽しんでいると、世間のあれこれについて、自分の頭の中の声が「これは好き、こいつは嫌い」とわめく声と、それをじっと見つめているもう一人の自分がいることに気がつきます。
頭の中に二人の自分がいる! これには驚きました。

③ その状況が高じてくると、頭はこんがらかってマイケルはすっかり辟易します。
こいつを黙らせる方法がないかと、フロイトや心理学の本をめくっても、答えはありません。ところが、「禅」の本にその答えがありました。頭の声を鎮める方法は、瞑想でした。

④ 小躍りしたマイケルは、瞑想三昧の暮らしに入ります。経済学や博士論文は、どうでもよくなります。「深く集中すると動揺はすべて溶け去った。そこには静寂と平和があった」……そんな気分です。

⑤ 瞑想三昧のマイケルは、自己実現の道は瞑想以外にはないと信じていたのですが、だんだんそれは間違いだと気づきます。

⑥ 他人とのかかわりが多くなり、他人に奉仕することが面白くなったのです。
他への奉仕を通して、自分を解き放つ……
それが人生の目的、それこそが完璧な人生の旅だと気づくのです。

⑦ 森の中で瞑想する隠遁者は建設業者となり、パソコンに夢中になってプログラマーに変身し、全米一といわれるソフトウエアを書き、やがてIT関連の企業経営者へと変身します。森の中の瞑想所「宇宙寺院」を営みながらです。
人生は、マイケルをとんでもない世界へ引っ張り出すのです。

◎読みだすと、これが面白い。ついつい明け方まで読んでしまいます。

◎おやこれは、ソロー『森の生活』、パラマハンサ・ヨガナンダ『あるヨギの自叙伝』に似ているな、と感じられるかもしれません。

◎そろそろ瞑想してみようかな……と感じたら、あなたはこの本を“読んだ”ことになります。

◎訳者の菅靖彦さんはマイケルと同じ1947年の生まれ。
人生の流れが自分に提示するものを受け入れ、精魂込めてやってみる、というこの一冊にぞっこんです。訳者の手になる『サレンダー』サイトをクリックすると、『サレンダー』とマイケルについての情報が詰まっています。

http://www.surrender.top/

『サレンダー』……目次

(イントロ)人生の流れに身を任せる

(第1部)目覚め
1章 叫びではなく、囁きと共に
2章 自分を知る
3章 禅の柱
4章 絶対的な静寂
5章 天国と地獄
6章 人生からの贈り物
7章 怯える人間
8章 予期せぬインスピレーション
9章 約束の地
10章 聖なる小屋
11章 汝僧院へ行け
12章 弟子に準備ができたとき、師が現われる

(第2部) 偉大な実験が始まる
13章サレンダーイクスペリメント
14章 人生に身を委ねる
15章 王子と乞食
16章 見えないものに従い、未知の世界へ
17章 初めての面接
18章 手綱を手放す
19章 教師になる
20章 刑務所訪問

(第3部)孤独から奉仕へ
21章 生きているマスターからの呼びかけ
22章 シャクティパット
23章 ゲインズビルに師を迎える
24章 寺院建立
25章 ハート・チャクラが開く
26章 再婚

(第4部) 宇宙の流れに委ねるビジネス
27章 ウィズラブ建設の船出
28章 正式な建設業者に
29章 コミュニティ・バンキング
30章 拡大する宇宙寺院
31章 クリエイチャーの変容

(第5部)お金では得られないもの
32章 パーソナル・セルフからパーソナル・コンピュータへ
33章 「メディカル・マネジャー」の誕生
34章 初期のプログラマー
35章 売り出す準備

(第6部)自然な成長の力
36章 ビジネス成功の基礎
37章 止まらない業界からの打診
38章 成長しつづける寺院

(第7部)暗黒の雲が虹になるとき
39章 頻発するシンクロニシティ
40章 新しいオフィスビルの建設
41章 未来への基礎づくり
42章 大いなる暗闇の時期

(第8部)爆発的な拡大
43章 「メディカル・マネジャー・コーポレーション」の誕生
44章 カルマ・ヨガ
45章 合併
46章 ワシントンに赴く

(第9部)トータル・サレンダー
47章 ガサ入れ
48章 主席弁護士との出会い
49章 合衆国vs.マイケル・A・シンガー
50章 『いま、目覚めゆくあなたへ』の出版
51章 憲法と権利章典
52章 神の介入
53章 振りだしに戻る

(訳者あとがき)――菅 靖彦

「スピリチュアルな修行が日常と協調するとき、驚くべき人生が展開する。
混沌の中に救済の光を投げる名品」
ジャック・キャンフィールド(『心のチキンスープ・シリーズ』の著者 amazon.com)

 

マイケル・A・シンガー(Michael A.Singer)

世界的ベストセラー『The Untethered Soul』(邦題『いま、目覚めゆくあなたへ』菅靖彦訳 風雲舎)の著者。フロリダ大学で経済学を専攻。大学院在学中(1971年)覚醒体験をして以降、瞑想やヨガにのめりこみ、森の中で暮らす。1975年、瞑想とヨガのセンター「宇宙寺院」を森の中に設立。クリヤ・ヨガの継承者であるパラマハンサ・ヨガナンダを師と仰ぎ、ムクタナンダ師、アムリット師らインドのヨギとの出会いを通して深い霊的体験を重ねる。その一方で、医療業務管理産業に革命をもたらしたソフトウェアを開発し、二千人以上の従業員を抱えるソフトウェア会社の最高経営責任者になる。本書の他に、『The Search for Truth(真理の探究)』『Three Essays on Universal Law: Karma, Will and Love(宇宙の法則に関する三つのエッセー:カルマ、意志、愛)』などの著作がある。

菅 靖彦(すが やすひこ)

マイケル・シンガーと同じ1947年、岩手県花巻市に生まれる。国際キリスト教大学(ICU)人文科学科卒業。翻訳家。日本トランスパーソナル学会顧問。自己成長や創造性開発をテーマに執筆、翻訳、講演を行なっている。著書に『自由に、創造的に生きる』(風雲舎)、『変性意識の舞台』(青土社)、訳書に『この世で一番の奇跡』(オグ・マンディーノ PHP)『ずっとやりたかったことを、やりなさい』(ジュリア・キャメロン サンマーク出版)、『ブッダの脳』(リック・カールソン 草思社)、『いま、目覚めゆくあなたへ』(マイケル・シンガー 風雲舎)など。

伊藤 由里(いとう・ゆり)

熊本県水俣市生まれ。青山学院短期大学英文科卒業。ウェスタン・ミシガン大学に編入・卒業。早稲田大学大学院人間科学部にて医療人類学を学ぶ。豊富な瞑想体験を持つ。

 

右脳の空手

左脳から右脳へ

左脳ガチガチの工学博士がはまった右脳の世界。
え、こんな世界があったのか?

 

心を使う右脳の空手
—筋力を使わずに相手を倒す—
東京大学名誉教授大坪英臣

人生の目的はこれだったのか!

●学究生活40数年、定年後の私は迷っていた●熱中できるものが欲しかった●無謀にもフルコン空手を始めた●武術空手(真義館)に出会った●麻山慎吾館長は神さまだった●筋力を使わない武術空手である●超人状態も経験させてもらった●右脳の活性化で相手を倒すのである●武術の本源は「愛」と知った。

ISBN978-4-938939-84-7

2016年 3月末発売

大坪先生のビデオを2本ご紹介いたします。

腕相撲:70代 vs 40代

真義館活人空手の演舞

▼ 続きを読む

著者はどんな人?

大坪英臣(おおつぼ・ひでおみ)

1943(昭和18)年栃木県宇都宮市生まれ。東京大学工学部船舶工学科卒業後、講師、助教授を経て工学部教授。現在東京大学名誉教授。船舶工学の世界的権威として数多くの論文を発表し、「有限要素法」という新しい構造解析法の基礎の確立および開発に貢献。日本造船学会会長、日本計算工学会会長、船舶・海洋構造物国際会議議長、日本学術会議会員を歴任。思考力を駆使してきた左脳人間があるきっかけで麻山慎吾師の率いる真義館空手(武術空手)の道にはまり込み、「人生の目的はここにあったのか」と思うほど、筋力を使わない右脳空手の静謐な世界を堪能している。真義館本部直轄東京道場責任者。真義館弐段。専門分野での論考は多々あるが、空手に関しては本書が処女作品。
真義館 shingikan-karate.jp

本文より

初めての試合

前へ前への突進の姿勢に、相手の下段回し蹴りが太腿に飛んでくる。蹴りを受けると私の身体はつんのめりそうになる。よろけながらも左右の突きを馬鹿の一つ覚えでやりまくる。山口さんはズルズルと後ずさりする。相手が後ずさりの方向を変えると、こちらの拳が空を切るが、かまわない。ひたすら突きである。ときどきお愛想のように上がらない足で蹴りを入れてみるが、とても効いているようには思えない。汗は音を立てて噴き出し、目はかすんでいる。鼓動が心臓を破りそうになる。会場から応援の声が飛んでいる。私への声援ではない。山口さんへ「下がるな、下がるな」との声援だ。唯一、甲高い女性の声が聞こえてくる。「大坪さん、がんばって!」。行きつけの焼鳥屋の夫婦が応援に来てくれて、その奥さんの声である。
左右の拳を交互にピストンのように突きまくる。少しずつ相手の身体が「く」の字に折れてきているような気もするが、本当に効いているかどうかはわからない。まったく余裕もないまま打ち続ける。もう何分経っただろう。早く終わってくれ。もう限界だ。
笛の音と同時に小豆の入った布袋が試合場に投げこまれる。試合終了である。両者無得点のまま引き分けられ、判定となった。二本の副審の赤旗と主審の赤の判定で、「勝者、赤!」と告げられる。赤は私だ。勝ったのだ。

 

学究生活

博士論文を書いているときは、朝遅めに大学へ行く前、それに大学から帰宅する前に、パチンコ屋に入ることが多かった。パチンコが好きだったわけではない。チンチンジャラジャラのすさまじい騒音にしばらく浸らないと、頭が熱を持ってフル回転するのが止まらなかったからである。極度に強い刺激を与えないと、研究内容が頭から離れないのである。全身を使っての闘争は全身に血が駆け巡るが、研究は頭だけの局所的な興奮で、いわゆる頭に血が上った状態である。
博士論文を書き上げて審査会に臨んだ。審査結果が合格になった時点で、今後の進路を最終的に決定しなければならなくなった。企業に就職するか学者の道を選ぶか、いろいろ葛藤もあったが、教授の勧めもあり大学に残ることにした。博士課程修了後ただちに一九七一年四月から東京大学工学部専任講師となり、翌年に助教授になった。二十九歳。以来、研究と教育に専念し、一九八五年に教授になった。四十二歳のときである。

 

思い出したことがある。

何年も前にスペインのアンダルシア地方を旅行した。現地で外国人相手のツアーを見つけてもぐりこんだ数日間の旅であった。ある晩、観光の定番であるフラメンコを見に行った。最初のうちは若く美しい女性達が次々と舞台に立ち、華麗で情熱的なフラメンコを披露していく。大いに満足していた。終わりに近づいて、というよりはそれが最後であったが、中年の太った、美しいとはお世辞にも言えない女性が一人舞台に立った。内心、「なんだ、これは?」と正直思った。ところが踊りが始まると、その印象は吹き飛んだ。

動きはゆっくりとしていて華やかさはないが、心が揺さぶられるのである。いつの間にか、涙が出はじめて止まらなくなっていた。感情の高ぶりなどはないのに、涙だけがとめどなく流れ出てくるのである。自分でも事の成り行きに本当に驚いた。見ているものに感動しているのではない。魂が揺さぶられたのである。後のガイドの説明で、彼女は人間国宝レベルの踊り手であることがわかった。芸術の力が心底わかった。魂が歓ぶのである。

 

スポーツ空手から武術空手へ

スポーツ空手にとって重要な、興奮をもたらす闘争心、相手を打倒しようとする気迫、頭に浮かぶ戦術、技の手順――これらは武術空手にとって役に立たないどころか、上達を妨げる主要因であることを、初め私は知らなかった。武術空手の稽古が進むにつれて、相手を崩す条件が、それまで考えていたスポーツ的なものとは正反対であることが徐々にわかる。今まで正しいとしてきた常識を棄てなければならないし、無意識に力を出す身体の動きを止めなければならないので、大いなる混乱をもたらす。
倒すための主たる条件は内面的な動きであり、それは目に見える形で明示されないので、最初はお手上げ状態になる。目的は相手を倒すことであるが、「倒そう」と思うこと、倒すために無意識に生じる力が大敵なのである。「倒す方法」を頭に浮かべてもダメ。
これは今までの身体と頭脳の使い方に対する全否定である。悪いことに、相手を崩す条件が一〇〇点満点で満たされないと相手は崩れてくれない。現実の世界ではオマケというものがあり、九〇点なら大いにけっこうで、六〇点でも合格とするのが普通であろう。獲得点に応じた成果が得られれば、悪いところを改善してさらに良い結果を得ようとする努力に励みがつく。スポーツはそういうものだ。努力すればするほど成果が出る。
しかし武術は厳しい。満点でなければ相手は崩れてくれない。つまり成果はゼロである。途中の努力は一切評価されない。ただし、武術習得の救いは、いったん条件の満たし方が身につけば、その後はずっと倒せる。スポーツ空手なら、肉体的に衰えれば勝てた相手にも勝てなくなる。

 

超人状態!

~全身に気が通った感じがした。皮膚の表面を鳥肌立つ感覚が脛から上に這い上がってきた。血の気が変わったと感じた。と同時に、心の動きが止まった。静寂の中にただ居る――そんな感じである。
私の変化に館長はすぐ気がついた。というより、館長がその変化をもたらしたのだ。「大坪さん、私がこれから攻撃します」と言って、最初は追い突きをした。私は手だけをひらりと動かした。自分の意志で動かすというより、自然に手が動いた。それも、ただ空中を払った感覚である。心は静かに落ち着いており、一切波のない鏡のような水面が静寂の中にある。意図したり、考えたりすることはできない。次の瞬間、館長が倒れた。
ある支部長は、私のこの状態を「超人ハルク状態」と呼んだ。以来、この状態を求めているが、残念ながら一度も経験していない。

 

館長は言う、

「武術空手を習得する素晴らしい方法があります」
皆はこれから開示される秘伝をひと言も聞き洩らすまいと固唾を呑んで待つ。
「それはサンチンです」
ひたすら型をやれということである。
館長に型をやる上での上達の秘訣を聞いたことがある。
答えはひと言、「正しい稽古」であった。正しくないと無意味なのである。努力賞はない。その答えを聞いたときは、「正しさ」がわからないのにどうすればよいのかとしばし途方に暮れた。
武術には正しさを教えてくれる師が不可欠となる。我々にとって館長が師である。館長は人としての師を持たなかったにもかかわらず、今の高いレベルに達している。館長にとっての師は型そのものである。型の正確性を求めてとことん稽古することで、より深い「正しさ」を引き出せるレベルに達しているからである。

 

「武術は愛だ」と館長が確信したとき

二〇一五年の夏のある日、道場の前の道路で酔っ払いが寝ていたことがある。その横で、友人が途方にくれていた。起こそうにもびくともしないからである。悪いことに、酔っぱらいは車道に身体を半分出していた。そこに館長が道場から出てきたのである。館長はそのままでは危険であると思い、酔っぱらいの身体に手をかけて肩に担ぎ上げようとした。その瞬間、酔っぱらいの身体が自分で飛び上がったように館長の肩に担ぎ上げられた。
「酔っぱらいの身体は『夏掛け布団』のように軽かったのです」と館長は言う。酔っぱらいの友人はあっけに取られて「介護の方ですか?」と少し的外れの言葉を口にした。後で述べるマザー・テレサ現象が起きたのである。こうして館長は「愛」が常に体現できる身体になっていた。

 

解説

左脳から右脳へ――大坪英臣氏のコペルニクス的転回

岩崎 芳史

大坪英臣氏、七十三歳、東京大学名誉教授。現役時代は船舶工学の世界的権威として数百の論文を発表し、日本造船学会会長、日本計算工学会会長、船舶・海洋構造物国際会議議長、日本学術会議会員を歴任し、「有限要素法」というまったく新しい構造解析法の基礎の確立と開発に貢献した男。彼はひたすら考える力、思考力を縦横無尽に駆使してきた、まぎれもない左脳人間であった。
その男が今から七年ほど前の二〇〇八年一一月に、共に所属しているロータリークラブの例会で、「空手大会で準優勝した」と突然宣わった。空手を始めてわずか四ヵ月の六十五歳の初老が、決勝戦で黒帯の選手を相手にしたとの信じがたい話である。これを聞いた会員達は「あの男は突然何を始めたのか?」「頭が狂ったのではないか?」と疑った。よりによって空手の中でも最も野蛮と思われる直接打撃や蹴りを加えるフルコンタクト空手だという。
この男はそれからどっぷりと空手にはまり、翌年は再び同じ相手を決勝戦で打ち破って優勝し、年齢を考えると驚異的な速さで三年後に初段に、六年で弐段に駆け上がった。今や真義館本部直轄東京道場の指導者である。
大坪が最初にはまった空手は、突きや蹴りなどパワーやスピードで相手にダメージを与える力学に依存するスポーツ(格闘技)空手であった。それが、初段を取るあたりから、筋力をまったく使わないで相手を倒すという怪しげなものに変わった。今から五年前の二〇一一年四月、円心会館から独立して真義館(本部大阪)を立ち上げた麻山慎吾館長の指導を受けはじめてからである。
私は話を聞いてそんなことができるのかと大いに疑問を持ったが、力も運動神経もいらないと力説するので道場を覗いてみることにした。そこで大坪の披露する術に正直驚愕した。
同じ年齢の自分にも可能性があると錯覚し、五年前の真義館誕生の年に入門することにした。弟子としては、「大坪先生」と呼ばなければならないが、同学、同年齢の友人としてなら「大坪」で許してもらえるだろう。
現実は厳しく、低迷する私を見て、幕末三剣士の一人斎藤弥九郎の血を継ぐ妻も入門する話は本編の中に紹介されている。
その空手の基本は、力を抜き、下丹田(へその下)に気を落とし、中心をぶらさないで身体を整え、その身体を保って相手に愛を惜しみなく与える。相手はこれで無力化され抵抗できない。まるで赤子を抱くように優しく倒す、武術空手である。
空手発祥の地、沖縄で古くから伝承されている「サンチン」をはじめとする五つの型を正確に習得することで身体をつくっていく。また型通りの動きをするだけで、相手の身体が固まり、倒れるというから、常識では考えられない空手である。どうも型をやりこむことで身体が統合化され、手足の動きが身体の中心につながった動きになるらしい。このとき思考は停止し、右脳が最大限に活性化する。右脳主体のまま動くことにより、相手の頭脳活動を攪乱する右脳空手のようだ。
右脳の話は、左脳のような論理では説明できない。
この本は基本的には初老の冒険体験談であるが、武術の原理もなんとか理解しやすいようにと努力して書いている。試みは画期的であり、武術空手に触れている人にとっては大いに得るところがある。ただし、どれだけの一般読者がこの部分を理解できるか心もとない。
力も運動神経も使わず、ただひたすらに研ぎ澄まされた右脳に依存する空手は、空手道流派多しといえども真義館以外あまりないと思う。筋力にもスポーツの才能にも頼らないということは、むろん年齢や男女差は関係ない。現実に大坪道場(本部直轄東京道場)の弟子の最高年齢は男八十三歳、女七十六歳であり、六十歳以上の人も多く、女性の比率も四〇%近い。みんな喜々として参加して、相手の成功に拍手し、互いに教え合い、稽古場は明るく笑いが絶えない。稽古を重ねるにしたがい、体幹が強くなり、身体が強靭になっていくのがわかり、面白くて休めない。
なぜこのような空手クラスが存続するのか。
この本で武術空手に、あるいは人間の能力の不思議さに興味を持たれた皆様には、ぜひ一度大坪道場に来訪されて、自らその答えを体感していただけると幸いである。
(いわさき・よしふみ ゆうちょ銀行取締役 三井不動産販売㈱元社長)

すべておまかせ

そうか、こういう人生もあったんだ!
満州引き揚げ婦人、波乱万丈の80年。 

試練の果てに、「光を運ぶ人(ライト・ワーカー)」となった一歌人の80年

これでもかこれでもかという試練を受けながら、心を正し、まっすぐ歩み、ついに「光を運ぶ人」となった一歌人のドラマティックな人生。

 

(ISBN978-4-938939-82-3)定価(本体1400円+税)
7月下旬発売


昭和20年、敗戦前後の満州。
召集され出征した父、ダダダダーンという機銃掃射の下で
逃げ回った高粱畑、チフスによる高熱、血便。髪は抜け落ち、
身体中の吹き出物をかきむしっていた著者。それに感染して
亡くなった母、残留孤児となった弟と妹。帰国して肺結核。
つかの間の幸せを得たものの、70歳過ぎの脳梗塞、慢性
硬膜下血種――誰とも話したくない、電話にも出たくない。

そこから彼女の本当の人生が始まった。

続きを表示

[01]
ほら起きて! 目醒まし時計が鳴ってるよ(並木良和著)

ほら起きて!目醒まし時計が鳴ってるよkonnna

そろそろ「本来の自分」を憶い出しませんか?
宇宙意識そのものであるあなた自身を。

アマゾンで購入

 

超人的インディゴ・ヒーラーの出現!
●子供の頃から、霊が視え、過去世が視えた。小学4年で、「霊能者になる」と宣言。
●著名な霊能者に弟子入りして、10年間研鑽を重ねた。
●物乞い、海賊、料理人、ヒーラーや神官など、30ぐらいの過去世を記憶している。
●「自分は一体何者なのだろう?」と自己対話を重ね、守護霊(ガイド)や天使、
ハイヤーセルフとつながった。すると色々なことが視えてきた。
●相手をリーディング(霊視)すると、その人の問題点がはっきり視える。
●「今がどういう時代で、これからどういう方向へ進むのか」も視えてきた。
●ライトワーカー(地上に光を広める者)として世界のパワー・スポットを巡っている。
●著者はこんなことを言いたいのです。
アセンション(統合の流れ)に入った今、「あなたはどのように生きますか? 何を選択しますか?」
と問われていますよ。そろそろ目を醒まして、「宇宙意識に還りませんか」と。
☆「この世の中、何かがおかしい」と感じている方は、ぜひご一読ください。

(本書の内容)

(はじめに) 誰でも必ず幸せになれる
(第1章)宇宙意識って–?
(第2章)目醒めへの道標
(第3章)アセンションへのプロセス
(第4章)人間ドラマから抜け出す
(第5章)宇宙意識(ハイヤーセルフ)につながる六つのステップ
(ステップ1)目を醒まして生きる――と決める
(ステップ2) 地球のアセンションの波と同調する
(ステップ3)グラウンディングする
(ステップ4)自分を一〇〇%の愛で満たす
(ステップ5)統合
(ステップ6)望む現実へ移行する
(第6章)宇宙意識に還る
(おわりに)
過去世からこの世を観る
人生はいつでもやり直せる
あなたは、何を選択しますか?
(解説)ありがたい不思議—–小坂 正

【定価(本体1600円+税) ◎2月末日発売】
ISBN978-4-938939-79-3

 

続きを表示

65点の君が好き

65点の君が好き

いいかい、
誰かと競争するんじゃなく、
ずっと自分の「大好き」を深めていくんだよ

 

【こんな先生です】

✎生まれつきの弱虫。争ったり、競ったりするのが大嫌い。
✎好きなのは、自然の中、そして子どもといること。
✎でも、もっと強くなろうと、アフリカ、アマゾンを歩いた。
✎そうして念願の先生になった。
✎上手な先生になるのは難しい。下手な先生からスタートした。
✎弱虫の目で見ると、子どもの様子がよく見えた。
✎子ども達と仲良くなった。
✎武道を学び、樹医とセラピストの資格を取った。
✎弱虫先生は、だんだん弱虫ではなくなった。
✎「どんぐり亭」という自然学舎を創り、不登校の子や親たちと一緒に学んだ。
✎子ども達には、いつもこんな風にささやいている、

「誰かと競争するんじゃなく、ずっと自分の〝大好き〞を深めていくんだよ」

 

【定価(本体1500円+税)1月末発売】

ISBN978-4-938939-78-6

続きを表示する

【本文から】

僕のこと

「僕は未熟児で生まれ、すぐに肺炎にかかり、明日をもわからない状態が続いた。

それから先もすべての成長がふつうより遅かった。おねしょがなくなったのも、自転車

に乗れたのも、泳げるようになったのも中学一年のときだった。身長は常に前から一番。

高校一年のときに百四十五センチだった。

「久雄ちゃん、あなたは大器晩成なのだから」

「山椒は小粒でもピリリと辛い」

この言葉が母の得意のフレーズだった。何千回聞いたかわからない。

学校では当たり前の光景の集合整列「前へならえ」は、手を腰に当てる仕草しかした

ことがなかった。一度でいいから、後ろの子たちみたいにかっこよく、二本の腕をピン

と前に突き出したかった。

母は、ちゃんと大人まで育つのか本当に心配したらしい。だから、「ふつう」は母にとっ

て、金メダルにも等しいものだったに違いない」

 

ユキノちゃん

「休み時間、校庭を歩いていたら、

「先生、見て、見て」

クラスのユキノちゃんが僕を見つけて、引っ張っていく。

「なに? なに?」

すごい勢いで引っ張られて、鉄棒に着くと、

ユキノちゃんはパッと鉄棒に飛びつき、クルリと逆上がりしてみせた。

「オーッ」

前日までこの子は逆上がりができなかったはずだ。

思わず、拍手した。

「エリちゃんに教わって、逆上がりができるようになっちゃった……!」

ユキノちゃんは満面の笑顔で、そう言った。

 

「夏が来た。僕らは相談して、その貯金で新潟に旅行することに決めた。

行先は、柏崎の海だった。テントで砂浜に一泊しようということになった。柏崎を選んだのは、未知の場所に行くのが少し不安だったのだろう。当時の高崎市では、毎年、小学校六年生で二泊三日の臨海学校に行く。それが、新潟県柏崎市の笠島だったのだ。一度行ったことのある馴染みの場所を選んだ。

砂浜でスイカ割りをしたり、お手製のラジオから流れる曲を歌ったり、大騒ぎをした。最高の時間だった。やがて、夕方になり、日本海に沈む夕日を見て、心も体も満たされたそのとき、大変なことが起こった。

「ブオンブオンブオン、バババババ」

けたたましい音がやってきて、僕らのテントを包み込んだ。暴走族だった。僕たちは脅かされ、あっという間に、食糧と金をほとんど奪われてしまった。

パニックになった僕らは、食べるものもなく、金もなく、暗くなった海岸で、

「高崎に帰ろう」と悄然としていた。急いで荷物をまとめ駅のほうへ向かう。切符を買う金もないのに、そんなことも忘れて、駅まで走った。荷物が重すぎて、なかなか進めない。大きな荷物が背中でゴトゴトはねた。

そのとき、後ろから声が聞こえた。

「そこの子たち、どうした。何かあったのかい」

振り返ると、そこには、微笑みを浮かべた一人の男の人が立っていた。

僕らが、興奮しながら、事情を話すと、

「それは、大変だった。そんな人がいるのは地元の恥だから、今日は、お詫びに私の家に泊まりなさい。私の家はすぐそこだから」

暴走族は、バイクのナンバーでは地元の人間ではなかったのに、そんなことを言ってくれた。そのおじさんの笑顔は、とても温かくて、動揺している僕らを安心させる力を持っていた。僕らは、帰るお金もないことにやっと気づき、お世話になることにした。

 

「ほら、ここが私の家だよ。今、布団をひかせるから、ゆっくりしていくといい」

そのおじさんの家というのは、なんと、お寺だった。言葉のとおりに、大きな本堂にフカフカの布団を用意してくれ、僕らは、お線香の香りに守られながらぐっすり寝た。お線香の香りがあんなに安心を誘うものだとは思わなかった。

翌日、目が覚めると、鼻をくすぐるいい臭いがした。ホカホカの朝ごはんが用意されていた。

さらに、住職さんは、

「帰るお金もないんだろ。これを使いなさい」

とみんなの電車賃まで出してくれた。

住職さんのあまりに温かな心に、僕らは胸が一杯で、うまく言葉も出ず、何度も何度も頭を下げて、そのお寺を後にした。

 

電車の中で、みんな口々に、

「あんないい人はいない。このお礼は必ずしよう」

「俺は、すぐ帰ったら手紙を出して、電車代を返す」

「俺も。来年の夏休みには、お寺を手伝いにいくぞ」

と話した。

 

しかし、この約束は守られなかった。

帰ってきてからの僕らは、嵐のような時間の渦に巻き込まれて、その約束を忘れてしまった。

これまでの人生を振り返ると、あるときやり残した課題は、形を変えて、場面を変えて、きっともう一度自分の前に現われてくると思う。逃げても結局は一緒なんだなと思う。モトちゃんを捨てて逃げ、こんな温かい行為を忘れるような僕が、同じ年頃の子ども達に「逃げるな、忘れるな、立ち向かえ」とは、恥ずかしくてとても言えない。

そのとき立ち向かう勇気が集められなかったら、逃げることも、忘れることもあるよね。でもきっと、後でそのツケを払うことになるというのが、僕の確信だ。

 

恩知らずで世間知らずだった僕は、その十数年後から、毎年、そう毎年、笠島の地を訪れることになる。小学校の教員になり、臨海学校の引率者として。

子ども達を海に連れていく途中で、思わず足が止まった。あのお寺が坂の上にあった。臨海学校から砂浜に行くには、必ずその道を通る。

僕は、深々と頭を下げた。

子ども達が不思議そうに見ている。「あのときは、本当にありがとうござました。ろくなお礼もできずにごめんなさい。ご住職のおかげで、僕は、人の善意を信じる道を歩くことができました。本当にありがとうございました」

それから今日まで、百回以上その道を通ってきた。そして、そのたびに頭を下げ、あのときのことを感謝し、詫びている。

あのとき恩を忘れた僕は今になってそのツケを払うことを選んだということだ。きっと今頃、ノギもヤマダもこの地球のどこかで、そのツケを払っていることだと思う」

【著者略歴】

加藤久雄(かとう・ひさお)

1961年年群馬県生まれ。同志社大学卒業後、30年にわたり

群馬県下の公立小学校に勤務。現在、高崎市立東部小学校教諭。

日本樹木保護協会認定樹医二級。TFT上級セラピスト。

学生時代より、アフリカ、アマゾン、北極等、世界の自然と出会う旅を続け、

その経験をもとに自然学舎「どんぐり亭」を開設。人間を含めた自然の不思議、

怖さ、すばらしさを、不登校の子や親たちと一緒に学び、

眠っていた生きる力を引き出すワークを主宰中。

自然の力を借りた独特のカウンセリングによって、多くの人たちが

学校や職場への復帰を果たし、自信を回復している。

著書に『どんぐり亭物語』(海鳴社)。

 

【担当者から】

加藤先生と話していると。時間があっという間に過ぎていく。

子どもの話、師匠の保江邦夫さんのこととなると、先生は夢中になる。

加藤先生は保江邦夫さんの合気道の愛弟子。

『人を見たら神様と思え』(保江邦夫著)の編集中に知り合って、

僕はすぐ「原稿を書いて……」とお願いした。

2年経ってできあがったのが、この一冊。

 

その合間、先生の聖地「どんぐり亭」を訪ねたことがある。

高崎の奥の奥、車で2時間ほどの高地にある山小屋。

冬場は雪で交通が途絶する。

人っ子一人いない、浅間や、甲斐駒を望む山小屋。

広い雑木林の中にポツンと一軒だけ立っている。

ここは、自然が大好きな先生の聖地。

先生は、ここで不登校の子らや親たちをカウンセリングする。

 

加藤先生の名文があります。

 

「自然の中で暮らしたい、そこで人と向き合いたい、そんな思いから

作った森の中の小屋があります。それを僕と嫁さんは「どんぐり亭」

と名付けました。

蛍が飛ぶ速度、桜が舞い散る速度、牡丹雪が舞う速度は、いずれも

秒速五〇センチです。これはさだまさしさんに教えられた言葉です。

そしてそれは日本人が大好きな速度です。このどんぐり亭を作るとき、

そこに流れる時間はこの秒速五〇センチにしたいと思いました。

コーヒーを淹れるときは豆をゆっくり挽(ひ)いて、薪でお湯を沸かし、

石窯でピザを焼く。そうすると、食べ物の中にもその時間が折り込ま

れていきます。 生きているというのは時間を使っていくことです。

いつも急いでいると、心がすさんでいきます。だから自分の時間を使っ

てコーヒーを淹れ、ピザを焼き、ここを訪ねてきた人に差し上げる

というのが、今の僕たちの活人術です。風が、森がつくってくれる時間

をここで生きるのがテーマです。

このどんぐり亭で、不登校になって学校に行けない子供たちや親御

さんのカウンセリングをしています。また子供を森に連れ出して、

一緒に歩きながらカウンセリングすることもあります。お母さんは

お母さんでつらい思いをしています。コーヒーをどうぞと差し出すと、

ひと口飲んだ途端、ワーと泣きだすこともあります。鳥が鳴いていて、

僕らの話を森が聞いている、そういう空気が大切だと思っています。

保江先生に教えてもらったことは、僕の中では芯みたいなものにな

っています。それには自分のことを考えてやるのではなくて、ただ相手

に尽くす。相手に寄りそう、そこにただいるということは、カウンセ

リングにはとても大事なことです。カウンセリングは相手が心を開い

てくれないと始まりません。そのためにこちらの心をまず開いている

必要があります。そしてゆっくりと調和していくのです。

窓からはコナラのどんぐりと、かすみ桜の連理(れんり)木(ぼく)が見えます。連理木

というのは、こちらの木の枝がほかの木の枝とひとつに結合している木

のことです。

保江先生の活人術は「小ぬか雨になれ」です。

差し出がましくせず、そっとそこにいるだけ、そこに在るだけです。

音もなく、相手に気づかれず、天の恵みを注ぎ、森を育てるのです。

イエス・キリストはそういう人だったそうです。女郎屋の人の列に

延々と並び、自分の番がくると、またいちばん最後に並び直す。

だまってそこにいるだけで欲にかられた人の魂を救おうとしました。

僕はそれと同じことはできないにせよ、それを目指していくことは

できます。保江先生はその境地にたどり着こうとしているのだと思い

ます。さりげなく、押しつけがましくない、小ぬか雨のように。

(「どんぐり亭に流れる時間は秒速五〇センチ」『人を見たら神様と思え』)

 

こういう先生に出会えたらいいな……

これぞ最強の願望達成術!

続ストン!
あなたの願いがかなう瞬間(とき)
潜在意識研究35年 藤川清美著
続ストン

夢や希望をかなえる最良の方法は何ですか。
努力? 精進? 幸運?
いえ、違います。
答えは、自分の潜在意識にお任せすることです。
自分の願いを口に唱え、紙やノートに書き、潜在意識に
ねばり強く刷り込んでいく――すると、願いがかいます。
それだけです。

たったそれだけのことで夢をかなえ、成功した著者の体験記です。
潜在意識とは何か。どうしたらそれが身につくのか――35年間の
経験をぜんぶ書きました。誰にでもマスターできる方法です。
やってみる価値がありそうです。

【本書の内容】 「はじめに」誰でも使える成功の魔術――それが潜在意識です

「1章」 人生、みんなつながっている
「2章」潜在意識ってなに?
「3章」私のシンクロ体験
「4章」夢ノートを作ろう
「5章」未来の夢
「解説」思いが自然に実現する時代(酒井 満)

著者:藤川 清美

発行年月日:2011年11月
コード:ISBN978-4-938939-66-3
四六判並製 224ページ
定価(本体1429円+税)

続きを表示

山形済生館病院初代院長
長谷川元良のこと

山形済生館病院初代院長
長谷川元良のこと
中村忠生

長谷川元良のこと

発行年月日:4月上旬発売
コード: ISBN978-4-938939-59-5
四六判並製 152ページ

定価:(本体1,500円+税)風雲舎

続きを表示

[14]
いま、目覚めゆくあなたへ(マイケル・A・シンガー著/菅 靖彦訳)
——本当の自分、本当の幸せに出会うとき

いま、目覚めゆくあなたへ
本当の自分、本当の幸せに出会うとき
マイケル・A・シンガー著 菅靖彦訳

いま目覚めゆくあなたへ

悟りは苦行なんかしなくても得られます――
これがいまのスピリチュアル界の流れです。
自らのアセンションへ――
心のガラクタを捨てていくと、人生すっきり楽になる!
目覚めゆくあなたに、スピリチュアル・ガイドブックをお届けします。

>> イメージ動画はこちらから

著者: マイケル・A・シンガー
訳者: 菅 靖彦
発行年月日:4月上旬発売
コード: ISBN978-4-938939-60-1
四六判上製 240ページ

定価:(本体1,600円+税)風雲舎
続きを表示

あなたの過去、現在、そして未来。

幸せになろう!
心にそう決めると、「潜在意識」が動き出す
ジュネシーン

幸せになろう!

【1章】 潜在意識ワールドへようこそ
【2章】 チャネリング能力の目覚め
【3章】 私のミラクル体験
【4章】 潜在意識が教えてくれたこと
【5章】 潜在意識で未来をつくる

著者: ジュネシーン
発行年月日:7月下旬発売
コード: ISBN978-4-938939-55-7

定価:(本体1,500円+税)風雲舎

続きを表示

念じ続ければ、願いはかなう

ストン!
あなたの願いがかなう瞬間<とき>
藤川清美

ストン!

発行年月日:2001/12/5
サイズ:四六版上製
ページ数:237
コード: ISBN4-938939-36-3
定価:(本体1,400円+税)

本書の内容

続きを表示

アメリカで30万人が読んだベストセラー

人生のチェックリスト
あなたは誰、どんな人?
いまのあなたを見つめ直してみませんか
新しい自分を発見する本
リン・マクフェルミー 訳者: 菅靖彦/桐島洋子 [解説]

人生のチェックリスト

発行年月日:2003/3/15
サイズ:A4変型版上製箱入
ページ数:182
コード: ISBN4-938939-15-0
定価:(本体2,400円+税)

アメリカで30万人が読んだベストセラー。ひたすら自分を見つめ直すと、やがて見えてくるものがある。これからの人生のために、いまのあなたを見つめ直してみませんか。
続きを表示

「まこと」の甦りが日本を正す

道徳力
「まこと」の甦りが日本を正す
丸山敏秋

道徳力

発行年月日:1999/3/10
サイズ:四六版上製
ページ数:264
コード: ISBN4-938939-12-6
定価:(本体1,600円+税)

政治の貧困はいい、経済の右往左往も言うまい。しかし、それらを規定するはずの国民の内部における道徳崩壊(モラルクラッシュ)はどうしたことか。明治維新、終戦という変革期のモラルの変換を検証しながら、新しい国民規範のありようを模範する。

丸山敏秋 (社)倫理研究所HP → http://www.rinri-jpn.or.jp/
続きを表示

モノを捨ててごらんなさい、まったく違う自分が現れます!

タスマニアの光の中で
「本当の自分」を探す旅
なかむら・ひとみ

タスマニアの光の中で

発行年月日:1997/12/15
サイズ:四六版上製
ページ数:244
コード: ISBN4-938939-07-X
定価:(本体1,200円+税)

”──古いシナリオからパッと手をはなしたとたん、ワープしたみたいにタスマニアで生きている。そして何ごともなかったみたいに、ろくろを引いている──”地球を半周してやっと見つけた「本当の自分」とは?

harmony harvest HP →  http://www.harmonyharvest.com/

続きを表示

21世紀の福音書

『光の歌』
21世紀の福音書
板谷翠

光の歌

売切れ

発行年月日:97年2月20日
コード: ISBN978-4-938939-03-8

定価:(本体1,800円+税)風雲舎

続きを表示

夢と仏教とニューエイジ

意識学の夜明け
夢と仏教とニューエイジ
天外伺朗

意識学の夜明け

品切れ

発行年月日:1997/2/10
サイズ:四六版上製
ページ数:264
コード: ISBN4-938939-02-9
定価:(本体1,700円+税)

電子工学の分野で輝かしい業績を持つエキスパートがあ、ふとかいま見た「あの世」。瞑想、夢、宇宙からのメッセージ体験を通して、科学者がなぜ「あの世」に関わることになったのか、その精神的遍歴を吐露する書。大人のための意識学入門。

続きを表示

メールマガジン好評配信中!

メルマガ登録

風雲舎のベストテン

カードを手に持つだけで、ガンが消えた。 アトピー ..
続きを読む
ほら起きて!目醒まし時計が鳴ってるよ

——もともと人間は、高い周波数の存在。 一人が目 ..
続きを読む

「あなたはガンです。余命は一ヶ月」と宣告された私 ..
続きを読む

「ありがとう」を10万回唱えたら、ガンが消えまし ..
続きを読む

山川亜希子さんからいただいたコメントです。 「大 ..
続きを読む
釈迦の教えは感謝だった

「自分の思いどおりにならない」 人間の悩み、苦し ..
続きを読む
愛の宇宙方程式

理論物理学者が気づいた「すべてを愛に変換する方程 ..
続きを読む

書きたい。内側にあるものを、外に出したい 文章は ..
続きを読む

「なぜ生きているんだろう? 」 「この世で何をし ..
続きを読む

「ノンフィクションなのに、小さな魔女見習いが、人 ..
続きを読む
  • facebook
PAGETOP
Copyright © 株式会社風雲舎 All Rights Reserved.
Powered by WordPress & BizVektor Theme by Vektor,Inc. technology.