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水谷 フサエ

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わたしは意識の粒子となって浮いていた
…それが「本当のわたし」だった…

『わたしは意識の粒子となって浮いていた  …それが「本当のわたしだった…』 (コンビニ店長の不思議な旅)水谷フサエ著

(コンビニ店長の不思議な旅)水谷フサエ著

ISBN‎ 978―4―910545-04-2

定価(本体1500円+税)

内容

粒子おばさんから「新しい人」へ

著者はコンビニの店長さん。
夫の病没後、三人の子どもを抱え、コンビニ経営をすることになったのです。
見かけとは大違い、この仕事は激務。一日15、6時間の勤務、連日の睡眠不足。
疲れ切って自宅にたどり着き、バタンとベッドにもぐり込んだある夜、不思議な体験をします。

寝ている自分と、その天井あたりに白い雲のようなものが浮いています。白い雲は自分だと直感で分かりました。自分と白い雲の真ん中あたりで、両者を見ている意識がいます。それもわたしでした。わたしは三つに分解されていたのです。翌朝驚いたことに、身体が浮くように軽くなって、ひどい肩こりも消えていました。

別のある夜、エネルギーの波のようなものが足元から腰までやって来ました。「至福」としか言いようのない波。それはわたしを抱きかかえ、部屋いっぱいに広がって、天井を越えて出ていきました。

もっと驚いたのは、このわたしが粒子となって宙に浮いていたのです。浮遊する埃のように、粒子となって、意識を持つ粒子となって浮いています。わたしは意識のある粒子だった! この体験を機に、わたしは粒子おばさんとなり、「新しい人」に生まれ替わりました。

でも、これはいったい何? 何と呼ぶの? どうしてわたしに?
その答えを求めて、著者は長~い旅に出ます。トランスパーソナル、チベット仏教のお坊さん、森の暮らし、facebookの世界。ようやくたどり着いたのは、映画監督の白鳥哲さん、そして『ヒマラヤ聖者の生活探究』という一冊の本。 さて、そのつながりは?

映画監督白鳥哲さんのコメント

……筆者が、現代の象徴的な生活の場である「コンビニ」の世界で、肉体を最大に酷使し、それによって体験したことは、「人がエネルギーの存在である」ことを証明しています。
本書は、愛の粒子を感じ続ける「新しい人」に脱皮するためのガイドブックであります(「解説」より)。

ポイント

著者は、コンビニの実状をきちんと描きながら(「コンビニ店長の細腕繁盛記」としても読めるくらい)、そのうえで自分の意識の変化を丁寧にまとめています。瞑想の仕方、意識の目覚め。それらを一つひとつ確かめながら、「本当の自分」にたどり着くそのプロセスが読みどころ。瞑想家でも行者でもないアマチュアがここまでやれるのか、と驚きます。読み手にも、「ほら、あなたもやれそうでしょう」と誘っているみたい。嬉しくなります。

目次

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(はじめに)不思議なことが続きました

(第1章)満月とボタン雪の夜
(第2章)三層になったわたし
(第3章)部屋いっぱいに広がったわたし
(第4章)粒子体験
(第5章)トランスパーソナル
(第6章)「何もすることはない」
(第7章)コンビニの小さな窓から
(第8章)森の暮らし
(第9章)クロスする二つのヴィジョン
(おわりに)森の呼吸に合わせて
(解説)人はエネルギーの存在なのです 白鳥 哲

著者略歴

水谷フサエ(みずたに・ふさえ)

1947年福岡県英彦山(ひこさん)の麓で生まれる。20歳で結婚。夫の発病を機に専業主婦から居酒屋経営へ(35歳)。「知らない世界」を垣間見る(42歳)。コンビニ店長に(43歳)。自分の意識と初めて出会う(49 歳)。「エネルギーで満たされた部屋いっぱいのわたし」を観る(50歳)。意識の粒子となって浮いていた、本当の自分は「意識の粒子」だったと知る(51歳)。その後、一連の体験の意味を問う旅に出る。コンビニ店長引退。森の生活へ(70歳)。『バガヴァッド・ギーター』に出合う(72歳)。本書を書き始める(74歳)。2023年5月脱稿。「わたしの人生すべては、この本を書くために用意されていた」と実感。すべてに感謝。

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