悟りは苦行なんかしなくても得られます――
これがいまのスピリチュアル界の流れです。
自らのアセンションへ――
心のガラクタを捨てていくと、人生すっきり楽になる!
目覚めゆくあなたに、スピリチュアル・ガイドブックをお届けします。
著者: マイケル・A・シンガー
訳者: 菅 靖彦
発行年月日:4月上旬発売
コード: ISBN978-4-938939-60-1
四六判上製 240ページ
定価:(本体1,600円+税)風雲舎
本書の内容
訳者あとがきより
極上のスピリチュアル・ブック
ここに極上のスピリチュアル・ブックをお届けしたい。あなたの心と身体にまとわりついた俗塵をキレイさっぱり払い落とし、真のあなたの姿を垣間見せてくれるガイド・ブックだ。
2012年12月21日にマヤ暦が切れてしまうことにかこつけて、さまざまな地球滅亡説が行き交っている。もっとも多いのは地球の磁極の逆転や太陽の黒点活動の極大化といったなんらかの天体現象に誘発されて、天変地異が起こり、地球が滅亡するというものである。そうした黙示録的な予言は映画館で観るには面白いかもしれないが、現実的に考えれば、にわかには信じがたい。
一方、マヤ暦が終わるのを機に新しい時代に突入すると考えている人たちもいる。アセンション(次元上昇)の考えもそうだが、そのような人たちのほとんどは新しい時代を地球規模のスピリチュアルな時代と考えているようだ。つまり、自分の本性が自我や身体ではなく、霊的なものであることに多くの人々が目覚める時代だということである。
マイケル・A・シンガー
本書の著者であるマイケル・シンガーは、1970年代の初頭、経済学の学生として博士論文の執筆にあたっている最中、深遠な覚醒体験をし、その後、精神世界に深く関わるようになった人物である。1975年、彼はフロリダ半島の真ん中に位置するゲインズビルという町の郊外に宇宙寺院(The Temple of the Universe)という名のヨガと瞑想のセンターを建て、人々が心の平和を得るのを手助けしている。
本書はマイケルの3番目の著作で、2007年に初版が刊行されたが、ストレートに「たしは誰か?」という普遍的かつ根源的な問題に切り込んでいくスタイルが話題を呼び、エックハルトの『ニュー・アース』(吉田利子訳、サンマーク出版)やアジャシャンティらの著作と並んで、多くのスピリチュアルな探求者たちの心を捉えた話題の書である。
『いま、目覚めゆくあなたへ』
スピリチュアル・ブームと言われるようになってから久しいが、これまではどちらかというと霊的能力やサイキックな能力の方に関心が寄せられ、スピリチュアリティの本質である「覚醒」や「目覚め」というものは一部の人だけが味わえる特別なこととして敬遠されるきらいがあったような気がする。しかし、エックハルトやアジャシャンティ、さらにマイケルのような人物が登場してきたことによって、「覚醒体験」が決して特別なことではなく、誰にでも起こりうるものだということが知られるようになれば、本格的な覚醒の時代が幕を開けるかもしれない。本書はまさにそうした幕開けを告げる画期的な著作だと言えよう。
「わたしは、誰か?」を問う
本書のテーマはずばり「わたしは誰か?」ということである。著者は、わたしたちがてっきり自分だと勘違いしやすい要素を次々に俎上にのせ、それらが単なる意識の対象にすぎないことをひもといていく。そして「わたし」にまとわりついているガラクタをすべて捨て去ったとき、何ものにも対象化されない純粋意識としての本当の「わたし」が見えてくるという。
マイケルの結論は決して真新しいものではなく、多くの偉大な聖者や覚者が説いてきたものだといってもいいかもしれない。だが、些細な日常的な出来事をきっかけにしてわたしたちの本質をつかんでいく彼の手法は、さまざまな形で覚醒する人間が出てくるといわれるこれからの時代にあって、きわめて貴重なものになるだろう。事実、この本はスピリチュアルな世界に興味をもっている人たちだけではなく、広い意味で人間の成長や目覚めに興味をもっている人たちの間で大きな評判になり、読み継がれているのだ。本書を通して、あなたの中で目覚めようとしているものに触れ、新たな時代の息吹を感じ取っていただければ幸いである。
目次より
パート1 目覚める
1章 わたしは誰か?
2章 目覚める
パート2 エネルギーを感じる
3章 あなたの中には無限のエネルギーが眠っている
4章 エネルギーの中枢――ハートの秘密
パート3 自分を解放する
5章 ハートに刺さった棘を抜く
6章 自分を解放する
7章 いましめを解かれた魂
パート4 人生を楽しむ
8章 無条件の幸せの道
9章 非抵抗の道
10章 死について考える
11章 タオに生きる
12章 神の愛する目