奥田 珠紀
『宇宙人タマの「魔法の教室」』
……あのね、
だれだって心の奥に
「内なる小さな私」がいるんだよ。
「小さな私」に会いに行こう!
奥田珠紀(「魔法の教室」校長)著
定価(本体1500円+税)
ISBN978-4-938939-95-3
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「潜在意識の本をずいぶん読んだけれど、
『宇宙人タマの「魔法の教室」』ほど、
わかりやすく、すっと心に入るものはありませんでした」
(高松市・榊原佳代子さん)
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自分の中の二人
自分の中に「ウハネ」と「ウニヒピリ」という二人がいます。
「ウハネ」は、しっかり者のお母さん。
「ウニヒピリ」は「内なる小さな私」
著者タマはこう言い換えます。
しっかり者のお母さん(ウハネ)は「顕在意識」
「内なる小さな私」(ウニヒピリ)は「潜在意識」
「こう言い換えるだけで、タマの頭の中でイメージがどんどん膨らみ
ました。ウハネとウニヒピリ、この親子が、あるとき仲良しだったり、
しばらくすると喧嘩したり、自分の中で、さまざまなドラマを繰り広げ
ているのです」(本文より)
著者タマは、ウニヒピリ(潜在意識)の塊、みたいな子でした。
好きなように、思うがままに生きていました。
幼少期は、「宇宙のお母さん」とお話ししたり、精霊、動物や物と
会話する“宇宙人のような子”。小・中・高は、世間の常識や規則に
なじめず、”ヘンな子“呼ばわりされていました。なんで勉強しなけれ
ばいけないのか、まったくわからなかったのです。
だからお勉強はまったくダメ。美術のみ「5」。ほかはすべて“赤点王“
でした。
ずっとそのまま生きてきました。
でも大人になるにつれて、ウニヒピリのタマはどうにも生きづら
さを感じます。介護など福祉の仕事でようやく「生きている自分」
を見出した時期もあります。常識や社会のルールを超えた、本質と
本能がぶつかり合う場では、ウニヒピリがパワーを発揮するからで
しょう。
……困った
本当に困ったのは、結婚して子供が生まれてから。
4児の母。二人の障がい児。
病院、施設、学校、市役所、世間さま――賢い母を目指すものの、
タマは“本来の自分ではない生き方“にどうしても違和感が付きま
とうのです。どうしてこうなんだろう……?
「タマはコンプレックスの塊でした。学歴がない、資格もない、
結婚はバツがついているし、目をひくような美人でもない。
育児も家事も、自慢できるようなレベルではない。ないない
だらけでした。それでもタマは、自分を雑に扱うのはやめよう
と思いました。
大人の仮面を脱ぎ捨てよう。タマはタマのまま生きよう。
「内なる小さな私」(ウニヒピリ)を大切にして、そのメッセー
ジを聞きながら、毎日をていねいに生きようと決めました。
そう考えると、心がすーっと楽になったのです」(本文より)
統合
そんなタマを救ってくれたのが「潜在意識」でした。
本なんて読んだこともないタマがふと手にしたのが『マーフィ
ーの法則』という一冊の本。すらすら読めました。まるで自分の
ことが書かれているみたいに。以来、赤点王のタマが、潜在意識
というタイトルがついた本なら、むさぼるように読みました。
バリ島で出会ったシャーマンの一喝もショックでした。
「あんたは、どうしてそんな要らないエネルギーをまとっているの?
あんたは、もっと天真爛漫なのに」
ガツンと頭をぶん殴られるようなひと言でした。自分を取り戻す道しるべとなった「潜在意識」。
ウニヒピリだった自分。
ちょっぴり社会のルールに慣れてきた自分。
ウニヒピリとウハネの統合です。
それでいい、とわかったのです。
大事なことは、「そんな自分を愛すること」でした。
潜在意識とヒプノセラピー
「これだ、潜在意識だ」と思ったタマは、ヒプノセラピストの道へ進
みました。ヒプノセラピーと潜在意識は密接につながっています。
これがめちゃくちゃ面白い。勉強嫌い、本を読むと吐き気がしていた
タマが600冊をこえる関連本を読み漁りました。
自分と同じように、多くの人が本来の自分に帰る道を探していること
に、タマは気がつきました。タマは自分の体験と知識をもとに2017
年、自分らしく、幸せになるための方法を伝えようと「魔法の教室」
を開きました。
これが大当たり。受講生は3千名を越えました。
好きなように生きるのよ
タマは宇宙人です。
タマのお母さんが「どうしても子どもを授けてください」と願掛けした
場所が、鞍馬寺。650万年前に、金星からきた「サナート・クラマ」
が降り立ったところです。タマはそのお力をもらったようです。
タマはこんなことを言いたいのです。
「自分の中のウニヒピリに気づきなさい。
それと仲良くなって、好きなように生きるのよ。
すばらしい人生が待ってるよ」と。
宇宙人タマは、いま翼を得たように世界中を飛び回っています。
「せっかく地球にやって来たんやから、たっぷり味わおう」と。
主な内容
(はじめに)タマは宇宙人です
(第1章)不思議な生き物タマ
(第2章)介護というタマの天職
(第3章)タマの愛しい家族たち
(第4章)タマらしく生きる
(第5章)潜在意識とヒプノセラピー
(第6章)ウハネとウニヒピリ
(おわりに)自分の生きたいように生きる
著者略歴
奥田珠紀(おくだ・たまき)
1974年12月17日 奈良県生駒市生まれ。幼少期、「宇宙のお母さん」や精霊、動物や物と対話する“宇宙人のような子”。小・中・高、世間の常識や規則になじめず、美術のみ「5」。ほかは“赤点王“。
高卒後、介護を含む福祉の仕事にようやく「生きている自分」を見出す。24歳で初婚(25歳で離婚)。男性恐怖症を乗りこえて30歳現夫と再婚。4児の母。二人の障がい児と向き合い賢母を目指すも、“本来の自分ではない生き方“に違和感。自分を取り戻す道しるべとなったのが「潜在意識」と「自分を愛すること」だった。
その後ヒプノセラピストへ。自分と同様、多くの人が本来の自分に帰る道を探していることに気づき、その体験と知識をもとに2017年、自分らしく、幸せになるための方法を伝える「魔法の教室」を開講。
受講生は3千名を越す。
(奥田珠紀オフィシャルページ)
https://www.okuda-tamaki.com