Web 2.0の鼓動
これならわかる これならできる

Web2.0の鼓動

著者: 荒井久
発行年月日:10月末発売
サイズ:四六並製
ページ数:232
コード: ISBN4-938939-44-4

定価:(本体1,400円+税)

本書の内容

[第1章] ネットはこう使われだした
[第2章] みんなつながった
[第3章] 何もかも無料に向かっている
[第4章] なぜ無料になるのか
[第5章] 巨大化するグーグルのサービス
[第6章] 産業構造はこう変わる
[第7章] どんな未来を拓くか

著者より

「ネット」より、さらにわかりにくい「Web 2.0」という言葉を、よく目にしたり、耳にするようになりました。いったいどういうことなのか、気になっている方も多いと思います。

実は、コンピュータを駆使するIT業界にとっては、これまでになく大変革が進行しているのです。これについていけない企業は大小に関わらず、取り残される。自分らの世界を謳歌してきたIT関連の大企業ほど、その存続が危うくなっているのです。

今度の大変革は個人に大きく関わっています。ネットにつながった個人同士の情報交換が今度の変革の肝であり、その主人公は「個人」あるいは「個人の集合」です。「個人の尊重」がその根っこにあります。
ネット、つまり社会は、「個人」や「集団」が動かすことになったのです。そこに「Web 2.0」の本質があります。

これからは誰も、ネットに参加しないことは考えられません。それだけネットは便利で、楽しいものです。
一方で、極めて怖い存在でもあります。本書はこの世界がどのように変革されてきたのか。そして今、何が起こっているの、その全体像を極めてわかりやすく解説しました。

今、それぞれの人たちは、どのようにネットを使いこなしているのか。あるいはこれから、私たちはネットをどうのよう使いこなしていくことが必要なのか。本書を読めば、ネットにおける自分の座標軸が見えてきます。

例えば今、みなさんにこんな質問をしたら、みなさんはいかがでしょうか。
こんなことでも、あなたの「Web 2.0度」がわかります。

1.メールしていますか?
2.迷惑メールに困っていますか?
3.ネットで買い物していますか?
4.グーグルマップを利用していますか?
5.メールマガジンを5通以上受け取っていますか?
6.ネットで何かを売ったことがありますか?
7.ミクシィやグリーに参加していますか?
8.毎日3時間以上ネットに接していますか?
9.ブログを書いていますか?
10.何かのコミュニティを主宰していますか?

一つでも該当していたら、ぜひ本書をお読みください。
きっと「ネット」という怪物を捉えることができて、大いに今後の参考になるはずです。

著者略歴

荒井久

1945年長野県生まれ。東京電機大学電子工学部卒業。68年日本経済新聞社入社。71年日経マグロウヒル社(日経PB社)に移り、「日経エレクトロニクス」「日経コンピュータ」記者を経て「日経ニューメディア」編集長、「日経コミュニケーション」編集長など歴任。2002年株式会社ソリックを設立。代表取締役。
著書に『コンピュータ・テレフォニ』『ビットバレーの鼓動』『2010年モバイル進化論』などがある。
株式会社ソリックHP http://www.soriq.jp/