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UFOとの遭遇
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8月9日、信州、鄙びた某温泉宿……。

2月の「風雲斎の独り言」にも書いたのですが、

今回も、同じくUFO探しの旅です。
宿も、前回と同じ、ある秘湯です。

前回は、雲が厚く立ちこめ、UFOはまるっきり見えなかったのですが、今回は

意気込みが違います。メンバーも、親しい友人二人をお誘いし、必勝の構え。

ガイドは例によって、現地のアナウンサーのお嬢さん。

いつものように夕食を終え一休み後、深夜11:30分頃、露天風呂に全員集合。

平日ともあって、そもそも宿泊客の少ない鄙びた温泉宿の離れの露天風呂、

この時間には、人っ子一人いません。バカな中年親父達の天国です。

通常ならこの露天風呂には、足元やあたりを照らすぼんやりとした照明があるの
ですが、今宵のよきことのために、勝手知った仲間が、照明の類を全部消してしま
いました。ぼやっと灯りが点っていると、視界が効かないからだそうです。

だから、星明かり、月明かりだけ。

例によって例のごとく、わいわいがやがやしながら、ぬるめの、掛け流しの
露天で4人がバカ話。うん、しかしどうも雲行きが怪しい。厚く雲が立ちこめ、
視界はよくない。今回も無駄足か……

ふと気が付くと午前1:30を回った。

何事も起こらないせいか、やたらと眠い。ここに来る前に立ち寄った地での遊びが眠
気を誘っているのかも……今日も無理かと心中つぶやいていると、その気分を察した
大学教授のAさんも、
「俺も寝る」と。

午前3:00。ほぼ熟睡に入ったころ、蹴破られるようにドアが叩かれました。
「出たぞ! 寝てる場合か!!」
と、宇宙やUFOやアセンションに詳しいKさんの大声。

寝ぼけ眼で露天風呂に駆けつけると、
山際からせり出した異様な光を放つ発光体を中心に、辺り一面がざわめいている。
親分がお出ましになり、子分達が一斉ににぎわいだした、というような光景です。

そのうち、別のある発光体が、つつっと素早い走りを見せたかと思うと、水澄ましの
ように四方へジグザグに跳躍を見せ、ついで、すすっと真上に上り詰め、見る間に
天空をまっぷたつにして消えていったのです。

僕らの目から言うと、最初、前方の山際での出来事を、斜め上空の出来事として
仰ぎ見ていたのですが、ある星は、その角度を一気に真上へ上げ、
僕らの頭の後ろ側にすっと消えていったのです。

この間およそ10分ぐらいか。
ボーゼン!
ただただ呆然です。

以下は、Kさんのコメントです。

問題は、恒星と同様に天球上で静止していた、非常にに明るい発光体です。
これまでは、現地の特別に優れた観測条件によって、普通の一等星があのように明る
く見えたと考えて、その位置からアルデバラン(おうし座α星)を想定しましたが、
これは間違いだったようです。
今回、高知の片田舎で8月26日の午前2時半頃、あの現地と同様の星空が見えて、東方
の主要な星をすべて特定しました。しかし「親分」は見当たりませんでした。つま
り、普通の一等星では、あの光度は出ないということがはっきりしました。
アルデバランより更に明るいカペラ(ぎょしゃ座α星)も、あの日、北東の空に明白
に見えていたはずですが、「親分」の光が強すぎて、気にも留めなかったと思いま
す。もちろん本来のアルデバランも。
「親分」の真下に見えた、やや明るい星は、オリオン座のペテルギウス(α星)だっ
たとみられます。
つまり「親分」は、アルデバランとペテルギウスの中間あたりで「浮遊」していたと
考えられます。

「親分」に匹敵する光度を持つ惑星や星は、金星、木星、そしてシリウスの3つしか
ありませんが、いずれも、あの時刻にあの位置には現れないので、もともと検討対象
から除外しています。
そこで、あれは一体、何だったのか。手の込んだ彼らの「お遊び」か「プレゼント」
だったのか。
いずれにしても、終夜星空を観察している大勢の天文ウォッチャーが気付かないわけ
はなく、気付けば世界中で大騒ぎになっていたはずです。
—ということで、とりあえず真相は迷宮入りです(ここまで)。

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UFOの活動はエスカレート?
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そういえば、小社の7月新刊『アセンションの時代』に、こんな文言がありました。

「いま起こっている加速の結果として、UFOの活動はかつてないほどエスカレート
しており、政府や軍部が、天空で起こっていることを無視したり隠したりするゲーム
を続けることは不可能になっています」

え、え? UFOの活動は、かつてないほどエスカレートしているって?

そうか、こういう活動がエスカレートしているのか?!

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プレアデスを仰ぎ見る
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3時からおよそ4時まで、こんな具合にじっと空を見上げていました。

先達役のアナウンサー嬢は、
「夜中の3時に、大の大人が4人も、ぼけーっと天空を見上げている……私、こういう
のって、好きだなあ、いいなあ」とつぶやきます。

真夜中、露天風呂のほとりで、大の大人がろくすっぽ着物もつけず、

ぼけっと空を見上げて、わいわい言っているーーこれはほとんどサイコーのゼイタク
ですね。

ふと気がつくと、「あれはプレアデスじゃない?」
という声がします。

見事な動きを見せた場面からちょっと右斜め、きらりと点滅する星座がそれでした。
、、、と3つの星がならび、その真下に順序よく、、、とさらに3つの星が行儀よく
繋がっています。
風雲舎の例の本のカバーに使用したプレアデスの星座を、左から見上げた角度です。
Kさんの判断では、天球上の位置や時刻、また星団を構成する星々が造る形状から見
て、プレアデスに間違いないと。

持参した双眼鏡で繰り返しプレアデスを眺めました。
こじんまりと、なかよく、肩を寄せ合ってきらめいていました。

ああ、楽しかった。

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『アセンションの時代』、売れ行き快調
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小社の本、『アセンションの時代』は、初版本5000部が、発売2週間でうりきれとな
りました。これには正直言ってびっくり。ありがとうございます。重版5000部が9月4
日に出来ます。定価も高い、決して読みやすい本でもないのにと、関係者が驚いてい
ます。

反響は大別して2種類ありました。
一つは、トンデモ本のたぐいとする従来路線の見方。

もう一つは、目から鱗が落ちた、単なるチャネリング本ではない、これはすごい本だ
ね、新しい時代を感じさせてくれた、大切なこと・根元を考えさせてくれた、この考
え方が今後の人間達の進む道を示しているなどなど。

知り合いにも読ませたいので10冊送れ、といった反響がとても多かったことも添えて
おきます。