田端のふしぎな家
みんな、素直にな! みんな、いい顔になる!
サードファミリー代表 高橋文子
田端のふしぎな家

ふしぎな家のふしぎな物語
地震でもないのに家がカタコト揺れる。向かいの八幡神社の木々が異様な金色に輝く。お雛様が笑う。家具や植木にニコニコした顔が現われる。霊能者や神の意志を文字で表すシャーマ ンのような人がやってくる――。
何よりふしぎなのは、この家にやってくる人が、
みんな、素直になる―― みんな、いい顔になる――ことです。
この家は、なにか大きなもの、神様のような存在に包まれているようなのです。

著者: サードファミリー代表 高橋 文子
発行年月日:6月上旬
コード: ISBN978-4-938939-61-8
四六判並製  216ページ

定価:(本体1,500円+税)風雲舎

本書の内容

読むだけで元気が出ます。田端のふしぎな家の、ふしぎな本です。

普通の主婦だった著者が、50歳から始めたブティックやボランティア活動を通して、さまざまな人生を学びます。70歳で「サードファミリー」を自宅に創設。その田端の家では、ふしぎなことが次々と起こります……。
ひとつひとつのお話が、宝石箱のお気に入りの品のようにキラキラ輝いています。

「サードファミリー」とは

生まれ育った家庭(ファーストファミリー)、愛する人と築いた家庭(セカンドファミリー)を経て、独り立ちした女性が人々との友情や信頼の中で育む“三番目の家庭”を意味しています。年齢を重ねても社会に参加し、楽しみながら自分を磨き、誰かの役に立ちたいという女性たちの基地です。仲間が気軽に集まり、健康回復の酵素風呂、さらにおしゃべりと食事を楽しむ心地よい居場所。心と体を癒すふしぎな空間です。

酵素風呂

「サードファミリー」の目玉が、「酵素風呂」です。乾燥した米糠をヒノキの浴槽に入れ、水と空気を混ぜると発熱し、酵素として生まれ変わります。その中に体を埋めると、すぐに汗が吹き出します。酵素は、体を温めるのと同時に、体内の老廃物を排出してくれるのです。でも反面、世話も大変。著者は自分の子どものように、酵素たちを毎日育てています。

編集部より

著者の高橋さんはふしぎな魅力を持った方です。高橋さんに会った人はみな、一度で_橋さんのことを好きになってしまいます。もちろん編集者もその一人です。田端のふしぎな家で起こるさまざまな出来事も、高橋さん自身が引き寄せているのかもしれないと感じます。
まず、主婦としてずっと家を守ってきた女性が、50歳からブティックを経営することに、目からうろこがポロッ。ご主人や息子さんたちが反対するどころか応援してくれたということにも驚きです。61歳で紅白歌合戦に出場された歌手の秋元順子さんも素敵だと思いましたが、高橋さんも然りです。ブティックは50歳から70歳まで続け、「国際ソロプチミスト」というボランティア団体でも活躍されます。
70歳でブティックをやめたのには訳があります。もっとやりたいことを実現するためだったのです。そこで70歳から始めたのが「サードファミリー」というわけです。
「自分は○○歳だから、もう働く場所もない」「一人でひっそりと暮らすことだけを考えよう」……。こんな概念はまったくつまらないものです。もっと役に立てる、もっと楽しく生きられる。そんな高橋さんの生き方は、人生の後輩である編集者にとって、いいお手本となりました。この本を読むと、クヨクヨしている場合じゃない!と元気が出ます。自分も、何かもっとできることがあるんじゃないの?と思えます。
ぜひ、この本からふしぎなパワーをもらってください。