動けない。
しゃべれない。
でも、妖精や精霊と話せるし、
天の声も聴こえる。

(天の声を聴く詩人)神原康弥(著)
ISBN978-4-938939-92-2
4月5日発売 定価(本体1400円+税)

著者の神原康弥さんは25歳の青年。
2歳半のとき、「脳症」と宣告された。
以来、動けない、しゃべれない。重度の障がい者。
だから、自分で自分をダメ人間だと思っていた。

でも、著者はこんなことができる。
浮遊霊と話せる。
妖精や精霊と会話できる。
「あそこに行こう」と思って意識を集中すると、そこへ飛ぶ。
時間も空間も超え、あっちこっちへ飛んだ。

こうして「宇宙根源」と出会ったり、昔の偉い人や、著名人の声も聴いた。
退屈しのぎに、10年後、100年後の世界も見てきた。
だんだん、宇宙のことや、地球や人間のことがわかってきた。

そんなことを人に話すと、「へえ、そうなの」と聞いてくれる人が増えた。
誰かに何かを相談されると、著者はその人の魂と会話する。
魂のほうが、本人の事情に詳しいことが多いから。
魂と会話することを「リーディング」という。
リーディングの内容を本人に伝えると、なるほどと納得してくれた。
こうしてセミナーや講演会で話す(指談という方法で)ことが多くなった。
もうダメ人間ではない。
そこには、宇宙的な叡智が溢れている。

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目次――こんな内容です

この子は、私が見ている以上の何かを見ている……神原ひで子
1・脳症になって見えたもの
2・コミュニケーション
3・見えない存在に助けられて
4・意識情報体との出会い、そして宇宙へ
5・転換期
6・東日本大震災
7・魂の貢献
8・リーディング
9・ぼくの仕事
10・時空を超えて
11・ぼくはエネルギー体です

本文より

この子は、私が見ている以上の何かを見ている

三年生、四年生ごろになると、散歩をしているときの気持ちや、目にする自然を詩に書
くようになりました。その描写が、母親の私から見ても、子どもらしく、生き生きしてい
ます。そして、康弥が感じとっているものは、私が見ている以上の何かだと気づいたので
す。その証拠に、木の葉が揺れる様子を康弥は十分も二十分も飽きずに見続け、小川のせ
せらぎにもまた、同じようにいつまでも耳を澄ませて聞いているのです。

母と二人で

夏の日は、早朝か夕日が沈むころに散歩した。
体温調節がうまくできないぼくはすぐに暑くなり、顔を真っ赤にしては母をあわてさせ
た。秋が来てイチョウの葉が黄色くなると、母は喜んで、「ほら、見てごらん。ね、ね、見てごらん」とぼくに何度も声をかけた。
その声が少し弾んでいるようで、嬉しいような、でもちょっと疎ましいような、複雑な
感じだった。「ぼくは生きていてもいいのだろうか」と自分に問いかけると、ドングリがぽたっと落ちて、「当たり前だろ」と言った。

宇宙の中で眠る

いつもどおり、母と弟と川の字になって寝た。
夜中にふと目が覚めた。
そのまま、白い天井をじっと見つめた。
天井は、びくとも動かなかった。
どこまで行けば星に届くかな、とふと思った。
思った途端に、天井がぐらっと動いた。
見ているうちに少しずつ透き通っていき、夜空が見えた。
僕の身体はふわりと浮いた。
優しいものに包まれる感覚を覚えた。
僕は浮いたまま、上へ上へと、昇って行った。

夜明けの日

わたくしは
一生のお願いをした。
「母とともにお役目を
全うせし日には
歩ける足が欲しいのです」

神は言った。
「歩ける足が何になるか。
あなたの足はそばに眠る母が用をなすだろう。
母とともに生ける日に
足なぞいらぬ、
足の代わりに
真理を見る目を授けよう。
真理の目を足にせよ」

「真理の目の代わりに
指に伝わりし力は永遠なり。
ふたりの宝になるだろう」

その声を聞いて眠る母の目に
涙があふれぬように
私は眠る。
真実を見し友が
集まる日を夢みて

百年後にジャンプしてみた

意識を飛ばして、百年後の日本を見に行ってみた。
百年後、日本の人口は、今の二分の一になっているだろう。人々は都会を離れ、新しい
暮らしを求め、地方都市というよりは、里山や山奥といった人口の少ない場所へと移動し
ている。あちらこちらに、小さな城下町のような集落ができている。

なぜ、都会を離れて地方へ移住し、自給自足の生活になっているのか、その途中の様子
を眺めた。すると、東京都内に大きな水害がもたらされている映像が見えた。今から数年のうちだと思う。洪水なのか、津波が押し寄せるのか、原因ははっきりと見て取れないが、ぼくの頭の中には、都内が水浸しになっている映像が、何度も浮かんでくる。東京都心から海沿いにかけて、広い範囲に影響は及んでいる。電車は線路上で止まり、人々の逃げ惑う姿が見えた。東京全体が大パニックにおちいっている。働く場所を失い、食べるものは極端に減り、病気が蔓延し、東京都全体はその大水のため、しばらく人の住めないような状態になると思う。経済も政治も大きく混乱し、東京は大打撃を受けるだろう。

東京の水害のほかにもう一つ、原因が見えた。世界的な気候の大変動だ。数百年のサイ
クルで起こる小氷河期と、地球温暖化が、この十年、二十年のうちに大きく影響を及ぼす
ようだ。高温の年があれば、小氷河期の影響で寒い年があったりと、年ごとに気温のばら
つきが大きくなる。また、降水量が多い年が続くとも思う。近年も極地的に寒暖の差が広
がっているが、さらに、その傾向が強まるようになる。それに伴って、病気も増え、環境
の変化に適応できずに、亡くなる人も増えるだろう。

これらのことが要因となって、都市を離れ、食べるもの、衣食住を自分たちでまかなえ
るように、自給自足の方向へ移行していく流れになるようだ。百年後の人々は、自然と向き合いながら丁寧に生活するようになっているだろう。仲間と一緒に必要なものを造り、子が生まれれば皆で育て、年寄りや弱い者がいれば、皆で見守る。そうして子孫を繁栄させることが、人々の大きな喜びだ。孤独な生き方をする者は少なくなっている。これこそが、宇宙が求める豊かな生き方、真の人間の姿だ。

プロフィール

神原康弥(かんばら・こうや)

平成5(1993)年5月10日生まれ。2歳半、脳症と告げられ、生死をさまよい、重度障がい者となる。6歳、母と「筆談」というコミュニケーション法を会得し(その後、「指談」へ)詩を書き始める。8歳、特別支援学校の教員に体罰を受けたことがきっかけで、宇宙根源の存在に気づく。小中学生のころは、妖精や精霊とよく会話した。20歳の正月、宇宙会議の夢を見る。ふつうの人に見えないものが見える――そのことを世の中に広めていこうと決心。お話会を始める。22歳、母とともにオフィスKOUを設立し、コンサルティング、また、意識改革を目的とした、連続講座、講演会などを行なっている。

e-mail: officekou@kouenergy.com

「ぼくはエネルギー体です」をご紹介いただきました!

  1. 『EIGHT STAR』Vol.93 にて

    本書の内容を抜粋紹介

  2. veggy』Vol.58 にて

幼いころから“見えない世界”の存在が見えていた神原氏は、人の心や魂の声を読み取る「リーディング」ができる稀有な能力の持ち主。2歳半で脳症となり、四肢体幹機能障害という重度の障がいを持ちながら、現在は手のひらに指で文字を書く「指談」というコミュニケーションを使い、ご自身の能力を活かしたセミナーや講演会を母・ひで子さんと共に開催しています。魂についての色鮮やかな描写や、死後の魂がどのような道を歩むかについての記述は、かつての本にないほどわかりやすく鮮明。私たちは誰しもエネルギー体であることを伝え、心を浄化してくれる一冊。