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   風雲斎のひとりごと No.74(2018.2.11)
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このメールマガジンは、これまで風雲舎とご縁のあった方々に発信して
おります。よろしければご一瞥下さい。ご不要の方は、お手数ですが
その旨ご一報下さい。送信リストから外します。

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『食に添う 人に添う』の波紋
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昨年末出版の『食に添う 人に添う』(青木紀代美著)への
反響が大きく、著者と一緒に編集者も小躍りしています。
こんな感想文が届いています。
「よくぞ書いてくれた」
「素晴らしかった」
「こんな人がまだこの世の中にいるのか」
「お母さんへの想いに泣けた」
などなど、40通ぐらいの熱い手紙です。

あるお医者さんからは
「文体がいい。気負いも、てらいもなく、淡々と自分の人生を語って
いる。何より、魂がある。未熟児で生まれた我が子へのしっかり
生きよという想い。氾濫するろくでもない食物への憤り。まっとうな
食べ物を求める熱意。病んだ人への無償の手当て。そこかしこに著者
の魂の叫びを感じました」と。

宮沢賢治のファンという方からは、
「おや、これは宮沢賢治の〈アメニモマケズ〉ではないか」
と「雨ニモマケズ」の原文を添え、わざわざアンダーラインをつけ、
そこに賢治の息吹のようなものを感じた、とありました。

雨ニモマケズ

風ニモマケズ

雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ

丈夫ナカラダヲモチ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
欲ハナク
 ̄ ̄ ̄ ̄
決シテ瞋ラズ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
イツモシズカニワラッテヰル
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
一日ニ玄米四合ト

味噌ト少シノ野菜ヲタベ

アラユルコトヲ

ジブンヲカンジョウニ入レズニ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヨクミキキシワカリ

ソシテワスレズ

野原ノ松ノ林ノ陰ノ

小サナ萱ブキノ小屋ニヰテ

東ニ病気ノコドモアレバ

行ッテ看病シテヤリ

西ニツカレタ母アレバ

行ッテソノ稲ノ束ヲ負ヒ

南ニ死ニサウナ人アレバ

行ッテコワガラナクテモイイトイヒ

北ニケンクヮヤソショウガアレバ

ツマラナイカラヤメロトイヒ

ヒドリノトキハナミダヲナガシ

サムサノナツハオロオロアルキ

ミンナニデクノボートヨバレ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ホメラレモセズ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
クニモサレズ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
サフイウモノニ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ワタシハナリタイ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

なるほど、ここ1,2年、まぢかに著者に接してきた編集者
としては、そうか、あの人は「雨ニモマケズ」かと、合点がいきました。

とすると、
この本の”まえがき”の「現代に生きる菩薩」という
七沢賢治さんの文章はがぜん光を放ってきます。

七沢さんは、こんな風に青木さんのことを書いています。
~青木さんの手当てを受けた方々は、彼女を「菩薩のような方」と
表現する。『大無量寿経』には、釈尊が阿難(あなん)という仏弟子に
教えを語って聞かせるシーンがあるが、彼女が活動するさまは、
まるでそこに登場する法蔵菩薩のようである。人類すべてを救済
するまで自分は仏にならないと誓願を立て、後に阿弥陀如来と
なったあの菩薩である。そうでなければ見ず知らずの人間に対し、
何時間も、ときには朝まで治療の手を休めないというようなことは
できないであろう。

すでに古希を超えているというのに、彼女の活躍はまだまだ終わる
ことを知らないかのようである。青木さんを見ていると、現代に
生きる菩薩とでも言いたくなる。高度情報化社会における、最も
稀有な人材として、こうして彼女とお付き合いできることを幸甚
に感じている。
青木さんの菩薩行も今世が最後であろうが、かりにそうであった
としても、姿を変えてまたここに戻ってくるような気がしてならない。
その時は、人々が彼女を癒す番である。人類の輝ける未来を予感して~。

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というわけで、青木さんの出版を祝う会があります
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青木紀代美さんの『食に添う 人に添う』の出版を祝う会(ご案内)

「安全安心で、まっとうな食べものを」――という青木さんの一灯が、
広く、多くの人々の胸に届くように、かつ著者のご苦労をねぎらうべく、
以下の「出版を祝う会」を企画いたしました。

と き:平成30年3月24日(土曜日)12:00~14:00
ところ:東京四谷 主婦会館(03-3265-8111 JR四谷駅麹町口すぐ)
9階スズラン(昼食をご用意しました)
会 費:6000円(当日お願いいたします)

本書に登場された方々、著者のご友人、読者などが集って、青木さん
を激励し、かつ青木さんの近況を聞く会です。ご多用中とは存じますが、
どうぞお出かけください。      
たくさんの方が賛同してくださいました。                                                               
(発起人)稲葉芳一(稲葉ナチュラル農園)牛島定信(精神科医)
金澤武道(脳内科医)金山重信(自然農法家)クレア・オルソン
(著者の友人)河谷史夫(元朝日新聞記者)高良一武(東京大学名誉教授)
合原正二(病院長)小松正信・万樹子(小松米生産者)草薙玲子(温熱治療師)
笹島唯博(医師、日本血管外科学会評議員)神野学(納豆づくり)重野弘
(税理士)高畑康子(料理研究家)田中啓介(朝日新聞記者)田中志乃(声楽家)
民野泰之(マルヰ醤油会長)遠山慶子(ピアニスト)鈴木満(弁護士)杉俣紘二朗
(紘二朗黒糖)西川栄郎(NPO法人オルター)野原秀夫((株)ルーキファーム社長)
中山栄基(ミネラル研究家)七沢賢治((株)七沢研究所社長)長谷澄夫
(国際整体協会理事)長谷川煕(ジャーナリスト)藤原一夫(スクール
カウンセラー)東道夫(医師)広瀬武(友人)村井実(慶応義塾大学名誉教授)
森戸曠敬((株)ビバ社長)渡部晋三(KS西日本社長)などです。
(主催・事務局)(株)風雲舎
(電話03-3269-1515 FAX03-3269-1606) 
(参加ご希望の方は、2月15日ごろまでに上記までお知らせください)

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風雲斎の読書日記
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編集者の仕事は、原稿を読むこと。
面白いか、つまらないか。
しっかりした主張があるか、ないか。
それを見るのが仕事。

わあすごい、心がビンビン震える――という原稿はめったにない。
当初は、箸にも棒にもかからない原稿、というたぐいが多い。
それを、コツコツ訂正し、必要なことを添えて、楽しいものに仕上げていく。
それがぼくの仕事。でも、そんなことを続けていると、ストレスが来る。
滓が溜まる。

どうするか。
酒を飲む、大声で喚く、旅をする――という時もあった。
いまは違う。
いい本、楽しい本を読む、
カサカサに乾いたわが目を洗い流してくれる面白い本を読む。
これしかない。
『構造素子』(樋口恭介)
『サピエンス全史』(上)(ユヴァル・ノア・ハラリ/柴田裕之訳)
『おらおらでひとりいぐも』(若竹千佐子)
『銀河鉄道の父』(門井慶喜)
『ミレニアム』5(上下)
『車窓の山旅――中央線から見える山』(山村正光)
イラついてくると、古い本『石と笛』(ハンス・ベンマン/平井吉夫訳)
を引っ張り出して読む。木々の描写、音の描写、構成もすばらしい。
気持ちがすっとする。第一級の作品。
ああ、おれもいい本を作りたい!
(上にあげた『食に添う 人に添う』は、風雲斎が手掛けた作品の中でも
秀逸な一冊です。ぜひ一読ください)

(今号終わり)

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