+-------------------+
風雲斎のひとりごと No.97(2024.6.2)
+-------------------+

このメールマガジンは、これまで風雲舎とご縁のあった方々に発信して
おります。よろしければご一瞥下さい。

このまま返信いただければ風雲斎に届きます。

ーーーーーーーーーーーーー
「あなたは膀胱がんです」
ーーーーーーーーーーーーー
84歳の誕生日を目前にした寒い日(2023年1月21日)でした。
おしっこすると赤い血が混じっています。鮮血!
近所の大病院に駆け込みました。

検査後「あなたは膀胱がんです」と告げられ、(あ、やっぱり自分のことを書かなければいけない……)と(なぜか)思ったのです。(……おれは、もうとっくに耐用期限が過ぎているんだ)と。

ある出版社で28年間働き、57歳で退社。自前の会社を興し、好きな本をつくって27年。自社本は100冊あまり。その前の教師やフリー時代を入れると、60年余り仕事をしてきたことになります。……60年!

(……いったい何をしてきたんだろう?)と思った瞬間、自分のことを書こう、自分がやってきたことを書き遺そう、持ち時間がない……と思ったのです。

できたのが、

———————————————————-
(波動を上げて、意識を変える)
ああ、楽しかった精神世界(スピリチュアル)
ぼくはこんなふうに旅してきた……
山平松生(風雲舎代表)著
定価1700円+税
ISBN978-4-910545-06-6
2024年6月20日発売(予定)
———————————————————–

という一冊です。

詳細はホームページからもどうぞ
https://www.fuun-sha.co.jp/

ーーーーーー
どんな本?
ーーーーーー
ぼく(風雲斎こと山平松生)の自分史です。

なぜこの道に入ったか。誰と出逢い、何を学んだか――それを中心に、85年の人生を綴りました。あっちこっちとジグザグに生きてきた旅。それを書き遺さなければならないと思ったのです。

ーーーーーーーー
パラダイムシフト
ーーーーーーーー
この道の第一歩は、ソニーの井深大さんでした。

取材3カ月後、やぼな質問をすると、こう叱られました。

ちがう、ちがう、
そんなんじゃない、
モノじゃない、
「心」だ、
こっちなんだ。

井深さんは(こいつ、わかっちゃいないな)という目でにらんでいます。

ぼくは、(パラダイムシフト、パラダイムシフト)と口の中でつぶやきながら、ビビッていました……。

ーーーーーーー
不思議な人たち
ーーーーーーー
以後出会ったのは、船井幸雄、「地球(テラ)の語り部」岡田多母、足立育朗、小林正観、帯津良一、並木良和、加島祥造、“デモーニッシュな怪物”・西城信、麴屋3代目・山元正博、菩薩行するご婦人・青木紀代美、「ありがとう10万回」の工藤房美、「バイオレゾナンス」の青木秀夫、「新しい人」二戸依里氏ら不思議な方々でした。

これが、楽しかった!

ーーーーーーーー
同じ波動は集まる
ーーーーーーーー
不思議だったのは、船井さんです。

この人の周りには、なぜこんなすごい異才が集まるのだろう? なぜ船井さんはその人たちの言葉(思想)がスラスラわかるのだろう?――とびっくりしたのです。精神世界なんてよく知らないぼくは、船井さん自身すでに高いレベルにいる人……というくくりで済ませていたのですが、それでは理解したことになりません。

船井さんがくり返しおっしゃっていたのは、「ある波動は同じ波動と結びつきたがる」「同じ波動は集まる」でした。だから「波動を上げて、意識を高めなさい」と説いたのです。足立育朗さんの「すべての存在の本質は波動であり、振動波が組み合わさってあらゆる現象をおこしている」も同じです。

そうか、同じ波動だから、会話はスムーズなんだ、互いにわかっているんだな――とわかったのです。そうか、急所は「波動」か。(これだな……!)と。

ーーーーーーーーーーーーーーーー
「新しいわたし」になった二戸さん
ーーーーーーーーーーーーーーーー
二戸依里さんは、特に有名だったわけではありません。ひっそりと実直に生きてきた公立中学校の非常勤講師。そんな彼女がある日を境に(龍に憑かれたように)、ものの見方、人生観がまるっきり一変したのです。

先史文明研究家の浅川嘉富さんとの出会いを皮切りに、さまざまなメッセージが飛び込んできました。どうしようかと迷っていた生協理事長の役を引き受けることにしました。その初めての総代会の帰路、ふと空を見上げると、頭上に真っ白い龍の頭のような雲。「……大丈夫」とのメッセージが届いたような気がしました。

以来、「あなたには白龍がついていますよ」「背中に緑の羽根が見えます」「あなたは遠い星からやってきている魂たちを守るお役目があるんですよ」などといわれるようになり、「新しいわたし」になり、「わたし史上、最高の仕上がり(スペック)」になったと感じているのです。そして何よりも、“わかっている”若い人たちが増え、彼らの認知度が上がっていることにとても驚いています。地球の波動は一気に上がるでしょう――と。

ーーーーーーー
少しわかった?
ーーーーーーー
この道(精神世界)に入ると決めたとき、ぼくが掲げたのは「波動を上げて、意識を変える」でした。船井さんはもちろん、足立育朗さんや岡田多母さんのいっていることをもう少し理解したかったから、です。

あれからほぼ40年。「お前、少しわかったか?」と問われたら、ぐっとつまります。

あの頃、足立さんの『波動の法則』はまったく読めなかった。岡田多母さんの話も何が何やらまったく理解できなかった。

でもいまでは足立さんは読めます。岡田さんのおっしゃる意味がなんとかわかるようになりました。門前の小僧よろしく、30年かけて何ほどかが頭に入ってきたのかも……。

目下の課題は、「神は自分の内にある」「自分は魂である」――このあたりです。

がんという病に悩む自分、それを客観視して、事態をじっと眺めているもうひとりの自分――そこに一歩でも接近できたら、と願望しています。とはいえ、なかなかですね、この道も。ぼくの旅の記録が、何かのお役に立てれば嬉しいですね。

ありがとうございます。

風雲斎(2024・6・2)