+------------------------+
風雲斎のひとりごと No.81(2019.05.25)
+------------------------+
このメールマガジンは、これまで風雲舎とご縁のあった方々に発信して
おります。よろしければご一瞥下さい。ご不要の方は、お手数ですが
その旨ご一報下さい。送信リストから外します。

————————————————-
新刊『宇宙人タマの「魔法の教室」』
————————————————-
という本が出来ました。

……あのね、
だれだって心の奥に
「内なる小さな私」がいるんだよ。

奥田珠紀(「魔法の教室」校長)著

「小さな私」に会いに行こう!

(2019年6月3日発売)
定価(本体1500円+税)
ISBN978-4-938939-95-3

——————–
自分の中の二人
——————–
だれでも自分の中に、
「ウハネ」と「ウニヒピリ」という二人がいます。
「ウハネ」は、しっかり者のお母さん。
「ウニヒピリ」は「内なる小さな私」
しっかり者のお母さんは「顕在意識」、
「内なる小さな私」は「潜在意識」

「潜在意識をウニヒピリ、顕在意識をウハネ。
こう言い換えるだけで、タマの頭の中でイメージがどんどん膨らみ
ました。この親子が、あるとき仲良しだったり、しばらくすると喧嘩
したり、自分の中で、さまざまなドラマを繰り広げているのです」
(本文より)

著者タマは、ウニヒピリ(潜在意識)の塊、のような子でした。
幼少期、「宇宙のお母さん」とブツブツお話ししたり、精霊や
動物や物と会話する“宇宙人のような子”。小・中・高は、世間
の常識や規則になじめず、ずっと”ヘンな子“呼ばわりされま
した。勉強はまるでダメ。美術のみ「5」。ほかは“赤点王“。
こうしてタマは、好きなように、思うように生きていました。

—————
……困った
—————
大人になるにつれて、タマはどうにも生きづらさを感じます。
介護など福祉の仕事でようやく「生きている自分」を見出した
時期もありますが、本当に困ったのは、結婚して子供が生まれ
てから。
4児の母。二人の障がい児。病院、施設、学校、市役所、世間。
タマなりに賢い母を目指すものの、“本来の自分ではない生き方“
にどうしても違和感が付きまとうのです。

——————————————
どうしてこうなんだろう……?
——————————————
「タマはコンプレックスの塊でした。学歴がない、資格もない、
結婚はバツがついているし、目をひくような美人でもない。
育児も家事も、自慢できるようなレベルではない。ないない
だらけでした。それでもタマは、自分を雑に扱うのはやめよう
と思いました。
大人の仮面を脱ぎ捨てよう。タマはタマのまま生きよう。
「内なる小さな私」(ウニヒピリ)を大切にして、そのメッセー
ジを聞きながら、毎日をていねいに生きようと決めました。
そう考えると、心がすーっと楽になったのです」(本文より)。

——
統合
——
そんなタマを救ってくれたのが「潜在意識」でした。
本なんて読んだこともないタマがふと手にしたのが『マーフィー
の法則』という一冊の本。すらすら読めました。まるで自分の
ことが書かれているみたいに。以来、赤点王のタマが、潜在意識
というタイトルが付いていると、むさぼるように読みました。

バリ島で出会ったシャーマンのひと言もタマにはショックでした。
「あんたは、どうしてそんな要らないエネルギーをまとってい
るの? あんたは、もっと天真爛漫なのに」
ガツンと頭をぶん殴られる一喝でした。

自分を取り戻す道しるべとなった「潜在意識」。
ウニヒピリだったタマには、ここはお得意のゾーンです。
それに加え、ちょっぴり社会の常識に慣れてきた自分。
ウニヒピリとウハネの統合。
気が付くと、二人はちゃんと手を結んでいたのです。
それでいい、とわかったのです。
大事なことは、「そんな自分を愛すること」でした。

—————————————
潜在意識とヒプノセラピスト
————————————–
「これだ、潜在意識だ」と思ったタマは、ヒプノセラピストの道へ
進みました。ヒプノセラピーと潜在意識は密接につながっています。
これがめちゃくちゃ面白い。勉強嫌い、本を読むと吐き気がしていた
タマが600冊をこえる関連本を読み漁りました。

—————————————-
「みんな、これで悩んでいる」
—————————————-
ふと見ると、みんながタマと同じように、本来の自分に帰る道を探し
ていることに、気が付きました。そんなら自分のことを教えてあげれば
いい。そう気が付いたのです。
タマは自分の体験と知識をもとに2017年、自分らしく、幸せになるため
の方法を伝えようと「魔法の教室」を開きました。理論だけではない、
筋金入りのウニヒピリ体験。
タマの本音の話をすると、爆笑の連続です。大当たり。
受講生は3千名を越えました。

———————————-
好きなように生きるのよ
———————————
タマは宇宙人です。
タマのお母さんが「どうしても子どもを授けてください」と願かけ
した場所が、鞍馬寺。650万年前に、金星人「サナート・クラマ」
が降り立ったところです。タマはそのお力をもらったようです。

タマはこんなことを言いたいのです。
「自分の中のウニヒピリに気づきなさい。
それと仲良くなって、好きなように生きるのよ。
すばらしい人生が待ってるよ」と。

宇宙人タマは、いま翼を得たように世界中を飛び回っています。
「せっかく地球にやって来たんやから、たっぷり味わいたい」と。

————————–
風雲斎のひとりごと
————————–
タマのような子がこれまでもいっぱいいました。
目に見えない存在と会話したり、精霊や動物とコミュニケートした
り、霊能力や予知能力を垣間見せたり――。

でも多くの場合、つぶされました。
「他人と違うことをするな」と。
個性をつぶされ、普通の子になったのです。

でもタマはぐっとこらえました。
つぶされそうになっても、そんな自分を大事にしたのです。
へんてこな自分を捨てたら、生きていけないと感じたのです。

宇宙人みたいなこのへんてこな力はどこから来たんだろう?
「そっか、このままでいいんだ」とわかったのです。
「“内なる小さな私”(ウニヒピリ)を大事にしよう」と。
もし忘れていたら、「会いに行こう」と。

こういう人が大手を振って、道の真ん中を歩ける時代。
タマちゃんを見ていると、時代の開明性を感じます。
異端じゃない、それでまっとうなんだ、と。
タマちゃん、がんばれ。(今号終わり)