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風雲斎のひとりごと No.3 (2006.07.28)
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このメールマガジンは、これまで風雲舎とご縁のあった
方々に発信しております。よろしくご一瞥下さい。

なお、ご不要の方はお手数ですが、その旨ご一報下さい。
送信リストからはずします。

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「アンジェラ」という映画
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五月といえばもう古い話になりますが、「アンジェラ」という
映画に、ハッと胸を突かれました。

世界で一番美しい都・パリに、ちびで、冴えないぶ男がいます。
何をやってもうまくいかず、ギャングから金を借りては期限まで
に払えず、明日にも殺すぞと脅されています。あれこれ画策しま
すが、まったく展望が見えません。ぶ男には、ささやかなプライ
ドも知性もあるのですが、現実の人生は、小銭をくすねているけ
ちな小悪党です。何もかもつくづく嫌気ざした彼は、せめて最後の
自由意志の行使とばかりに、セーヌ川に飛び込んで死んでしまお
うとします。そのときです、アンジェラという美人が、ぶ男の前に
現れたのは!

アンジェラは、絶望しているぶ男に、
「あなたは本当は心のきれいな素晴らしい人なのよ。
その真実を見なさい。自信を持ちなさい」
と、本来の人間性を思い出すように囁きます。

アンジェラは実はエンジェル、天使です。ですから、ぶ男が望む
ものぐらいは先刻ご承知です。この先の彼の未来がどうなるかも
全部わかっています。彼に足りないもの、それは、お金?
いえ、ちがいます。自分の本質に目覚め、自信を持つことです。

天使が下界に降りてきて人間を幸せにするという映画や小説は
これまでにもありましたが、
「自分の本質に帰れ、それに気づいて自信を持て」
という角度を、これほど鮮明に描いたものは知りません。映画で
すから、どたばたも奇想天外なシーンも出てくるのですが、この
映画の監督の伝えたかった本質的なメッセージは、たぶんこの部
分です。

ぶ男の名前はアンドレ。
アンドレはこの世にいっぱいいます。
本来の人間性がゆがめられ、いびつな精神状況で生きているアン
ドレたち……そういう意味では風雲斎もアンドレのひとりです。
地上はそういうアンドレ達で満ちているのかもしれません。人間
達の多くが、みんなアンドレを生きているのかもしれません。

(ちなみにこの映画をもう一度観ようと思って有楽町・マリオンに
行ったのですが、既に上映は終わっていました。あっという間に
消えた……そんな印象です。「ダ・ヴィンチ・コード」という愚作
に客を取られたのでしょうか。VTRになるのを待つしかありま
せん)

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「本来の人間性に目覚めなさい」というメッセージ
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僕が胸を突かれたのは、たぶん一種の共時性です。
それは、「本来もっている自分の力に気づきなさい」というテーマの
翻訳書を抱えここ一年ほどずうっと考え込んでいたのですが、この
映画とクロスして、バチッと火花を散らしたのです。

それは、ある一冊の翻訳書でした。
バーバラ・マーシニアックという著者の
「Path of Empowerment」(自分の本来持っている力をものにする道、
とでも訳すのでしょうか、実質的には、今進行しているといわれる
「アセンション」についての情報がびっしり詰まっています)という
翻訳書でした。この本も、自分のほんとうの力に気づかずにうろうろ
している人類に、「気づけ、気づけ」と激励しているのです。
「アンジェラ」とこの本のテーマは、同一じゃないかと感じたのです。

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アセンションとは
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今私たちが生きているこの地球は、「アセンション」のまっただ中です。
通常「アセンション」は、次元上昇と訳されますが、それは、地球自
身が自分の波動を上昇させていることを意味します。この「アセンシ
ョン」の目的の一つは、私たちが属している物質宇宙に、恒久平和を
実現することです。

天の川銀河からのエネルギーの高潮が、地球とそこに暮らすすべての
「いのち」の細胞と原子に、焼け付くようなシャワーとなって浸透し、
具体的には、地球体温の上昇(つまり温暖化)と、時間が加速してい
ることとして実感されます。

本文に、こんなくだりがあります。
「非常にまれに、時空の或る場所で、宇宙のエネルギーの巨大な加速が
起こることがあります。星々、惑星たち、そして無数の宇宙のプレイヤ
ーたちを含む、様々な形態の知性を持つ存在たちの共同合意によって、
その加速は計画されます。それは、エネルギーの巨大な波動的変化を
統合することによって、はるかに大きい現実体験へ、種々の参画者たち
の目を開くように設計されています。こうした覚醒の時代へのゲート
ウェイ(関門)が、あなた方の世界では1987年に開かれ、25年間の前
例のない変化と幾何級数的な変容を開始しました」

「私たちは、年代記の中のこの特別の期間を、しばしば「ナノセカンド」
と言って引き合いに出します。というのは、ある眺望と観点からは、
この25年間は、《まばたき》より速く通り過ぎるからです」

「すべてのものが加速し続けているので、やがて途方もなく大きい変化
が起こるでしょう。そして、現実についてのあなた方の思い込みは、
《まばたき》の間にひっくり返るでしょう」

それが、2012年12月21日に完結するというのです。

子殺し親殺し、詐欺、ペテン、地震・津波などの天変地異、戦争へと
駆り立てる果てしない太鼓の音……ひどい世の中になった、なぜこ
んなご時世になったのかと多くの人が感じていると思いますが、本書
によると「これこそがいい徴候なのだ」そうです。なぜなら、みんな
が感受して溜めたそのマグマが、強大なエネルギーになって、この
世界を変えていくからです。

私たちより遙かに進化したプレアデスの忠告は、恐ろしいほどの真理に
満ちているようです。そうだったの! そういうことなの! と合点が
いく説明がびっしりと行間を埋めていて、そうか、こうした智慧を得て
人類はやっと重い腰を上げて、前に進むのかもしれないなと、納得させ
られます。本書は、この先の「新地球人教科書」になるかもしれません。

本書の内容は以下の通りです。「解説」にはぜひ目を通してください。

『アセンションの時代』
――迷走する地球人へのプレアデスの知恵――
〈目次〉
(はじめに)プレアデスから、親愛なる地球の友へ
(第1章) 宇宙の本質は多次元です
(第2章) エネルギーと波動を読んで行動する
(第3章) エネルギーが加速した「この時代」の生き方
(第4章) 信念と感情という難物
(第5章) 健康についての真実
(第6章) 性の力
(第7章) すべてはゲームです
(第8章) あなたがたの選択
(解説)人類の進路は既に選ばれているーー小松英星
アセンション
徹底した情報操作(1)――歴史の真実
徹底した情報操作(2)――古代の進化した文明
徹底した情報操作(3)――宇宙の進化した存在と人類との関わり
徹底した情報操作(4)――非物質領域の実在と物質界とのつながり
徹底した情報操作(5)――人類が本来持っている力
徹底した情報操作(6)――メディアのコントロール
いったい誰が地球を支配しているのかーー支配構造の由来と現状
これまで人類がとってきた姿勢――否定、軽視、怠慢または依存
わたしたちの多次元性について
「神」または「根本創造主」の本質
今生の目的と出生の秘密
ネガティブ創造のマジシャン
信条または思い込みによる創造
現実創造のメカニズム
感情というものの重み
DNAの真実
DNAを修復する
この世界の現状
この世界の本質を見抜く
時間とエネルギーの更なる加速
2012年12月21日
人類の前途
終わりに

そういう次第です。
よろしければどうぞ本書をご一読ください。
モヤモヤした視界を大きくパッと開いてくれる一冊です。

『アセンションの時代』
(紫上はとる+室岡まさる訳・小松英星解説 46並製
480p 定価2100円 8月初旬、書店店頭に)