+------------------------+
風雲斎のひとりごと No.33 (2011.11.25)
+------------------------+

このメールマガジンは、これまで風雲舎とご縁のあった方々に
発信しております。よろしければご一瞥下さい。
ご不要の方はお手数ですが、その旨ご一報下さい。
送信リストからはずします。

……………………………
『続ストン!』という本
……………………………

小社の11月新刊で『続ストン!』という一冊の本が出ました。
著者は藤川清美さん。7年ほど前に出版した『ストン!』という
本の続編です。

夢や希望をかなえる最良の方法は何か?
努力? 勤勉? 幸運?
いえ、違います。
答えは、自分の潜在意識にお任せすることです。
自分の願いを口に唱え、紙やノートに書き、潜在意識にねばり強く刷り
込んでいく。すると、願いがかないます――というのが著者の言い分です。
たったそれだけのことで夢をかなえ成功した著者の実体験です。

……………
ネコ騒動
……………

藤川さんとの出会いは、世間で言うシンクロニシティでした。
ユングが提唱した“意味ある偶然の一致”です。
それがずっと切れ目なく続いて今日に至っています。
発端はわが家に突然ネコが7匹出現したことです。
ちょうど今頃の季節、寒い北風が吹き付ける日でした。
雨戸を開けたかみさんがぎゃっと大声を発しました。
そこには母ネコと父ネコ、そして生まれたばかりの子ネコが5匹いたの
です。後で聞くと、数日前から母ネコがどこで生もうかと近所を調査して
いたそうです。
さあ大変です。

結局かみさんと娘のイニシャティブでうちで飼うことになりました。
ところがその様子を察知して、さらにもう1ファミリーがうちに居を
定めたのです。母ネコと3匹の子ネコ。合計11匹。ネコ屋敷!
脅してもすかしても出ていきません。
ご近所の白い目が光ります。
保健所で処分するという発想はありません
困り果てました。

ふと朝日新聞の埼玉版を見ると、ネコ56匹を飼っているというご婦人
の記事が目に入りました。新聞社に電話しても交番に尋ねても箝口令が
あるらしく、ご婦人の連絡先を教えてくれません。
ある日一日がかりでそのあたりを探し回りました。
疲れ果てて帰ろうかと思った夕刻、そのネコハウスにぶつかりました。
そのご婦人が藤川清美さんだったのです。

彼女は最初これ以上はムリと引き取りを固辞なさいました。
いろいろ曲折を経て、結局最後には預かってもらうことになりました。
後からやって来た1ファミリー4匹です(先着7匹のファミリーは、
見かけのいい順に引き取られていき、最終的にわが家に残ったのは1匹と
なりました。これは今や家族同様です)。

お話を伺うと、藤川さんは子ども時代からネコにはお世話になったこと、
ネコを世話するのが生き甲斐だということ、仕事に出かけるにも、必ず
一匹一匹に声をかけ、具合をたしかかめる毎日だそうです。ネコや犬が
大事にされない時代がおかしいこと――彼女の考え方にぼくらはうなず
きました。さらにお尋ねしてみると、彼女は大きくご商売をしながら、
同時に潜在意識の研究者で実践者でした。原稿を書いて持っていると
いうのです。ぼくは出版社をやっていますと申しあげると、
さあ、後は一気呵成です。
こうして『ストン!』という本が誕生しました。

…………………
『続ストン!』
…………………

『ストン!』は、著者が無名の人だったにもかかわらず3万人の人が
読んでくれました。その後も彼女は潜在意識の研究・実践を続けて
いたようです。再びお話を伺うと、着々と実績を積んでいる様子です。
お話では、潜在意識のワールドを訪ねていくと、そのずっと奥に神様が
いるらしいこと、潜在意識に入っていくと、考え方が左脳から右脳に
転じて、ぽんぽんシンクロニシティという現象が広がってきたと
おっしゃるのです。そういえば7年前に彼女が言っていたテーマも、
もの、お金、成功という次元から、神様ワールド、ネコたちのための
ナショナルトラストづくりなどと、ずいぶん変化したようです。

夢や希望をかなえる最良の方法は何か?
努力? 勤勉? 幸運?
いえ、違います。答えは、自分の潜在意識にお任せすることです――
という彼女の考え方が良くでている一冊になりました。
こうして著者と版元とのシンクロが続いているのです。
よろしければご一読下さい。

『続ストン!』詳しくは
http://www.fuun-sha.co.jp/

(今号終わり)

2011.11.25 風雲斎