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風雲斎のひとりごと No.45(2013.12.15)
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このメールマガジンは、これまで風雲舎とご縁のあった方々に発信して
おります。よろしければご一瞥下さい。ご不要の方は、お手数ですが
その旨ご一報下さい。送信リストから外します。

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すぐそばにあった老齢化社会
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いつものウオーキング。1時間1万歩の定例行事。
最近ずいぶんサボってる。いつものルートをいつもの橋まで
戻ると、辺りはもう暗い。橋のたもとに何かがうごめいて
いる。寄ってみるとお婆さんが裏返しにされた亀みたいに
もがいている。眼鏡も杖も四散して、か細い声で「た・す
・け・て……」とつぶやいている。外傷はないか、骨折は
ないかを確認して、肩を貸して立ち上がらせる。足元の煉瓦
が10センチぐらい崩れていて、そこでつっころんだという。
おうちはと聞くと、あそこの団地と。僕の足では5分の道の
りだが、30分ほどかけて団地までそろりそろりと遠回りで
歩く。80歳は過ぎているように見える、いや85歳ぐらいか。
まあ、これもご縁だろう。

道々、婆さんがつぶやく。すっかり弱ってしまった、30年前
団地に入ったころは子供もいて主人も健在で、笑い声が絶えず
楽しかった、7年前に主人が先に逝って以来、「何にもする
ことがない、つまんない」、子ども二人は独立した、子どもの
ところには邪魔になるから行きたくない、サービスで食事を
届けてもらっているが、これじゃダメだと、ときどき自分で
買い物をして食事を作る。今日もその帰り道だったと。
お年は? と聞いて驚いた。昭和13年生まれと。え、おれと
同い年じゃないか。「何にもすることがない」のが、かくほど
まで老いを加速させるのか。こっちはすばらしい女性を見ると
まだ心が動く。作りたい本がいっぱいある。やりたいことが
あれこれとある。「連れ合いを亡くしてからつまんない」が心に
響いた。帰り道、いつも小言を言う愚妻にあらためて感謝。
それにしても、しっかりしろよ同級生!

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すくすく育ったインディゴ・チャイルド
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こんどはかっこいい若者。スピリッチュアル・カウンセリング
を生業にしている霊能者だという。といえば恐ろしげな雰囲気
を想像してしまうが、よく見ると、まるで少女のような優しげ
な気配。知らない人に声をかけられない? と聞くと、「はい、
よくかけられます」と。
子どもころから霊の存在がよく見えた、仲間や先生や大人
の考えていることがすぐわかった、守護霊やエンジェルが
やってきてあれこれ導いてくれる、この世がどう動いてい
るか、この先どうなるか–そんなことをまるでクラス仲間の
噂話をするようによどみなく教えていくれる。
そして「山平さんの生き方、風雲舎のこれから進む道、問題
点はこれこれです。悩まずにまっすぐに進みなさい。ぼくは
それを伝えに来たのです」と、老師(グル)のように淡々と言う。

「きみはインディゴって言われなかった?」と聞くと、
「はい、そういわれて育ちました」と。でも母は、世間並みの
基準で僕を育てたりはしなかった、自由に、のびのびと育てて
くれましたとも。
インディゴ・チャイルドとは、魂の色がインディゴ(深い藍色)で、
前世のことを良く知っていて、高次元とつながって生まれて来た
いわば光の存在。こういう子どもを授かった場合、多くの親は、
その才能が世間に知られることを恐れて潰す。
この若者、並木良和くんは潰されずにすくすく成長した。その
うえで心療内科医でも答えられないようなスピリッチュアルな
悩みを持つたくさんの人の相談に乗ってきたという。こういう
インディゴたちが人のお役にたつ時代が来たんだ、へえ、さすが
— と僕は感服した。並木くんはいま原稿を書いている。
この春には刊行の予定だ。

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霊能者、宮司、巫女さんに助けられた化学者
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化学者の名前は中山栄基さん。
10年ほど前に、船井幸雄さんから、
「山平くん、凄いやつがいる、本を出してやってくれ」
と頼まれて、風雲舎では彼の本を2冊出版した。
中山さんは化学者。化学物質の毒性を研究する毒物屋だった。
この世界に入れば入るほど、その惨状はすさまじい。それに驚き、
なんとかその毒を消す物質ができないかと模索する。苦心して作
り上げたのが、「植物マグマ」だった。野生のミネラルバランスの
結晶体だ。還元力、生命力、免疫力を引き出すということで、
医療機関、食、農業、漁業の分野で使われはじめた。中山さんは
引っ張りだこになり、ちょっと天狗になった。そこへガツンと衝
撃がやって来た。
「あんた、癌だよ」と医者から宣告されたのだ。
さあパニックになった。手術をするか、自分の開発品で治すか。
お前の品物は本当にホンモノか– と迫られたのだ。

知り合いの霊能者に相談すると、
「手術したら、治っても治らなくても、あなたは自分の植物マグ
マを信じていないことになる。それは魂を売るようなこと。植物
マグマで治らなかったとしても、きっと満足して往生できると思
う。信じてごらんなさい、大丈夫だから」と告げられる。
彼女の紹介の宮司さんからは、
1、無になれますか、
2、自分本位の生活ができますか、
3、ひとりになって生きていくことができますか、
という神意が降りてきた。
ある巫女さんからは、「素(す)になりなさい」と言われた。

結局、中山さんは手術の道を棄てた。
植物マグマをがぶ飲みし、からだに摺りこみ、点滴でマグマを
体内に入れ、一方で、「自然に身を委ねた」。あれもこれも一切
棄てて、自然のバランスにからだと心を委ねた。
医者任せではいけない、自分のからだは自分で治すという決意、
その覚悟–そうして彼は生還した。いま元気であちこちを飛び回
っている。

科学者が科学らしからぬ霊能者や宮司や巫女さんの言葉を信じて、
生還するところが圧巻。
『癌告知。生き方をガラッと変えて僕は生還した!』
(中山栄基著 風雲舎12月20日刊 定価1500円+税)
をご一読ください。
http://www.fuun-sha.co.jp/

ありがとうございます。風雲斎(今号終わり)