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風雲斎のひとりごと No.88(2021.2.23)
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ご無沙汰しています。
久しぶりのつぶやき、新刊のご案内です。

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『落ちる!』
……そこから“第二の人生”が始まった……
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「落ちる!」なんていうタイトルは縁起のいいものではありません。
そんなタイトル見たことがない、幸先が良くない、などと社内で抵抗が
ありました。でも著者のたっての意向です。
深いわけがあったのです。

著者は新谷直慧さん。
新谷さんは、ぼくが風雲舎を興して以来の戦友、編集者を兼ねた
腕の立つライターです。
当社の第一作『自然の摂理に従おう』(船井幸雄著)をはじめ、
天外伺朗、岡田多母、保江邦夫など錚々たる発信者を取材・編集し、
一冊の本にまとめ上げてくれたのが新谷さんでした。
その後彼女は、大きな波動を投げかける人物の書物を次々に出版し、
いわゆるスピ系世界の動きをじっと見つめてきました。

そんな新谷さんのもとに2020年の初めごろ、
「自分の本を書きなさい」というお告げが届きます。
ある神さまからのメッセージでした。
え、自分のこと? 他人様のことを書くライターが自分のことを書く?
逡巡しながら、結局書かざるを得なくなりました。
それがこの本です。

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滑落!
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40代のころ、編集工房を興したばかりの著者はカナダ・ロッキー山脈に
ヘリスキーに出かけます。ヘリコプターでいくつかある山頂に登り、
そこから滑り降りてくるというちょっと豪勢なツアーです。
ところが初日早々、すごみを帯びたアイスバーンに身がすくんだのか、
最初のターンに失敗して滑落してしまいます。どうあがいても止まりません。
「あれには気を付けろ」といわれていた大岩の前でかろうじて止まりました。
あと1メートル超えていたら死んでいたかもしれません。九死に一生を得て
震えていました。命拾いしたとはいえ、恐怖感は思った以上に大でした。

この「落ちる!」感覚は心の奥深くにずっと残っていて、仕事でも、人生の
途上でも、同じような場面が続きます。人の裏切りに出会い、悪評、汚名を
着せられたこともあります。それを振り払おうとしますが、ふと気がつき
ました。まあいいか、受け入れようと。

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第二の人生
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四角四面の超まじめ人間だった著者は、自分を磨きたい、高めたいと思って
生きてきました。思いどおり生き、成功に至る人生は理想的かもしれませんが、
次第に、そこで真に満たされることはないと思うようになります。自らを高
める道を「第一の人生」と呼ぶなら、それ以後の人生は「第二の人生」です。

第二の人生とは、第一の人生とはまったく別の「成熟」を目指すものです。
現世的な成功は、事業の失敗や、病気など、さまざまなつまずきで失われる
ます。するとそうしたものをつかんでいた自分を捨てざるをえず、やむなく
手放すと、一見、落下するかに見えて、じつは上空へ投げ上げられるという
すごい仕組み(神の恩寵)があることに気が付いたのです。ピンチはチャンス
だと思えるようになったのです。

ふと読んだ「人は自分以外のもののために生きられるようになって、初めて
〈生〉のスタートを切る。自分自身に向けたのと同じだけの関心を、仲間にも
向けられるようになったときに」というアインシュタインの言葉もすっと胸に
収まります。

そういえば本書に登場する著名人や多くの方々も、第一の人生から第二
のそれへとシフトした人たちのようです。無傷のまま成功への道を突っ走
る人生は稀有のことかもしれません。

という次第ですが、
あなたは第一の人生派でしょうか、
それとも第二の人生派?

『落ちる! そこから“第二の人生”が始まった』(新谷直慧著)
は3月5日発売です。どうぞお手に取ってください。
(ISBN978-4-938939-99-1)定価(本体1500円+税)

風雲舎ホームページから
https://www.fuun-sha.co.jp/

amazonから
https://www.amazon.co.jp/gp/product/4938939991

ありがとうございます。
サボらずにまた書きます。
(2021・2・23風雲斎)

(この号終わり)