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風雲斎のひとりごと No.75(2018.3.24)
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このメールマガジンは、これまで風雲舎とご縁のあった方々に発信して
おります。よろしければご一瞥下さい。ご不要の方は、お手数ですが
その旨ご一報下さい。送信リストから外します。

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“天の声を聴く”詩人
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風雲舎の新刊
『ぼくはエネルギー体です』
ができました。
著者は、(天の声を聴く詩人)神原康弥さん。
(ISBN978-4-938939-92-2)
(4月5日発売 定価・本体1400円+税)

神原康弥さんは25歳の青年。
2歳半のとき、「脳症」と宣告されました。
以来、動けない、しゃべれない。
重度の障がい者。
だから、自分で自分をダメ人間だと思っていたようです。

でも、彼はこんなことができます。
浮遊霊とよく会話した。
妖精や精霊と会話できる。
「あそこに行こう」と思って意識を集中すると、そこへ飛ぶ。
時間も空間も超えて、あっちこっちへ飛ぶのです。

こうして「宇宙根源」と出会ったり、
昔の偉い人や、著名人の声も聴きました。
エネルギー体となって、宇宙へ飛び出すのです。
退屈しのぎに、10年後、100年後の世界も見てきました。
そのうちだんだん、宇宙のことや、地球や人間のことがわかってきました。

見てきたことを人に話すと、
「へえ、そうなの」と聞いてくれる人が増えました。
相談事も増えました。
誰かにを相談されると、著者はその人の魂と会話します。
魂のほうが、本人の事情に詳しいことが多いからです。
魂と会話すること、それが「リーディング」です。
魂に聞いた内容を本人に伝えると、なるほどと納得してくれます。

こうしてセミナーや講演会で話すことが多くなりました。
本人はしゃべれないから、指談という方法で、意思を伝えます
(通訳はお母さん)。
もうダメ人間ではありません。
彼の言葉はとても深く、
宇宙的な叡智に溢れています。

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魂と会話する人たち
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彼とは4回ほど会いました。
いつも不思議だなと思うのですが、
こういう人は、相手の目をあまり見ません。
目の上、頭のほうを見ています。
こういう人には注意しなければなりません。
言葉ではなく、魂と会話しているからです。

ぼくがうんと影響を受けた井深大さんは、ぼくがべらべら現世的な
欲求をしゃべると、「あんたのやることはそんなことじゃないだろう」
と、ぼくの頭のほうを見ながら、たしなめてくださいました。

小林正観さんというおっかない人は、ぼくがお金に困っていることを
見抜いて、「ほら、これを使って」と、大枚をポンと貸してくださいました。

並木良和さんというヒーラーもそうでした。
何か事があると、じっと僕の頭のほうを注視し、そのうえで、
「こういうことになってますよ」とか、「神さまが怒ってますよ」などと
つぶやくのです。エドガー・ケイシーもそういう人でしょう。

こういう人たちは、言葉ではなく、その人の本音、その人の魂と会話して
いるに違いありません。口から出る言葉なんてあてにならないことを知って
いるせいでしょう。

思い出すのは、大本教の出口王仁三郎の例です。
(どこかで以前書いたことがありますが)当時、文壇で名を馳せつつ
あった若い文学者、川端康成と今東光が、クソ生意気な坊主をとっちめて
やろうと二人で王仁三郎のところに押しかけて行った。
対面してすぐ、王仁三郎は、そっちの大きなほう(今東光のこと)は、
親父がこれこれで、先祖がこうで、いま君の財布にはこれこれのお金が
入っている――と見抜き、そっちの小さなほう(川端康成)は、こうこう
だと洗いざらいをぶちまけます。二人はほうほうの態で逃げ出しました。

魂は当人の悩みはむろん、秘め事、隠し事を知っています。そればかりか、
遠い先祖のことも熟知しています。かりにぼくが神原康弥さんの前で、
あれこれうそをついても、彼は一瞬にして見抜くでしょう。
事実、ぼくはそういう嘘をついて、痛い目にあったことがあります。

というわけで、
天の声を聴く詩人・神原康弥著
『ぼくはエネルギー体です』
を、良かったらご覧ください。
ありがとうございます。
(今号終わり)