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風雲斎のひとりごと

風雲斎のひとりごと No.41(2012.12.09)

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   風雲斎のひとりごと No.41(2012.12.09)
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今回のテーマは「愛」です。

——————————————-
(1) 「麹のちから」講演会
——————————————-
うれしい、心弾む遠足をしてきました。
ところは岡山県総社市。初めての場所です。
総社という小さな駅を降りると、静かな街並みが広がっています。
タクシーは高梁(たかはし)川という大きな川を渡り、堤防の上を走り、
わあっと歓声を上げたくなるような風光明媚な丘の、サントピア岡山総社
という会場に着きました。桃太郎が出てきそうな美しい場所、桃源郷です。
今日はここで講演会があるのです。 続きを表示

風雲斎のひとりごと No.40(2012.9.21)

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   風雲斎のひとりごと No.40(2012.9.21)
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不思議な学者
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保江邦夫さんという不思議な学者に会いました。
専門は理論物理学。「ヤスエ方程式」という、量子力学において
最小作用原理が成り立つことを示した方程式を発見した人–のよ
うです。このあたりのことは風雲斎にはとんとわかりません。
続きを表示

風雲斎のひとりごと No.39(2012.7.23)

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風雲斎のひとりごと No.38(2012.7.23)
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『麹のちから!』
————————–
という本ができました。
麹博士の手による、麹についてのバイブル、のような一冊です。
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風雲斎のひとりごと No.38 (2012.5.22)

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風雲斎のひとりごと No.38 (2012.5.22)
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―――――――
ある友人の変身
―――――――
親しい友人Yさんのことである。
Yさんは碁仲間。碁に始まって酒、ゴルフ、マージャンと、フル回転
で付き合ってきた。 続きを表示

風雲斎のひとりごと No.37 (2012.4.4)

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   風雲斎のひとりごと No.37 (2012.4.4)
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一通のはがき
――――――
小林正観さんの遺稿『淡々と生きる』は、2刷り、3刷り
と重版中ですが、ある日、すごいはがきを頂きました。
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風雲斎のひとりごと No.36 (2012.2.8)

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   風雲斎のひとりごと No.36 (2012.2.8)
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メル友からの便り
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この一月末に、小林正観さんの『淡々と生きる』を発売
しました。発売後、朝日新聞に広告を掲載し、その頭に
「遺稿」と打ちました。
いちばん多かった電話が、
「え、正観さん、亡くなったのですか……?」
という驚きの声でした。かれこれ20本ぐらい、そういう
電話を受け取り、僕はにわかに事情説明係となりました。
そういえば三大新聞などマスコミが一切報じなかったのも、
なにか暗示的でした。
続きを表示

風雲斎のひとりごと No.35 (2012.1.20)

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   風雲斎のひとりごと No.35 (2012.1.20)
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小林正観著『淡々と生きる』
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小林正観さんの遺稿『淡々と生きる』が出来上がりました。
1月25日に本屋さんの店頭に並びます。

次のような構成になりました。
(1章) 淡々と生きる
(2章) 運命の構造
(3章) 魂の話
(4章) 悩み苦しみをゼロにする
(5章) すべてを味方にする
(6章) 病を得てわかったこと
続きを表示

風雲斎のひとりごと No.34 (2011.12.23)

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   風雲斎のひとりごと No.34 (2011.12.23)
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宮崎駿の『本へのとびら』
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今年も終わりです。
不安な一年でした。
時代についての論評はずいぶん目にしましたが、映像作家宮崎駿
の発言が心に残りました。宮崎は、この時代をこんなふうに言い
ます。
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風雲斎のひとりごと No.33 (2011.11.25)

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   風雲斎のひとりごと No.33 (2011.11.25)
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『続ストン!』という本
……………………………

小社の11月新刊で『続ストン!』という一冊の本が出ました。
著者は藤川清美さん。7年ほど前に出版した『ストン!』という
本の続編です。

夢や希望をかなえる最良の方法は何か?
努力? 勤勉? 幸運? 
いえ、違います。
答えは、自分の潜在意識にお任せすることです。
自分の願いを口に唱え、紙やノートに書き、潜在意識にねばり強く刷り
込んでいく。すると、願いがかないます――というのが著者の言い分です。
たったそれだけのことで夢をかなえ成功した著者の実体験です。
続きを表示

風雲斎のひとりごと No.32 (2011.10.22)

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風雲斎のひとりごと No.32 (2011.10.22)
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………………………………
さようなら、小林正観さん
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10月12日、小林正観さんが亡くなりました。
その訃報を耳にして、とっさに思い出したのは
「愛別離苦(あいべつりく)」という言葉です。
「般若心経」の中にある、四苦八苦の一つです。
愛する人、親しい人と別れなければならない苦しみ――
正観さん、あなたはその意味を、そう解説しました。
いま、あなたの訃報を前に、「愛別離苦」の意味と、その重さを、
じっと噛みしめているところです。
続きを表示

風雲斎のひとりごと No.31 (2011.7.21)

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風雲斎のひとりごと No.31 (2011.7.21)
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友人たちのがん死
……………………

小中高ずっと一緒だったAが亡くなった。
奥方から「具合が悪い……」という電話をもらって
2日後の土曜日に見舞いに行くとお伝えしたが、
土曜早朝、大学病院で亡くなった。肺がんだった(4月)。

続きを表示

風雲斎のひとりごと No.30 (2011.4.20)

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風雲斎のひとりごと No.30 (2011.4.20)
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しーんと静まりかえっている
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津波と地震、原発。
東北出身のぼくは、あっちに友人が多い。
宮古市の友人は関係者3人(兄夫婦、その母親)を亡くした。
同じ岩手・山田町の友人はご主人がまだ見つかっていない。
高校時代の友人一人も行方不明と聞く。
何とも慰めの言葉がない。
(でも)身内に不幸はなかったと胸をなで下ろしたとき、
なぜか「みんなが幸せにならないと、私は幸せになれない」
(本当は釈迦の言葉)という宮澤賢治の言葉を思い出しました。 続きを表示

風雲斎のひとりごと No.29 (2010.12.26)

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風雲斎のひとりごと No.29 (2010.12.26)
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百姓をする友
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久しぶりの休日。
青い空がどこまでも広がっている。
身体を動かしたくなって、読みかけの文庫を手に車に乗る。
近所をうろうろしてから高速にのる。
百姓暮らしをしている友人のところへ行こうとふと思いつく。
アドレスも不明、道順もはっきりしないが、以前行った記憶がある。
留守なら留守でいい。
あてどのないドライブ――これも一興だろう。 続きを表示

風雲斎のひとりごと No.28 (2010.9.6)

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   風雲斎のひとりごと No.28 (2010.9.6)
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「あんたがつくった本の中で、一番面白かった……!」
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そうお褒めいただいたのが、『ヘコむな、この10年が面白い!』
という本。これからの日本は、「モノづくり」から「コト興し」へ
舵を切り替えなければやっていけない――と説いた一冊です。
(小社7月末刊・元ソニーチャイナ会長・小寺圭著)

褒めてくれたのは、風雲齋の師匠に当たるある大学の先生。先生
はそれこそ世界中を歩き回り、これまで足を踏み入れない国は
ないというほど地球事情に明るい農学博士です。
その先生が、
「へえ、そうだったの! 事情はそんな風に変わっていたの!」
と、モノづくり世界の変化を「この一冊でよく分かった。あんた
がつくった本の中で、一番面白かった」と褒めてくれたのです。

(手前味噌をちょっと続けますが)お褒めの言葉は他の方々からも
頂戴しました。ある仲良しの財界人は「なるほどね、そうしないと、
もう日本はやっていけないかもね……。この本は、風雲舎の本の中
では白眉だね。面白くて役に立つ本だった。25冊買って周りの人
に配った。だからしっかり売りなさい」と。
編集者というのは妙なもので、本を出して、反応がなければないで、
「うーん、ダメだった」かなどと悩み、こうして褒められれば、
「やはりいい本だったろう」と、そこで得心したりするのです。

――――――
ネットの力
――――――
今回びっくりしたのがネットのパワーです。
通常、本を出版すると、朝日新聞や読売、日経などの全国紙に広告
を出します。同時にパブリシティー活動に走り回ります。書評とし
て取り上げてもらうためです。上記の本は全国紙・地方紙、それに
日刊紙、雑誌などを合わせ、合計10紙(誌)ほどに取り上げても
らいました。
ありがたいことです。

ところが店頭の反応があまり良くありません。
実売として数字に上がってこないのです。
街は灼熱の暑さ。みんなあえいでいます。
これでは、本を買いに行く気にもなれないな……。
――はて困りました。

思いついたのが、ネットです。
配信数の多い有力なネットに広告を出してもらおう――。
お願いしたのは「田中宇の国際ニュース解説」。
20万人に配信しているという著名なネットです。
「おじさんの頼みじゃしょうがないですね」と、旧知の田中さんは
快諾してくれました。割引料金で。

さてここからです。
通常わが社のホームページには1000人(月に)くらいしか訪問客が
ありません。ところがこの広告を境にぐんと来客数が増えたのです。
田中さんのネットが引き金となり、次々に他のネットにも取り上げ
られました。訪問客は5000人、6000人となり、8月末には8000
人超となりました。わずか2週間ほどの間にです。
これがネットの力、というのでしょうか。

むろん訪問客ですから、注文数とは異なります。
推定して概算すると、注文実数はその3%でしょうか。
図らずもネットパワーの威力を見せつけられました。
以来、アマゾンはじめネットの動きを凝視するのが日課となりました。
活字媒体の広告が激減しているという事情も、何となく分かりますね。

―――――――――――――――――
あるキャリア・コンサルタントの悩み
―――――――――――――――――
キャリア・コンサルタントというある女性からのメールにこころうたれ
ました。いったん職を離れた人の再就職のために、さまざまな職業訓練
の機会を提供している行政法人に所属する方です。日経新聞に掲載され
たこの本の広告原稿
――「モノづくり」から「コト興し」時代へ――
という惹句の、とりわけ「コト興し」という一句に目が釘付けになった
というのです。そうだ、離職者が「コト興し」すればいいんだ――と。

離職者が新たに職を得るというのは、並大抵のことではありません。
事務職一名の募集に100人が殺到するそうです。この女性はそんなこん
なで悩んでいたに違いありません。やりとりの後、ある日、著者の小寺
さんと対話してもらいました。
テーマは「離職者のコト興し」。

小寺さんはゴチャゴチャ言わず、ずばり問題点に切り込みます。
「私のところにはよくベンチャー企業から、誰かいい人がいないですか
と問い合わせがあります。ベンチャーはふつう、ハローワークに求人に
行きません。やはり信頼できる人に依頼するようです。そうした動きを
見ていると、こうしたニーズはごまんとあります。もしあなたにその気
があれば、離職者とこうした現場をつなぐ方法を考えてくれませんか。
あなたが1エージェントになって両者をむすぶのです」

小寺さんはこんなことも言いました。
「先日ある歯医者さんが“往診治療”を試みたいと言って来ました。
一人暮らしの老人などにこちら側から出かけていって治療したいという
のです。診察の出前です。高額の税金を払うくらいなら、こうした方法
で社会還元したいと。その際、申し込みや予約などのコーディネートで
他人の力が必要になります。そこに“仕事”が発生します。こうした小
さなコト興しが実はいっぱいあるんですね」

「なるほど……。現場に行けば、歯の治療だけではなく、老人にとって
必要な買い物や手伝いやら“仕事”はいっぱいありそうですね。その
現場というポイントをいくつかつなげれば、そこにニーズが生まれそ
うですね。すると、コト興しができるかもしれない……」と女性。

彼女の問いは、国家規模の壮大な「コト興し」とは距離がありますが、
日常、面談している離職者の再起の道を何とかしたいという真剣な
想いがありました。何かひらめきを得たでしょうか。この先、彼女が
どんなつながりを発見するのか、いつかお尋ねしたいものです。

―――――
コト興し
―――――
既存の職業、職種の枠に空きがなく、それどころかその絶対数が減少
している――とすれば、どうしても離職者が増えます。今の社会はま
さにその典型です。

ではどうするか。
国家規模での「コト興し」――そのいい例がオバマの提唱した「グリ
ーン革命」ですが、著者は日本でも同様のことができるといいます。
いや、やらなければならないと。
国家規模の「コト興し」から離職者の「コト興し」まで、とにかく
新たなコトを興し、多くの人々をそこに結びつけて生きていく方法を
探す――。「コト興し」にはそういう意味が込められています。そう
いう構造に変えていかなければならない――と。

出版社もうかうかしておられません。
モノをつくって右から左へと流す時代ではないようです。
著者の小寺さんの後について回って講演会活動に精を出すことになり
そうです。風雲舎主催の、つまり自前の講演会も考えられます。
詳しく予定が決まりましたらまたお知らせいたします。

この本、
『ヘコむな、この10年が面白い!』(「モノづくり」から「コト興し」時代へ)
は、読者からの反響も含め、いろいろ考えさせられる一冊でした。
まだご覧でない方には、ぜひどうぞ――。
詳しくは http://www.fuun-sha.co.jp/

ありがとうございます。(今号終わり)

転送歓迎。ご意見・ご批判も歓迎(風雲齋)。

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どうぞ宜しくご愛用下さい。
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2010.9.6 風雲斎

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(株)風雲舎 担当 山平松生
〒162-0805
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TEL 03-3269-1515 FAX 03-3269-1606
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風雲斎のひとりごと No.27 (2010.7.20)

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   風雲斎のひとりごと No.27 (2010.7.20)
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ある異邦人
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サッカーも終わり、永田町はまたも混迷入り、それにひどい湿気。
それやこれやで周りはみんなげんなりしていますが、広い世間、
この娑婆はそう捨てたものでもありません。

半年ほど前に、“異邦人”とでも呼びたくなるようなあるもの静かな
日本人に出会いました。一体全体この先、日本はどうなるのか
というような会話を何度か交わすうちに、パワーをもらいました。
長い海外暮らしで、行動も発想もかなり日本人離れした御仁ですが、
世界の動きをじっくり見てきた目には、今後の日本の進路がかなり
クリアーに見えているのです。
今やっと日本に定住した異邦人は、こんな風に言います。

「日本人は一般人からテレビや新聞のコメンテーターにいたるまで、
日本の技術、日本の製造が世界一だと思っているフシがあります。
これがふしぎですね。日本人はなぜノキアの携帯を買わないのか、
なぜサムスンのテレビを買わないのか、なぜAcer(エイサー・
台湾)のパソコンを買わないのか、なぜ現代(ヒュンダイ・韓国)
の自動車を買わないのか――。ふしぎですね。
日本は完全な情報鎖国なんですね」

異邦人の名前は小寺圭(こでら・けい)さん。46年生まれ、東京外語大
を出て、ソニーの海外営業を30年。ユニークな国際感覚、行動力で、
社内外で言いたい放題を言ってきた強者です。中近東、欧米、東南アジア、
中国を歩き、「ソニー・チャイナ」の会長。ソニー退社後、「トイザらス」
CEOを経て、現在、「クオンタム・リープ」に席をおき、企業の
「コト興し」、町おこしなどを呼びかけています。

その視点、分析がとてもユニークで、
「あなたの存念を好きなようにぶちまけたら――」
と申しあげると、ひと月ぐらいでサラサラと原稿を書いて持ってきました。
むろん処女作です。これがなかなかなのです。
さすがソニー、すごい人材がいるんだなあ――。

―――――――――――
異邦人が書いた一冊の本
―――――――――――

出来上がったのが、次の本です。
『ヘコむな、この10年が面白い!』
――「モノづくり」から「コト興し」時代へ――
 (四六判並製216ページ 発売日7月下旬)
ISBN978-4-938939-62-5 定価(本体1429円+税)

異邦人の主張はとても明快です。
●日本は「モノづくり」国家から脱出すること。
●日本は「事業化」を通した「コト興し」の国に変わること。
●日本は「環境ビジネス」の分野で世界をリードすること。
この3点です。

�モノづくり国家からの脱出
東南アジア、中国の生産現場をつぶさに見てきた異邦人にとって、
「水平分業」をベースにした彼らの生産力、低コストに、「垂直統合
製造モデル」の日本は逆立ちしても太刀打ちできない。ハードを
つくって右から左に売る時代は終わった。ハードづくりはそれを
得意とする国に任せなさい。今後、この国は「モノづくり」から
「モノをつくらせる」側に転じなければならない。
ふり返れば、日本自体がそうやって欧米から「モノづくり」を奪って
きたのだから、歴史が繰り返すのは当然だ、「モノづくり日本」などと、
いつまでも過去にこだわるな――というわけです。

�「コト興し」とは。
モノをつくって、「はい、どうぞ」という時代ではない。
「モノをビジネスの中核に置きながらも、製造のような付加価値の
低い分野への投資は避け、モノを介在としたサービスで儲けるような
全く新しい事業構造をつくること」。その適例に、生産工場を持たない
アップル社などを挙げています。

「どんなビジネスにも関連事業というものがあり、この関連事業の
連鎖をつくることにより、産業全体、国全体に大きな産業のうねりを
つくること」
「モノには依存せず、ソフトやサービスビジネスという無形の価値を
提供し、日本の優れたカルチャーを世界に売り込むこと。それは
単なるビジネスに留まらず、観光客の増加や都市の改造、日本の国家
価値の再興にもつながります」

つまり従来のスキームを捨てて、ひとつグレードアップしないと、
“かつて栄えた経済老大国”などと揶揄される国に成り下がるという
のです。

�次の主戦場は?
モノづくり国家として頂点に上り詰めた日本は、その後のIT革命
や金融革命の波にもきちんと対応できずに、ただ右往左往していた。
展望のない国家はあちこち流浪します。悲しいものです。
では次の10年の主戦場は何か。
「答は明快だ、環境しかない」と強調します。

世界の動きを見てきた異邦人の目には、「どの道、世界はそう
動くしかない」「ハンドルを切り違えると、“おれたちに明日はない”
ということになるよ」「だから、この10年が面白いのだ」
と言います。

永田町のセンセー方の課題図書にでもしたい一冊です。
異邦人のかつての上司・出井伸之(クオンタムリープ代表取締役)さんは、
「自分をマーケティングすれば、時代は楽しくなる。
この本はキミの明日を元気にするレシピが満載。私も元気が出た」
と激賞してくれました。

風雲齋は娑婆のことにそれほど強い興味はないのですが、
現実と近未来が接するこのゾーンには興味が尽きないのです。
ひさしぶりにスカッとする本でした。
よろしければこの夏休み、ご一読下さい。(この号終わり)

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2010.7.20 風雲斎

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風雲斎のひとりごと No.26 (2010.6.3)

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あるご婦人のこと
―――――――――
高橋文子さんというユニークなご婦人がいます。
彼女は50才ごろまで平凡な家庭の一主婦でしたが、子育て
が一段落したころ、友達から、参宮橋のあるブティックを
「ねえ、手伝って」と誘われます。へえ、おもしろそうね
とやってみると、これがうまくいきました。
一年後、「あなた、ついでにこのまま経営して」と友達。
はい、と高橋さん。ブティックの経営者・デザイナーという
よりはコーディネーターとしてお客さんのお洒落の手伝いが
楽しく、客心理とビジネスという世界を学びます。

この後、彼女はもうひとつジャンプします。ロータリークラブの
女性版のような世界組織・国際ソロプチミストという慈善団体に
入ります。これが楽しかった。すごい人と出会えたからです。
なるほど、世間というものが少しずつ分かってきます。
彼女はビジネス世界とボランティアをくぐることで、人生、
とりわけ人間を見つめます。素晴らしい人、問題を抱えた人、
いろんな人がいました。

――――――――――――――
サードファミリーという発想
――――――――――――――
無我夢中でやってきて、あっという間に70才になっていまし
た。彼女の人生は、ここからトップギアに入ります。
いつまでもブティックでもないだろうと商売からすっぱり
足を洗い、さて老後をどう生きるか――その問いに向き合います。
ずっと大事に温めていた考えがあったのです。
それが、サードファミリーという発想でした。

生まれ育った家がファーストファミリー、
嫁いで、主人や家族と苦楽を共にした家がセカンドファミリー、
子どもが独立し、主人が逝き、自由になったお一人様が、さて
どう生きるか。年齢を重ねても社会に参加し、楽しみながら自分を
磨き、また、誰かの役に立ちながら生きていく――。その憩いの場
がサードファミリーです。

高橋さんは自宅を改造し、酵素風呂をセットし、自分を磨く集まり
をもち、おしゃべりと食事を楽しむ暮らしに変えました。
これまでの仲間が老いも若きも、気楽に、集まってきました。

いま高橋さんは80才(傘寿)になりました。
自宅1階にある酵素風呂の様子を見るために、日に20~30回ほど
1階と2階を往復します。これが元気の秘訣です。

歳をとったら、意地を張らず素直になる、好きな仲間とおいしい
食事をしておしゃべりする、誘いがあれば、お洒落して外出する、
孤立しない、仲間に声をかける、すべてのことに感謝する――
さらには笙の音色に聴いたり、句会に出たり、偉い先生をお招きし
てお話を聞いたり、自分を磨くことを忘れません。
ご自分で決めた約束を、自らちゃんと実行しています。

―――――――――
田端のふしぎな家
―――――――――
それにしても、この家はどうもふしぎです。
ここにやって来て応接間のソファーに座ると、皆さん、めったに
しゃべらないようなことでも口に出してしまうのです。まるで
「懺悔室」に入ったときのように、秘密も成功も失敗も、ふと気が
つくと、何もかもしゃべっています。
懺悔すると、人は深い安堵とやすらぎに包まれるそうですが、
いつの間にか、そういうありがたい家になっていました。
そのポイントは、(たぶん)高橋さんが、うんうんとうなずきながら、
黙って他人の話に耳を傾けることでしょう。

実はもうひとつ秘密がありました。
この家はしばらく以前から、ふしぎなことが頻繁に起こるように
なっていたのです。地震でもないのに、家がカタコトと揺れる。
向かいの八幡様の木々が異様な金色に輝く。父と主人がまったく
同じ日に永眠する。内裏雛のお姫様が笑う。高橋さんがお招きし
たわけでもないのに、異能者や霊能者、神の意志を文字で表す
シャーマンのような人がやってくる――。

何よりふしぎなのは、この家にやってくる人が、
みんな、素直になる――
みんな、いい顔になる――
ことです。
この家は、なにか大きなもの、
神様のような存在に包まれているようなのです。

――――――――――――――――――――
というわけで、高橋さんの本ができました
――――――――――――――――――――
彼女のこと、この家のふしぎをまとめた一冊ができました。
文字通り『田端のふしぎな家』というのがタイトルです。
(46ソフト 216p 定価1575円 6月初旬店頭発売)

風雲斎は、どちらかというと時代の先端を行く固い本づくりが
好きで、うちが出すものは、とかく難解なものが多かったよう
です。高橋さんは理屈好みの、いわゆるインテリではありません。
でも彼女の原稿を読み進めていくと、その底に、何か大事なもの、
とても暖かなものが息づいていることに気がつきました。
編集者が、どんどん素直になっていったのです。
そういう意味でうんと教えられた一冊でした。
よろしければどうぞ読んでみてくださいね。

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2010.6.3 風雲斎

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風雲斎のひとりごと No.25 (2010.4.6)

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――――――
ある翻訳者
――――――
菅靖彦さんというなかなかの翻訳者がいます。
『この世で一番の奇跡』(オグ・マンディーノ)や
『ずっとやりたかったことを、やりなさい』(ジュリア・キャメロン)
などの名訳をはじめたくさんの作品があります。

菅さんは翻訳だけではなく自らも書きます。
その一冊に、『自由に、創造的に生きる』(風雲舎)
というご自分の半生をふり返った自分史があります。

モノがあふれているのに、
心が寒い……
この空しさは何だろう……?

そんなふうに自分の個人史を語りながら、菅さんは人類全体に突きつけられ
ている問いに、トランスパーソナル心理学を用いて答えを出そうとします。
この一冊は、NHKのラジオ番組で、東北なまりの抜けきらない菅さんが訥々と
語り下ろした作品ですが、これが絶品、まことにおもしろかった。
僕の大好きな作品です。

彼とは同郷(岩手県)というせいもあって、何となく仲よしになりました。
彼は花巻市の出身。花巻といえば、あの宮澤賢治です。
宮澤賢治の膝下で育つというのはどういう感じですかと尋ねると、
「賢治が呼吸し、思索し、行動したところに僕もいた。
だから、いつも賢治に見守られているような気がした。
――これはありがたいことだった」
そんな答えが返ってきたものです。
郷土にそういう印象をもてるというのは幸福ですね。

そんな菅さんが、
「これはとびきりスピリッチュアルな一冊だよ」と教えてくれたのが、
以下の本です。菅さんの訳で、この4月、風雲舎から出ます。

――――――――――――――――――
『いま、目覚めゆくあなたへ』
  マイケル・シンガー著 菅靖彦訳
――――――――――――――――――

タイトルがちょっとユニークだと思います。
「いま、目覚めゆくあなたへ」、です。
ちょっとかっこいいでしょう?
サブタイトルは、こう続きます、
――本当の自分、本当の幸せに出会うとき――

この感覚は、分かる人にはすぐ分かるのではないでしょうか。
意識を変える、目覚める人が、最近とても多いからです。
最近、「おや、この人、変わった」というような友人があなたの傍に
いませんか。何かに目覚め、意識や暮らしを変えていく人が、いま、
モーレツに増えているとは感じませんか。僕の身の周りでも、あの人
この人と数え上げれば、すぐに5,6人の名前が上がります。
考え方を変え、そして生活スタイルをぐいっと変えていく人たち――
覚醒するという意味で、いま、すごい時代になったのです。

菅さんによれば、著者のマイケル・シンガーは、エックハルト・トールや
ジャシャンティ(日本では未知)と並ぶスピリッチャル・ティーチャーだ
そうです。スピリッチュアリティの本質は「覚醒」や「目覚め」だそうですが、
それらは従来、釈迦クラスに固有のもので、凡人にはあまり縁のない世界の
ことでした。

ところが、「そうじゃない、みんなに共通して起こる現象だ」というのが
新しい時代の考え方です。クラッシックな悟りや覚醒論はもういい、あれでは
永遠に悟れないというのです。
仏陀や特殊な人たちだけではなく、みんな目覚めていく時代――その背景には
アセンションのような宇宙的な動きがあるのもうなずけます。

マイケル・シンガーはこういいます、
心のガラクタを捨てよ――人生、すっきり楽になる!
では良い旅を。

『いま、目覚めゆくあなたへ』
  マイケル・シンガー著 菅靖彦訳
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2010.4.6 風雲斎

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風雲斎のひとりごと No.24 (2010.2.4)

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―――――――――
旧い友からのメール
―――――――――
今回は政治についてです。
というか、時代の風についてです。

50年ほどの大昔、風雲斎は政治青年でした。
60年安保・ゼンガクレンの時代です。
血気にはやって、この社会を何とかしようと息ばっていた
ものです。その頃の旧い友人(三上治)から、
「政治権力が動く場に視線を」と題するおもしろいメール
が来ました。
「小沢事件」についての論評です。

いまノンポリで、政治などにはとんと縁のない風雲斎にも、
小沢叩きの動きは異常に見えました。ですから旧い友の文章が
ビンビン響いてきました。以下、(彼の許しを得て)開陳します。
難しそうなのですが、まあ、ご覧になって下さい。

彼はこんなことを言います。
「僕の脳裏を去らなかったのはやはり「小沢問題(小沢事件)」
であった。裸木になって寒々しい姿の銀杏を見つめながら
自己問答をしていたのはやはりこのことだった。」

「小沢事件では検察の処置が気になるが、それ以上にこの事件の
本質が隠されたまま処理されてしまうことが気掛かりである。
検察が日本の官僚の総意を代弁し、さらに背後ではもっと大きな
力が後押しをし、小沢を潰し、民主党の変質や骨抜きをするのが
この事件のもくろみである。民主党議員の一部の言動では
これが功を奏しているように見えるが、なかなか見えにくいこの
事件の姿を取り出してみたい。」

「注目すべきは権力の発現様式である。
検察はこの目的のために、政治的大義を掲げない。
また、力の支配という形態も取らない。金権(利権)政治の
浄化という通りのよい言葉を使う。マスメディアはこれを
正義として代弁的に報道し一体化する。そしてこの動きは
人々の心的動きの中にも浸透する。例えば小沢は胡散臭い
利権政治家であるという像が刷り込まれる。金に汚い政治家
の悪業追及という像はやすやすと通る。」

「こうした表層のイメージを通して政治権力の絶対化という
深層は隠されながら貫徹していく。検察とマスメディアの
一体化した動き、人々の心的反応という様式の中で、
政治権力は絶対化の同意を得ていくのである。」

「この小沢事件では、この捜査が不当であると思っても対抗が
難しい。卑小な形態をとって現れる政治権力の絶対化に抗する
生の政治としての民主主義はさしあたり、これは「おかしいぜ」
という身体的感覚や反応を基盤にして出てくる。」

「この反応を政治権力の深部に届ける想像力こそ、生の政治
としての民主主義や人権を生かす武器である。
小沢事件は僕らの政治的想像力を試していると言える。」

―――――――
なるほど……
―――――――
これを読んで僕は、わが意を得たりと膝を打ちました。
僕が感じていたことが書かれていて、これはまっとうな
優れた論評だと感じたからです。

僕は小沢という政治家とは縁もゆかりもない。
田中角栄、金丸らを師匠に持ついけ好かないヤツ、
というのがこれまでの印象でした。
こんなところが大方の印象でしょう。

しかし仮にそうだとしても、この小沢叩きは尋常ではない、
直感的に、これは何かヘンだ、いびつだ、と感じていました。
僕の周りでは、小沢叩きは田中角栄を追い落とした手口と同じだ、
というメールが飛び交っていました。
その問題意識が重なったのか、波長が合ったのか、
旧い友からのメールに敏感に反応したのです。

――――――
問題の所在
――――――
僕の把握(たいして専門的ではない)では、民主党が政権を
取ったということは、この国の権力を押さえてきた連中に
とっては大変なことなんだ、と今さらながら痛感します。

鳩山・小沢ら民主党は、アメリカ離れ(「対米従属」を脱する)
を意図し、日米中三角外交へと舵を切った。アメリカ一辺倒
ではなくアジアに目を向けるというのでしょう。さらに、
官僚政治からの脱却という、触れてはいけないテーゼを掲げた。
彼らは根幹を変えようとしている。

ところが、自民党はじめ外務省、官僚、マスコミらの「対米
従属主義者」(守旧派)にとって、これらは許し難いことだった。
驚天動地の不敬な行為だ、このままでは戦後60年間続いた権力
構造を根こそぎ崩される恐れがある、と感じたのでしょう。

かく在りし事態をぶっ壊すことの難儀さ――
そうはさせじとする守旧派の強固な抵抗――
(たぶん)小沢叩きは、国の在り様をめぐる権力闘争なので
す。両者の綱引きなのです。

しかし「多極化」を否定し、従来通りのアメリカ依存を継続
することで、どんな展望が出て来るのでしょう。中国抜きに
経済は考えられない時代だとというのに。
「守旧派」は対立軸を打ち出せないのではないか、などと
素人は思うのですが……。

それはともかく、古い友人の言う
「小沢事件は僕らの政治的想像力を試していると言える」
というコメントは、ずしりとわが心に響いてきました。
あなたはどうお考えでしょうか。
(僕の政治把握は、以下の本に拠るところが多いことを添えます。
田中宇著 『日本が「対米従属」を脱する日』(風雲舎刊)
http://www.fuun-sha.co.jp/newbook/index.html

2010.2.4 風雲斎

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風雲斎のひとりごと No.23 (2010.2.2)

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不安な時代に愛をささやく女神
――――――――――――――
一月末、神戸の震災を報じるニュースが多い中で、
神戸出身の友達から「ぜひ見て」というメールが来て、
TBS・情熱大陸「画家 石井一男」というテレビ番組
を見た。

結論から言うと、良かった。
石井一男の描く絵は、女神と題する一連の女性像など。
女神たちは、かわいらしく、気品と慈愛に満ちていて、
テレビを見ていて、ふと気がつくと、涙を流していた。

女神たちの表情には、
ずっと昔から知っているのに、
ばたばた忙しいこの人生で忘れてきた、
なにかとても大事な、懐かしいもの、神々しいもの、
きゅんと胸が締め付けられるような慈愛――のようなものが
あった。

この懐かしさは何だろう?
思い当たったのは、母親だった。
母はもうずいぶん前に亡くなったが、
慈愛、優しさ――に満ちていた。
でも、なおっかなさ、厳しさもあった。
あれこれの夾雑物を削ぎに削いで、
そのイメージをリファインしていくと、
石井の描く女神像とダブった。
あ、もう一人いた、
その延長上に、観音様がいた。

このテレビのことを伝えたもう一人の友人から
こんな感想が届いた、
「絵を見たとたん、思い出したのは、ルオーです。
ルオーの絵の厚みと重さがそのままありました。

女神の絵は、私の中では、生きている女性でした。
一面に絵が並べられている映像は、圧倒されました。

生きている女性がエネルギーとして純化された
という意味で、観音様なのだと思いました。

下絵を描き、待つ。
そこに女性が訪れて形としてすくわれているような気がしました。
だからこそ、見た人がそれぞれの観音様を見出しているのでは
ないでしょうか。」
とあった。いい感性を持っている人だ。

現物を見たいとPCで検索したら、
東京・国分寺在の小さなギャラリーで個展が開かれていた。
最終日に間に合い、駆けつけた。
秘かに観音様と敬愛するご婦人を誘い、
女房ともどもご一緒した。

現物も良かった。
石井の描く「優しさ」は、
この不安な時代を象徴しているように見えた。
「大丈夫よ、しっかり愛を受け取って……」
と表現しているようだった。
テレビ放映のせいか、小さなギャラリーは満員だった。
「ギャラリー始まって以来のことですよ……」
受付の女性が嬉しそうにつぶやいていた。

ぽかぽか暖かな日差し――観音様と一緒に、いい絵を見て、
うまいコーヒーをのみ、いのちの洗濯をした1日だった。

TBS・情熱大陸「画家 石井一男」は「YouTube」で見られます。
http://moviemaga.blog20.fc2.com/blog-entry-2376.html
「絵の家のほとりから  石井一男画集」
後藤正治『奇跡の画家』(講談社)などもよろしければどうぞ。

2010.2.2 風雲斎

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風雲斎のひとりごと No.22 (2010.1.9)

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ハーレーダビッドソンを駆る牧師
―――――――――――――――
昨年末、キリスト者の集まりで、ある牧師のお話を興味深
く聞きました。牧師は「人は何も持たずにこの世に生まれ、
何も持たずに帰る」というヨブ記(旧約聖書)の一節を読ん
だ後で、こう切り出しました。
「つい先日、これまで読んだ何百冊かの書籍と、身の周り
のがらくたをきれいさっぱり捨てました。ボロになった家
具類、電気器具、本箱、ラジオ、テレビ等々、がらくたは
2トン車一杯になりました。すっきりしました。がらくた
を捨てていくと、神がどんどん前面に出てきました」と。

促されて僕もこんなことを話しました。
「加齢と共に、身の周りから何か大事なものが消えていき
ます。僕の場合、それは人の死です。親兄弟は言うに及ば
ず、お世話になった恩人、親しい友人、先輩たちが皆去っ
ていきます。それが悲しい。ところが牧師と違って僕には、
代わるべき何も見当たらない。空虚さ、索漠たる想いに
悩んでいる最中です」などと。

食事時、同年配ぐらいかなと思って牧師に気易く声をかけ
て驚きました。風雲斎よりひと回り上の大先輩です。牧師
はついこの春先まで、ハーレーダビッドソンを駆って東京
から福島県のある高校までぶっ飛ばし、その学園の校長を
していたそうです。生徒に説教をして、野球部は甲子園に
連続出場した実績を持っているそうです。

なるほど、この牧師の話す言葉には力がありそうです。
聖書一筋というよりは、高い波動を発している実践者と見
受けました。御髪こそ総白髪ですが、肌はつやつや、瞳は
いたずらっ子のようにきらきら輝いています。話が書物の
ことに及ぶと、万巻の書を読み込んできたような知性が伝
わってきます。こういう人のお説教をときどき耳にしてい
たら、人生、ずいぶん豊かになるでしょうね。

僕が参ったなと感じたのは以下の点です。
身の周りのあれこれを捨て去って、神を中心に生きてすっ
きりしている牧師。対照的に、消えていく人・ものを懐か
しみ、こだわり、その欠落した後の空虚感にもだえている
僕。換言すると、信念のようなものを持っている人間と
そうではない人間との差、でしょうか。

こころの中に確固たるものを持っている人は幸せです。
牧師が言う「がらくたを捨てていくと、神がいた」とい
う心境。それが何ともうらやましい。ふと考えれば僕に
は何もない、それに気がついて呆然としたのです。
たぶんそれを極めていくと、ヨブ記の
「人は何も持たずにこの世に生まれ、何も持たずに帰る」
というところに帰着するのかなと感じました。

人間はある程度のところまでワアワア言いながら楽しく
過ごしてきます。がらくたを愛好し、がらくたをため込
み、がらくた言辞を吐きちらし、がらくたな人生を送り
ます。ところがある日、愕然とします。語るべき友はい
ない、親しい人は去り、仕事や生活の目標も消え失せ、
何をよすがにこの先生きていけばいいのだろうかと。

ゴルフだ、絵画だ、囲碁だ、陶芸だといって余生を楽し
く暮らしている友人が多いのですが、なにか大事なプリ
ンシプルをこころに抱いていないと、ある日はたと途方
に暮れる――そんな気がします。むろん僕にも仕事や家
族や孫もあり、それはそれで熱中するに値するのですが、
こころが欲しているのはもっともっと奥底からのもので
す。

――――――――――
がらくたを捨てること
――――――――――
人の死による悲しみ――それを実感したのは、ケンカば
かりしていた兄の死でした。表現しようのない悲しみが
やってきて、兄貴やおふくろの許へ僕を誘っている、と
感じさせるのです。これがお迎えが近いということか、
という妄想さえ浮かびます。仕事も手に付きません、
こんなザマで生きていけるのだろうかと、そんな混迷が
1年ほど続きました。

ところがそうではないのです。
1年あまり経って、それがやっと分かりました。
死ぬこと、この肉体が潰えること――それは必然です。
きっとやってくるものですから、抗いようがありません。
それはそれでいい、いつでもおいで――と腹をくくれば、
それで済むのです。

悲しみと並行して、この間ずっと実感していたのは、
「これまでの旧い自分から抜け出せ」とけしかけてくる
一連の出来事でした。酒びたり、小ばくち、異性、碁、
ゴルフ――そんな旧来のものがどうでもよくなったので
す。そこに戻っても少しも楽しくないのです。お前を構
成している中身を変えろ、とでもいうような迫り方です。

悲しみや一連の問いかけは、がらくたとおさらばしろ
という意味だったのではないか――そう解釈すると、
すっきりするのです。
スタイルを変えろ、暮らしを変えろ、生き方を変えろ、
中身を変えろ、チェンジしろ――がらくたとおさらば
しろと教えていたのではないか。

うーん、ちょっと元気が出てきました。
仕事にも人生にも張り合いが生まれそうです。
何とも遅い気づきですが、仕方がありません。
あの牧師さんには及びもありませんが、暗愚は暗愚なり
にアホはアホなりに生きるしか仕様がないのです。
そんなわけで今年もよろしくお世話になります。
皆さんにとってもいい年でありますように。

2010年元旦 風雲斎

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