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風雲斎のひとりごと No.63(2016.5.2)
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このメールマガジンは、これまで風雲舎とご縁のあった方々に発信して
おります。よろしければご一瞥下さい。ご不要の方は、お手数ですが
その旨ご一報下さい。送信リストから外します。

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熊本の工藤房美さんへ義援金を
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工藤房美さんは『遺伝子スイッチ・オンの奇跡』の著者です。
4月14日の熊本激震のあと、東京・青山での講演会に駆けつける
ために、彼女は飛行機に飛び乗りました。講演会は盛況裡に終了
しましたが、16日以降にもまた激しい余震があり、あれ以来、
びくびくしながら過ごしています。熊本・大分の多くの方々がそう
でしょう。

講演会は220名の方々のご参加を得て、大盛況でした。工藤さん、
従妹の木下供美さん、村上和雄先生、そして何より皆さまのお力添え
に感謝いたします。ありがとうございます。

ぼくは間抜けなことに、翌日になって、熊本の被害者の方々への祈り
や義援金のことなどに触れるのを、忘れていたことに気づきました。
とても反省しています。これほど被害がひどくなるとは思わずにいた
せいです。

弊社は、『遺伝子スイッチ・オンの奇跡』(工藤房美著)という本でご
縁をいただいた方々に「工藤さんへ義援金を……」という呼びかけを
したのですが、やはり多くの方々にお伝えしなければと愚考し、この
お願いを「風雲斎のひとりごと」でもくり返します。

工藤さんは講演会後の翌々日、木下供美さんと大分空港にたどり着き、
そこから南下して熊本、宮崎に帰宅したそうです。帰るには帰ったので
すが、ひと言でいうと、「めちゃくちゃ」でした。従業員の方々が住む
アパート、お店(彼女はカレー屋をやっています。詳しくは本の中にあります)、
自分のアパートも被害甚大でした。物理的な被害だけでなく、お店関
連のソフトも、気持ちも、めちゃくちゃになりました。カレー屋の廃業
も考えたそうです。「でも、負けてなんかいられないと、再開を決意した」
という電話を頂戴しました。がんばれがんばれと祈らずにいられません。

そういうわけで工藤房美さんへの義援金を皆さまに呼びかける次第です。
よろしければ、「工藤房美さんへの義援金」と明記のうえ、下記あてお志を
ご送付くださるよう、お願いする次第です。
●郵便局ご利用の方は、00160-1-727776 (株)風雲舎宛て、●銀行の場合は、
三菱東京UFJ銀行市ヶ谷支店 (普通)0812644 (株)風雲舎宛て、です。
(いずれも「カブシキガイシャフウウンシャ」)
何かのご縁と考えて、風雲舎がでしゃばることをご寛恕ください。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
(親しいご友人にもお伝えください。6月末日までと期間を区切らせていただきます)

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ある宇宙人のセミナー
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ぼくの親しい友人に増川いづみという不思議な人物がいます。
目下、山梨県の某所に居を構え、日本中に、いや世界中に、この宇宙の
不思議を発信している妖しい人物です。言うことなすことがハイグレード
なので、ぼくは勝手に、彼女は宇宙人に違いないと思っています。

彼女の発想は地球人の数歩先(数十歩先かも)を歩んでいます。
風雲斎には彼女の言うことが半分も分からない——それが本音ですが、地上
にある「長幼の序」という厳粛なルールをかさに、「おれに分かるように言
え」と説教しています。ミシガン大学、MIT(マサチーセッツ工科大学)で
博士号を得て市民権を持っているふりをしていますが、間違いなくプレア
デス由来の宇宙人です。地上のこと、宇宙のこと、何でもスラスラそらんじ
ていて、どんな高度な情報も簡単に手に入れる人です。どこのどんな世界
的権威にもひょいと出入りして、なんでも聞き出してしまうのです。
彼女からこんなメッセージが届きました、ご一瞥ください。

(増川さんからのメール)
さて、私は、5月25日に、今回の「聖なるホワイトライオン」という
講演会の下準備で南アフリカに旅立ちます。アフリカの現状の視察と、
現地の特に、神聖な地球の守護神と呼ばれるホワイトライオンに実際に
触れて対話し、そしてその光溢れるエネルギーを感じ取るためです。

6月5日に講演者として招聘するリンダ・タッカーさんは、元々はロンドン
在住のファッションモデルで、アフリカでのホワイトライオンとの遭遇
とその最中の奇遇な体験から、現地のメディシンウーマンと呼ばれる
シャーマンから10年の学びを得て、現在は、世界に向けてライオンを
中心とした野生動物保護を訴え手活躍中です。

私も微生物から動物までの万物の「いのち」を尊ぶことを核にしてこそ、
人類が本来持つ純粋性を蘇らせ、いのちの正しい方向性を維持し、地球
と共に進化できると確信していますので、彼女の生き方に大変共鳴いた
しました。

人間さえよければ、自分さえよければという、狂った欲望のままに生き、
共存ではなく闘争に、平和ではなく、軍備に向かう今のままでは、動物
の絶滅以前に、人類は間違いなく絶滅に向かうことでしょう。
一人一人の中に、そして世界に、神聖な新しい世界を想像するために
今回のイヴェントを計画いたしました。
いまこそ人類の意識を進化、シフトさせるため、皆のハートが開いて
つながるために立ち上がる時です。

6月5日の特別な日、正午ジャストに新月になり、太陽と月が真南に並
びます。一粒万倍という何事を始めるにも最良の日で、古いパターンが
壊れ、新しい流れが生み出される時。そしてさらに大安吉日。
共鳴共感していただけましたら、ぜひこの日にいらして下さいませ。

聖なるホワイトライオンのご案内

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清水義久さん、初めての本
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清水義久(しみず よしひさ)——この名前に心当たりのある方は、よほど
スピリチュアル世界に通じているに違いありません。50歳。気功家。相当
きたえた熟達の気功家です。その人の本が出ます。処女出版です。

『この素晴らしき「気」の世界』—「気」と繋がる、「今」が変わる!—
清水義久(語り)山崎佐弓(聞き書き)

キャッチコピー風にいうと、こんな感じです。
「〜気を読み、気を動かし、事象を変える新進気功家の「気」ワールド。
その向こうに精霊が舞い降りる22のストーリー」

本文では、こんなことを言っています。
「〜ぼくは美術館で、いろんな絵に向かって波動を送ることがある。
ダ・ヴィンチの絵はすごかった。気のボールを投げると、とても遠い。
吸い込まれていく。その感覚がすごい。しばらくしてやっとエコーが
帰ってきた。

しかし、東山魁夷画伯が描かれた唐招提寺の障壁画はそんなものでは
なかった。気のボールのエコーが帰ってこないのだ。その絵の中に
入ると、360度、無限の中にいる。なにひとつ反響がない。自分の
エネルギーフィールドの感覚が失われていった……。これはダ・ヴィ
ンチ以上だ〜」(本文より)。

目次を添えます。
1. 政木和三さんの大欲のすすめ 2.植芝盛平の秘密を見た男 3.出口
王仁三郎の耀わん(わんは旧字体) 4.超能力者・鑑真和上のエネルギー 5.ルーサー・
バーバンクの祈り 6.本物の神様遣いみたい—–矢沢永吉さんの器の大き
さ 7.あるウェイターのまごころ 8.鶴ちゃんの「ありがとう」
9.一千万円の言挙げ 10.ごはんの祈り11.肉体は考える 12.笑いは最強
の力 13.マイケル・クライトンの憑依霊  14.タバコと霊  15.宝クジ
が当たる秘密 16.モノは心を持っている  17.「スター・ウォーズ」の
マジック——成功はしかけるもの  18.ハリウッド男優もオチるモテ術
19.コソタクマヤタク  20.「あけましておめでとう」という呪術
21.この世の中、エネルギーだけでなんとかなるほどステキ! 22.土星
の時代に向かって (5月末発売。予約受け付け中。ISBN978-4-938939-85-4)

この素晴らしき「気」の世界 清水義久<語り> 山崎佐弓<聞き書き>

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『サレンダー・イクスペリメント』
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サレンダーの意味は、「降伏する、参る」などが通常のそれです。
ここでは、「自分の主張をひとまずおいて、心の本当のささやきに耳を傾
ける」といった意味です。著者はマイケル・A・シンガー。『真理の探究』
『宇宙の法則に関する三つのエッセイ:カルマ、意志、愛』などの著作が
あり、エックハルト・トール、アジャシャンティらと並ぶアメリカ有数の
スピリチュアル・テーチャーです。あのディーパック・チョプラも彼に
大いなるエールを送っています。

訳者は菅靖彦さん。この訳が絶品。
以前小社から『いま、目覚めゆくあなたへ』というシンガーの本も菅さん
が訳者でした(重版)。
ところがまだタイトルが決まっていません。邦題を思案中ですが、
「サレンダー・イクスペリメント」(Surrender Experiment)という原題
はどこかで使うはずです。

最初マイケルは、静かに瞑想を重ねることで悟りの境地に達したい、くだ
らない世俗のことで手を汚すまいと考えます。これは好き、あれは嫌いと
いう自分の声に従い、過去の到達者の多くがそうであったように、それ以外
のものに目もくれませんでした。

ところが自分の声の奥に、もう一つ別の声が響いてきます。その声は自分
の好き嫌いの声とは異なる言葉をささやきます。疑念を感じながら、マイ
ケルはその声の導きに従うようになります。すると、事態はうまく進むの
です、何ごとも。サレンダーの意味は、ここではっきりします。
「ひとまず自分をおけ、心の奥の言葉に耳を傾けよ」の意でしょう。

翻訳した文章を読んでいる最中ですが、これがめっぽう面白い。どきどき
ハラハラの連続です。昔読んだH・ソローの『森の生活』を思い出させます。
本書はマイケルの自伝ストーリーです。
独り自分の内面に籠って何かを得るのではなく、他者との関係を見つめる
ことで、深い意味を知るようになるのです。これが現代性でしょう。
読んでいてふと気が付くと、朝の六時だったということがしばしばです。
それほどのめり込んでいます。久しぶりです、こんな名品は。
(『サレンダー・イクスペリメント』My Journey into Life’s  Perfection は
7月発売予定。予価1800円+税)

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いい本を読む、それがいい本を創るエネルギー?
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このごろは、いい原稿が入るようになりました。
すてきな原稿を読むほど嬉しいことはなく、つかの間(数日、または数
週間)幸福に浸ることができます。そのいい気分を日常の雑事がぶち壊し、
また、気分を取り戻す。その繰り返しです。それでも、少しはまっとうに
なっているのかな——などと考えています。
ともあれ、いい原稿を読めるとは、ありがたいことです。
50年やってきて、ようやく編集の意味が分かりかけてきたのかもしれ
ません。また書きます。ありがとうございます。

(今号終わり)2016・5・2 風雲斎