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著者の一覧です

[02]
(風雲舎 新刊)

天人あまひとに還る
……人は、生きとし生けるものと調和して
生きていけるようになります。
大調和アセンション」が目前です。

『天人(あまひと)に還る』 ……人は、生きとし生けるものと調和して生きていけるようになります。「大調和(アセンション)」が目前です。(地球(テラ)の語り部)岡田多母著

地球テラの語り部)岡田多母著
ISBN978-4-910545-05-9
定価(本体1600円+税)

内容

幼いころから、著者には「ここはどこ? 私はだれ?」という違和感がずっとついて回りました。まわりの人や環境になじめなかったのです。そのわけがはっきりしたのは小3年のとき。アイルという名前の男の子(5歳)だった過去世、さらにミツという女の子として生きていたことを思い出したのです。長ずるにつれ彼女の身のまわりに不思議なことが頻発し、神通、霊視、お筆先など、不思議な能力が出てきました。霊能力? 最初、そんなものはいやだと拒否しますが、妙な出来事が引き続き、やがてその道の方々から霊能者への道を進むように説かれます。
「普通に生きたい」と思っているのに、払っても払っても溢れてくるのです。ついに、そのままの自分を受け入れるしかなくなりました。これしかなかったのです。以来著者は、アイル、ミツ、岡田多母の3者が統合された「地球テラの語り部」として、時代を見つめるようになりました。

いろいろ問題が見えます。
本書で著者が強く語るのは、「天人あまひとに還れ」です。

人類は5次元以上の高意思(宇宙知性)とコミュニケートすることで、21世紀の先は、神と人類で創造する時代が始まります。人類が自らを神の座に進化させる惟神(かんながら)の時代です。人は神の座から根源へと進化して、ヒカリそのものとなるのです。すると、人は生きとし生けるものたちと調和して生きられるようになります。それが宇宙全体に広がると「大調和」になります。大調和とは、健やかな人類、健やかな地球、健やかな宇宙です。人は、太陽系の他の星たち、さらに天の川銀河の全ての星々と和合できる「天人」になるのです。
この流れを取り戻すこと、これが「地球テラの語り部」岡田多母の想いです。

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目次

(第1章)「ここはどこ?」
(第2章)不思議な力
(第3章)人として生きる
(第4章)時を読む
(第5章)深い契りの人――船井幸雄先生
(第6章)長男の生と死
(第7章)大浄化(アセンション)
(第8章)根源に還る
(第9章)現実に向き合う
(第10章)和―ユルヴェーダ
(終わりに)どんな世界にいたいですか
(オマージュ)あれから24年 加藤 千香子

著者略歴

岡田多母(おかだ・たも)

1956年埼玉県秩父市に生まれる。別の人生の記憶がぼんやりとあったせいか、幼少のころから「どこか違う所に来た」という違和感が付きまとう。それがはっきりしたのが小3のころ。「アイル」という名前で生きていた過去世、さらに「ミツ」(女性)だった過去世が蘇る。長ずるにつれ不思議な出来事が続き、自分のなかに、神通、霊視、お筆先などの能力があることを知る。そのままの自分を受け入れて生きる、と肚をくくる。以来、アイル、ミツ、岡田多母の3者が統合された「地球(テラ)の語り部」として時代を見つめている。
主宰する講座に、「自然法を生きる」「和然講和」(日本の吉祥/ヤマト観相学)「語り部講座」(思いを伝えるヤマト言葉/言霊)「空のお稽古」(日本の暮らしと和膳)「光コトハ+波ESP 育成コース」「祈りと瞑想」などがある。著書に『愛しのテラへ』『ヘソの話』(共に風雲舎刊)など。

問い合わせ:アイ企画(E-mail info-public@ai-kikaku.co.jp‎ ☎ 0494-25-1308 fax: 0494-25-1309)

担当者から

20年も前のことですが、初めて岡田さんに出会ったとき、「この人は高度な意識をもった宇宙人にちがいない」と担当者は感じました。話の内容がぶっ飛んでいて、(真実を語っているという印象はあるのですが)ぼくには理解できない、会話が成り立たない、原始人が神さまと会話しているみたい、「こんな人、見たことがない」と冷や汗をかいていました。

岡田さんはこの地球やその人々に慣れる苦労を重ね、結婚し、子どもをもうけ、ふつうの人間になろうと努力したようです。でも見る人が見ると、その力は歴然と現われるようです。あの船井幸雄さんはずばり、「彼女の特性は、直観力に特に優れた人。どんなことについても瞬時に正しい答えの分かる能力」と見抜き、ジョーティッシュ(インドのヴェーダ占星術)のミシュラ先生は、「直観とは、人間に備わっている超自然的な本来の判断力。現在、過去、未来に開かれている全ての知性。正しい答えがわかる能力のことです。
あなたにはすでに備わっています」と看破しました。
優れた宇宙知性が何をどう見てきたのか、本書は「あなたの目に、今の世は、未来はどう映っているの?」というぼくの問いに1年がかりで答えてくれた語りです。どうぞご一読ください(編集部・山平)

『天人に還る』 出版記念講演会+懇親会のお知らせ

天人とは何か?

わたしたちはいつ天人に還ることができるのか?

テラの語り部、岡田多母の2036年未来への伝言

主催: 株式会社アイ企画     協賛: 株式会社風雲舎
日時:令和6年5月19日(日曜日)
開場:15:00~ 講演会:15:30-17:00 懇親会:17:00-18:30
会場:TKP市ヶ谷カンフェレンスセンター(市ヶ谷駅から徒歩1分)
(新宿区市谷八幡町8番地 TKP市ヶ谷ビル)
参加費:講演会5000円(税込) 講演会+懇親会10000円(税込)
*定員がございますのでお早めにお申し込みください。定員に達し次第締め切ります。

お申込み・お問合せ先:メールにてお申込みください。折り返し確認メールをお送りいたします。 cosmolife.kiya@gmail.com (山中誠一)

[11]
わたしは意識の粒子となって浮いていた
…それが「本当のわたし」だった…

『わたしは意識の粒子となって浮いていた  …それが「本当のわたしだった…』 (コンビニ店長の不思議な旅)水谷フサエ著

(コンビニ店長の不思議な旅)水谷フサエ著

ISBN‎ 978―4―910545-04-2

定価(本体1500円+税)

内容

粒子おばさんから「新しい人」へ

著者はコンビニの店長さん。
夫の病没後、三人の子どもを抱え、コンビニ経営をすることになったのです。
見かけとは大違い、この仕事は激務。一日15、6時間の勤務、連日の睡眠不足。
疲れ切って自宅にたどり着き、バタンとベッドにもぐり込んだある夜、不思議な体験をします。

寝ている自分と、その天井あたりに白い雲のようなものが浮いています。白い雲は自分だと直感で分かりました。自分と白い雲の真ん中あたりで、両者を見ている意識がいます。それもわたしでした。わたしは三つに分解されていたのです。翌朝驚いたことに、身体が浮くように軽くなって、ひどい肩こりも消えていました。

別のある夜、エネルギーの波のようなものが足元から腰までやって来ました。「至福」としか言いようのない波。それはわたしを抱きかかえ、部屋いっぱいに広がって、天井を越えて出ていきました。

もっと驚いたのは、このわたしが粒子となって宙に浮いていたのです。浮遊する埃のように、粒子となって、意識を持つ粒子となって浮いています。わたしは意識のある粒子だった! この体験を機に、わたしは粒子おばさんとなり、「新しい人」に生まれ替わりました。

でも、これはいったい何? 何と呼ぶの? どうしてわたしに?
その答えを求めて、著者は長~い旅に出ます。トランスパーソナル、チベット仏教のお坊さん、森の暮らし、facebookの世界。ようやくたどり着いたのは、映画監督の白鳥哲さん、そして『ヒマラヤ聖者の生活探究』という一冊の本。 さて、そのつながりは?

映画監督白鳥哲さんのコメント

……筆者が、現代の象徴的な生活の場である「コンビニ」の世界で、肉体を最大に酷使し、それによって体験したことは、「人がエネルギーの存在である」ことを証明しています。
本書は、愛の粒子を感じ続ける「新しい人」に脱皮するためのガイドブックであります(「解説」より)。

ポイント

著者は、コンビニの実状をきちんと描きながら(「コンビニ店長の細腕繁盛記」としても読めるくらい)、そのうえで自分の意識の変化を丁寧にまとめています。瞑想の仕方、意識の目覚め。それらを一つひとつ確かめながら、「本当の自分」にたどり着くそのプロセスが読みどころ。瞑想家でも行者でもないアマチュアがここまでやれるのか、と驚きます。読み手にも、「ほら、あなたもやれそうでしょう」と誘っているみたい。嬉しくなります。

目次

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(はじめに)不思議なことが続きました

(第1章)満月とボタン雪の夜
(第2章)三層になったわたし
(第3章)部屋いっぱいに広がったわたし
(第4章)粒子体験
(第5章)トランスパーソナル
(第6章)「何もすることはない」
(第7章)コンビニの小さな窓から
(第8章)森の暮らし
(第9章)クロスする二つのヴィジョン
(おわりに)森の呼吸に合わせて
(解説)人はエネルギーの存在なのです 白鳥 哲

著者略歴

水谷フサエ(みずたに・ふさえ)

1947年福岡県英彦山(ひこさん)の麓で生まれる。20歳で結婚。夫の発病を機に専業主婦から居酒屋経営へ(35歳)。「知らない世界」を垣間見る(42歳)。コンビニ店長に(43歳)。自分の意識と初めて出会う(49 歳)。「エネルギーで満たされた部屋いっぱいのわたし」を観る(50歳)。意識の粒子となって浮いていた、本当の自分は「意識の粒子」だったと知る(51歳)。その後、一連の体験の意味を問う旅に出る。コンビニ店長引退。森の生活へ(70歳)。『バガヴァッド・ギーター』に出合う(72歳)。本書を書き始める(74歳)。2023年5月脱稿。「わたしの人生すべては、この本を書くために用意されていた」と実感。すべてに感謝。

ゾルバとブッダ 中村有佐(学校心理士)
まず、ゾルバになる。
ブッダはゾルバの中に眠っている。

OSHOの道場(アシュラム)で学んだことが、
人生の羅針盤となった。

中村有佐(学校心理士)著

ISBN978-4-910545-03-5

定価 1760円(1600円+税)

内容

ゾルバ・ザ・ブッダ(仏陀であるゾルバ)

「『その男ゾルバ』っていう小説知ってる? 映画にもなったみたいだけど」

「いや、知りません」

「ゾルバは貧しいけど、とても自由な男なのね。酒を飲んでは、歌い、踊り、女性を愛し、大変な目に遭うんだけど、それに動じることもなく、そのすべてを楽しんだんだって」

「へえ、ステキですね」

「そう、いいよねえ。でね、OSHOは〈New Man〉新しい人間になりなさい、って言うのね。

その〈New Man〉はゾルバ・ザ・ブッダ(仏陀であるゾルバ)だって言うの。

感覚や煩悩を楽しみなさい、同時に、大いなる意識、〈目撃者〉でいなさい、ブッダでいなさい、って」(本文より)

 

……OSHOが私の「第三の目」に触れる。

「ああ、OSHOが私に触れている」と思った瞬間、気が遠のいていった。

誰かに抱えられたのを感じる。

気がついたときには、椅子に座らされていた。(本文より)

山川紘矢・山川亜希子さんからのメッセージ

直接OSHOの話を聞き、ダルシャン(聖者との面会)を受け、その後の人生を深く、濃密に過ごすことになった著者の心の成長記録。ひとりひとりが覚醒して、自分とは何ものか、生きる意味とは何なのかなどについて、それぞれに答えを見つける時なのです。この本はその意味でもとても意味深い本だと思います。OSHOのファンである私たちは、とても楽しく読みました。

編集部から

大学1年生の著者は悶々としていました。生きる意味が分からなかったから。

OSHOの本を読んで驚きました。今まで読んできた本と全然違う。

彼の言葉を直接聞きたかった。インドへ、OSHOの道場(アシュラム)へ行った。

すごい! ビシビシ言葉が突き刺さってきた。

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とりわけ驚いたのが、「ゾルバ・ザ・ブッダ(仏陀であるゾルバ)」。

……まず、ゾルバになる。この大地の花になる。それによってブッダになる力を得る。「目撃者」になれ、と……。

あれから40年。著者はゾルバになれただろうか、ブッダになれただろうか?

著者略歴

中村有佐(なかむら・ゆうすけ)

1960年神奈川県生まれ。同志社大学文学部在学中に、OSHOの道場(アシュラム)をはじめインド、ネパールを歩く。

この旅が人生に大きな影響を与えたことを描いたのが本書。

卒業後、精神科ソーシャルワーカーをへて小学校教員に。

マレーシアの日本人学校教諭、JICA横浜で研修講師、小学校英語専科教員、公立小学校長を歴任。現在も現場に立つ。学校心理士、メンタルケア・カウンセラー。

新しいわたし(二戸依里著)
龍の大風に乗って、こんなところまでやってきました。

わたしは今、わたし史上、最高の仕上がり(スペック)です

著者の二戸依里さんはこんな人
ある日彼女はふとやってきて、そっと誰かの胸にともしびを灯し、気が付くとすっと消えていきます。神出鬼没というか、そこら中にいつもいるというか、声高ではなく、静かで不思議な人。小さなともしびは、だんだん大きくなります。二戸さんはそんなふうにしてこのうん十年、みんなと触れ合ってきたようです。行き届いた所作と、やさしさで。こんな人がいると、空間が、場が、世の中が変わるのですね。なるほど、こうして世間は変わっていくのですか……よくわかります。

二戸依里(神奈川県公立中学校非常勤講師・やまゆり生協理事長)著

(定価1600円+税)2022年6月21日 発売

ISBN 978-4-910545-02-8

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この本について

☆ 浅川嘉富さんは激しい口調でこう言いました。
「ここに来たいと思っても来られない人もいるし、来てもわたしに会えない人もいる。でもあなたは会えた。きっとご先祖に徳のある人がいたんでしょう。だからあなたはギリギリ間に合ったんだ。
もう時間がないんだ!」

☆ このひと言にガツンと打たれ、わたしはポロポロ涙を流しました。
大きなものに覚悟を迫られている、そう感じたのです。

☆ このひと言をきっかけに、わたしは迷っていた、ある生協の理事長を引き受けるという決断をしました。すると、出会う人、起こる出来事、生きる世界が、ぐんぐん変わっていったのです。

☆ そのころからです、「あなたには白龍がついていますよ」「遠い星からたくさんの魂を引き連れていますね」などと言われるようになったのは。……これは一体どうしたのでしょう?

変化の大波に「よし!」と乗った著者はどうなったのか?

編集部より

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二戸さんは中学校の非常勤講師。さらに、ある生協の理事長を兼務しています。
年齢は50代。ですが、純粋で、軽やかな何かを纏っているようで、まるで十代半ばの女の子と話をしているようなのです。ピンと感じたら、誰でもどこでも、後先考えることなくすぐに行きます。
するとそれが思いがけない人や場所との出会いに繋がっていく。
そして、いつの間にかステージが変化し、誰かの役に立っている——そんな方。

「アセンション」と呼ばれる変化の渦に同調し、自然と乗っかって、気がついたら、
「わたし史上、最高のわたし」になっていた——
いま、著者と同じように「史上最高の自分」を体現している人たちが増えているのを感じます。
この本には、「こうすれば幸せになれる」「引き寄せのやり方」そんなことはありません。
この世の動きとリンクした著者の大きな変化、それがそのまま描かれています。
それを感じたら、きっとあなたの内側にある何かと共振するかもしれません。

あなたは、どんな「新しい自分」「新しい世界」を選びますか?

目次

(まえがき)大きな変化の風
(第1章)二足のわらじ
(第2章)伊豆の海で見たUFO
(第3章)龍にいざなわれて
(第4章)シンクロニシティ
(第5章)縁起の糸を辿る
(第6章)「もう時間がないんだ」
(第7章)魂の教育
(第8章)神名をいただく
(あとがき)大きな力に揺さぶられて

著者略歴

二戸依里(にと・えり)

青森市生まれ、横浜育ち。実践女子大学文学部国文学科卒業後、神奈川県公立中学校教員(国語科)に。体調不良で一旦退職したのち、臨時教員として再び公立中学校、ろう学校、特別支援学校等に勤務。教員歴30年を越える。他方、オーガニックな暮らしを求める活動に共鳴し「やまゆり生活協同組合」理事長に就任。そのころを境に新しい出会いが増え、シンクロ体験が頻発し、見知らぬ人から「あなたには白龍がついていますよ」と言われるなど、新しい自分を発見することになる。本書はその変化を記したはじめての本。好きなことは、風に吹かれることと、空を眺めること。

[07]
「バイオサンビーム」で病気が治った(青木クリニック院長 青木秀夫著)

”治る治療”を追求してきた

ある医師の物語

青木秀夫(青木クリニック院長)著

(定価1600円+税)

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この本について

著者19歳。受験に失敗して浪人中、鬱屈していたある日のことです。
ぶらり入った本屋で、一冊の本に出会いました。
『人間の運命』(新潮社)。
ふーん、人間の運命……?

作家芹沢光治良の自叙小説です。
主人公の名前は森次郎。
強い意志をもって人生を切り開くその姿に深い感動を覚え、著者は
「自分だって社会に裨益する人間になりたい」と深く心打たれます。
全14巻をむさぼり読んだころ、著者の魂にカチッとスイッチが入りました。

学業成績「中の下」程度の青年が、
「自分の使命を私利私欲なく忠実に追求すれば、道は開かれる」
という芹沢光治良の言葉に押され、「よし、病気を治す医者になる」
と志を立てたのです。
『人間の運命』――この本が青年の運命を変えました。
芹沢先生は人生の師となりました。

とはいえ医大受験は失敗続き。

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一浪、二浪ならまだしも、ようやく八浪の末に医大に合格し、
なんとか呼吸器内科の医者になります。
五年ほど後、臨床にも慣れ一人前になったと思っていたある日のこと。
「自分は本当に患者さんを治しているだろうか?」
という疑問が湧きました。
患者さんの病気の原因を突き止め、きちんと治るべく対処しているか。
病気を治す医者に向かっているか、漫然と医者らしいことをやっているだけ
ではないか……と。

目の前にある医療現場は「治らない現代医療」の集合体のようです。
治らないままずっとそこにいる患者さん、治らないで退院していく患者さん、
亡くなる患者さん――。
それを横目に見ながら、医者たちは自分の研究テーマに精を出し、目先
の仕事をこなし、対症療法に労力を費やしているように見えました。
紛れもなく自分もその一人です。ガーンと一発頭をぶん殴られたようでした。

——————–
治っちゃった
——————-
こんなざまじゃ“病気を治す医者”なんかになれない――
新規まき直しとばかりに、著者は「食」を学びなおし、東洋医学、漢方
へ目を向け、導かれるようにバイオレゾナンス医学(矢山利彦医師の提唱)
に出会います。
人間をエネルギー体としてとらえ、バイオ(生体)が発するレゾナンス
(波動共鳴)を診る――医学です。
これぞ求めていたもの。夢中で取り組みました。

ある日、思いがけないアクシデントのおかげで、「バイオサンビーム」という
療法を思いつきました。患者さんの胸に紙カードを付け、漢方中心の投薬を
する――基本はこれだけです。この療法で、「治りません」と言われた病気が
次々と治っていくのです。

●脳下垂体の腫瘍の40代女性。脳に溜まった歯科金属が原因と診断。歯科
治療で金属を除去、デトックス漢方薬の服用で、2年後にがん消失。
●80歳の前立腺がんの患者さん。前立腺がん対応のカードと漢方薬を処方。
病因を取り除く生活(乳製品・生ものを摂らない、電磁波対策など)を徹底
することで、4カ月で完治。
●新型コロナウイルス、リウマチ、アトピー、皮膚病、乳がん、すい臓がん
等々、よそで「手の打ちようがありません」と告げられた患者さんが、カード
を身に付け、漢方薬中心の処方を受け、生活改善することで、「治っちゃった」
のです。

著者の「青木クリニック」は静岡県富士宮市内房の田んぼの真ん中にあります。
富士川が流れ、見慣れぬ角度で富士山が顔をのぞかせ、里山がぐるりと
周りをとりまき、のんびりゆったりした風景の中にあります。
クリニックがうまくいかなかったらここで自然農でもするか……そんな覚悟を
決めての開業でした。

新幹線「新富士」駅から車で30~40分、身延線「芝川」から徒歩20分。
交通至便とはいいがたく、辺鄙なところです。
でも開業以来18年間、診察した患者さんは1万8千人。
片田舎の小さなクリニックに、全国から患者さんが押し寄せています。

東洋医学では古くから医者のランク付けがあるそうです。
「上医は未だ病まざるものの病を治し、中医は病まんとするものの病を治し、
下医はすでに病みたる病を治す」
著者の目指すのは、「未だ病まざるものの病を治」す上医への道です。
下医から、中医、上医へと進む光の道――予防医学への展望です。
予防医学としてのバイオレゾナンス医学が普及すること、
それが青木さんの目指す地点です。

志を立てて、そこを目指す。
芹沢光治良の『人間の運命』(全14巻)『神の微笑』『神の慈愛』
『神の計略』他を、改めて読み直ました。若いころ流し読みした印象とは違い、
青木さんのこの本を読んだ後で読み直すと、芹沢さんという作家の大きさに、
深く打たれました。こういうすごい作家がいたんだなあと。
いい本、まっとうな本、社会に裨益する本――
自分も初志を思い出さなければいけないなと。

一歩進んだ医学です。
「あなたの病気の原因は分かりません」
「打つ手がありません」などと言われたら、この本をご一読ください。
きっと展望が開かれます。

目次

(オマージュ)仮想現実から覚醒したわが同志 矢山利彦
(はじめに)「病気を治す医者になる」
(第1章)社会に裨益する医者になる
(第2章)治る医療を求めて
(第3章)バイオレゾナンス医学へ
(第4章)バイオサンビームの世界
(第5章)現代病へのアプローチ
(第6章)見えない世界を可視化する
(あとがき)
(著者のこと)医療と神のスピリットをつなぐ本 井手 恵

著者略歴

青木秀夫(あおき・ひでお)

青木クリニック院長。バイオレゾナンス医学会認定医師。
1950年静岡県沼津市生まれ。沼津東高校卒。浪人中に芹沢光治良『人間の運命』と出会い、社会に裨益する人間、とりわけ「病気を治す医者」になる志を抱く。早稲田大学理工学部に入学するも、芹沢文学に触発された初志を貫き、八浪の末、浜松医大に合格。卒業後、浜松医大第二内科呼吸器内科、榛原総合病院、焼津市立総合病院、共立蒲原総合病院に勤務。この間東洋医学、漢方を独学で学び、治る医療を求めて、矢山利彦氏率いるバイオレゾナンス医学に出会う。2003年静岡県富士宮市郊外に青木クリニックを開業。2011年、精神的な活動の場として医院隣に「長寿の館 森次郎」をオープン。

『落ちる! ーー そこから第二の人生が始まったーー』

自分を磨きたい、高めたいと思って私はまじめに生きていた。
でもある日、それだけじゃない、
別の人生があるんだと気がついた。

新谷直慧 著

ISBN 978-4910545004
定価(本体1500円+税)

3月末発売

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『落ちる! ~そこから〝第二の人生″が始まった』
帯津三敬病院 帯津良一先生がご紹介くださいました。


~後半生の輝き 老境のまばゆさ~

永年の友人である風雲舎の社長、山平松生さん から一冊の新刊本が送られてきた。
『落ちる―そこから“第二の人生”が始まった』(新谷直慧著) である。

著者の新谷直慧さんは昔、何度かお会いした記憶のある色白の美人。年の頃は60歳ほどか。現在は出版企画、編集、ゴッドライターとして本の制作に携わっている。この本のテーマは「落ちる」。永い人生の間には誰もが何度か経験する突然起きるアクシデントである。

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最初は「どうしてこんなことが起こるの?」と落胆し、戸惑い、悩んだものの、結局は受け容れるしかないという。そうして受け容れることを重ねていくことによって、新たな道が始まる。すなわち、生まれる前に決めてきた魂の道が立ち上がってくるのです。それに気づき、 歓びに満たされること、それが「第二の人生」だと思います。

そして、「落ちる」ことの最初の体験は、ロッキー山脈にヘリスキーに出かけたときのことで、
――初日早々に滑落して、私のスキーは岩の前でかろうじて止まりました。あと1メートル超えていたら死んでいたかもしれません。命拾いしたものの、その恐怖感は思った以上に巨大でした。それを仲間たちに助けられて乗り越えられたとき、大きな解放感を経験し、「落ちる」ということは「飛ぶ」ことだと気づきました―― と述べている。

さらに、人生には二つの旅があるとして、カトリックの神父であるリチャード・ロール氏の 言葉を引用している。

〝一つの旅は、あなたの人生を充実させ完成させるもの(前半生) 。もう一つの旅は、そこから降りることでスタートするもの(後半生)。 後者は、これまでなかった方法で、人生をまったく別の熟成に導くもの″ (『上方への落下』 ナチュラルスピリット)

さっそく『上方への落下』を買い求めてみた。なんと副題に、人生後半は〈まことの自己〉へと至る旅とあるではないか。これは貝原益軒の『養生訓』の「人生の幸せは後半にあり」 とぴたりと一致するではないか。貝原益軒の言葉がますます輝いてくるというものだ。

さらに前書きに、〝人生には少なくとも二つの大きな課題がある。第一の課題とは、強い『器』というかアイデンティティを作ることであり、第二の課題とは、その器に入れるべき中身を見出すことです。ほんとうの人生というのは、日々のさまざまなできごとの下にひっそりと流れているものです。この深い人生の発見こそ宗教者が 『魂の発見』と呼ぶものです″とある。

今度は心理学の河合隼雄先生の言葉、すなわち、
〝人生80年のうち、前の50年は自我の確立の時代。あとの30年は自己実現の時代″
これまた、ぴたりと一致するではないか。

そして、問題の落下も普通の落下ではなく上方への落下、前方への落下であって、より深い世界に入っていくのだという。後半生とは、老いること、健康問題にわずらわされること、肉体的活動を手放すことではなく、魂が花開くことだったのだ。
まばゆい老境を手にすることこそダンディズムの粋か。

(帯津良一 帯津三敬クリニック名誉院長)

(賃貸経営ニュース「和楽」5月1日号)

この本について

著者は、編集者兼〝ゴッドライター″。
40年以上本の制作に携わってきたベテランです。
自分を磨きたい、高めようと思いながら、本づくりにすべてをかけてきました。

ある日、彼女は驚くような言葉と出会います。

「人生には二つの旅がある。
一つの旅は、あなたの人生を充実させ完成させるもの。
もう一つの旅は、そこから“降りる”ことでスタートするもの」

これだ! これが私のテーマだ……!
というのは、これまで、何度も「落ちる」を経験してきたからです。

最初に「落ちた」のは、ロッキー山脈でのヘリコプタースキーでした。

青白い凄みを帯びたアイスバーンに身体が引けたのか、最初のターンで転んで頭から滑落。
ものすごいスピードでどうにも止まらない。死ぬんじゃないか!?
大きな岩にぶつかる直前で、私の身体は奇跡的に止まりました。
命拾いしたものの、その恐怖感は思った以上に巨大でした。

以来、仕事相手との相次ぐ決裂、裏切り、親の介護、自分の病。
思いがけないことが続きます。
最初は「どうしてこんなことが起きるの?
こんなに真面目にやってきたのに」と落胆し、戸惑い、悩みます。

なんとか立ち上がるものの、「落ちる!」は何度もやってきます。
受け止めるしかありません。
そのうちに、そこから始まるであろうストーリーを
心のどこかで楽しみにするようにもなっていきます。
コツは、たったひとつ、
「いいことなのか、悪いことなのか判断せず」に「受け入れる」でした。
起きたことをただただ受け入れていく。

自分のさかしらで道を選ぶことをあきらめたとき、
生まれる前に決めてきた魂の道が立ち上がってきます。
それに気づき、よろこびに満たされること、
それが「第二の人生」です。

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著者だけではなく、この本に登場する人たちもみな、
一度ならず何度も「落ちた」経験をしています。
お金、健康、仕事……、

「こんな人生を歩こう」と懸命にやってきた道が崩れてしまえば、
それまでの自分の努力が全否定されたように感じるかもしれません。
でも、そうではないのです。「第一の人生」の努力も無駄ではなく、
それがあってこその、「第二の人生」なんだ、と気がつきます。

アインシュタインの言葉を見つけました。
「人は、自分以外のもののために生きられるようになって、初めて〈生〉のスタートを切る。
自分自身に向けたのと同じだけの関心を、仲間にも向けられるようになったときに」

文明の端境期をどう生きていくか、
あなたも私も、これまでとは違う世界を歩むことになるかもしれません。
「第二の人生」にシフトする。
さて、あなたは、どう生きますか?

目次
第1章 落ちる
第2章 病気の原因は心
第3章 人の目は存在しない
第4章 仕事は次々と変遷していく
第5章 お金は生き方
第6章 人間関係の原点は家族
第7章 愛しかない

著者略歴

新谷直慧(しんたに・なおえ)

岐阜県飛騨市神岡に生まれる。東京女子大学短期大学部卒業後、シンクタンク、出版社勤務。36歳のとき、ある一冊の本をきっかけに本の役割を再認識し、編集制作会社リエゾンを設立。56歳、会社をたたんでフリーランスに。現在は出版企画、編集、ゴッドライターとして本の制作に携わるほか、トークイベントやセミナー等のコーディネーターとしても活動中。

http://liaison-ten.jp

出版社から

「こんな本を書きました」と送られてきた原稿を一読したとき、
文章と行間からあふれ出てくる情熱の大きさに驚きました。

失敗や転落のさなかにあって、
落ち込んだり自分を責めてしまっている人に、
「そうじゃないんだよ!」と伝えようとするその意思が、
色鮮やかに、温度をもって伝わってくるのです。

原稿を10回は読みました。
短期間でそんなに読めば飽きると思うのですが、
まったく感じませんでした。不思議。なぜだろう?
読むたびに、目に飛び込んでくる、いや、心が反応する箇所がちがうのです。
前回はスッと通り過ぎたページが、こんどは鮮やかに飛び込んでくる。
著者や登場人物たちが身体と心すべてで伝えようとしている、
「生きる本当のよろこび」が、自分の身体に響くようでした。

頭で理解するというよりも、文章を通して五感で感じ、共鳴し、納得するような、
そんな本になったなあと思います。

「タイトルは『落ちる!』です」という著者の強い意志も驚きでした。
本の表紙に「落ちる」なんて! それも、世の中が落ち込んでいるこんな時代に!
でも、読んでみて、ああ、そうだ、タイトルはこれしかない、と納得しました。

大変化の時代、どう生きていくか。
外側に答えや救いを求めるのは、違う。というより、答えなんかない。
自分にダメ出しをしたり、あきらめるのも、違う。

……あ、こういうことなのかもしれない。

世の中の見え方が、ぐるんと変わる、
これは、とてつもなく大きなシフト。
ぜひ、それを体感してほしいです。

汝のこころを虚空に繋げ (帯津三敬クリニック院長 帯津良一著)
—白隠さんの『延命十句観音経』を読む

――白隠さんの『延命十句観音経』を読む――

 

帯津良一 著

ISBN 978-4-938939-98ー4
定価(本体1500円+税)

この本について

著者帯津良一さんは、食道がん専門の外科医。
多忙な日々を過ごしながらも、西洋医学だけではなく、中国医学、さらに
人間まるごと見る「ホリスティック医学」をエネルギッシュに実践しています。
大きな転機は、白隠さんと出会い、「虚空」を知ったことでした。
40年前のことです。

白隠さんの人生は苦悩の連続でした。
地獄に落ちる恐怖、
悟りを求めての厳しい修行、
富士山の大噴火、
大飢饉、
禅病といわれる難治の病、
ようやく治ったら、今度は弟子たちが病に倒れ……。

どう乗りきろうか?
弟子たちや、貧困にあえぐ庶民のために残したもの、
それが、
「『延命十句観音経』を読め。そうして「虚空」に繋がれ」
のメッセージでした。

――病気が治るとか治らないとか、生きるとか死ぬとか、
そんなことはささいなことだ。
私たちは虚空からやってきて、虚空に帰っていく存在だ。
虚空は「いのち」の故郷。
生きる目的は虚空と一体になること。
生きながらにして、虚空と一体になるくらいの覚悟で修行しなさい――

そんな白隠さんの檄(げき)を、帯津さんはわが身のこととして受け取ります。
「病気を治すことが、生きる目的になっていないだろうか?」
「仕事や、目の前の問題にとらわれて、
大事なものを見ないようにしていないだろうか?」
「人生の目的をどこにおけばいいのだろうか?」
「忙しくすることで、日々をやり過ごすだけでいいのだろうか?」

そんなふうに、白隠さんに魅せられていきます。

虚空とは、生命の根源である完璧なエネルギーの源であり、
生きとし生けるものすべての大いなる「いのち」そのもの。
虚空とのパイプが繋がれば、虚空のエネルギーがどんどん流れ込んできて、
自然治癒力が大いに働き始め、あらゆることがいい方向に流れ始める、と。

「いのち」そのものである虚空と繋がることで、
いま、この瞬間から、
「生きる」意味を知り、「生きる」意欲が湧き、生と死を統合し、
その上で本当に「生きる」人生が始まる――
と納得したのです。

帯津さんによれば、
「なぜ生きているんだろう?」
「この世で何をしたいのだろう?」
そんな問いを耳にすることが増えているそうです。
自分の生まれてきた目的を知りたいと思うのは、虚空と繋がりはじめたしるし、とも。

「人間の場」をみるホリスティックだけでは不十分だ、
必要なのは、さらに、素粒子から虚空まで、「場の階層」のすべてを
網羅する「大ホリスティック」だと、さらに進化する
帯津医師84歳、転換点の渾身の一冊。

帯津先生

帯津良一 先生

目次
(はじめに)~不安な時代を『延命十句観音経』で乗りきる
第一章 なぜ『延命十句観音経』か
第二章 『延命十句観音経』を読む
第三章 白隠さん
第四章 大いなる虚空
第五章 祈りの力
第六章 内なる虚空
第六章 地球の場
(おわりに)~こんな時代だからこそ、虚空に思いを馳せる

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著者略歴

帯津良一(おびつ・りょういち)

1936年埼玉県川越市に生まれる。1961年東京大学医学部卒業。
帯津三敬病院名誉院長。がん治療に中国医学を取り入れ、
さらには「からだ」ばかりではなく、目に見えない「こころ」や
「いのち」を含めた人間まるごとを見るホリスティック医学を実践。
さらに2016年からは、人間の場だけでなく、すべての宇宙を
包み込む空間「虚空」にある「大いなるいのち」との繋がりまで
視野に入れた大ホリスティック医学を提唱している。
虚空と繋がることで「生まれてきた理由」「生きる意味」が見えてくると。
自らも、気功や『延命十句観音経』、さらには仕事が終わったあとの晩酌
といった日々のルーティンから虚空に思いを馳せて、いのちのエネルギーを
高める日々を過ごしている。診療、執筆、講演など、さまざまな活動を通して、
虚空と一体化する道を説き、それをライフワークとしている。

担当者から

虚空は、天の遥か彼方にあるのではなく、
自分のうちにあるもの。

外の情報や、意識に惑わされず、
内の虚空と繋がる――
繰り返し読むことで、灯台のような明かりが灯るようでした。
あ、何かに気づきそう、と。

どんなに忙しくても、いつも朗らかな笑顔の帯津さん。

「では、どうすれば虚空に繋がることができるのですか?」
と聞くと、
帯津さんは満面の笑みで、三つの習慣を話してくれました。

虚空と繋がるには、
ひとつ。気功、太極拳を舞う。
ふたつ。腹から声を出して『延命十句観音経』を唱える。
そして三つ目が、仕事をやりきったあとでの晩酌だと。
晩酌は、生の総仕上げ。日々、今日が最後の日だと思って
盃を傾けるのだそうです。

帯津さんのいう「いのち」とは、
私の単独の「命」ではなく、
おおきな「いのち」だと、
それと一緒になって、いのちを生ききろう、
そう思うようになり、
私も毎日、『延命十句観音経』を声に出して唱えています。
(編集部 山垣忍)


『愛まく人 次元を超えて

――“不争・不食の弁護士”は なぜ、どのように変身したか?――

愛まく人 秋山佳胤

 

弁護士・医学博士 秋山佳胤

 

2020年6月初旬発売
定価(本体1800円+税)
ISBN 978-4-938939-97-7

内容

ホヤホヤ弁護士のころ、司法浪人中に「代替医療」に助けられたことから、
まじめに勉強してみたいとホメオパシー学校に入学。
その仲間とイギリスのストーンサークルを訪れたときのことです。

あれ? ストーンサークルの中のある石が
「ウォーン、ウォーン」とパルス(振動)を放っています。
「なに、これ?」と近づくと、パルスはどんどん大きくなって、
突然その石から「パーン!」と強い衝撃音とともに、
何かが体の中に入ってきました。
すると音はスッと止み、元の静けさに戻りました。
その直後、「ありがたい」という想いとともに、なぜか涙が溢れて止まらないのです。
(スピリチュアルなんて言葉も知らなかったのに、初めて体感した瞬間。)

笑顔に惹かれて行ったジャスムヒーンさんのワークショップ。
ものを食べずに「プラーナ」だけで生きていけると知り、
「不食の弁護士」になりました。

アマゾン熱帯雨林の保護活動に動き、
パレスチナ、イスラエル両国を訪ね、
平和の祈りをする。(なんで? どうしておれが……?)

ChieArtのChieさんの「光の絵」にひとめぼれ。
忘れていた「魂の始まり」を思い出しました。
絵なんて嫌いだったのに。

上江洲義秀先生の「光話」。
敵も味方もない。あるのは、ただ愛。
闇の世界だって、愛を送れば争いはなくなると確信。
「争わない弁護士」に。

和真音さんのシンギング・リン。
その音色を聴いた瞬間、懐かしさが込み上げ、心地よさに包まれた。
音は、言葉を超えた波動だ、波動は共振・共鳴し、伝播する――
すごい!
気が付くと、インディアン・フルート、石笛、ディジュリドゥなど、
古くからある楽器がどんどん届くようになった。
自分が楽器を鳴らすなんて!
神社や祈りの場で音を奉納することになるなんて!
へえ、不思議。

環境活動家の山田征さん。
自動書記を朗読したCD「るしえるのうたえる詩」を聴いて、涙が溢れて止まりません。
彼女との出会いが、闇の過去生を思い出すことにつながりました。
真っ暗闇のどん底から光の世界へ。

神聖幾何学綿棒ワーク。
ただ手を動かしていくだけ。それなのに、深い内観へと導かれていく。

そうして、運命の人、「桃子」というツインレイとの出会い。

不思議な人・もの・こととの出会いを経て、
「不争・不食の弁護士」から「愛まく人」へ。

「人生は、その人の魂が決めています。私に限らず、誰でも。
外側の状況に振り回されず自分の中心から離れずにいれば、
魂の意図から離れることはないでしょう。
余計なことを考えず空っぽな器でいれば、空っぽになった分だけ入ってくる。
多分私は、ゼロに近い超微細なエネルギーに向かって昇華していくのでしょう。
《愛まく人》として、桃子とふたりで」

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著者略歴

秋山佳胤(あきやま・よしたね)

弁護士・医学博士(代替医療)。1969年東京都生まれ。92年東京工業大学理学部卒業。
95年司法試験合格。2008年ロータス法律特許事務所設立。
09年ホメオパシーによる健康相談を始める。12年ホメオパシーの実績で医学博士号。

05年英国グラストンベリーへの旅で「波動の世界」を知る。
以後、不思議な人・もの・こととの出会いが続く。
Chie ArtのChieさん、ジャスムヒーンさんのプラーナを知り不食の道へ。
上江洲義秀先生。熱帯雨林保護ミッションでアマゾン入り。
地球サミットに参加。平和使節団としてパレスチナ・イスラエル訪問。
15年「皇居勤労奉仕団」の団長として天皇皇后両陛下に会釈を賜る。
シンギング・リンの和真音さん、磯正仁さん、
17年山田征さん、18年トッチさんとの出会い。神聖幾何学綿棒ワークを始める。
19年ハワイ島キラウエアとマウナケアで夏至の祈り。
言霊、音霊、形霊(神聖幾何学綿棒ワークによる瞑想)を経て、
“不食・不争の弁護士”から、次元を超えて“愛まく人”へ。
世界各地を行脚している。

著書に、『誰とも争わない生き方』(PHP)『不食という生き方』(幻冬舎)
『選べば未来は一瞬で変わる』(Chieさんとの共著 ヒカルランド)
『神聖幾何学とカタカムナ』(吉野信子さんとの共著 徳間書店)など多数。

目次

1 過去生で、私は最強の戦士だった!
2 誰とも争わない生き方
3 魂の仲間
4 ホメオパシーの健康相談
5 ジャスムヒーンさん
6 ChieArtのChieさん
7 我すでに神なり……上江洲義秀さん
8 森の女神との出会い
9 音と波動の世界
10 日本のルーツ・伊勢神宮と皇居へ
11 神々の花園
12 パレスチナ・イスラエルを訪ねて
13 エリ・コーヘンさん
14 世界一幸せな国ブータ
15 山田征さん
16 魂の兄弟
17 神聖幾何学の世界
18 過去生を知る
19 闇から光の世界へ
20 ツインレイ
21 仏陀がいた
22 地上の楽園
23 連鎖する
24 令和は「有事」の時代?
25 コロナウイルス
26 愛まく人

担当者から

著者・秋山さんは弁護士。
特許や著作権などの知的財産が専門でした。

秋山さんを評する言葉に、「不食の弁護士」があります。
あるきっかけで、プラーナという空気中にあるエネルギーを知り、
人間生きていくのにプラーナだけで十分だとして、「不食者」(ブレサリアン)になります。
以来、「不食の弁護士」と呼ばれるようになりました。

もうひとつ、「争わない弁護士」という異名もあります。
弁護士就任当初は、もちろんビジネスライクに戦う材料を準備し、
最大限に相手を叩いたりしていたのですが、経験を重ねるうちに嫌気ざします。
依頼者や相手方のことを考えれば、裁判になる前に和解で解決するほうがお互いのためになる、
同じ地球という星に暮らす人間、究極的には仲間、
潜在意識的には皆ひとつにつながっている――と分かったからです。
だから相手に、いつもこんな言葉を送っていました。
「あなたのおかげで私がいます、ありがとう」
すると不思議と和解が成立し、相手方からもお礼を言われるようになったのです。

「不食・不争の弁護士」もかなりユニークですが、
やがて著者は弁護士卒業を宣言して、大きく飛翔します。
波動の世界、言霊、音霊、そして形霊、闇と光の世界へと。
そのどれもが自分にとって必要不可欠だったそうです。
次元を超えるように、何ものかに惹かれるように、変身するのです。

「どうしてこんなところまで来たんだろう?」といぶかしがりながらも、
著者は、「不食・不争の弁護士」から愛の語り部、「愛まく人」へと舵を切りました。
それが自分の役目だ、と信じて。

こんなふうに語っています。
……「愛まく人」とは、ある意味、導管(パイプ)になることだと思います。
「私」をなくし、我(エゴ)を消し、自然そのままに、天からの愛の波動を他に伝えること。
むろん弁護士になった当初は、お金や地位、名誉など人並みの望みがなかったわけではありませんが、ここ数年来、雲散霧消してしまいました。自分の気持ちがもっと大きなものに向かい合うようになったからです……

秋山さんは自らアセンション(次元上昇)しているのです。

アカシックレコードと龍(ジュネ著)
——魂につながる物語

――魂につながる物語――

 

(アカシックレコードを読む人)
ジュネ(Noel Spiritual)著

 

2020年2月20日発売
定価(1500円+税)
ISBN978-4-938939-96-0

内容

運命を観て、心を読む家系に生まれたジュネ。
でも聴こえてくるのは、人の悪口や嫌な声ばかり。
それでも祖母や仲間たちに支えられながら、
ジュネはめげることなく心を探求し、
いじめや悩みを乗り越えていく。

成長したジュネは、運命に導かれてフランスに渡る。
魔女やシャーマンたちと出会い、
ある日、モン・サン=ミッシェルの大聖堂で、
スフィアというエネルギー存在から、
「アカシックレコード」のデータを受け取る。

……以来、不思議な出来事が続く。
最後にジュネの前に現われたのは、
すべてを知っている大きな金色の龍だった……。

「心って何だろう?」
「どうしたら幸せになれるんだろう?」
という疑問を持ちながら
ジュネが出会った「アカシックレコード」。
さらに、胎内記憶にあるという「ブループリント」
(命の設計図)。
すべてを知っている龍の正体とは?

帰国後、ジュネはサロン「Noel Spiritual」を開く。
アカシックレコードを人々に伝え、
「ブループリントを思い出して……」と語り、
「魂に添った歩き方」をささやいている。
あれから8年。
「Noel Spiritual」は、「本当は教えたくないけど」と噂され、
予約が取れない不思議なサロンとなった。

美しいカラー写真と共に、おとぎ話のような実話。

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本文より

(モン・サン=ミッシェルで)
気持ちよく晴れた午後。
遠くに見えるモン・サン=ミッシェルに向かい、
一人歩く。
スカイブルーの空と穏やかな風を楽しむように、
カモメが気持ちよさそうに飛んでいく。
15分ほど歩いただろうか。ようやく道の半分まで
きたところで、ふと空気が変わったように感じた。
ふんわりと暖かく、すべてが愛しくなるような、
ホカホカとした不思議な感覚に包まれていた。
まるで見えない境界線を越えたかのようだった。
あまりに気持ちがいいので、その場に立ち止まり、
ゆっくりと周りを見渡す。
すると、驚く光景が目に入った。
「空気が変わった」と感じた場所で、歩いていた
カップルたちが、微笑み合い、キスしはじめたのだ。
家族連れは示し合わせたように、笑顔で一斉に手
をつなぎはじめる。
このゾーンに入ったとたん、みんなが愛という魔法
にかかったようだった。

(龍)
龍の声がした、
《お前は特別ではない。だから選ばれたのだ。
だが、お前は自分を勘違いし、走ろうとしたであろう》

《玉はしかと受けとった。お前の望みはよぅくわかった。
お堂の近くに大きな杉の木がある。そこへ行け》
龍は一言そう言うと、悠々と富士山へ去っていった。
お堂のほうへ降りていくと、龍の言うとおり、
大きな杉の木が天に向かって真っすぐそびえ立っていた。
その周りには囲いがあり、木に近づくことはできない。
木には触れられない。
どうすればよいのか思案していると、突然頭の中に、
アカシックレコードのデータがダウンロードされた。

著者略歴

イトウジュネ

神奈川県出身。シャーマンの家系に生まれ、幼少
より「心を読む」ことに親しむ。産業心理学を学び、
商業デザイナーとして独立。フランスの旅で「スフィア」
と呼ばれるエネルギー体に出会い、アカシックレコード
をダウンロードする。その後、胎内記憶にある「ブルー
プリント」の存在に気づく。それぞれの「命の設計図」だ。
以来、アカシックレコードを読み伝え、「なぜ生まれて
きたのか」というブループリントの記憶を蘇らせるサロン
「Noel Spiritual」を主催。病気や人生の仕組み、命の
記録などすべてを網羅するアカシックレコードをベース
に、具体的、詳細でリアルなセッションを行なう。誰もが
アカシックレコードにつながれる――と提唱するワーク
ショップは、さまざまな能力に目覚める奇跡体験を生み
だし、瞬時に満席となり好評を得ている。

目次

(龍の言葉)……《お前は特別ではない。だから選ばれたのだ》
(はじめに)見えない世界
(第1章)心って?
(第2章)自分の心の見つけ方
(第3章)フランスへの旅
(第4章)魔女たち
(第5章)スフィア
(第6章)アカシックレコード
(第7章)龍
(第8章)ブループリント
(第9章)目に見えない世界とあなたの力
(おわりに)ブループリント――魂につながる旅へ

担当者から

スラっと背の高い、びっくりするような美人がわが
社に姿を現わしたのは2年ほど前のある日。
陋屋(ろうおく)には、似つかわしくない。
掃き溜めに鶴?

話してみると、まさしく新人類。
「クリスタル・チルドレン」?
いや、それも超えている。
言うこと、なすことがまるで違う。
前世、過去生、生まれ変わり、魂……。
何でもよく知っている。
全部知ったうえで、この世にスッと舞い降りた、
という感じ。
それもそのはず、これまで経験した旅の内容が
すごい。

(こりゃ、すごい!)と感じたのが、以下の場面。
「スフィア」と呼ばれるエネルギー体との会話のシーン。

声が聴こえた。
《私はスフィア。すべてを司るエネルギー》
(……何の声? )
そう思ったとたん、あらゆる角度に光を放って
いる巨大な、丸いホログラムが映し出された。
映像の中に私がいた。
私が体を動かすと、巨大なホログラムが光を発し、
私に合わせてバランスをとろうとするように動く。
これは何?
(このホログラムが、あなたなの? )
《私はエネルギーだ》
静かな返答が返ってきた。

次に、
(アカシックレコードについてのシーン)

《この世のすべてはエネルギーでできている
物質も、お前も、この星も、目に見えないものも。
すべてはエネルギーが基にある》
……すべてがエネルギーでできている?
そう考えた瞬間、見たこともない奇妙な記号の羅列
が、ザーッと脳裏に走った。
プログラムのような映像は次第に形を成し、
人生の記憶として走馬灯のように流れ出した。
原始時代、中世のヨーロッパ、アラブ、チベット、
エジプト、アラスカ、アメリカ大陸。
男だったり、女だったり、さまざまな時代、さまざまな
国々を転々とした生まれ変わりの記録が映し出される。

大変なことに気づいた。
これらすべてが私だったのだ。
どの場所にも、どの時代にも、どの星にも、
命の記憶のすべてに、私が宿っていた。
何から何まで私の経験だった。
すべてが私だった。
……私が今、見たものは?
《アカシックレコード》
スフィアの声が、また、美しく響いた。

こんな調子で著者は、自分の物語(ストーリー)を語ります。
ほんまかいな?
夢見がちな女の子がでっち上げた夢物語じゃない?
とも一瞬考えた。
いや、それにしてはディテールがしっかりしている。
夢物語では、こうもうまく構成・展開できはしない。

こんな調子で物語は展開する。
ルルドの街で会った魔女との対話、龍との対話素晴らしい。
おとぎ話のような、実話です。

担当者はおかげさまでずいぶん物知りになり、
「魂に添う生き方」を選択しようと考えるようになりました。
ありがとうございます。

『宇宙人タマの「魔法の教室」』

   ……あのね、

  だれだって心の奥に

「内なる小さな私」がいるんだよ。

「小さな私」に会いに行こう!

 

奥田珠紀(「魔法の教室」校長)著
定価(本体1500円+税)
ISBN978-4-938939-95-3

…………………………………………………………………………
「潜在意識の本をずいぶん読んだけれど、
『宇宙人タマの「魔法の教室」』ほど、
わかりやすく、すっと心に入るものはありませんでした」
(高松市・榊原佳代子さん)
…………………………………………………………………………

自分の中の二人

自分の中に「ウハネ」と「ウニヒピリ」という二人がいます。
「ウハネ」は、しっかり者のお母さん。
「ウニヒピリ」は「内なる小さな私」

著者タマはこう言い換えます。
しっかり者のお母さん(ウハネ)は「顕在意識」
「内なる小さな私」(ウニヒピリ)は「潜在意識」

「こう言い換えるだけで、タマの頭の中でイメージがどんどん膨らみ
ました。ウハネとウニヒピリ、この親子が、あるとき仲良しだったり、
しばらくすると喧嘩したり、自分の中で、さまざまなドラマを繰り広げ
ているのです」(本文より)

著者タマは、ウニヒピリ(潜在意識)の塊、みたいな子でした。
好きなように、思うがままに生きていました。
幼少期は、「宇宙のお母さん」とお話ししたり、精霊、動物や物と
会話する“宇宙人のような子”。小・中・高は、世間の常識や規則に
なじめず、”ヘンな子“呼ばわりされていました。なんで勉強しなけれ
ばいけないのか、まったくわからなかったのです。
だからお勉強はまったくダメ。美術のみ「5」。ほかはすべて“赤点王“
でした。

ずっとそのまま生きてきました。
でも大人になるにつれて、ウニヒピリのタマはどうにも生きづら
さを感じます。介護など福祉の仕事でようやく「生きている自分」
を見出した時期もあります。常識や社会のルールを超えた、本質と
本能がぶつかり合う場では、ウニヒピリがパワーを発揮するからで
しょう。

……困った

本当に困ったのは、結婚して子供が生まれてから。
4児の母。二人の障がい児。
病院、施設、学校、市役所、世間さま――賢い母を目指すものの、
タマは“本来の自分ではない生き方“にどうしても違和感が付きま
とうのです。どうしてこうなんだろう……?

「タマはコンプレックスの塊でした。学歴がない、資格もない、
結婚はバツがついているし、目をひくような美人でもない。
育児も家事も、自慢できるようなレベルではない。ないない
だらけでした。それでもタマは、自分を雑に扱うのはやめよう
と思いました。
大人の仮面を脱ぎ捨てよう。タマはタマのまま生きよう。
「内なる小さな私」(ウニヒピリ)を大切にして、そのメッセー
ジを聞きながら、毎日をていねいに生きようと決めました。
そう考えると、心がすーっと楽になったのです」(本文より)

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統合

そんなタマを救ってくれたのが「潜在意識」でした。
本なんて読んだこともないタマがふと手にしたのが『マーフィ
ーの法則』という一冊の本。すらすら読めました。まるで自分の
ことが書かれているみたいに。以来、赤点王のタマが、潜在意識
というタイトルがついた本なら、むさぼるように読みました。

バリ島で出会ったシャーマンの一喝もショックでした。
「あんたは、どうしてそんな要らないエネルギーをまとっているの?
あんたは、もっと天真爛漫なのに」
ガツンと頭をぶん殴られるようなひと言でした。自分を取り戻す道しるべとなった「潜在意識」。
ウニヒピリだった自分。
ちょっぴり社会のルールに慣れてきた自分。
ウニヒピリとウハネの統合です。
それでいい、とわかったのです。
大事なことは、「そんな自分を愛すること」でした。

 

潜在意識とヒプノセラピー

「これだ、潜在意識だ」と思ったタマは、ヒプノセラピストの道へ進
みました。ヒプノセラピーと潜在意識は密接につながっています。
これがめちゃくちゃ面白い。勉強嫌い、本を読むと吐き気がしていた
タマが600冊をこえる関連本を読み漁りました。

自分と同じように、多くの人が本来の自分に帰る道を探していること
に、タマは気がつきました。タマは自分の体験と知識をもとに2017
年、自分らしく、幸せになるための方法を伝えようと「魔法の教室」
を開きました。
これが大当たり。受講生は3千名を越えました。

 

好きなように生きるのよ

タマは宇宙人です。
タマのお母さんが「どうしても子どもを授けてください」と願掛けした
場所が、鞍馬寺。650万年前に、金星からきた「サナート・クラマ」
が降り立ったところです。タマはそのお力をもらったようです。

タマはこんなことを言いたいのです。
「自分の中のウニヒピリに気づきなさい。
それと仲良くなって、好きなように生きるのよ。
すばらしい人生が待ってるよ」と。

宇宙人タマは、いま翼を得たように世界中を飛び回っています。
「せっかく地球にやって来たんやから、たっぷり味わおう」と。

主な内容

(はじめに)タマは宇宙人です
(第1章)不思議な生き物タマ
(第2章)介護というタマの天職
(第3章)タマの愛しい家族たち
(第4章)タマらしく生きる
(第5章)潜在意識とヒプノセラピー
(第6章)ウハネとウニヒピリ
(おわりに)自分の生きたいように生きる

著者略歴

奥田珠紀(おくだ・たまき)

1974年12月17日 奈良県生駒市生まれ。幼少期、「宇宙のお母さん」や精霊、動物や物と対話する“宇宙人のような子”。小・中・高、世間の常識や規則になじめず、美術のみ「5」。ほかは“赤点王“。

高卒後、介護を含む福祉の仕事にようやく「生きている自分」を見出す。24歳で初婚(25歳で離婚)。男性恐怖症を乗りこえて30歳現夫と再婚。4児の母。二人の障がい児と向き合い賢母を目指すも、“本来の自分ではない生き方“に違和感。自分を取り戻す道しるべとなったのが「潜在意識」と「自分を愛すること」だった。

その後ヒプノセラピストへ。自分と同様、多くの人が本来の自分に帰る道を探していることに気づき、その体験と知識をもとに2017年、自分らしく、幸せになるための方法を伝える「魔法の教室」を開講。

受講生は3千名を越す。

(奥田珠紀オフィシャルページ)
https://www.okuda-tamaki.com

(QRコード)

ガンは悪者なんかではない

病歴30年のガン患者がつかんだ知恵

― 一部を犠牲にして全体を生かす善玉である ー

大野聰克(大腸ガンで人工肛門に。
ガンとは何かを問い続ける)

(46ソフト 204p)
ISBN978-4-938939-94-6
定価(本体1500円+税)
2019年2月20日発売

 

ガンは、その人を助けるためにできた!
これが著者の言いたいことです。

ガンは悪者だ、体内に巣食った悪魔だ、憎むべき敵だ、
だから、やっつけなければいけない……これが世間のガン感覚です。

著者は、「ガンとはいったい何者か?」を30年近く考えつづけてきました。
医者でも学者でもないのに、なぜかというと、ガン患者だったからです。
45歳のときに、第4期の大腸ガンと診断され、直腸とS字結腸、それに転移のあった
まわりのリンパ節を切除。人工肛門になりました。その後、肝臓にも転移があり、
手術は難しいと言われ、目の前が真っ暗になり、絶望していました。

著者は今ピンピンしています。

「あれから長い年月が流れましたが、私は再発もなく、元気に生きています。
元気なだけではありません。ガンを契機に、生活が一変し、自分が大きく変わりました。毎日が楽しくてたまりません。自分の命が躍動しているようです。残りの人生が
こんなすてきになるとは思ってもみませんでした。ガンになったおかげです。

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ガンは、敵に回すととんでもなく恐ろしい病気ですが、味方にすると何と頼もしいことか。そのことを私は実感しています。どうやったらガンを味方にできるのか。
ガンになった人は、
“なぜ自分がこんな病気になったのか”
“何も悪いことはしていないのに”と嘆きます。
自分の体の中に巣食う悪魔だと思っています。
私もそうでした。
ガンと診断されると、死の恐怖や不安に打ちのめされます。
恨みごとが出てきます。
そんなふうにとらえていては、ガンは味方になってくれません。
私は“ガンは何者なのか?”と考えつづけ、自分なりにガンの正体が見えて
きたつもりです。
ガンは悪者なんかではなく、一部を犠牲にして全体を生かす善玉であり、
ガンと仲良くなりました。今では、「その人を助けるためにできたもの」
と断言できます。

老木の「うろ」

「山歩きをしていると、一本の太い老木が目に入りました。
長い間ずっとここにいたのかと思うと、尊敬の念さえわきあがってきました。
根元を見ると“うろ”と呼ばれる空洞がありました。うろというのは、幹の細胞
死んで、空洞になっている部分です。なぜ、うろがあるのだろう。
そうだ! と手をたたきました。
庭木が葉を落とすのと同じことなのです。
老木になれば根から水分や養分を吸い上げる力が落ちてきます。
平等に養分を分けてしまったら、どの細胞も水分・養分不足になってしまいます。
それでは、木の命が維持できません。
なるほど、老木は、養分を使わなくていいところを設けているのです。
最初は必要最小限の葉っぱを落とすことで乗り切ろうとしたかもしれません。
しかし、それだけでは追いつかなくなりました。それなら幹が犠牲になろうということで、うろができたのではないでしょうか。

以前は、この空洞が大きくなって木が枯れてしまうのではないかと思っていました。
空洞は木を枯らす悪者だと考えていたのです。
しかしそうではないのです。
空洞は木を生かすためにできるのです。
人間にとってのガンも老木のうろと同じなのではないでしょうか。

わかった!
「ガンはその人を助けるためにできたもの」と考えると、私のガンがなぜでき、
なぜ完治したのかということもきちんと説明できるのです。
私の体にガンができたのは、毎日、大きなストレスを抱えて暮らしてたためです。
それに、冷たいコンクリートの上での仕事でしたから体も冷え切っていました。
食事も不規則、睡眠不足、一日中工場の中にこもっていましたから運動不足。そんなことが重なって、血流はとても悪くなっていたはずです」

「ガンは悪者なんかではない」

そうとらえれば、治療にも迷いはありません。
仕事をきっぱりやめ、ストレスとおさらばして、気功で汗を流し、大声で笑い、
仲間のために動き、血流を良くして、ときめくことに精を出し……
こうして私は全く別人になりました。

帯津良一医師(帯津三敬病院名誉院長)が絶賛

「この人の生き方を見てください。
これぞ、自然治癒力を活かした最良の帰還例です」

主な内容

(はじめに)「ガンとはいったい何者か?」
(第1章)自然治癒力を高める道(対談)帯津良一vs.大野聰克
(第2章)私のガン体験
(第3章)人生が変わってきた
(第4章)すべての存在に意味がある
(第5章)ガンは悪者なんかではない
(第6章)ガンには血流を良くするのが一番
(おわりに)希望が見える

著者略歴

大野聰克(おおの・としかつ)
1945(昭和20)年長野県下伊那郡山吹村(現・高森町)生まれ。飯田工業高
校電気科卒業後、民間企業勤務を経て、1980年埼玉県川越市にて、電気機器、
高周波関連機器を製造する「フィールドビッグ」を設立。1991(平成3)年、
帯津三敬病院にて直腸ガン4期と診断され手術、人工肛門となる。それを機
に生活を一変。仕事人間から抜け出し、ストレスを減らし、気功や仲間との
語りを大事にする、楽しい暮らしに入る。1999年(53歳)帯津三敬病院職員
となり、患者相手に気功、ビワの葉温灸をしながら、札所巡り、登山、ブド
ウ狩り、患者仲間で作った「患者会」の運営などに専念。他方、告知以来、
ガンとは何かを考えつづけ、「ガンは悪ものではない、一部を犠牲にしなが
ら全体を生すかためにできた善玉」との結論を得て、「血流を良くする」暮
らし方を周りに勧めている。

担当者から

編集子が帯津三敬病院を最初に訪ねて、もう25年ぐらいになります。
元の場所、埼京線の線路わきにあるころからです。帯津三敬病院には
100回ぐらい通ったと思います。
帯津先生の原稿を頂戴するため、と言えばかっこいいのですが、実際は
先生と一緒に飲んだり食ったり、川越の街に繰り出しては酒を飲むのが
主目的でした(飲む行為の代償として帯津先生の本が5冊あります)。
「帯津先生は現代の聖人だ」とぼくはずーっと思っていますから、先生
との場にいると、心が安らぎ、癒されるのです。

あるとき、ふと気が付きました。
この本の著者・大野さんの存在です。
気功のときも、ビワの葉温灸のときも、帯津先生の講話の際も、いつも
ひっそりとその場にいて、目立たぬように、いつも誰かのお役に立って
います。人知れず”菩薩行”をしている人なのだろうか、とぼくは思って
いました。
「あの人、何者?」と先生に聞きました。
「ああ、大野さんね、すごい人だよ」と先生。

最初、大野さんは患者としてこの病院に入院。手術を受け、人工肛門になります。
手術後もよく病院に通いました。気功が面白くなり、患者仲間との語り合いに、
よく顔を出すようになりました。これが楽しかった。
それまでの仕事仕事の暮らしに、こんな楽しみはありません。
その後大野さんは会社を閉じて、帯津先生に「この病院で自分が働けないだ
ろうか」と相談します。電気は強いのですが、病院関連には何の資格もあり
ません。でも人様のお役に立つことはできます。
帯津先生も困ったことでしょうね。
飯が食えるだけ、という報酬で、大野さんは職員になります。

その後の暮らしは、以下のとおりです。
「ガンは悪者なんかではない。その人を助けるためにできた」という確信が高まり
ます。ポイントは血流を良くすること、そう狙い定め、仕事をきっぱりやめ、
ストレスとおさらばして、気功で汗を流し、大声で笑い、仲間のために動き、
血流を良くして、ときめくことに精を出し……こうして全く別人になりました。

「そうなったらやってみよう」と思わせてくれます。(文責・風雲斎)

1日100回ありがとう

……自分を大切に、人を大切に、自然を大切に……

アメリカで芽生えた「ありがとう道」

 

南サンフランシスコ
金光教布教所
センター長 川初正人著

ISBN978-4-938939-93-9
〈46判並製 272p〉
定価(本体 1500円+税)

💛著者は金光教の教師です。
両親も同じ金光教の教師です。
少年のころ、家に帰ると、教会の片隅に座り、一日中信者の人々と話している父の姿があります。
「なんと陰気な生き方だろう。あんな風にはなりたくない。
いつか必ず教会からも両親からも自由になって、世界に飛び出したい。そのためにしっかり勉強し、身体を鍛え、海上自衛官を目指そう」。それが希望でした。
さっさと飛び出したかったのです。

💛意気揚々
あこがれの海上自衛官になりました。世界一周航海の乗組員に抜擢され、著者は意気揚々としていました。ところがいざ出港という前夜、まるで臨死体験のような、とてつもない出来事に襲われます。
自分の臨終のさまを見せられたのです。
みじめで、絶望的な死にざまでした。

💛「お前もこのとおりになりたいか?」
大勢の人がとぼとぼ同じ方向に向かって歩いています。
みんな重い足どりです。お金やモノの欲望のまま生きてきた結果、本来の生きる目的を見失っていたことに気付いた人たちです。その姿は、人生の行きつく先を見せているのでした。
向こうに断崖絶壁があり、人々はまっすぐその断崖絶壁まで歩いてきては、次々と底知れぬ暗闇に落ちていきます。
凄まじい光景でした。

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目をそむけたくなったとき、声が聞こえました。
「すべて終わりがある。例外はない……」
その声に、思わず問いかけました。
「……そうです。それはわかります。……ですが、このような形で終わるしかないのでしょうか」
声はこう続けました。
「お前もこのとおりになりたいか?」

愕然としました。
「この人生で本当に達成したいことは、モノの豊かさではない。
心の豊かさこそ、自分がこの人生で手に入れたいものだ。
この世の、目先の小さな物質的な成功を追い求めている暇などない。この世を終えるときには、満足でいたい。大満足でいたい。胸を張ってあの世に帰りたい」

そう思うと、いてもたってもいられなくなりました。
ふと、教会の隅に座り、迷った人々と話をしている父の姿が脳裏をよぎりました。「……あそこに解決の糸口があるかもしれない」
自分の人生の目的を思い出さなくてはならない。その糸口が見つかるなら、どこにでも行こう、何でもしようと思ったのです。

遠洋航海を断り、海上自衛官を除隊することを申し出ました。
あれほど逃れたかった両親のもとに帰ることにしたのです。
そこに、救いの糸があると思ったからです。

💛アメリカでの布教
著者は根性を入れ替え修行に励みました。
人生の目的、それをつかみたかったのです。
ご本部でお勤めしていたある日、「アメリカでの布教」を命じられます。
ちょっとのつもりが、結局、在米46年になりました。

慣れない暮らし。通じない英語。いいことも悪いことも続きます。
難儀が襲いかかるたびに、著者は神に「あなたの存在を見せてくれ」と、命がけで神に祈ります。神は、確実に応えてくれました。
こうして著者はまっすぐに、神との対話の暮らしに入っていきます。
サンフランシスコ、ハワイ、サクラメント、またサンフランシスコへと移り、だんだんお勤めにも慣れ、サンフランシスコ教会の教会長に任ぜられました。周りの様子も見えてきました。

💛ゴミ拾い
いま現在、著者は布教のかたわら、武道や書道、漢字を現地の人に教え、一方で、ゴミやたばこの吸い殻を拾って歩く毎日です。
拾い始めたころは、誰も理解できなかったらしく、「市の掃除夫ですか?」「どうしてそんなことをしているの?」とよく聞かれました。
「乞食野郎」とののしられたこともあります。
でも、かまわず続けました。
賛同者も現われ、今ではサンフランシスコの掃除大臣と呼ばれるようになりました。

💛「1日100回ありがとう」
もう一つ、取り組んでいるのが「ありがとう」です。
布教をしていくと、難儀な状況がいろいろやってきます。ありがたくない状況をありがたいそれに変えるために、「ありがとう」を唱え始めたのです。1日100回から1日千回へ。今では1日1万回になりました。もう20年になります。

「ありがとう」という言葉こそ、心の救済に必要不可欠であるという考えにたどり着いたのです。「ありがとう」という言葉それ自体に力がある。そう確信することができました。そして「1日100回、ありがとうと唱えましょう」という運動を始めるようになりました。

目次

(オマージュ)私心のない、まっすぐな道 江田道孝
(はじめに)自分の臨終の姿を見た
(第一章)両親
(第二章)修行
(第三章)アメリカへ
(第四章)北米での金光教
(第五章)天国は地獄の下に
(第六章)生死一如
(第七章)「ありがとう」の力
(第八章)「ありがとう」の人たち
(結びに)今この時を生きる

編集部から

著者を駆り立てたのは、金光教の教師になることではありま
せん。何のために生きるか、生きる目的は何か—という本源的
な衝動でした。モノや名誉やお金ではない何か。それをつかみ
たかったのです。

教会の教えや社会活動、ゴミ拾いや「ありがとう道」を通して、
著者は何か確かなものをつかみつつあるようです。もう臨終の場
でおろおろすることはないでしょう。

この本の主題は「ありがとう」ですが、何のために生きるのか、
生きる目的を考える――これが隠されたメインテーマかもしれ
ません。

著者について

川初正人(かわはつ・まさと)

1946(昭和21)年9月7日山口県防府市に生まれる。4歳から、父が始
めた金光教中島教会(瀬戸内海・中島)に移り住む。64年海上自衛隊呉教育
隊に入隊。遠洋航海の一員に抜擢されるも、感ずるところを得て依願退職。
中島教会に戻る。金光教教師の資格を取得。71年12月サンフランシスコ教会
に赴任。73年ハワイ・ワイパフ教会長。82年再びサンフランシスコ教会へ。
89年サンフランシスコ教会長。95年日米宗教連盟会長に就任。現在、サン
フランシスコ教会長老教師、南サンフランシスコ金光教布教所センター長。滞米
46年を越えた。

この間、武道クラブ、書道教室などを主宰。2000年ごとから「ありがとう
一日一〇〇回運動」を、「地球を助けましょう運動」を推進。ゴミ拾い、タバコの
吸い殻回収などで、2018(平成三〇)年サンフランシスコ市から表彰さる。
著書に、『ゴールデンライト(金光)を全世界に』(日本語版 発行・牟田満正金光
教門司教会長)『1滴の水』『永遠の旅路』(いずれも英語版)などがある。

1624Laguna St. San Francisco Ca. 94115
Mkawahatsu97@hotmail.com

ぼくはエネルギー体です


動けない。
しゃべれない。
でも、妖精や精霊と話せるし、
天の声も聴こえる。

(天の声を聴く詩人)神原康弥(著)
ISBN978-4-938939-92-2
4月5日発売 定価(本体1400円+税)

 

著者の神原康弥さんは25歳の青年。
2歳半のとき、「脳症」と宣告された。
以来、動けない、しゃべれない。重度の障がい者。
だから、自分で自分をダメ人間だと思っていた。

でも、著者はこんなことができる。
浮遊霊と話せる。
妖精や精霊と会話できる。
「あそこに行こう」と思って意識を集中すると、そこへ飛ぶ。
時間も空間も超え、あっちこっちへ飛んだ。

こうして「宇宙根源」と出会ったり、昔の偉い人や、著名人の声も聴いた。
退屈しのぎに、10年後、100年後の世界も見てきた。
だんだん、宇宙のことや、地球や人間のことがわかってきた。

そんなことを人に話すと、「へえ、そうなの」と聞いてくれる人が増えた。
誰かに何かを相談されると、著者はその人の魂と会話する。
魂のほうが、本人の事情に詳しいことが多いから。
魂と会話することを「リーディング」という。
リーディングの内容を本人に伝えると、なるほどと納得してくれた。
こうしてセミナーや講演会で話す(指談という方法で)ことが多くなった。
もうダメ人間ではない。
そこには、宇宙的な叡智が溢れている。

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目次――こんな内容です

この子は、私が見ている以上の何かを見ている……神原ひで子
1・脳症になって見えたもの
2・コミュニケーション
3・見えない存在に助けられて
4・意識情報体との出会い、そして宇宙へ
5・転換期
6・東日本大震災
7・魂の貢献
8・リーディング
9・ぼくの仕事
10・時空を超えて
11・ぼくはエネルギー体です

本文より

この子は、私が見ている以上の何かを見ている

三年生、四年生ごろになると、散歩をしているときの気持ちや、目にする自然を詩に書
くようになりました。その描写が、母親の私から見ても、子どもらしく、生き生きしてい
ます。そして、康弥が感じとっているものは、私が見ている以上の何かだと気づいたので
す。その証拠に、木の葉が揺れる様子を康弥は十分も二十分も飽きずに見続け、小川のせ
せらぎにもまた、同じようにいつまでも耳を澄ませて聞いているのです。

母と二人で

夏の日は、早朝か夕日が沈むころに散歩した。
体温調節がうまくできないぼくはすぐに暑くなり、顔を真っ赤にしては母をあわてさせ
た。秋が来てイチョウの葉が黄色くなると、母は喜んで、「ほら、見てごらん。ね、ね、見てごらん」とぼくに何度も声をかけた。
その声が少し弾んでいるようで、嬉しいような、でもちょっと疎ましいような、複雑な
感じだった。「ぼくは生きていてもいいのだろうか」と自分に問いかけると、ドングリがぽたっと落ちて、「当たり前だろ」と言った。

宇宙の中で眠る

いつもどおり、母と弟と川の字になって寝た。
夜中にふと目が覚めた。
そのまま、白い天井をじっと見つめた。
天井は、びくとも動かなかった。
どこまで行けば星に届くかな、とふと思った。
思った途端に、天井がぐらっと動いた。
見ているうちに少しずつ透き通っていき、夜空が見えた。
僕の身体はふわりと浮いた。
優しいものに包まれる感覚を覚えた。
僕は浮いたまま、上へ上へと、昇って行った。

夜明けの日

わたくしは
一生のお願いをした。
「母とともにお役目を
全うせし日には
歩ける足が欲しいのです」

神は言った。
「歩ける足が何になるか。
あなたの足はそばに眠る母が用をなすだろう。
母とともに生ける日に
足なぞいらぬ、
足の代わりに
真理を見る目を授けよう。
真理の目を足にせよ」

「真理の目の代わりに
指に伝わりし力は永遠なり。
ふたりの宝になるだろう」

その声を聞いて眠る母の目に
涙があふれぬように
私は眠る。
真実を見し友が
集まる日を夢みて

百年後にジャンプしてみた

意識を飛ばして、百年後の日本を見に行ってみた。
百年後、日本の人口は、今の二分の一になっているだろう。人々は都会を離れ、新しい
暮らしを求め、地方都市というよりは、里山や山奥といった人口の少ない場所へと移動し
ている。あちらこちらに、小さな城下町のような集落ができている。

なぜ、都会を離れて地方へ移住し、自給自足の生活になっているのか、その途中の様子
を眺めた。すると、東京都内に大きな水害がもたらされている映像が見えた。今から数年のうちだと思う。洪水なのか、津波が押し寄せるのか、原因ははっきりと見て取れないが、ぼくの頭の中には、都内が水浸しになっている映像が、何度も浮かんでくる。東京都心から海沿いにかけて、広い範囲に影響は及んでいる。電車は線路上で止まり、人々の逃げ惑う姿が見えた。東京全体が大パニックにおちいっている。働く場所を失い、食べるものは極端に減り、病気が蔓延し、東京都全体はその大水のため、しばらく人の住めないような状態になると思う。経済も政治も大きく混乱し、東京は大打撃を受けるだろう。

東京の水害のほかにもう一つ、原因が見えた。世界的な気候の大変動だ。数百年のサイ
クルで起こる小氷河期と、地球温暖化が、この十年、二十年のうちに大きく影響を及ぼす
ようだ。高温の年があれば、小氷河期の影響で寒い年があったりと、年ごとに気温のばら
つきが大きくなる。また、降水量が多い年が続くとも思う。近年も極地的に寒暖の差が広
がっているが、さらに、その傾向が強まるようになる。それに伴って、病気も増え、環境
の変化に適応できずに、亡くなる人も増えるだろう。

これらのことが要因となって、都市を離れ、食べるもの、衣食住を自分たちでまかなえ
るように、自給自足の方向へ移行していく流れになるようだ。百年後の人々は、自然と向き合いながら丁寧に生活するようになっているだろう。仲間と一緒に必要なものを造り、子が生まれれば皆で育て、年寄りや弱い者がいれば、皆で見守る。そうして子孫を繁栄させることが、人々の大きな喜びだ。孤独な生き方をする者は少なくなっている。これこそが、宇宙が求める豊かな生き方、真の人間の姿だ。

プロフィール

神原康弥(かんばら・こうや)

平成5(1993)年5月10日生まれ。2歳半、脳症と告げられ、生死をさまよい、重度障がい者となる。6歳、母と「筆談」というコミュニケーション法を会得し(その後、「指談」へ)詩を書き始める。8歳、特別支援学校の教員に体罰を受けたことがきっかけで、宇宙根源の存在に気づく。小中学生のころは、妖精や精霊とよく会話した。20歳の正月、宇宙会議の夢を見る。ふつうの人に見えないものが見える――そのことを世の中に広めていこうと決心。お話会を始める。22歳、母とともにオフィスKOUを設立し、コンサルティング、また、意識改革を目的とした、連続講座、講演会などを行なっている。

e-mail: officekou@kouenergy.com

「ぼくはエネルギー体です」をご紹介いただきました!

  1. 『EIGHT STAR』Vol.93 にて

    本書の内容を抜粋紹介

  2. veggy』Vol.58 にて

幼いころから“見えない世界”の存在が見えていた神原氏は、人の心や魂の声を読み取る「リーディング」ができる稀有な能力の持ち主。2歳半で脳症となり、四肢体幹機能障害という重度の障がいを持ちながら、現在は手のひらに指で文字を書く「指談」というコミュニケーションを使い、ご自身の能力を活かしたセミナーや講演会を母・ひで子さんと共に開催しています。魂についての色鮮やかな描写や、死後の魂がどのような道を歩むかについての記述は、かつての本にないほどわかりやすく鮮明。私たちは誰しもエネルギー体であることを伝え、心を浄化してくれる一冊。

食に添う 人に添う


食は、いのちです。
安全安心で、
まっとうな食べものを、
探してきました。

(「食といのちを守る会」代表) 青木紀代美著
ISBN978-4-938939-91-5  定価(本体1600円+税)

 

著者がはじめて授かった子どもは1700グラムの未熟児でした。健やかに、人並みに成長するようにと、安心して飲める牛乳探しが始まります。そこから米、有精卵、野菜、味噌、醤油など、安心安全な、まっとうな食べものを求め、農業の生産現場を訪ね、生産者と話し込む暮らしに入ります 以来45年。この本には、45年かけた、まっとうな食べものについての知恵がいっぱい詰まっています。

他方、自分の手から出る不思議なパワーで、他人様の体に手を当てること数千人。”菩薩のような人“との声も聞かれます。

本書の内容 ――(はじめに)現代に生きる菩薩(七沢賢治) (第1章)ひとり息子 (第2章)学ぶ(第3章)心のふるさと(第4章)すばらしい食べもの (第5章)手を当てる (第6章)感動する人に出会う(あとがき)母へ

七沢賢治氏が激賞!
「青木さんを見ていると、高度情報化社会における最も稀有な人材、現代に生きる菩薩、と言いたくなります」
青木紀代美(あおき・きよみ)山梨県甲府市生まれ。「牛乳問題研究会連合」代表。「食といのちを守る会」代表。「NPO法人子どものいのちを守る会(kdm-mamorukai2002.net)」
副理事長。本書ははじめての作品。

ギスギスしたこの世に、こんな人が生きているなんて!
世の中捨てたもんじゃない。ホカホカしてきます。

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「現代に生きる菩薩」

青木さんのことを紹介するとキリがないが、彼女には手当て療法
専門家としての顔もある。私自身も若いころから、甲州の「腱引
き療法」をはじめ、日本内外のさまざまな整体法や治療法を研究
してきたが、そのような視点から青木さんを見ると、表の顔は
食のプロとして常に消費者の先頭に立つ一方、他面では相当な腕前
を持つ治療家であることがわかる。

これまで、ノーベル賞受賞者や上場企業経営者、芸能人など各界
の著名人をひそかに治療し、実績を上げてきた。もちろん一般の
方々であっても無料でそれを引き受けている。彼女の温かい人柄、
母親の手のようなぬくもりに、数多くのファンがいるそうである。
青木さんの手当てを受けた方々は、彼女を「菩薩のような方」と
表現する。

『大無量寿経』には、釈尊が阿難という仏弟子に教えを語って聞
かせるシーンがあるが、彼女が活動するさまは、まるでそこに登
場する法蔵菩薩のようである。人類すべてを救済するまで自分は
仏にならないと誓願を立て、後に阿弥陀如来となったあの菩薩で
ある。そうでなければ見ず知らずの人間に対し、何時間も、とき
には朝まで治療の手を休めないというようなことはできないであ
ろう。

すでに古希を超えているというのに、彼女の活躍はまだまだ終わ
ることを知らないかのようである。青木さんを見ていると、現代
に生きる菩薩とでも言いたくなる。高度情報化社会における、
最も稀有な人材として、こうして彼女とお付き合いできることを
幸甚に感じている。青木さんの菩薩行も今世が最後であろうが、
かりにそうであったとしても、姿を変えてまたここに戻ってくる
ような気がしてならない。その時は、人々が彼女を癒す番である。
人類の輝ける未来を予感して――。(七沢賢治――前書き)

本文より

「未熟児」

夫がやってきました。
「ねぇ、かわいいでしょう?」と赤ちゃんを見せると、何もいわ
ず怪訝な顔をしています。
しばらくしてこういいました。
「なんだか……サルともカニともつかない子が生まれたね」
「え?」
「だっておまえ、顔は毛むくじゃらだし、口からは泡を吹いてい
るし……」
あんまりな言いようです。「なんてこというのかしら」と思って
赤ちゃんを見ると、確かにそのとおり、本当におサルさんです。
鼻のあたりは白いのですが、それ以外は毛むくじゃら。黒っぽい
産毛がいっぱい生えています。それまでかわいいとしか思えな
かった赤ちゃんを、夫のひと言でやっと冷静に見られるようにな
ったのです。
改めて赤ちゃんを見てみると、確かにその顔や表情はおサルさん
です。ときどきカニのようにピュッピュッと水を吐いています。
でも不思議ですね。それでも、それなりにかわいらしいのです。
ああ、いい子ね、かわいい、愛しい。この子のためなら何でも
しよう。

生まれたときの体重は一七〇〇グラム。当時は二七〇〇グラム
ぐらいが平均だったようです。とても小さくて、しわくちゃの、
いかにも栄養が足りないといった赤ちゃんです。栄養剤の注射を
することになりました。赤ちゃんの細い太ももに皮下注射です。
「ギャー!」
あのときの火のついたような泣き声を、今でも覚えています。
翌日、注射したところが栄養を吸収できず、太ももが硬く化膿
していました。おむつを替えるたびに「ギャー!」と悲鳴をあげ
ます。「これは膿を出さなければ。お母さん、しっかり抱っこ
していてください」。私は震えながらひざの上に抱きました。
先生は看護師にドライアイスのスプレーを持たせ、膿んだところ
にシュッと吹きつけます。間髪を容れず先生がメスを入れ、膿を
絞り出します。
「ギャー! ギャー!」
息子はありったけの声で泣きわめきます。
ごめんね、ごめんね、私は何度もくり返し謝りました。

「僕、牛乳大好き!」

淳は私に似て好き嫌いが多く、いったん嫌いとなるとそっぽ
を向いてまるで箸をつけません。小食、偏食のまま育って、動
きも遅く、周りの友だちについていくのも大変なようでした。
どうしたらたくさん食べるようになるのかしら? 「おいしい」
といって飛びつくものは何か? どう工夫したらそうなるのか
と考えていましたが、二年生になって給食が始まりました。偏食
の淳が給食を全部食べられるでしょうか。ちょっと不安です。
「この子は体が弱いので、少しのあいだ、お弁当を持たせてくだ
さい」

担任の三浦先生は快く許してくれました。お弁当持参の淳にも、
給食のおかずや牛乳など、本人が食べられそうなものを食べさせ
てくださったようです。淳は牛乳をちゃんと飲んでいる様子でした。
「牛乳好き?」と聞くと、
「ぼく、牛乳好き!」という答えです。
この子にも好きなものがあったのです。
そうか、牛乳か。どうせなら、日本一おいしい牛乳を探して飲ませ
たい。淳はお肉やお魚をあまり食べません。タンパク質不足が心配
でした。
「牛乳を飲むと大きく育つ」
そんなこともいわれていました。これからだって大きくなれるかも
しれない。好きな牛乳でタンパク質やカルシウムを摂れるようにし
よう。光が差しました。

稲葉さんの有精卵

息子に飲ませる牛乳をきっかけに、私は食べものに関わるようにな
りました。牛乳からスタートして、まっとうな食べものを探す旅が
始まりました。牛乳の次に私たちが扱ったのは卵、有精卵です。
最初はヤマギシ会のハネ玉をわけてもらっていましたが、自分たちで
扱う卵を自分たちで探してみようと思いました。
岡田先生に連れられて千葉県三芳村の稲葉愨さん宅に伺ったのは、
四五年も前のことです。
岡田先生の提唱を受け入れた三芳村は、自然農法による米や野菜の
生産のほかに、稲葉さんのご尽力もあって、有志による平飼い卵の
生産が始まりました。有精卵の「いい卵」を作るのが目的です。
狭いケージの中に詰め込む飼育ではなく、平飼いを中心とした
自然養鶏の有精卵です。
今日の養鶏の主流は、囲いの中で飼う、いわゆるケージ飼いです。
これ以上詰められないほどぎゅうぎゅうケージに押し込むさまは、
まるで満員電車さながらです。さらに、食べたエサの栄養分が
余計なところに行かないようにトサカを切り落とし、隣の鶏を
つついて傷つけたり餌を飛び散らせたりしないように、くちばし
を丸く削ります。いたたまれない光景です。そのような状態で、
鶏たちはいのちのない無精卵を産みつづけます。
一方、平飼いは広い鶏舎を区切らず、鶏たちは好きなだけ動き回り、
自由に虫をつついたり、砂浴びをしたり、水を飲んだりして、
元気に育ちます。そのなかに数羽の雄鶏を入れることで、有精卵が
生まれます。
なぜ有精卵なのでしょうか?
有精卵には、ヒナに孵らせるいのちが宿っています。私たちが食に
ついての活動をするとしたら、そのような、いのちある食材を提供
しなければ意味がありません。現代人は食べものを商品にしてし
まったために、いのちの価値を忘れています。私たちはみんな、
いのちをいただいて生きています。卵も肉も魚も野菜も、そこには
すべていのちが宿っています。食事のとき「いただきます」といって、
両手を合わせます。これは、「あなたのいのちをいただきます」と、
食べものに対して感謝の気持ちを伝えているのだと思っています。

最近では、果物でも何でも種なしがもてはやされています。種なし
ということは、いのちは宿っていないニセモノの食べものです。種なし
の果物を作るため、ホルモン剤が使用されています。いのちをいただく
はずの食べものに、いのちが宿ることがないようにしています。栄養
分は遜色ないかもしれませんが、いのちというものを最初から持ち合
わせていない食べものです。
いのちを持たない食べものを、食べものと呼べるでしょうか?
私たちはすっかりそんな食べものに慣れきってしまいました。そして、
目の前の食べものにいのちが宿っているかいないかすら気づこうとし
なくなっています。

会津の小松米

東北新幹線で郡山まで行き、磐越西線に乗って会津若松へ、そこか
ら只見線に乗り換えてトコトコ揺られ、六時間をかけてやっと着く
のが新潟との県境に近い三島町です。その後何度も出かけて交流す
ることになりますが、遠すぎて誰も行きたがりません。「紅葉がす
ごいのよ」「山菜採りに行こう」とあの手この手で声をかけ、よう
やくみんなで行くようになりました。

三島町に行って驚いたのは、有機農業を旗上げしようとする青年たち
がいっぱいいたことです。村興しをしようとパワーのある佐藤長雄
町長が先頭に立ち、みんなを率いていました。昭和四九(一九七四)
年から「特別町民制度」を設け、首都圏の人たちにふるさと興しへ
の参加を呼びかけました。その後一〇年かけて「生活工芸運動」や
「有機農業運動」を育て、その勢いで地域の産業興しに発展し、
「花嫁の来たくなる町」を目標にがんばっていました。

小松正信さんたちは、このような町興し機運に盛り上がった環境で、
お米、タバコ、ソバなどを作っていました。本来お米専門ではなく、
タバコと養蚕の農家でした。幼いころは家中にお蚕さまがいて、
横になると、お蚕さまのサワサワと動く音が気持ちよかったそうです。
やがて家の百姓仕事を手伝うようになり、見たままに覚えていったとか。
小松さんは次男ですが、お兄さまが早くに亡くなったため、家を継ぎ
ました。小さな田んぼを持つ小規模な農家です。

ところが米作り農家の老齢化の波を受けて「代わりにやってくれ」と
依頼されたことをきっかけに、現在、一二町歩(一町歩は三〇〇〇坪)
まで田んぼを増やしています。有機農業は難しいといわれますが、
小松さんは大量に収穫しようとがんばらなかったそうです。太陽の力
と地力のバランスで収穫量は決まる。それ以上採ろうとすると、作物が
病気になってしまうのだとか。
「食べものから歩き出す会」のメンバーで私が片腕としてもっとも信頼
していた松本万樹子さんが、それから間もなく小松正信さんと結婚しま
した。小松正信さんは、訥々と語り、軽薄な言葉は口にしないお人柄。
もし万一、小松さんから「どうしても今年は化学肥料を使わざるをえな
くなった、農薬もどうしても必要だ」と相談されたとしたら、私は決し
て否定しないでしょう。それもよしとすると思います。すべては人から
始まります。

私は市井の黙々と働く人が好きです。たくさんの人と人との関係のなかで、
自分の思いを貫きつづけるのは、簡単なことではありません。これは、
私がこの運動を通して学んだひとつです。「収量を増やすためにはこうし
ろ」とか、「効率を上げるためにはこうしなきゃ」とか、そういう横槍
を一切脇に置いて、「自分が信じるのはこの道ですから」と黙ってそれを
続ける。そういう人に、私は感動し、感謝の念を感じずにはいられません。
こうして作りつづけられる小松米は、「乳研連合会」や「食といのちを守
る会」のメンバーにいちばん喜ばれます。食卓に並ぶ食材の中で、お米
はやっぱりメインなのですね。年に二トンほど会員と関係者にお配りし
ています。年に四回搗いていただく白米・玄米のお餅も大好評です。
特に、お歳暮の贈答品として喜ばれています。

じかに、作り手に会う

新しい食材を扱うとき、私は必ず実際に作り手にお目にかかり、生産
現場を見させていただき、食材を味わいます。じかに会って、現場を
見ることで、作り手の思いを確認するのです。採れたての作物に触り、
香りを嗅ぎ、味を確かめます。

最初に感じるのは、香りです。
本物の香りは私たちを圧倒します。本来の香りです。最近の野菜は農
薬や化学肥料のせいでしょうか、香りの乏しいものが多いようです。
そういうものではなく、土中の微生物と共に育った、本来の香気を
放つものが理想です。理想というより、それが当たり前の、本物の野菜
です。農家には当然いろんな方がいらっしゃいます。農作物を工業製品
と同じような商品として扱い、効率優先で作るような方は、こちらが
ご遠慮いたします。自分の子どもを育てるように、丁寧に作物に向き
合ってくださる方が大切ですし、ありがたいのです。そういう人とは、
すぐに通じ合えます。心が、同じ方向を向いているからです。
私の出会った生産者の多くは、はじめてなのに、挨拶もそこそこに
「はら、へってないか」と、採れたばかりの野菜とあり合わせの食事
を出してくださることがよくあります。小松菜の炒め物、芋の煮っ転
がし、ふろふき大根――おいしいおいしいと喜んで食べていると、
一つひとつ食べものについての話が続きます。

私たちの農作物選びには、化学肥料や農薬を使っていないかを
はじめ、確認すべき項目がいくつかあります。旬のものかどう
か。在来種(自分で採ったタネ)かどうか。自分で堆肥を作
っているかどうか。水の豊かなところか――。しかし、チェック
項目にはない部分、つまり、生産者の思い、その人柄、作物へ
の愛情、そういったところを私は大切にしたいと思っています。

農作物は、人のいのちをつなぐもの。農作物に添うことは、人に
添うのと同じこと。だから私たちは、必ず作り手に直接会いにま
いります。すばらしい作り手に出会えると、嬉しくなります。
私たちが望んでいたのは、あれもこれもではなく、せめて毎日の
食卓には、まっとうな志ある人の作った食べものを乗せたい、
安全安心な食べものを家族に供したいという思いです。

手に来る反応

Yさんは乳ガン治療のため、四、五年前から聖路加病院にかかって
いました。お医者さんからしきりに手術を勧められたそうです。
「ガンは怖い。でも、手術はしたくない」
彼女は拒んでいました。そんなとき、ある人のご紹介で私のところ
へ来るようになりました。
彼女のお住まいは東京・中野です。私の事務所は神楽坂ですから、
その気になればすぐに来られます。Yさんは気立てがよく、働き者
で、女優さんだったのかと思うほどきれいな人です。彼女の悩みは、
昔から胸が大きいことでした。それが嫌で、だんだん猫背になった
そうです。胸の大きい人ほど、なぜかそうなるみたいです。そこを
注目されるのが嫌という心理が働くのでしょうか。彼女は乳ガ
ンと宣告されました。でも、どうしても切除する気持ちになれ
なかったそうです。思い悩んでいるときに私の手当てのことを
知り、やって来られるようになりました。きっと、何かのご縁
ですね。
足裏から手を当てて彼女の胸まで来たとき、ちょうど赤貝かち
ょっと大きめの蛤ぐらいの大きさの何かが、ぴたっと私の手の
平に収まります。皮膚の下は、ギザギザ固い貝殻のような感じ。
私の手にはそう感じました。
最初のころ、Yさんに手を当てても、私の手には何の反応も伝
わりませんでした。「大したことないのね、手術したくないって
いうのがよくわかります。いいと思いますよ、しなくても」なん
ていっていました。本当にどこかが悪い場合には、私の手にいろ
いろな反応が起こります。三回手を当てましたが、何もないから
大したことはない、もうこれで終わりにしようと思っていました。
三度目を終えたあと、「青木さんに手を当ててもらって自宅に帰
ると、よく眠れます。翌朝、気持ちがいい。それだけでも嬉しい
から続けてほしいのです」と電話がありました。
「そう。それなら、どうぞどうぞ」四回目、いつものように彼女
に横になってもらい、手を当て、足の裏をさすっていると、私の
右手に雷が落ちたような、閃光が走ったような痛みが来ました。
「あ、痛い! なんだ、これは?」と驚きましたが、しばらく続け
るとそれは消えました。

私は誰にでも同じことしかできません。手当てという術を練習した
わけではありませんから。足から脚部、そしておなか、胸、背中
と回って、手の平でさすり、温める。これだけです。彼女に対し
ても、同じことです。すると、ふと気づきました。あの固いものが
少し柔らかくなっているような感じがします。それを彼女に伝え
ました。「胸の固いのが半分消えていますよ」
「そうなんですよ、柔らかいんですよ」と彼女。へえ、そう。
さっき私の手にピカッと来たのは、良くなっているという証拠か
もしれない。
大勢の人に手を当ててわかったのは、触って違和感があると、
私の顔のあたりがもやもやして、鼻先に綿あめかクモの糸でも
くっついたようにベタベタします。最初は気にもしませんでした
が、具合の悪い人に手を当てると、そういう感覚が残るのです。その
うち筋ジストロフィーをはじめいろいろな重い病いの人に出会うよう
になったのですが、そういう人に手を当てると、重油のような、ドロ
ッとしたものが私の手から入って腕の付け根まで上がってきます。
正体はわかりませんが、そんなものが入ってくるとどうしてよいかわ
からないので、そのまま三〇分でも一時間でも手をそのまま置いてお
きます。気長にそれを続けていくと、あのドロッとしたものがふっと消
える瞬間が来ます。そこでまた別の場所に移ります。するとまたドロ
ッとしたものが入ってくるので、ああこの人にはまだ悪いところが
あるんだなと感じます。そうやって何カ所か手を当てていくうちに、
いつしか癒されていくようです。Yさんに触っていて実感しました、
「そうか、私の手に来たら、悪いところが治るんだ」と。

編集者より

▼わが社はビルの5階にあります。道路を隔てた向かいのビルに
青木紀代美さんの事務所があります。「青木さーん」と呼ぶと
「なーに」と返ってくる距離▼彼女は、牛乳に明るい。食べものに
詳しい。ろくでもない食べ物といいものの違いを熟知している食の
プロ。さらに、手を当てることで、人を癒す達人。お代は取らない
▼お金にならないことばかりやっている風で、へぇ、こういう人が
まだこの世に生きているんだと思って、「一冊書いて」と原稿を依頼
しました▼その仕事、その人間に魅せられていたのですが、いったい
何者なのかよくわかりませんでした▼ある日、彼女のご紹介で七沢
賢治さんという人がわが社にやってきました。チラッとぼくを見た
その眼力に、ぼくは「あ、斬られた!」と感じました。ただ者では
ない。ひと目で相手を見破る、おっかない人。「青木さんってどう
いう人ですか?」と尋ねてみると、答えは簡単。「彼女は菩薩行を
やっているんです。現代に生きる菩薩です」と。……そうだったの!
凡夫にもやっと彼女の本質がわかりました。
▼というわけで青木紀代美著『食に添う 人に添う』がギリギリ
昨年末に完成。ほっと一息▼昨年は、こうして菩薩さまと幸せな時間
を過ごしました。今年もいいことがあるような気がします▼皆様にも
良き年でありますように。(山平松生)

「食に添う 人に添う」の書評をいただきました!

医師 東道夫様

縁があって青木紀代美著「食に添う人に添う」を読みましたが、実に素晴らしい本でした。青木さんには何度かお会いしたことがあり、とても素敵な方だと思っていましたが、 素敵なお父様やお母様、そして品格のあるご主人に恵まれたことにもその淵源があるのだなと実感させられました。

感嘆させられたのは青木さんの文体です。なんの気負いもてらいもなく、ただ淡々と流れるような簡明な文章。 私も多少は文章を書きますが、どうしてもそこに飾りを入れたくなり、「気負い」や「てらい」が入り込みます。それが全くない文章というのは本当に稀なのです。比較的近いのはアフガニスタンで民を救うため大規模な用水路を建設しているペシャワール会の中村哲先生の文章でしょうか。簡明だが硬質な文体で、火野葦平先生の甥にあたりますが、その才能を受け継いでいるように感じます。ただし読むと疲れるので三日では読めませんが。
文章というものは、そこに作者の「魂」が入っているかどうかが、その価値を決めるような気がします。青木さんのこの本には魂が込められているのを感じました。文章とは何かというテーマについて、改めて深く考えさせられるものでした。

私は九州の片田舎の一開業医ですが、大腸癌の手術ミスによる後遺症を抱えており、医業の面でも保険の改定による施設診療費の大幅な減額などで年々収入は減り続けていて、後継者もいないため2020年ころには廃業しようと考えています。政治や経済にも失望させられることが多く、現実の世界では余り良いことはありません。
それでも私は想うのです。「この世界にはたくさんの不幸や悲惨もあるけれど、ワクワクすることもまだ一杯あるのだ」と。それを感じるのは美しい夕焼けを見たとき、星々を眺めたとき、咲き誇る草花や木々を眺めたとき、素晴らしい芸術に出会えたとき、良き友や好きな女性や心の師匠(私が勝手に思っている)と対話するとき、素敵な本や映画に出会えたときなどです。「ああ、世の中はまだ捨てるには惜しい」と実感します。
私は健康面の不安もあり、もう長くは生きられないだろうと思っています。けれども自分がまだ知らない素晴らしい世界がまだこの世には一杯残されているのなら、それらに一つでも多く出会ってから死にたいものだと思います。私は学生時代に司馬遼太郎先生の『竜馬がゆく』(文藝春秋)を読んで深く感動しました。その時から「人はいつか必ず死ぬ。死は多くの場合突然彼方からやってくる。いつ死んでも悔いのないように今を精一杯前向きに生きよう。」というのが私の生き方の基本になりました。
あとどれくらい生きられるかわかりませんが、今後も素晴らしい出会いを求め続けて死の瞬間まで(できれば惚けずに)精一杯生きたいと願っています。

(東道夫・医師)

到知」2018年7月号 書評

未熟児で生まれた長男に、日本一安全でおいしい牛乳を探して飲ませたい、という思いがきっかけで食の安全を追い求めるようになった著者。以来、四十年以上、自然農法家など多くの出会いと学びを経ながら、食と命を守ることに献身的な努力を続けてきた。 本書では、自らの足跡を振り返ると同時に、手当て療法というもう一つの活動も紹介。不思議なパワーで人々の苦しみを癒す著者を「菩薩のような人」と呼ぶ人もいるという。「(相手に)添って、添って、添いぬく」という言葉に、その人生観が象徴されている。

あなたは私 私はあなた(清水義久著)

あなたが苦しんでいると私も苦しい。

あなたが楽しいと私も楽しい。
あなたは私、私はあなた。
みんな繋がっている。

――あなたの心には、アインシュタインの、ゴッホの、モーツアルトの、つま
り全人類の記憶がそのまま共有されている。ユングはこれを「集合的無意識」
と呼び、宮沢賢治は「世界全体が幸福にならないうちは、個人の幸福はあり得
ない」と言った。そう、みんな繋がっている!

気を感じてみる! (本書の主な内容)

★気の体 ★チャクラはあなたの命を守っている ★包み込みの発想 ★千年続く会社 ★北野武さんが気づいたこと ★神の資本論 ★すべては繋がっている ★どん底から立ち上がる方法 ★イチローの小周天の力 ★大野将平選手の大周天 ★モモは能力者だった ★無敵のマントラ「オン シュダ シュダ」 ★ホワイトブックのすすめ ★あなたは私、私はあなた ★想像は創造の始まり(ほか)

気を使ってみる

人にはにっちもさっちもいかない時がある。どうしたらいいだろう。

あなたの意識を書き換える究極の方法がある。たった一日でいいから、騙されたと思ってやってみるといい。

町の雑踏に立つ。いろんな人が通り過ぎていく。この人は貧乏そうだな、つらそうだな、独りぼっちだな、仕事がなさそうだな、悲しそうだな――と分かる。

病気だと感じた人には「健康になりますように」、お金で困っていそうと思った人には、「仕事が成功しますように」、運が悪そうな人には「あれ」と言葉に乗せ、天にその祈りを送る。ポイントは、見ず知らずの人の幸せを祈ることだ。

世界はあなたと共に姿を変えていく。

清水義久(語り)山崎佐弓(聞き書き)
ISBN978-4-938939-90-8 定価(本体1600円+税)

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本文から

舩井幸雄先生の最大の功績

真理は役に立つ。時代が変わろうが、状況が変わろうが、どんな世に
なろうが、いつどんなときにも。それは物事の筋道だからだ。舩井幸雄
先生に教えていただいたのも、そんなひとつの真理だ。

昭和六十年代、高度経済成長のさ中に舩井先生が打ち出していたコンセ
プトは、さまざまな分野で大きな成果を上げていたと思う。旧価値観が
崩壊し、とって代わる新たな理念が勃興する瞬間まで、誰にも先のこと
は見えない。社会的、経済的、文化的状況がどんなふうに変貌するのか、
通常人には分からない。舩井先生は、実業の世界だろうが、人生論だろ
うが、非日常の世界だろうが、茫漠と広がるこの世界に対して、統一的
なコンセプトを展開した。そのひとつに「包み込みの発想」がある。

「同意せず、共感せず、仲間でもなく、愛してもいないけれど、共に存在
することを許し合おう。そして、共に生きていこう」
というものだ。新世代と旧世代、右翼と左翼、保守と革新――互いに対極
に位置すると考えられている社会構造の中で、こういう「包み込みの発想」
という論を唱えた人間は他にいなかった。

ぼくたちは普通こう考える。

あいつとは許し合えて、一緒に生きていける。あいつは友であり、仲間で
あり、愛し、愛される者。なんらかの意識が自然的、社会的に共有され、
そして統合された関係だ。

もうひとつは、上下の関係、支配する者と従属する者との関係である。
それ以外は、無関心か、新たな関係を結ぶには未知数という余地が残る
ことになる。舩井先生は新しいアイディアを展開した。主義、主張、政治
的理念、考え方、価値観――それらを一旦ブラックボックスに入れて触れ
ずにおこうと言ったのだ。つまり、良し悪し、善悪を判断しないこと。

判断の中止である。哲学者のE・フッサール(一八五九〜一九三八)の
言葉で言えば「カッコにくくる」ということだ。

Aさんがどんな宗教を信じていても、どんな文化的背景を持っていても、
肌の色が何であっても、あなたはAさんと主義主張を戦わせたり、譲歩し
たりする必要はない。もし、Aさんがあなたにとって異分子なら、その
ままでいい。AさんはAさんのまま、私は私のままでいい。喧嘩したり、
排除したり、無視したり、奪ったり、支配したり支配されたりすることなく。
もし仲間になれなくても、一向に構わない。それでも、Aさんと一緒に生き
ていく――そういう考えだ。

そもそも人の判断というのは公平ではない。詮じつめればただの主観にすぎ
ない。例えば、部下にB君とC君がいる。B君はC君の仕事を大きくカバー
し、B君のほうができる人間に見え、C君はいらないやつだなと低く評価さ
れやすい。でもよく見ると、C君しかできないオリジナリティがある。C君
にはC君の良さがあるということだ。誰でもできる部分を同じように見てい
くのではなく、個々の良さを見ていく。これが「共生」(ともいき)だ。

空海さんのマンダラ論

物事を軽々に判断してああだこうだと断定するのではなく、それもこれも一緒
に包んでいこう――ざっと言えばこれが包み込みという発想だ。この包み込み
の発想は、弘法大師、空海さんのマンダラ論に根拠を持つ。これは矢山利彦
先生が教えてくれた。

マンダラでは、宇宙の根本を表す大日如来を中心にして、四〇五もの諸仏が、
共に同じ場で生きている。「胎蔵界」で仏の周りに描かれた円は、いろいろな
菩薩や明王の、それぞれの価値観と生き方と力をひとつの世界に閉じたもの
だ。この一つひとつの円がそれぞれの仏の主義主張のテリトリー(領域)で
ある。

それぞれの異なる力、考え方、文化、宗教、肌の色などが、同じ一枚の地図の
中に分散され、同時に成立している。大日如来だけでいい、とは考えなかった
のだ。それぞれが独立国家でありながら、それぞれの価値観のなかで共に生
きている。適材適所にその異なるものを配置し、その力を借りようとして、
他のものを打ち消さない。人間の死体にへばりついている悪霊たちさえも
ここでは否定していない。修羅、夜叉、餓鬼たちもちゃんとマンダラの世界
に描かれている。底辺の片隅で生きているものを含めて、すべてのものが一枚
の絵柄となり、お互いに支えながら連続してひとつの宇宙になっている。取り
替えもしない、排除もしないというアイディアだ。空海さんは、そういった
ものまで、宇宙の構成原理として省くことができない重要なものだと考えた。

大日如来の存在の光の中で、森羅万象の宇宙ワールドの中で、無用の存在、
いらないもの、役に立たないものなどは存在しない。すべてが必要なのだ。
無駄だから、いらないから排除しようとするのではなく、ありとあらゆる
ものが必要必然で、必ず役に立つ要素を持っているがゆえに、この世に共
に存在するのだ、と。

ぼくは、マンダラの外枠のところに描かれたさまざまな小さな存在に
感動した。自分がどんなにちっぽけだと思っていても、そのままで宇宙
を支えている。そのアイディアがこのマンダラ論だ。

空海さんはマンダラと言い、法然さんは「共生」と言い、同じことを
舩井先生は「包み込み」と表現した。

さて、他人を認めず、許さない――これがあなたの世界観になりうるだ
ろうか。「俺の言うことを信じろ、お前は間違っている」となったら、
爆弾を持ったテロになり、搾取になり、戦争になってしまう。だけど、
ひとつ退いてマンダラという思想を眺めるとき、そこに長い歴史を貫く
客観的な世界観が成立しているのではないだろうか。どちらが上かでは
ない。平面上のそれぞれが独立した世界をそのまま持ちながら
一緒にやっていく――この「包み込みの発想」は有り得ると思う。

宮沢賢治の言葉(章タイトルの後に著者の大好きな宮沢賢治の言葉を
入れました)

わたしという現象は
仮定された有機交流電燈の
ひとつの青い照明です(「春と修羅」)

風とゆききし雲からもエネルギーをとれ(「民芸術概論綱要)」

天上へなんか行かなくたっていいじゃないか。
ぼくたちここで天上よりももっといいとこをこさえなきゃいけないて
僕の先生が云ったよ(「銀河鉄道の夜」)

あなたのすきとおったほんとうのたべものになることを、
どんなにねがうかわかりません(「注文の多い料理店」)

ぼくはきっとできると思う。なぜならぼくらがそれをいまかんがえているのだから(「ポラーノの広場」)

どれも気が溢れています。
宮沢賢治は気功の達人です。

著者略歴

清水義久(しみず・よしひさ)
1962年生まれ。気功家。少年の頃、中国の歴史に興味を持ち、気功の存在
を知る。矢山利彦氏の気功をはじめ、中国気功、レイキ、古神道などを学び、
実践と知識から「気」を追及すること30年。さらに真言密教、陰陽道、仙道、
道教、レイキ、九星気学、断易、周易、ユダヤ秘教、西洋占星術、タロット、
宿曜占星術、バッチ・レメディの他、心理学、哲学など、幅広い分野に精通し、
独自のスタイルのセミナーを20年以上開催している。本書は、前著『この素
晴らしき「気」の世界』(小社刊)に続く第二弾。ほかに、『「出雲の神さま」
にまかせなさい』(大和出版)、『お金と幸運がどんどん舞い込む! 神様に願
いを叶えてもらう方法』(宝島社)など。
facebook:この素晴らしき「気」の世界

山崎佐弓(やまざき・さゆみ)
福島県いわき市生まれ。山梨県北杜市在住。東京女子大学文理学部卒業。
ホロトロピック・ネットワーク会誌『まはぁさまでぃ』編集制作。フリー
編集者。

編集部から

博覧強記――著者にはこの言葉がぴったりする。道教、仏教、
古神道をマスターし、キリスト教、ユダヤ教、イスラム教、ヒンズー教を調べ、
神智学、西洋魔術、占星術に通暁している。何を聞いても正確な答えが即座
に返ってくる。その根っこにあるのが「気」。知識としてではなく、実践の
「気」だ。そこがすごい。
天才気功家の発する「気」エネルギーのほとばしりを、直に感じてください。

本書は、『この素晴らしき「気」の世界』(2016・5月刊)に続く第2弾です。
前著も併せてごらんください。

よかった、脳梗塞からの回復!(血管研究50年(脳血管医) 金澤 武道 著)

脳梗塞でも、あきらめなくていい

 

よかった、
脳梗塞からの回復!

脳血管を若返らせ血行を良くする
「金澤点滴療法」

 

血管研究50年(脳血管医) 金澤 武道 著

定価(本体1500円+税)
ISBN978-4-938939-89-2

 

この療法で、多くの人が救われています。

(回復例)
脳梗塞でも、あきらめなくていい……
ヨタヨタ歩きが、まっすぐ歩けるようになった
手足のしびれが消え、歩行困難が良くなった
言葉が出るようになり、手も上がるようになった
左半身の不随、視力低下からの回復
スタスタ歩けるようになった
弱っていた握力が元に戻り、歩行も楽になった
顔の歪みが戻り、動かなかった左手が動くようになった
うつ状態がなくなり、気力が出て、歩くのが楽になった
25年前に脳梗塞と診断された。この療法で、動かなかった右手が上がり、
左足もスムーズに動くようになった。趣味の射撃に復帰した。
☆この療法を行なうと、脳全体の血流が良くなり、機能が回復す
ることがあります。

 

(金澤点滴療法とは?)
人体の血管の長さはおよそ10万キロ。地球を2周半する長さです。
血液は血管の中を時速216キロというものすごいスピードで心臓
から送り出されます。その圧力が血管にもろにかかります。血管が
詰まり(狭窄)、その先に血液が運ばれなくなると、脳梗塞となります。
狭窄した血管を若返らせ、広げ、血流を良くするのが金澤点滴療法の
目的です。通常、10日間の入院で、点滴治療を行ないます。点滴液に
は4種類の薬剤が含まれていて、血小板の凝集を防ぎ、血管壁の炎症
を抑えるなど、症状の改善・回復を目指します。

詰まった血管が元に戻ることはなく、その先にある死んだ細胞が蘇る
ことはありません。しかしこの点滴療法で脳全体の血流が良くなり、
機能が回復することがあります。動かなかった手足が動いたり、
出なかった言葉が出るようになるの効果が現われます。回復率83%
という数値を得ました。

 

(本書の内容)
(1章)倒れても、あきらめない
(2章)回復した人たち
(3章)金澤点滴療法とは?
(4章)脳梗塞は未病のうちに治せ
(5章)脳梗塞にならない、再発しないために
(6章)命を見つめて
(あとがき)ちょっと良くなると、暮らしが変わる。

 

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著者について(本文より)

私が生まれて育ったのは青森県の西津軽郡というところです。
青森県の北に向かって二つの半島があります。左が津軽半島、
右が下北半島です。下北半島は斧のような形をして、恐山が
あるところなのでご存じの方も多いかもしれません。それに
比べて津軽半島は地味な存在ですが、竜飛岬とか十三湖、それに
太宰治の記念館「斜陽館」といった観光スポットがあります。
その津軽半島のへんぴな漁村で私は生まれました。

生まれたのは昭和12(1937)年ですが、子どものころ、
東北地方では働き盛りの人が脳卒中でばたばた倒れていました。
貧しくて十分な栄養がとれなかったこと、塩分の多いものを
たくさん食べていたこと、酒が好きだったことなどが原因だと
思います。

母方の祖父もその一人でした。漁師でしたが、頭も良く腹も
坐っていて、漁獲高も飛び抜けて良かったので、津軽半島一の
漁師だとまわりから一目も二目も置かれていました。自慢の祖父
でした。その祖父が、私が小学校低学年のときに、脳卒中で
あっけなく亡くなりました。まだ70歳になっていませんでした。
酒飲みで、漁のない日には朝から飲んでいたのを覚えています。

屈強な、スーパーマンのような祖父があっさり死んでしまったの
には、ショックでした。昨日まで元気だった祖父がいきなり倒れ、
そのまま旅立って行きました。子ども心に脳卒中の怖さを痛感し
ました。そして、祖父の命を奪った脳卒中とはどういうものなの
だろうと興味をもったのです。

当時、私の育った村やその周辺では、祖父だけでなくたくさんの
人が脳卒中で亡くなりました。村の人たちはだれかが亡くなるた
びに悲しみ暮れ、働き手がいなくなることで貧しさに突き落とされ、
希望をなくし、自分も倒れるのではないかと不安に怯えていました。
たぶんそのころ、私の頭に脳卒中を何とかしたいという思いが芽生
えていたのだと思います。

私は9人兄弟の5番目でした。父も漁師でしたから、本当なら
兄たちと一緒に魚をとって一生を過ごすはずでした。ところが私は
船酔いがひどく、漁に出てもまったく役に立ちません。漁師に向い
ていないと思いました。幸いなことになぜか勉強はできました。
中学時代の成績はいつも上位で、地元の中学から二人だけ青森県で
も進学校である青森高校へ進学し、その後、弘前大学医学部に進み
ました。当時は弘前まで出るだけでも大変なことでした。仙台や
東京の大学へ行きたいという思いもありましたが、そんなことは
夢のまた夢でした。母親から医者になるなら脳卒中か心臓をやれと
言われました。母も、祖父の死のことが心に残っていたのだと思い
ます。

そんな体験がベースにありますから、脳梗塞を未然に防ぐことや、
脳梗塞を起こした人が後遺症から回復して喜んでくれることがうれ
しくてたまりません。自慢だった祖父が「よくやった」とほめて
くれているような気がするのです(本文より)。

金澤武道(かなざわ・たけみち)

1937 年青森県生まれ。67 年弘前大学大学院医学研究科卒業。79 年弘前大学
医学部内科学助教授。81 ~ 82 年、86 ~ 87 年米国シカゴ大学大学院病理生
化学(主に細胞分子生化学を研究していたGodfrey S.Getz 教授)の下に留学。
88 年~ 2011 年医療法人芙蓉会村上病院院長。07 年国際未病科学センター所
長。12 年~ 14 年医療法人耕潤会ハートフルふじしろ病院院長。14 年~医療
法人大坪会東和病院にて脳血管内科医として現在に至る。日本内科学会、日本
循環器学会、日本動脈硬化学会評議員、日本老年病学会評議員、日本脳卒中学
会評議員、日本未病システム学会理事、日本高血圧学会、日本フリーラジカル
学会等に所属。主たる研究テーマは、動脈硬化の成因――とくに酸化LDL と
脳梗塞の成因と治療。診療・研究のモットーは「挑戦――改革――初心」。

編集者から

こういうお医者さんがいるとは嬉しい限りです。
編集子は、実際に入院して点滴治療を受けました。自分でもふら
つく、めまいなどの自覚症状があったからですが、何より、友達、
仕事仲間、後輩などが脳疾患で倒れるケースが多く、なかには、
ぼくと碁を打っていて、その最中にぐらっと横倒しになった友人も
います。15分後に近所の厚生年金病院(いま名前が変わっています)
へ運びましたが、脳梗塞でした。ぼく自身は入院治療でずいぶん
すっきりしました。バンバン遊び、かつ仕事をしています。あの
体験後、一年に一度、入院しようかなと思っています。

ぼくの周りに、脳疾患で倒れ、ろくに声も出せないでいる友人が
3人ほどいます。一度金澤先生の診断を受けてみたらと薦めている
のですが、なかなか腰を上げません。この本を真っ先に送ろうと
思っています。
金澤先生と仲良くなって以来、それに不安を持つかなりの友人を
病院に紹介しました。不快な言葉が返ってきたことはなく、むしろ
感謝されています。

タイトルは最初、『脳梗塞からの回復』でした。
でも何かが足りません。そこで、先生のお許しを得て「よかった、」
と付け加えました。ありがたい、よかった――と本当に感じたから
です。その不安を感じている人が、こういう医師に直接出会うように
祈っています。「よかった」と言われるように……(編集担当・山平)。

[04]
「ありがとう」100万回の奇跡(工藤房美著)

「ありがとう」はサムシング・グレートへの感謝の祈り (筑波大学名誉教授 村上和雄)

「遺伝子スイッチ・オンの奇跡」②

「ありがとう」10万回でガンが消えました。

以来ずっと、「ありがとう」を唱えていたら、不思議なことが続出するのです

工藤房美〈語り〉 木下供美〈聞き書き〉

ISBN978-4-938939-88-5

定価(本体1500円+税)

☆「ありがとう」10万回でガンが消えた
工藤さんは48歳の主婦。ある日「あなたは子宮頸ガンです。「余命1ヵ月」と告げられました

その病床へ『生命の暗号』という本が届きます。一読して驚いたのは、「人間のDNAのうち、実際に働いているのは 全体のわずか5%程度で、その他の部分はまだよくわからない」というところです

え、それなら?眠っている95%のDNAのうち1%でもオンになったら、私だって少しは良くなるに違いない――そう思いついた瞬間、著者は「ばんざーい!」と叫んでいました 病んでない目、鼻、耳、その他の臓器の細胞に「これまで私を支えてくれてありがとう」とお礼を言い、ガン細胞にも「あなただって支えてくれたのだから、ありがとう」と感謝を伝えました

ガンが消えてなくなるように祈ったのではないのです 10ヵ月後、ガンは消えました(12年前のことです)。

 

☆「ありがとう」100万回を超えた頃
以来、著者は「遺伝子が喜ぶ生き方」を生活の基準にします。

人にもモノにも一木一草にも、「ありがとう」と感謝し、それを日々実践する――そんな生き方です

そうすることで、遺伝子をオンにしていったのです

「ありがとう」が100万回を超えた頃です、不思議なことが続出します

妊婦さんのおなかの赤ちゃんが話しかけてきたり、見ず知らずの人から「久しぶり、元気だった?」と声をかけられたり、亡くなった人との魂レベルでのコミュニケーションとか、宇宙人がお店にやってきたり…… 意識が宇宙まで飛び出し、ますます不思議なことが続出しています。

 

☆目次
(オマージュ)「ありがとう」はサムシンググレートへの感謝の祈り(村上和雄) (プロローグ)「あとどのくらい生きられるとですか?」 (1章)遺伝子が喜ぶ生き方 (2章)宇宙とつながる (3章)希望を届ける (4章)元気になった人 (5章)大地が揺れた (6章)命を見つめて (エピローグ)楽しく、ワクワク生きる

 

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著者の近況

前著『遺伝子スイッチ・オンの奇跡』(5刷り)の出版の後、著者のところには病に悩む人がたくさん訪ねてきました。著者は一人一人に自分の経験を伝え真剣に対応し、中には「ありがとう」を唱えることでガンが消えた人もいたそうです

著者は熊本でカレー屋さんを切り盛りしながら全国を歩き、「遺伝子をスイッチ・オンにすると、いいことがある」という村上説を、自分の経験とともに語り歩いています。東京、埼玉、秋田、北海道と、どんどん広がっています。今年はロス、サンフランシスコも回る予定だそうです。熊本の工藤から全国区の人になりました。お声がかかれば、小さな集まりにも出ているようです。

出版社から

眠っている遺伝子をスイッチ・オンする――この村上学説は大切な真理かもしれません。そうだとすると、テーマは絞られます。どうしたらスイッチ・オンできるか。

村上和雄先生は、「工藤さんの変化は、すごいねえ」と激賞しながら……

原稿を一読した村上先生は、「この人の進化は、すごいねえ」とべた褒めです。その先生から工藤さんに「あなたの弟子にしてください」という(ジョーク交じりの)電話がかかってきたそうです。先生は数年前の脳梗塞で舌がもつれるなどの後遺症があります。どうしたら実際に遺伝子をスイッチ・オンすることができるか、師匠は実践者である工藤さんに、その秘策を尋ねたかったのかもしれません。工藤さん、すごいですね!

毎日ときめいてますか?

毎日ときめいてますか?

☆ガン名医の健康放談

『毎日ときめいてますか?』

……いのちが躍動している……
それがいちばんの健康です。
数値なんて、まあ、どうでもいいのです。

 

帯津良一

帯津良一(帯津三敬病院名誉院長)

ISBN978-4-938939-87-8
定価(本体1400円+税)

☆ときめく……

朝から酒を飲む、
タバコを一服する、
好きな人に想いを馳せる……
生き生き、ホカホカして、いのちが弾んでる。
数値なんて、まあ、どうでもいいのです。

☆ポイント
いくら人間ドックの成績がよくても、それはたまたま値が正常値だった、ただそれだけのことです。逆に、生命の躍動さえあれば、少しぐらい乱暴なことをしたり、異常値が出てもいいのです。

☆内容
(はじめに)酒は朝から飲むもよし(1章)人間を「まるごと」診る医学(2章)生と死と悲しみと(3章)ときめいている仲間たち(4章)飲む、食べる(5章)ハメバラばなし(6章)さまざまな病(あとがき)健康ってなんだろう。

☆なるほど、思わず膝を打つ名医の放談!

 

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(さわり)

胸に燃え立つもの

医者になって半世紀以上たちますが、健康を考えるうえでいちばん大切なことは、内にあるダイナミズムです。これがないとダメなのです。これはフランスの哲学者ベルクソンが唱えた「生命の躍動」を指します。青雲の志や情熱と呼んでもいいでしょう。内に「ときめき」を秘め、志を持って生きる。そして、社会の一員として、他者に思いをやりながら粋に生きる。――これが理想です。

胸に燃え立つものを持っていなければ、「健康」とは定義しません。いくら人間ドックの
成績がよくても、それはたまたま値が正常値だった、ただそれだけのことです。逆に、生命の躍動さえあれば、少しぐらい乱暴なことをしたり、異常値が出てもいいのです。

射精は、エントロピーを捨てること

何歳になっても常に恋心、いわゆる性欲を持っていれば、免疫力が高まり、若さも維持できます。これは過去の偉人たちも証明している事実です。ドイツを代表する文豪ゲーテは七二歳のころ、一七歳の少女に恋をしました。フランスの画家ピカソは八〇歳のときに二度目の結婚をしました。ホメオパシーの父である医師ハーネマンが三度目の結婚をしたのは八〇歳です。彼らがその年齢までパートナーとセックスをしていたかは定かではありませんが、私が言う「恋心」とは、形を問いません。恋人のように心を通い合わせることができる存在がいるだけでいいのです。

だからといって「接して漏らさず」というのも体によくありません。これは『養生訓』の
貝原益軒先生の言葉ですが、率直に言って、私はこの言葉には賛成できません。なぜなら男性にとって精液を出す行為は、エントロピーを捨てることにつながるからです。エントロピーとは、「乱雑さの尺度」を指します。エントロピーが増大すると、体内に無秩序を引き起こす要因が大きくなり、病気になる比率が高まるのです。ですから精液を放出することは、息を吐くことや、汗をかくこと、大小便を排泄することと同様に、とても大切な行為なのです。人間の体の中で作られ排泄するべきものは、出すほうが自然ということです。

何かひとつ、行をやろう

50歳過ぎたら、何かひとつ行をやるといいですね。
私の大好きだった詩人の加島祥造さんは、生前、伊那谷のおうちに行くと、「これがおれの健康法だ」と、50年間続けた自彊術をやっていました。私の場合、最初、東大のころ始めたのが空手でした。初段を取り、卒業してもやるつもりでいました。ところが外科医というのは暇がない。おれは無理だなと思い、空手から足を洗いました。

楊名時先生は私の太極拳の師匠ですが、特にこれといって教えてもらったことはありませ
ん。酒ばっかりです。酒がぴったりなのです、二人には。
そもそもの接点は、うちの家内です。
家内が更年期になり、不定愁訴が多くなったとしきりにこぼすものですから、「太極拳で
もやったら」と楊名時先生を紹介したのです。彼女は一生懸命やるので、面白くなった。これは素晴らしいということがわかって、当時、作ったばかりの病院で取り入れようと院内に道場まで設けたのです。ところが患者さんに気功を教えようとしても、患者さんは自分が重症だということがわからない。当時はガン告知をする時代でなく、患者さんは誰も来てくれません。閑古鳥が鳴いていました。これじゃだめだと、「太極拳の教室を開け」と家内に言いました。すると入院している患者さんではなく、健康志向の近所の人が集まってきたのです。すぐいっぱいになりました。

一方、患者さんは消灯が九時ですから、朝が早い。みんなうろうろしています。これはも
ったいない。家内に「朝の教室を開いて、そこでも教えて」と頼みました。自分の子供のことや家の中の仕事もあるので、とんでもないと断られました。それじゃ俺に教えてくれ、休みの日に四時間もあれば覚えるからと頼みました。空手をやっていたから太極拳はなんとなくわかる。家内に教わった次の日から、私も教えるようになった。家内は家内の時間帯で、私は私の時間で教えるようになったのです。

諦めない

どんな大きな病を宣告されても、諦めず、失望せず、ときめきを持って生きる――他人か
ら「みっともない」「いまさらそんなことをしたって」と思われたって良いではないですか。
大病の宣告は「第二の人生」の宣告です。そこから「ときめき」を見つけ出すチャンスを与えられたことなのです。

だからこそ、宣告されたら、できるだけ酒を飲み、うまいものを食し、足腰を鍛え、敬意
を持って他人を敬い、他人に愛される生き方をしようとあがいてみましょう。
ガンはミステリアスな病。だからこそ、何が生命に作用するかわからないのですから。
医者の冷たい言葉で、絶望の淵に立たされている皆様に「ときめく」時間がありますように。

(編集者のメモ)

ガン医師の帯津良一さん。
知り合ってもう20年を過ぎた。
100回ぐらい酒を飲んだ。
しんどい患者の声を聞き、元気づけ、闘病戦略を語り合い、
うまくいったら、また世の中に送り出す(そうでない場合も多々あり)。
大変な仕事だな……といつも思っていた。

でもこの人は、まん丸お月さま。
怒鳴ったり、語気を荒らげたり、めげたり、しょげたりする場面を
見たことがない。
穏やか、乱れない、明るく、いつもにこにこしている。
天性のものだろうか、訓練のたまものだろうか。
えらいなあ、この人は――と、いつも思う。

でも、まん丸お月様にも、少し欠けたところもある。
まん丸の端っこに、ちょっとギザギザしている部分がある。
ぼくがそれを指摘しても、そうなんですよと笑ってる。
ギザギザ、欠点を補って余りある大人。
この人のそばにいると、なぜかホッとする。
つらいときには、元気がもらえる。

この本は健康“放談”、
朝から酒を飲むもよし、
タバコを一服するもよし、
好きな人に想いを馳せる、
生き生き、ホカホカして、いのちが弾んでる……。
それがいちばんの健康です、
数値なんて、まあ、どうでもいいのです、
という主旨。

週刊誌で“放談”中の長い原稿を、
帯津さんから「好きにしていいよ」と許可をもらい、
あるライターに手直しを頼んだ。
ネタは豊富にある。好きなところを勝手に選び、つなぎ
順序を替え、不足部分は帯津さんに書きたしてもらい、
再構築した一冊。

僕がライターとして選んだ人は、優れたドイツ語の翻訳者。
でもこの人、2度の手術を経た、闘病中のガン患者。
自分の経験に照らしながら、「なるほど、なるほど」と、
原稿を読み、合点できる部分をピックアップし、まとめ、
ようやくまとまった。

「いいまとめだね」と帯津さんのオーケーが出た。

巻末で、帯津さんはこんな風に締めている。
「たとえ余命一カ月と宣告されても「死に至る病は絶望」なのです。
今日の免疫と心の関係を知るはずもない時代の哲学者・キルケ
ゴールのこの言葉は実に正しい。
どんな大きな病を宣告されても、諦めず、失望せず、ときめきを持
って生きる――他人から「みっともない」「いまさらそんなことをしたって」
と思われたって良いではないですか。
大病の宣告は「第二の人生」の宣告です。
そこから「ときめき」を見つけ出すチャンスを与えられたことなのです。

だからこそ、宣告されたら、できるだけ酒を飲み、うまいものを食し、
足腰を鍛え、敬意を持って他人を敬い、他人に愛される生き方をしよう
とあがいてみましょう。
ガンはミステリアスな病。だからこそ、何が生命に作用するか
わからないのですから。
医者の冷たい言葉で、絶望の淵に立たされている皆様に「ときめく」
時間がありますように」

病人に、それが無理なら病人のそばについている人に、読んでほしい一冊。
元気が出ます。(文責・山平)

[12]
サレンダー(マイケル・A・シンガー著/菅 靖彦・伊藤由里訳)
——自分を明け渡し、人生の流れに身を任せる

森の中で瞑想していた隠遁者は、
なぜ、どのようにして
巨大なIT産業の経営者になったか。

アメリカを代表するスピリチュアル教師(ティーチャー)マイケル・シンガーの「気づき」と成長のストーリー。

『サレンダー』
(THE SURRENDER EXPERIMENT)
my journey into life’s perfection

— 自分を明け渡し、
人生の流れに身を任せる —

マイケル・A・シンガー
菅 靖彦・伊藤 由里 訳

 

46ソフト336p
定価(2000円+税)
ISBN978-4-938939-86-1
風雲舎

世俗的なことと、
スピリチュアルなことを
分ける考えが消えた。
流れに任せると、
人生はひとりでに花開いた。

自分の自己実現の道は、瞑想以外にないと
私は信じ切っていた。
だが、それは間違っていた。
人生は、他人への奉仕を通して、自分自身を
解き放つ方法を指南していた。

発売(2015年6月)以来、「ニューヨークタイムズ」のベストセラーに昇りつめた話題の一冊です。

山川亜希子さんが、『サレンダー』についてコメントしてくださいました

~私の大好きな本です。本の読めない私が、あっという間に読んでしまいました。
~本当に読めないのです。目も良くないし、それ以上にじっくり本とむかえない。私は本から学ぶタイプではない、と言われてほっとしたことがあるほどです。(2017年11月、フェイスブックで)

~私たちがかなり前に訳した本、タデウス・ゴラス著『なまけ者のさとり方』には、人生のコツ、生き方の大切なルールとして、「抵抗しないこと」というルールがあげられています。起こってくること、宇宙があなたに差し出すことに、抵抗してはいけない、それを素直に受け入れなさい、すると人生はとても穏やかで楽で、しかも生き生きしたものになる、と書かれています。ちなみに、この本は薄くてすぐに読める本ですが、とても深い内容が愛を込めて書かれています。どんな方にもおすすめの一冊です。

もう一つ、最近読んだ本に、マイケル・シンガーという人が書いた『サレンダー』があるのですが、この本にはもっと詳しく、「受け入れの法則」を使ってみたらどんなことが起こったか、マイケルさんの体験が書かれています。もちろん彼は「受け入れの法則」という言葉を使っていませんが。

シンガーさんは大学院で経済学を学んでいましたが、本当に興味があったのは、心を静め、悟りを開くことでした。だから瞑想ばかりして、そのため広大な森の中に住むような青年でした。しかし、経済学の学生としても、きわめて優れていたようです。

彼はある時、「誰かが自分に何かを提案してきたら、好き嫌いを無視して、どんなことでもすべて受け入れる」という決心をしました。彼はとても優秀な人だったので、仕事や依頼がいろいろやってきました。あまりやりたくない仕事もあったのですが、すでに何も断らないで全部受け入れる、と決めていたのですべてOKしました。するとどうなったか……最初は乗り気でなかった仕事でも、どれも彼の人生を大きく発展させていったのです。そして何回もそのようなことが続いて、気がついてみると、大きなIT企業の経営者になっていたのでした。

マイケルさんはすこぶる優秀な人ですから、このお話は例外と思うかもしれません。自分はとてもそんなではないから、誰からの話も来ないし、来たしてもうまくいきっこない、なんて、どこかで思っていませんか?

でもね、それぞれの人にはそれぞれにふさわしいことが用意されています。または自分で得意なこと、この世ですることになっていることを決めてきています。だから、多分、マイケルさんくらい、優秀でないとうまくいかないよね、ということはないのだと思います。たとえば、普通の奥さんであるあなたに、ある日、友達からアルバイトのお誘いがあり、それに乗っていったら、ものすごく楽しくて自分のためになる仕事に発展するかもしれないのです。

ゴラスさんやシンガーさんの本の他にも、自分に起こったことにはすべてOKを出そうね、とか、起こってくることにすべてイエス、と言いましょう、などという本は数多くあります。ということは、「受け入れの法則」は決して私たちの発明品ではなくて、すでに生き方のコツのひとつとして、または生き方のルールとして、多くの人が使っていたり、知っていたり、推薦していたりしているのです。(山川紘矢・山川亜希子『受け入れの極意』(興陽館))

山川紘矢様・山川亜希子 様 公式サイト

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(こんな内容です)

① 著者のマイケル・シンガーはフロリダ大学で経済学を専攻するのんびり屋の、マリファナをたしなむインテリヒッピーでした。時代はベトナム戦争の影響で、ヒッピー、マリファナ、LSDなどが氾濫し、カウンターカルチャーと呼ばれた
1960年代の激動期です。

② ある日友人とソファでのんびり会話を楽しんでいると、世間のあれこれについて、自分の頭の中の声が「これは好き、こいつは嫌い」とわめく声と、それをじっと見つめているもう一人の自分がいることに気がつきます。
頭の中に二人の自分がいる! これには驚きました。

③ その状況が高じてくると、頭はこんがらかってマイケルはすっかり辟易します。
こいつを黙らせる方法がないかと、フロイトや心理学の本をめくっても、答えはありません。ところが、「禅」の本にその答えがありました。頭の声を鎮める方法は、瞑想でした。

④ 小躍りしたマイケルは、瞑想三昧の暮らしに入ります。経済学や博士論文は、どうでもよくなります。「深く集中すると動揺はすべて溶け去った。そこには静寂と平和があった」……そんな気分です。

⑤ 瞑想三昧のマイケルは、自己実現の道は瞑想以外にはないと信じていたのですが、だんだんそれは間違いだと気づきます。

⑥ 他人とのかかわりが多くなり、他人に奉仕することが面白くなったのです。
他への奉仕を通して、自分を解き放つ……
それが人生の目的、それこそが完璧な人生の旅だと気づくのです。

⑦ 森の中で瞑想する隠遁者は建設業者となり、パソコンに夢中になってプログラマーに変身し、全米一といわれるソフトウエアを書き、やがてIT関連の企業経営者へと変身します。森の中の瞑想所「宇宙寺院」を営みながらです。
人生は、マイケルをとんでもない世界へ引っ張り出すのです。

◎読みだすと、これが面白い。ついつい明け方まで読んでしまいます。

◎おやこれは、ソロー『森の生活』、パラマハンサ・ヨガナンダ『あるヨギの自叙伝』に似ているな、と感じられるかもしれません。

◎そろそろ瞑想してみようかな……と感じたら、あなたはこの本を“読んだ”ことになります。

◎訳者の菅靖彦さんはマイケルと同じ1947年の生まれ。
人生の流れが自分に提示するものを受け入れ、精魂込めてやってみる、というこの一冊にぞっこんです。訳者の手になる『サレンダー』サイトをクリックすると、『サレンダー』とマイケルについての情報が詰まっています。

http://www.surrender.top/

『サレンダー』……目次

(イントロ)人生の流れに身を任せる

(第1部)目覚め
1章 叫びではなく、囁きと共に
2章 自分を知る
3章 禅の柱
4章 絶対的な静寂
5章 天国と地獄
6章 人生からの贈り物
7章 怯える人間
8章 予期せぬインスピレーション
9章 約束の地
10章 聖なる小屋
11章 汝僧院へ行け
12章 弟子に準備ができたとき、師が現われる

(第2部) 偉大な実験が始まる
13章サレンダーイクスペリメント
14章 人生に身を委ねる
15章 王子と乞食
16章 見えないものに従い、未知の世界へ
17章 初めての面接
18章 手綱を手放す
19章 教師になる
20章 刑務所訪問

(第3部)孤独から奉仕へ
21章 生きているマスターからの呼びかけ
22章 シャクティパット
23章 ゲインズビルに師を迎える
24章 寺院建立
25章 ハート・チャクラが開く
26章 再婚

(第4部) 宇宙の流れに委ねるビジネス
27章 ウィズラブ建設の船出
28章 正式な建設業者に
29章 コミュニティ・バンキング
30章 拡大する宇宙寺院
31章 クリエイチャーの変容

(第5部)お金では得られないもの
32章 パーソナル・セルフからパーソナル・コンピュータへ
33章 「メディカル・マネジャー」の誕生
34章 初期のプログラマー
35章 売り出す準備

(第6部)自然な成長の力
36章 ビジネス成功の基礎
37章 止まらない業界からの打診
38章 成長しつづける寺院

(第7部)暗黒の雲が虹になるとき
39章 頻発するシンクロニシティ
40章 新しいオフィスビルの建設
41章 未来への基礎づくり
42章 大いなる暗闇の時期

(第8部)爆発的な拡大
43章 「メディカル・マネジャー・コーポレーション」の誕生
44章 カルマ・ヨガ
45章 合併
46章 ワシントンに赴く

(第9部)トータル・サレンダー
47章 ガサ入れ
48章 主席弁護士との出会い
49章 合衆国vs.マイケル・A・シンガー
50章 『いま、目覚めゆくあなたへ』の出版
51章 憲法と権利章典
52章 神の介入
53章 振りだしに戻る

(訳者あとがき)――菅 靖彦

「スピリチュアルな修行が日常と協調するとき、驚くべき人生が展開する。
混沌の中に救済の光を投げる名品」
ジャック・キャンフィールド(『心のチキンスープ・シリーズ』の著者 amazon.com)

 

マイケル・A・シンガー(Michael A.Singer)

世界的ベストセラー『The Untethered Soul』(邦題『いま、目覚めゆくあなたへ』菅靖彦訳 風雲舎)の著者。フロリダ大学で経済学を専攻。大学院在学中(1971年)覚醒体験をして以降、瞑想やヨガにのめりこみ、森の中で暮らす。1975年、瞑想とヨガのセンター「宇宙寺院」を森の中に設立。クリヤ・ヨガの継承者であるパラマハンサ・ヨガナンダを師と仰ぎ、ムクタナンダ師、アムリット師らインドのヨギとの出会いを通して深い霊的体験を重ねる。その一方で、医療業務管理産業に革命をもたらしたソフトウェアを開発し、二千人以上の従業員を抱えるソフトウェア会社の最高経営責任者になる。本書の他に、『The Search for Truth(真理の探究)』『Three Essays on Universal Law: Karma, Will and Love(宇宙の法則に関する三つのエッセー:カルマ、意志、愛)』などの著作がある。

菅 靖彦(すが やすひこ)

マイケル・シンガーと同じ1947年、岩手県花巻市に生まれる。国際キリスト教大学(ICU)人文科学科卒業。翻訳家。日本トランスパーソナル学会顧問。自己成長や創造性開発をテーマに執筆、翻訳、講演を行なっている。著書に『自由に、創造的に生きる』(風雲舎)、『変性意識の舞台』(青土社)、訳書に『この世で一番の奇跡』(オグ・マンディーノ PHP)『ずっとやりたかったことを、やりなさい』(ジュリア・キャメロン サンマーク出版)、『ブッダの脳』(リック・カールソン 草思社)、『いま、目覚めゆくあなたへ』(マイケル・シンガー 風雲舎)など。

伊藤 由里(いとう・ゆり)

熊本県水俣市生まれ。青山学院短期大学英文科卒業。ウェスタン・ミシガン大学に編入・卒業。早稲田大学大学院人間科学部にて医療人類学を学ぶ。豊富な瞑想体験を持つ。

 

この素晴らしき「気」の世界(清水義久 語り 山崎佐弓 聞き書き)

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この素晴らしき「気」の世界
気と繋がる、あなたは今を超える!

清水義久(語り)
山崎佐弓(聞き書き)

気を読み、気を動かし、事象を変える
新進気功家の「気」ワールド。
その向こうに精霊が舞い降りる22のストーリー。

定価:1600円+税(ISBN978-4-938939-85-4)

~ぼくは美術館で、いろんな絵に向かって波動を送ることがある。
ダ・ビンチの絵はすごかった。気のボールを投げると、とても遠い。吸い込まれていく。その感覚がすごい。しばらくしてやっとエコーが帰ってきた。

しかし、東山魁夷画伯が描かれた唐招提寺の障壁画はそんなものではなかった。気のボールのエコーが帰ってこないのだ。
その絵の中に入ると、360度、無限の中にいる。なにひとつ反響がない。自分のエネルギーフィールドの感覚が失われていった……。これはダ・ビンチ以上だ(本文より)。

 

Facebook特設サイトもご覧ください! この素晴らしき気の世界 Facebook特設サイト

 

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本文より

政木和三先生の無欲の大欲

一九八〇年代半ば、アメリカの直感力センター(CAI)の主宰者であるスタンフォード大学教授・ウイリアム・カウツ博士がエジプトを訪れたとき、エジプトの神官が「あなたはこれから日本に行くことになる。日本に行ったら、マサキという人にこの石を渡してくれ。この石は昔からエジプトに伝わるものだ」との伝言で預かったという。博士は日本に行く予定なんてまったくなかったが、帰国するとすぐ船井総研からの依頼があり、日本に行くことになった。マサキとは何者かと船井幸雄先生に聞くと、それはたぶん林原研究所の政木先生だろうということで、カウツ博士は岡山に政木先生を訪ね、その石を手渡すことになった。先生はすぐ、「はい、これは私のものです」とためらいもなく受けとった。賢者の石だった。政木先生はこの石を持って林原健社長にいきさつを話すと、なんと彼も同じものを持っていた。「ぼくはずっと持っていたよ。君は持っていなかったんだね」と言われてしまった。二人とも、アトランティスで同じ時期に神官をしていた過去世があって、この賢者の石を所持していたということだった。

先生はポケットから手のひらに入るほどの円板状の石を出して見せてくれ、「これが賢者の石だ」と言われた。
びっくりした。賢者の石が目の前にある。さわってもいいと言われたので、おそるおそる手に取り、どんなエネルギーなのかと手のひらに置いてみた。
物質はどんなものでも固有の波動を持っている。この宇宙には波動がない物質なんてない。さらに、どんな人がそれを持っていたのか、時代をさかのぼって痕跡を感じることができる。少なくとも石のエネルギーがどんなものか、自分なりに感じることができる。賢者の石だったら、どんなことになるのだろうと心を躍らせた。しかし、意に反して、その賢者の石から、ぼくは何も感じることができなかった。
賢者の石はゼロの場になっていた。
天上の波動を吸収し、現実の波動もすべて吸収して、落とし込むことができる「空」の場だ。だから石自体からは波動が出ていない。
こういう石は見たことも聞いたこともない。まさに賢者の石だけだった。

笑いは本能

人は学習で笑いを獲得するのではない。
ほかの動物は笑わないし、人間にいちばん近い哺乳類、サルでさえも笑わない。
笑える生物は人間だけなのだ。
これは人間の本能には笑うことが組み込まれていることを意味している。もしこの
世界を創った神様がいるとしたら、神様は私たちを幸せにしてあげようと思ったに違
いない。幸せなときに、私たちは笑ったり、微笑んだりする。神様が人間を創るとき、
神に似せて創ったという話があるが、神様と同じように、笑うこともちゃんとプログ
ラムされたのだ。
赤ちゃんは神様にいちばん近い存在だ。
赤ちゃんに「いない、いない、バー」をやって見せる。「いない、いない」と言っ
て両手で顔を隠し、手を開いて「バー」と顔を見せてあげると、赤ちゃんは大喜びで
「キャキャキャッ」と声を立てて笑う。何度繰り返してもその笑いは続き、見ている
人は思わず微笑んでしまう。赤ちゃんの笑顔を見るとどんな人も幸せになる。だから、
私たちも赤ちゃんの真似をするといい。あるいは、 目の前にかわいい赤ちゃんがいる
と思って、あなたを取りまく世界に、「バー」と満面の笑顔を見せてやるのだ。木々
や周りの風景……すべてが喜んでくれるはずだ。

モノを大切にするといいことがある

なにかひとつ愛用品を持ってみる。消耗品ではなく、毎日使うちょっと高価なモノ
で、時計、アクセサリー、メガネ、パソコン、携帯電話でもいい。そして名前を付け
て、愛を注ぎ、大事にして、可愛がる。そして気を入れてみる。
それらが周りのほかのモノたちに語りかけるかもしれない。
「私のご主人は私をとても大事にしてくれるの。すごくいい人よ」と。モノからモノ
へと「あなたはいい人」という情報が伝わり、世界はあなたを味方する。
だからモノは護符になる。そして、あなたはより大きな世界と繋がって一体になり、
もっと大きな器になる。

編集者から

「なぜ清水さんの本を創りたいと思ったか」
山崎佐弓

5年ほど前のことです。高崎市に住む友人が、清水義久という「すごい」気功家がいるのでぜひ紹介したいと、私をその人のプライベートなセミナーに半ば強制的に連れていってくれました。
気功は15年ほど前から、矢山利彦先生、中健次郎先生、朱剛(しゅごう)先生、梁薇(りゃんうぇい)先生といった素晴らしい先生方から手ほどきを受けていました。健康のためばかりでなく趣味としても楽しんでいたので、その延長で「どんな気功かな?」と思って、友人の後に付いてのこのこ出かけました。
清水さんの講義が始まって10分もしないうちに、私は完全に「はまって」いたのです。不思議で、ワクワクして、知らなかったことだらけで、めくるめく時間というのはまさにこういうものだと感じながら、その後ずっと感動、興奮の連続でした。
セミナーでは、清水先生は原則的に「手からエネルギーが出る」と3回おっしゃってエネルギーボールを作る所作以外、講義がほとんどです。その内容たるや、これがなんといっても面白い! 見えない気の世界が目の前にワーッと広がります。プラスとマイナスの気のエネルギーの性質、気学というもの、チャクラやオーラの話、次から次にと出てくる話に耳と目が離せません。さらに古神道やら西洋占星術やら医療や心理学まで、360度オールラウンドの不思議な話が飛び出してくるのです。私の中の好奇心はどんどん膨らむばかりでした。
ある初参加の男性が自分の名前を書かされ、先生がその文字の上に指を当て、「あなたは思考力があるね、でも喉のチャクラが少し汚れているね」と言われていました。同様に私の名前にも指を当て、「んっ、何かやっているね」とかつぶやいて、先生はひとり勝手にうんうんうなずいています。この人の前でウソはつけない、何でもお見通しのようです。休憩時になると、だれかが名前を書いた紙を持ってきて、先生はその上に「エイッ」と気を投げかけて、お祓いしています。つまりこのセミナーは、まるで気の世界のメリーゴーランドに乗っているような感じなのです。
あるときは先生の誘導で、「新しい自分の再生」という瞑想です。
砂漠に横たわり、そのままそこで死を迎えるそれです。それまでの私はポロポロ崩れて砂と化し、その砂から新しい自分が生まれる――それが理想とする新しい自分の再生です。私はこれまでの自分に感謝しながら、気持ち良く誘導されていきました。終わると、心も体もなんだかとってもすっきりしています。その自分がとても愛おしく感じられました。ふと手のひらを見ると、手のひらが金粉に、いや金箔で覆われていたのです。いったい、これはナニ?

先生のセミナーを何度か受けるうちに、私はある若い女性を思い出していました。友人のお嬢さんで、20年以上ひきこもっているのです。人間不信と社会への不信で、ほとんど外出できません。彼女が繋がることができるのは、家族とテレビ、そして本の世界だけのようでした。もし彼女が清水先生のセミナーに参加できたら、彼女の心は少しでも解放されるのではないか、もっと外の世界に気持ちが向くのではないか――そんなことを私はぼんやり考えていました。
そのとき思ったのです、先生の本があれば、その本はこのセミナーの代わりになるのではないか。気のメリーゴーランド、瞑想、再生された自分、金箔に覆われた手のことなどなど、清水先生の場で、ゆっくりのんびり遊んでいる彼女の姿を思い浮かべ、そういう本があったらなあ――と、わりに真剣にイメージしている自分に気づいたのです。先生にそんな想いを漏らすと、「ごはんの祈り」を話してくださいました。気功ができなくても、簡単な祈りで自分を変える方法です(これは本文中にあります)。

この想いが膨らんできて、気が付いたら私は清水さんのセミナーを追いかける“追っかけ人”になっていました。気の世界によって、健康になれる、幸せになれる、成功する道が開かれる――そんな気持ちがますます大きくなったのです。ある日思い切って、清水先生にその想いを正直にお伝えしました。
「先生の本を創らせてください……!」
先生の本はそれまで出ていないので難しいかなと思ったのですが、意外や意外、その願いを先生はすんなり許してくださいました。しかし、先生は本当にシャイな方です。名前を出すことさえためらわれ、「山崎さんが、ぼくから話を聞いたのだから、あなたの名前で本にしたら?」との反応です。私の名前でなんて、とんでもない。版元の編集者にその件で相談すると、「おまえの名前で、いったい誰が買うのか」と叱られました。そうですよね、当たり前です。結局、清水義久(語り)山崎佐弓(聞き書き)ということで、お許しをいただくのにずいぶん時間がかかりました。
先生のセミナーを追いかけ、録音し、それを再生し、その内容をメモしたりまとめたり、耳にしたことなどを原稿としてまとめ、やっと22のストーリーになりました。もちろんこの間、何度も先生の加筆・訂正をいただきます。
こうして清水先生の初めての本ができました。
どれだけ自分が歓び、はしゃいでいるか、それを伝える言葉に詰まっています。私は少々舞い上がっているのです。これは私の宝物となりましたが、これを読んで下さるあなたも、もしこの本の中にあなた自身を幸せにする何かを見つけられたら、“追っかけ人”として、これ以上の嬉しさはありません。清水先生、ありがとうございます。みなさん、ありがとうございます(やまざき・さゆみ この本を企画し、一冊にまとめた編集者)。

右脳の空手

左脳から右脳へ

左脳ガチガチの工学博士がはまった右脳の世界。
え、こんな世界があったのか?

 

心を使う右脳の空手
—筋力を使わずに相手を倒す—
東京大学名誉教授大坪英臣

人生の目的はこれだったのか!

●学究生活40数年、定年後の私は迷っていた●熱中できるものが欲しかった●無謀にもフルコン空手を始めた●武術空手(真義館)に出会った●麻山慎吾館長は神さまだった●筋力を使わない武術空手である●超人状態も経験させてもらった●右脳の活性化で相手を倒すのである●武術の本源は「愛」と知った。

ISBN978-4-938939-84-7

2016年 3月末発売

大坪先生のビデオを2本ご紹介いたします。

腕相撲:70代 vs 40代

真義館活人空手の演舞

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著者はどんな人?

大坪英臣(おおつぼ・ひでおみ)

1943(昭和18)年栃木県宇都宮市生まれ。東京大学工学部船舶工学科卒業後、講師、助教授を経て工学部教授。現在東京大学名誉教授。船舶工学の世界的権威として数多くの論文を発表し、「有限要素法」という新しい構造解析法の基礎の確立および開発に貢献。日本造船学会会長、日本計算工学会会長、船舶・海洋構造物国際会議議長、日本学術会議会員を歴任。思考力を駆使してきた左脳人間があるきっかけで麻山慎吾師の率いる真義館空手(武術空手)の道にはまり込み、「人生の目的はここにあったのか」と思うほど、筋力を使わない右脳空手の静謐な世界を堪能している。真義館本部直轄東京道場責任者。真義館弐段。専門分野での論考は多々あるが、空手に関しては本書が処女作品。
真義館 shingikan-karate.jp

本文より

初めての試合

前へ前への突進の姿勢に、相手の下段回し蹴りが太腿に飛んでくる。蹴りを受けると私の身体はつんのめりそうになる。よろけながらも左右の突きを馬鹿の一つ覚えでやりまくる。山口さんはズルズルと後ずさりする。相手が後ずさりの方向を変えると、こちらの拳が空を切るが、かまわない。ひたすら突きである。ときどきお愛想のように上がらない足で蹴りを入れてみるが、とても効いているようには思えない。汗は音を立てて噴き出し、目はかすんでいる。鼓動が心臓を破りそうになる。会場から応援の声が飛んでいる。私への声援ではない。山口さんへ「下がるな、下がるな」との声援だ。唯一、甲高い女性の声が聞こえてくる。「大坪さん、がんばって!」。行きつけの焼鳥屋の夫婦が応援に来てくれて、その奥さんの声である。
左右の拳を交互にピストンのように突きまくる。少しずつ相手の身体が「く」の字に折れてきているような気もするが、本当に効いているかどうかはわからない。まったく余裕もないまま打ち続ける。もう何分経っただろう。早く終わってくれ。もう限界だ。
笛の音と同時に小豆の入った布袋が試合場に投げこまれる。試合終了である。両者無得点のまま引き分けられ、判定となった。二本の副審の赤旗と主審の赤の判定で、「勝者、赤!」と告げられる。赤は私だ。勝ったのだ。

 

学究生活

博士論文を書いているときは、朝遅めに大学へ行く前、それに大学から帰宅する前に、パチンコ屋に入ることが多かった。パチンコが好きだったわけではない。チンチンジャラジャラのすさまじい騒音にしばらく浸らないと、頭が熱を持ってフル回転するのが止まらなかったからである。極度に強い刺激を与えないと、研究内容が頭から離れないのである。全身を使っての闘争は全身に血が駆け巡るが、研究は頭だけの局所的な興奮で、いわゆる頭に血が上った状態である。
博士論文を書き上げて審査会に臨んだ。審査結果が合格になった時点で、今後の進路を最終的に決定しなければならなくなった。企業に就職するか学者の道を選ぶか、いろいろ葛藤もあったが、教授の勧めもあり大学に残ることにした。博士課程修了後ただちに一九七一年四月から東京大学工学部専任講師となり、翌年に助教授になった。二十九歳。以来、研究と教育に専念し、一九八五年に教授になった。四十二歳のときである。

 

思い出したことがある。

何年も前にスペインのアンダルシア地方を旅行した。現地で外国人相手のツアーを見つけてもぐりこんだ数日間の旅であった。ある晩、観光の定番であるフラメンコを見に行った。最初のうちは若く美しい女性達が次々と舞台に立ち、華麗で情熱的なフラメンコを披露していく。大いに満足していた。終わりに近づいて、というよりはそれが最後であったが、中年の太った、美しいとはお世辞にも言えない女性が一人舞台に立った。内心、「なんだ、これは?」と正直思った。ところが踊りが始まると、その印象は吹き飛んだ。

動きはゆっくりとしていて華やかさはないが、心が揺さぶられるのである。いつの間にか、涙が出はじめて止まらなくなっていた。感情の高ぶりなどはないのに、涙だけがとめどなく流れ出てくるのである。自分でも事の成り行きに本当に驚いた。見ているものに感動しているのではない。魂が揺さぶられたのである。後のガイドの説明で、彼女は人間国宝レベルの踊り手であることがわかった。芸術の力が心底わかった。魂が歓ぶのである。

 

スポーツ空手から武術空手へ

スポーツ空手にとって重要な、興奮をもたらす闘争心、相手を打倒しようとする気迫、頭に浮かぶ戦術、技の手順――これらは武術空手にとって役に立たないどころか、上達を妨げる主要因であることを、初め私は知らなかった。武術空手の稽古が進むにつれて、相手を崩す条件が、それまで考えていたスポーツ的なものとは正反対であることが徐々にわかる。今まで正しいとしてきた常識を棄てなければならないし、無意識に力を出す身体の動きを止めなければならないので、大いなる混乱をもたらす。
倒すための主たる条件は内面的な動きであり、それは目に見える形で明示されないので、最初はお手上げ状態になる。目的は相手を倒すことであるが、「倒そう」と思うこと、倒すために無意識に生じる力が大敵なのである。「倒す方法」を頭に浮かべてもダメ。
これは今までの身体と頭脳の使い方に対する全否定である。悪いことに、相手を崩す条件が一〇〇点満点で満たされないと相手は崩れてくれない。現実の世界ではオマケというものがあり、九〇点なら大いにけっこうで、六〇点でも合格とするのが普通であろう。獲得点に応じた成果が得られれば、悪いところを改善してさらに良い結果を得ようとする努力に励みがつく。スポーツはそういうものだ。努力すればするほど成果が出る。
しかし武術は厳しい。満点でなければ相手は崩れてくれない。つまり成果はゼロである。途中の努力は一切評価されない。ただし、武術習得の救いは、いったん条件の満たし方が身につけば、その後はずっと倒せる。スポーツ空手なら、肉体的に衰えれば勝てた相手にも勝てなくなる。

 

超人状態!

~全身に気が通った感じがした。皮膚の表面を鳥肌立つ感覚が脛から上に這い上がってきた。血の気が変わったと感じた。と同時に、心の動きが止まった。静寂の中にただ居る――そんな感じである。
私の変化に館長はすぐ気がついた。というより、館長がその変化をもたらしたのだ。「大坪さん、私がこれから攻撃します」と言って、最初は追い突きをした。私は手だけをひらりと動かした。自分の意志で動かすというより、自然に手が動いた。それも、ただ空中を払った感覚である。心は静かに落ち着いており、一切波のない鏡のような水面が静寂の中にある。意図したり、考えたりすることはできない。次の瞬間、館長が倒れた。
ある支部長は、私のこの状態を「超人ハルク状態」と呼んだ。以来、この状態を求めているが、残念ながら一度も経験していない。

 

館長は言う、

「武術空手を習得する素晴らしい方法があります」
皆はこれから開示される秘伝をひと言も聞き洩らすまいと固唾を呑んで待つ。
「それはサンチンです」
ひたすら型をやれということである。
館長に型をやる上での上達の秘訣を聞いたことがある。
答えはひと言、「正しい稽古」であった。正しくないと無意味なのである。努力賞はない。その答えを聞いたときは、「正しさ」がわからないのにどうすればよいのかとしばし途方に暮れた。
武術には正しさを教えてくれる師が不可欠となる。我々にとって館長が師である。館長は人としての師を持たなかったにもかかわらず、今の高いレベルに達している。館長にとっての師は型そのものである。型の正確性を求めてとことん稽古することで、より深い「正しさ」を引き出せるレベルに達しているからである。

 

「武術は愛だ」と館長が確信したとき

二〇一五年の夏のある日、道場の前の道路で酔っ払いが寝ていたことがある。その横で、友人が途方にくれていた。起こそうにもびくともしないからである。悪いことに、酔っぱらいは車道に身体を半分出していた。そこに館長が道場から出てきたのである。館長はそのままでは危険であると思い、酔っぱらいの身体に手をかけて肩に担ぎ上げようとした。その瞬間、酔っぱらいの身体が自分で飛び上がったように館長の肩に担ぎ上げられた。
「酔っぱらいの身体は『夏掛け布団』のように軽かったのです」と館長は言う。酔っぱらいの友人はあっけに取られて「介護の方ですか?」と少し的外れの言葉を口にした。後で述べるマザー・テレサ現象が起きたのである。こうして館長は「愛」が常に体現できる身体になっていた。

 

解説

左脳から右脳へ――大坪英臣氏のコペルニクス的転回

岩崎 芳史

大坪英臣氏、七十三歳、東京大学名誉教授。現役時代は船舶工学の世界的権威として数百の論文を発表し、日本造船学会会長、日本計算工学会会長、船舶・海洋構造物国際会議議長、日本学術会議会員を歴任し、「有限要素法」というまったく新しい構造解析法の基礎の確立と開発に貢献した男。彼はひたすら考える力、思考力を縦横無尽に駆使してきた、まぎれもない左脳人間であった。
その男が今から七年ほど前の二〇〇八年一一月に、共に所属しているロータリークラブの例会で、「空手大会で準優勝した」と突然宣わった。空手を始めてわずか四ヵ月の六十五歳の初老が、決勝戦で黒帯の選手を相手にしたとの信じがたい話である。これを聞いた会員達は「あの男は突然何を始めたのか?」「頭が狂ったのではないか?」と疑った。よりによって空手の中でも最も野蛮と思われる直接打撃や蹴りを加えるフルコンタクト空手だという。
この男はそれからどっぷりと空手にはまり、翌年は再び同じ相手を決勝戦で打ち破って優勝し、年齢を考えると驚異的な速さで三年後に初段に、六年で弐段に駆け上がった。今や真義館本部直轄東京道場の指導者である。
大坪が最初にはまった空手は、突きや蹴りなどパワーやスピードで相手にダメージを与える力学に依存するスポーツ(格闘技)空手であった。それが、初段を取るあたりから、筋力をまったく使わないで相手を倒すという怪しげなものに変わった。今から五年前の二〇一一年四月、円心会館から独立して真義館(本部大阪)を立ち上げた麻山慎吾館長の指導を受けはじめてからである。
私は話を聞いてそんなことができるのかと大いに疑問を持ったが、力も運動神経もいらないと力説するので道場を覗いてみることにした。そこで大坪の披露する術に正直驚愕した。
同じ年齢の自分にも可能性があると錯覚し、五年前の真義館誕生の年に入門することにした。弟子としては、「大坪先生」と呼ばなければならないが、同学、同年齢の友人としてなら「大坪」で許してもらえるだろう。
現実は厳しく、低迷する私を見て、幕末三剣士の一人斎藤弥九郎の血を継ぐ妻も入門する話は本編の中に紹介されている。
その空手の基本は、力を抜き、下丹田(へその下)に気を落とし、中心をぶらさないで身体を整え、その身体を保って相手に愛を惜しみなく与える。相手はこれで無力化され抵抗できない。まるで赤子を抱くように優しく倒す、武術空手である。
空手発祥の地、沖縄で古くから伝承されている「サンチン」をはじめとする五つの型を正確に習得することで身体をつくっていく。また型通りの動きをするだけで、相手の身体が固まり、倒れるというから、常識では考えられない空手である。どうも型をやりこむことで身体が統合化され、手足の動きが身体の中心につながった動きになるらしい。このとき思考は停止し、右脳が最大限に活性化する。右脳主体のまま動くことにより、相手の頭脳活動を攪乱する右脳空手のようだ。
右脳の話は、左脳のような論理では説明できない。
この本は基本的には初老の冒険体験談であるが、武術の原理もなんとか理解しやすいようにと努力して書いている。試みは画期的であり、武術空手に触れている人にとっては大いに得るところがある。ただし、どれだけの一般読者がこの部分を理解できるか心もとない。
力も運動神経も使わず、ただひたすらに研ぎ澄まされた右脳に依存する空手は、空手道流派多しといえども真義館以外あまりないと思う。筋力にもスポーツの才能にも頼らないということは、むろん年齢や男女差は関係ない。現実に大坪道場(本部直轄東京道場)の弟子の最高年齢は男八十三歳、女七十六歳であり、六十歳以上の人も多く、女性の比率も四〇%近い。みんな喜々として参加して、相手の成功に拍手し、互いに教え合い、稽古場は明るく笑いが絶えない。稽古を重ねるにしたがい、体幹が強くなり、身体が強靭になっていくのがわかり、面白くて休めない。
なぜこのような空手クラスが存続するのか。
この本で武術空手に、あるいは人間の能力の不思議さに興味を持たれた皆様には、ぜひ一度大坪道場に来訪されて、自らその答えを体感していただけると幸いである。
(いわさき・よしふみ ゆうちょ銀行取締役 三井不動産販売㈱元社長)

[06]
遺伝子スイッチ・オンの奇跡(工藤房美著)

「きみはガンだよ」と、著者は宣告されました。
進行が速く手術はムリ。放射線治療、抗ガン剤治療を受けますが、
肺と肝臓に転移が見つかり、とうとう「余命1ヵ月です」と告げられます。

著者はどうしたか……?

「ありがとう」を

10万回唱えたら

ガンが消えました!

『遺伝子スイッチ・オンの奇跡』

(余命一ヵ月と告げられた主婦)工藤房美著

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「自分の奥深くまで届くような“我を忘れる深い祈り”は、眠っている潜在的な力を呼び起こすのです」

(筑波大学名誉教授)村上和雄

 

(ISBN978-4-938939-83-0)定価(本体1400円+税)
10月30日発売


こんな手があったんだ!

●「手術はムリです、余命一ヵ月」と告げられて、著者は呆然自失としていました●その病床へ『生命の暗号』(村上和雄著)という一冊の本が届きます。一読して、著者は驚きました●いちばん驚いたのは、「人間の遺伝子のうち、実際に働いているのは全体のわずか五パーセント程度で、その他の部分はまだよくわかっていない」というところです●これを読んだとき、閃いたのです、それなら眠っている残りの九五パーセントの遺伝子が目を覚ましてオンになったら、私だって少しは良くなるに違いない……そう閃いたのです●それに気づいた瞬間、「ばんざーい!」と大きな声で叫んでいました●まず病んでいない目、鼻、耳、その他の臓器の細胞に「これまで私を支えてくれてありがとう」とお礼を言い、ガン細胞にも「あなただってこれまで支えてくれたのだから」と「ありがとう」と伝えます●ガンが消えてなくなるようにと祈ったのではないのです●十ヵ月後、ガンはすっかり消えていました。

 

村上和雄先生からのオマージュ

自分の奥深くまで届くような“我を忘れる深い祈り”は、遺伝子のオン・オフの働きを呼び起こすことができるはずです。心の底からの願いは自我レベルにはないのです。つまり、奥にある本当の自分(真我(アートマン))に働きかければ、眠っている潜在的な力を発揮できる、というのが私の考えです。彼女は素直な心で、それを実行してくれたのです。

工藤さんと村上先生の講演会は盛況裡に終了いたしました。
ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。

紹介ビデオ

「みやざき中央新聞」社説11月2日号にて本書の紹介いただきました。
下記よりお読みいただけます。

眠っている遺伝子をオンにしてみよう(「みやざき中央新聞」編集長)水谷護人

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本文より

●いちばん驚いたのは、

「人間のDNAのうち、実際に働いているのは全体のわずか五パーセント程度で、そのほかの部分はまだよく分っていない。つまり、まだオフになっているDNAが多い」

というところです。

これを読んだとき、それなら、わたしの眠っている残りの九五パーセントのDNAのうち、よいDNAが一パーセントでもオンになったら、今より少し元気になるかもしれない……と、ふと思いついたのです。つまり、わたしの眠っているDNAが目を覚ましてオン

になったら……?

と連想したのです。

……そして次の瞬間、

「ばんざーい!」と叫んでいました。

大きな声で、「ばんざーい! 人間に生まれてきて良かった!」

と人目もはばからず、真夜中の二時、大声で叫んでいたのです。相部屋のガン患者さんは睡眠薬を飲んで爆睡しています。私はいくら眠れなくて辛くても、入院中、睡眠薬を飲んだことはありません。このときも暗い病室で、こうしてこのタイミングで届いてくれた本を握りしめ、ひとり感動していました。明日の治療のことを少しでも忘れられるならと読み始めたこの本に、そのとき私はこんな大きな希望をいただいていたのです。

 

●まずはガンではない部分から始めました。

見える目に、ありがとう。私の大切な人が見えることに、本当にありがとう。幼いときの子供たちの笑顔。透き通った青い空。今でも鮮明に思い出せます。見えるおかげで、消すことのできない大切なすてきな思い出がたくさんあります。見える目にありがとう。目の遺伝子にありがとう。

聞こえる耳に、ありがとう。愛しい人の声が聞こえることにありがとう。楽しい笑い声、自然の中の鳥のさえずり。風の音。私を癒してくれたたくさんの優しい音楽。私の耳にありがとう。耳の遺伝子にありがとう。

動く手にありがとう。愛しい人たちに触れることができることにありがとう。料理を作ったり、手紙を書くことができること。手をつないで、暖かい手のぬくもりを感じられることにありがとう。手の遺伝子にありがとう。

動く足にありがとう。行きたいところに連れて行ってくれることにありがとう。足の遺伝子にありがとう。

髪の毛にありがとう。

働いてくれている心臓にありがとう。ありがとう。

身体のどの部分に、どれくらいの細胞と遺伝子があるのか分かりませんでしたが、ずっとずっとありがとうを言い続けました。

そのうち空が明るくなってきました。夜が明けたのです。それでもずっと、ありがとうを言い続けました。一つひとつに心を込めて、二回目のラルスの治療が始まる時間まで言い続けました。

 

●夜中の三時を過ぎた頃でしょうか、突然、洗面所のドアが開きました。高校二年生の次男が立っていました。次男は、髪の毛が一本もない私の頭と、その抜け落ちた髪の毛を握り締めて泣いている鏡の前の私の姿を見た瞬間、こう言いました。

「おかあさん、この特別な状況を楽しまなんよ(楽しまないとね)!」

びっくりしました。想像もしなかった息子からの励ましの言葉です。こんな意外な息子の言葉に、「この状況は特別すぎるでしょう!」と突っ込みたくなりましたが、「え? この状況を楽しむの?」と返すのが精いっぱいでした。

そして尋ねました。

「優くんなら、どがんして楽しむ?」

すると息子は、

「いっつもせんような化粧ばするたい。そしていっつも着らんような服ば着るたい。僕がバイトでカツラば買うてきてやるけん」と言ってくれたのです。

著者プロフィール

工藤 房美(くどう・ふさみ)

1958年宮崎県生まれ。3児の母。48歳で子宮ガンを発病。手術もできないほど進行しており、放射線治療、抗ガン剤治療を受けるが、肺と肝臓に転移が見つかり、「余命1ヵ月」と宣告される。その病床で、村上和雄著『生命の暗号』(サンマーク出版)に出会い、遺伝子の働きに深い感銘を受け、60兆個の細胞に感謝し、抜け落ちた髪の毛一本一本にも「ありがとう」を言い続ける。10ヵ月後、全身からガンはきれいに消えた。完治後、村上和雄教授の勧めで、自らの体験を語り歩く。以来、自分の遺伝子が喜ぶ生き方を選択。現在インド・ネパール料理店を開き、2店舗を切り盛りしている。

担当者より

風雲舎の集まりによく参加して下さる木下供美さんというご婦人がいます。三人の子どもさんを連れて、保江邦夫先生、並木良和さんの集会などにわざわざ宮崎県からお出でになるのです。航空費、ホテル代を入れると、大変なご出費だろうと、ぼくは思っていました。

彼女からある日電話がありました。仲良しのいとこの原稿をぜひ風雲舎から出版したいというのです。鹿児島に所用で出向いた際に、木下さんとご一緒に著者の工藤房美さんに会い、直にお話を伺いました。

「え、そんな……」と、その内容にびっくりしました。

 

工藤さんは子宮ガンと宣告され、あれこれ治療を受けますが、打つ手がなく、とうとう最後に「余命一カ月です」と告げられます。息子たちに遺書をしたため、衣類や靴を整理して、静かにその準備を整えています。そこに『生命の暗号』という村上和雄先生の著書が届きました。それを読んで、彼女は頭をぶんなぐられるような衝撃を受けます。そこには、

「人間の遺伝子のうち、実際に働いているのは全体のわずか五パーセント程度で、その他の部分はまだよくわかっていない」とあったのです。彼女はその部分を読み、こう閃いたのです。

「それなら眠っている残りの九五パーセントの遺伝子が目を覚ましてオンになったら、私だって少しは良くなるに違いない……その瞬間、『ばんざーい!』と大きな声で叫んでいました」

 

彼女は、遺伝子がスイッチ・オンになる方法――「ありがとう」という感謝の言葉をおよそ十万回ぐらい唱えたのです。まずは元気な部分に、次いで患部のガン細胞に。

十ヵ月後、ガンはきれいに消えていました。

 

村上和雄先生に彼女のことをお尋ねすると、
「そう、工藤さんのことは良く知っているよ」とおっしゃいます。

「先生、それならぜひ序文を書いてください」とぼくは頼みました。

「いいですよ」と村上先生。

その文章がすばらしいのです。

 

「自分の奥深くまで届くような“我を忘れる深い祈り”は、遺伝子のオン・オフの働きを呼び起こすことができるはずです。心の底からの願いは自我レベルにはないのです。つまり、奥にある本当の自分(真我­=アートマン)に働きかければ、眠っている潜在的な力を発揮できる、というのが私の考えです。彼女は素直な心で、それを実行してくれたのです。

 

いい言葉ですね。

こうして工藤さんは無事に生還しました。この後、彼女は村上先生の大ファンになり、先生の本を読みつくし、お二人は仲良しになります。

 

ところがある日、夢の中に、

「自分だけ治ったからって、それでいいの?」

というような言葉が降りてきました。

おまけの人生、これまでの暮らしではいけない――。

彼女は、村上先生の本で読んだ「遺伝子が喜ぶ暮らし」をしようと、それまでの仕事を辞め、知り合いのネパール人の求めに従って、カレー屋さんを開業します。お金のためではなく、調和のある暮らしを目指しての選択です。村上先生の言う「サムシング・グレート」の存在に気づいたのです。ガン完治後、彼女は何か大きなものの存在に気づいたのです。このあたりもすてきなお話です。

編集していて、こころが温かくなりました。では、本文をどうぞ。

ありがとうございます。(山平)

すべておまかせ

そうか、こういう人生もあったんだ!
満州引き揚げ婦人、波乱万丈の80年。 

試練の果てに、「光を運ぶ人(ライト・ワーカー)」となった一歌人の80年

これでもかこれでもかという試練を受けながら、心を正し、まっすぐ歩み、ついに「光を運ぶ人」となった一歌人のドラマティックな人生。

 

(ISBN978-4-938939-82-3)定価(本体1400円+税)
7月下旬発売


昭和20年、敗戦前後の満州。
召集され出征した父、ダダダダーンという機銃掃射の下で
逃げ回った高粱畑、チフスによる高熱、血便。髪は抜け落ち、
身体中の吹き出物をかきむしっていた著者。それに感染して
亡くなった母、残留孤児となった弟と妹。帰国して肺結核。
つかの間の幸せを得たものの、70歳過ぎの脳梗塞、慢性
硬膜下血種――誰とも話したくない、電話にも出たくない。

そこから彼女の本当の人生が始まった。

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神に近づくには 波長を合わせればいい!

口から出任せ。
口から出任せは、“ホラ吹き”ではなく、
魂が口から出るに任せる……魂と魂のぶつかり合い、本音の語りです。

◎植芝合気はもとより、保江愛魂も、山本いろは呼吸書法も神がかりだった。
◎神は、単純な繰り返しに宿る。合気も、愛魂も、いろは呼吸書法も単純な繰り返しだ。
◎言霊で、神が降りてくる。
◎音霊一つひとつに神が宿る。
◎人体は言霊の集合体。言霊を発することで、細胞が活性化し、病気やマイナスが消える。
◎神の働きかけが、いろいろな人、いろいろな場、随所に起きている。
◎耳を澄ませ、それに波長を合わせる――
すると、神を感じられる。
◎とはいえ、神はえこひいき。愛される人は、とことん愛される。
◎神はそもそも絶対調和。でもそれではつまらない。神は事を起こして、僕らを楽しませる。
◎だから「いま」が大事。いまを大事に生きる。

植芝盛平翁の神性を中心に、保江「愛のエネルギー」、山本「いろは呼吸書法」の三者のシンクロによる「全てを愛し許し合う、争いの無い平和な世界」を求める熱談。
(46判並製 256p ISBN978-4-938939-81-6)定価(本体1600円+税)

7月4日の保江先生、山本先生による講演会は大盛況のうちに終了いたしました。お越しいただいた皆さま、ありがとうございました。
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【本文より】

本来の合気道は神がかっていた

保江 僕は高校三年生の一番感受性が強いときに、テレビで盛平先生を見て、感動したのです。
微塵も疑いませんでしたよ。すごい人だ、僕もああなりたいと本気で思ったんです。
山本 不思議な縁ですよね。
保江 その後いろいろあって、先輩も同期も去っていって、最後に僕だけ残った。でも「本当のところはどうなんだろう」と思っていたところに、救世主として山本先生が現われたのです。それで僕の純粋な高校三年生の頃の植芝盛平先生に対する思いがそのままよみがえって、「あれはやっぱり本当だったんだ」「しかも本質は岡山にあったんだ」と感動したのです。
山本 二〇一四年五月五日の東京での稽古のとき、保江先生は「植芝盛平開祖に捧げる」とおっしゃった。あのひと言で私はもう感動でした。涙が出るくらい感動しました。
保江 直弟子でもない僕がそんなことを謳ったものだから、ますます世の中から浮いてしまいました。
山本 そうなのですか。
保江 山本先生はどうお考えですか。サムハラ、九鬼神道の、本当の神がかりを持っていた合気道が、今は一般的な武道のひとつになっています。だから僕も悲しいし、合気道の将来を憂えています。
植芝盛平翁、吉祥丸道主、その流れの中にいらした山本先生は、現状をどのようにご覧になっているのでしょうか。
山本 これは日本の政治的な問題にも関わってくるのですが、合気会はいま公益財団になっています。
そうすると何が変わるかというと、宗教的なこと、神がかり的なことはこれっぽっちも言えなくなるのです。
私も保江先生と同様に、霊的な話、神様の話、見えない世界の話なんかをみんなの前で言いますが、今の公益財団という組織の中ではそれがみんなアウトになってしまうのです。
山本 要するに、組織体を維持しようとすると、そういうことになるのです。だから、野口整体にしても、合気道にしても、今や宗教的、霊的な話はできないようです。そのことは理解していかないといけないとは思っているのですが。ただ、自分としては、日々の稽古の中で大先生がいつもお話をされていたように、道主がひと言でもいいから、「合気道というのはこういうものだ」ということを伝えていくのがいいだろうと思うのです。そのことはずっと私の思いの中にありました。そうした中で、いろんなところから保江先生の情報が入ってくるようになったのです。
保江 ほとんど悪い情報でしょう。
山本 いやいや。保江先生には、私は絶対会わなければと思っていたのです。一月にお会いし、見た瞬間、「これは大先生の〝合気道は愛じゃ〟を教えてくださっている人だ」と気がついたのです。
もう感動しました。稽古の後の新年会にお誘いいただいてお話しして、お互いの話が全部「出任せ」だということがわかって、もう手を握り合って、愛を語り合いましたよね。
今の合気道でやっている稽古は、実技のみの稽古です。それに対する批判のあることも三代目道主もご存じです。ただ、現道主の謙虚さと、和を重んじ、人を喜ばせ、楽しく稽古をさせる人間性には頭が下がります。世界中に稽古人が増えるのは、三代目道主の人柄に人が集まり寄ってくるのでしょう。私の願いは、そこでひと言、「合気道はこうこう、こんなもので……」と言ってくれたら嬉しいのですが。
保江 本当にそう思います。僕は、植芝盛平先生を尊敬しています。塩田剛三先生も尊敬しています。藤平光一先生も尊敬しています。師範方みんなを尊敬しています。僕は自分がダメだから尊敬するのが得意技。大先生が亡くなられたとき、その人たちがそれぞれ主になるのはいいことだと思います。
でも今はもう、その次の世代でしょう。次の世代になったら、一度原点に戻してみたほうがよいと僕は思うのです。昔に立ち返って原点に戻り、合気道の本質をみんなで一緒にやろうよ。一生懸命に本質をやらないと、もう合気道の将来はないのではないかと思います。
山本 本当にそう思いますね。
保江 それで「合気道はよみがえる」と大声で言いたいのです。本当は「俺が蘇生させる」と続けたいのですが。僕があちこちで突っ走って、無茶苦茶やればやるほど、僕を排除する波がどっと押し寄せます。僕は悪役でいいのです。ともかく、悪役が混乱を起こして揺さぶるのもいいかなと。外部から揺さぶる係です。ガンガン揺さぶることで、「これはまずい」と思った合気界が原点に戻る。そういう願望が僕にはあるのです。
山本 いやいや、すばらしい。

 

合気道への道
保江 若松町の本部道場ですか?
山本 はい。昔は平屋の木造の道場で、道路に面した窓から中が見えるのです。
年寄りの小柄な爺さんが、でっかい人間をぽんぽん、ぽんぽん投げているのを見て、「本当かなあ」と思いました。私は柔道を経て、空手をかじってきているので、「こんなことできるのかなあ」と疑問に思っていたくらいなのです。
保江 ぽんぽん投げていた小柄な爺さんというのが、植芝盛平先生ですね? 直に習っているのですから、これはうらやましい。
山本 爺さんなんだけど、手や腕を握っても柔らかいんですよ。だけど瞬間的に、ギュッと鉄の棒を持っているように固くなったりします。そういう方でした。
大先生はときどき、ふざけてというか、興に乗るとやって見せてくれることがありました。
神前を囲むように弟子たちはコの字型に並んで正座するわけです。上級者も新人も関係なく並ばせて、大先生が一人の弟子の頭にひょいと手をかざすと、その男はひょいとひっくり返るのですよ。次の弟子にひょいとやると、またひっくり返る。大先生はおもしろくなったのか、ひょいひょいとやりながら、歩いてきます。私は座って大先生を待ちながら、「あんなことで倒れるわけがない」と考えているのです。柔道で鍛えたこの体、空手で鍛えたこの体と思っていますから、ともかくあんなので倒れるわけがないだろうと。隣の男がひっくり返り、ついに「来たな」と、思った瞬間、倒されている。感覚は何もない。「来たな」と思ったら、もう倒されている。「これはいったいなんなんだ?」と、それが最初の疑問でした。
なんといっても、触ることなく倒されているのです。「隣の奴が投げられたな、ようし」と思って目をつむって構えているのに、その瞬間にもう倒されてしまっている。目を開けて待っている人だって、「避けよう」とか「かわそう」とか意識を持っていながら、何もできずに転がされて、何をされたかわからない。
保江 こっちだって備えがあるじゃないですか。
山本 かえって、備えがよくないのでしょうね、きっと。なまじ意識して構えるのがいけないのでしょう。
保江 それで、倒れなかった人はいるのですか?
山本 いや、いません。
保江 全員倒れるのですか。これはすごい。触れないで倒す。僕には無理。
山本 いや、保江先生には、できる可能性ありますよ。なんといっても、大先生の合気を体現なさっているのですから。
保江 いえいえ、身に余るお言葉です。

 

山本先生に導かれたサムハラ神社
保江 それにしても先生に出会ったことで、僕は植芝盛平先生について今まで知った気になっていたことがことごとくひっくり返され、サムハラ神社も教えていただき、本当に、目覚めさせていただいていると感じます。
それまでは植芝盛平先生の合気道は、大東流を武田惣角から習って、それをもとにして大本教の出口王仁三郎のところで霊的な修行をなさって組み上がったものだと思っていました。そのステレオタイプというか、一般に知られている範囲のことしか僕は知りませんでしたし、史実どおりだと思っていたのです。
ところが山本先生が下さった資料に、盛平先生について今まで僕が知らなかったことが書いてある。しかも読んでいくとどうも岡山の田舎のほうにもともとあったサムハラ神社というのがポイントだと気がついたのです。
僕はすぐに飛んでいきました。
保江 でもともかく植芝盛平先生の合気道を求め続けて、岡山から東北地方に行き、東京のあたりで大東流も習い、いろいろ変遷して、その果てに山本先生にお示しいただいたこの資料に出合ったのです。「えっ? 岡山県?」。まさに「幸せの青い鳥」ですよ。人生のほとんどをかけていろいろ探し回って、結局は故郷の岡山に秘密はあったのです。
山本 その変遷は意味のあることだったと思います。
保江 「結局岡山だったんだ」と。その気持ちがあってその岡山のサムハラ神社の奥の院に行きましたので、そこのすごさはひとしおでした。たぶん若いころ、高校生のときに行ってもわからなかったのかもしれません。今だからひしひしと「あっ、ここだ」と感じました。

 

封じ込められた神々の目覚め
山本 こういう場だから何でも言ってしまいますけれども。昔、何千年か前には、日本を守っていた太古の神々がおられたわけです。そういう神々をお祀りするために岩や磐座をご神体ということにして、古代の人々はそういったものを大事にしてきたわけです。ところがそういうものを全部封じ込めるために日本にやってきた一族がいた。その本来の太古の神々を封じ込めた場所はどうなっているかというと、今そういったところは神社になっているのです。先生はご存じでしょうが、注連縄と呼ばれるあの太い縄、これは神をその場所から出さないための呪術です。鳥居もそうです。
つまり神社は神様をお祀まつりしている場所ではなく、日本太古の神様を封じ込めている場所と聞いています。
ですが今はそこに眠られていた、封じ込められていた神々が、もう目覚めてこられる時代になってきているそうです。つまり、封じたほうのエネルギーが弱くなってきている。
そうやって封じ込められた神様がまず復活してきた場所が神戸なのです。一九九五年のあの大地震がありました。そして二〇一一年、三月十一日に東日本大震災がありました。艮金神が目覚めたというふうに言われています。神様が目覚めると何が起こるかというと、大災害が起こるわけです。なぜならそれは大変なエネルギーを持った神様が目覚めるわけですから、地上は浄化されていなければいけない。本来なら樹木がいっぱい生えているところなのに、コンクリートで固めたり農薬を撒いたりして、地上は汚れてしまっている。住んでいる人には気の毒だけれど、それもきれいにしてしまうという現象が起こる。こういうことが日本の各地に起こっているのです。
これは大変なことです。地震や津波という、私たちにとっては災難とも呼べる浄化が起こってしまう前に、みんなが大地の神にお詫びをしたり、地道に私の書のような形で土地の浄化を行なってくだされば、大きな浄化、すなわち災害は必要なくなるはずなのです。
みなさんお正月には初詣に行きますね。神社だけでなく、ご自分のご先祖が眠っているところにも初詣しましょうよ。そこに行くときに私の書をお傍に埋めてください。そうするとご先祖様も喜ばれるし土地も浄化される。こういう「点」がどんどんあちこちに増えて「面」になって浄化されていけば、神々がお目覚めになっても、大難が小難、小難が無難ということになってくるのではないかと思うのです。私たちはそういうプロジェクトをやっているのです。それには私の書を使ってほしい。だから私は、そのための「いろは」と「ひふみ」の書、浄化の書と呼んでいますが、これは全部無料でみなさんにお渡ししているのです。
保江 神社は神様を封じ込めるためのものなのですか。
山本 本当は言ってはいけないのですが。祝詞に「神つまります」とか「神づまります」とあります。あれはまさに完全に、そこにとどめ置き、封じ込めることを意味するのだと聞いています。
それから一礼二拍手、一は「ひ」、二は「ふ」ですね。「ふ」は言霊的に「封じる」ということを意味します。だから神社では今までのシステムとして一礼二拍手を習慣化してやっているけれど、本来的には閉ざされた太古の神を開かなくてはいけない。開く数霊は三(み)で、三拍手です。大本教なんかは四拍手や八拍手をやったりもしています。とにかく二拍手は封じ込めの呪術と聞いています。
保江 なるほど。また、出任せですが、いま僕もふと思ったことがあります。
なぜかこのサムハラ神社は、合気道の開祖である植芝盛平先生にもお力を与え、いろいろな人の弾除けになっています。僕の身近な人も何人もサムハラのお守りに助けられました。僕などの下手な祝詞に神様は雷のゴロゴロで返答してくださったり、祝詞は音霊だということを気づかせてくださったり、本当のことを教えてくださった。
他の神社、たとえば岡山にある吉備津彦神社とか、あそこは僕も神様が本当にいるなと感じてはいましたけれども、そういう具体的な奇跡が起きたことはありません。奇跡が起きたのはサムハラ神社だけなのです。
しかも僕は真っ先に岡山県北の奥の院のほうに行きました。大阪の本院ではなく。それは僕が岡山の人間だからということもあるのですが。サムハラ神社の奥の院は、小さなお社やしろが一応建っています。あれは比較的最近、大阪のサムハラ神社が建てたものです。もともとあったお社は、旧日本軍、帝国陸軍が、無許可神社だからけしからんというので解体を命じて焼き払ったのです。それで津山事件という祟りが起きたといわれています。たった一時間で三十一人が亡くなりました。その一時間で三十人もの人間が殺され、犯人が自害したのです。それを基に横溝正史が小説にしたのが『八つ墓村』です。
……ひょっとすると、サムハラ神社、サムハラ龍王、造化三神(天之御中主神・高皇産霊神・神皇産霊神)を封じ込めていたその神社を焼き払ったということは、その結界が崩れて、サムハラの神様だけは……。
山本 なるほどそうか! いま私も背中がぞっとした!
保江 だからサムハラ神社だけは霊験あらたかなのですよ。他のところは神社がちゃんとあるし、みんなが知らずにパンパンと二拍手でお参りするから、いつまで経っても封じ込められたままです。サムハラの神様だけが自在に動けるのです。だから奇跡も起こせるのです。これはもう先生の出任せの真骨頂ですよ。
山本 そうかそうか、なるほどすごい話だなあ。
保江 だから僕は、最初に奥の院にお参りしたとき、伯家神道の拍手をしてよかったんだ。
山本 だから雷も鳴ったのですね、そうなんですね、きっと。すごいなあ。
保江 いやいや、すごいことがわかりましたね。結果的に軍部は正しいことをしたのか。祟りは起きたけど。いやいや……軍部が焼いたから、サムハラの神様だけは自在にみんなを助けてくれているのです。旧大日本帝国陸軍に感謝しなければ。

【本書の内容】

いつもヒーローがいた……保江 邦夫
《第一章》植芝盛平翁の神なる世界
合気道への道
弟子は仲間じゃ、みんなわしの師じゃ
合気道を求めて――保江邦夫の歩んだ道
無邪気に笑い、語り、怒る盛平翁
合気道はよみがえる!
神様はひいきをする

《第二章》サムハラ神社へ
山本先生に導かれたサムハラ神社
サムハラのお守りの奇跡
封じこめられた神々の目覚め
音霊になった祝詞
祝詞には力がある
口から魂が出る
出口王仁三郎との縁

《第三章》奇跡は出任せから
もうひとつの「奇跡のリンゴ」
奇跡の連鎖
いろは呼吸書法で目覚める人たち
龍神と対話する女性
進化している男性は女性化する
光り輝く身体
ご神魂が現われた!
言葉は現象化する

《第四章》いろは呼吸書法の秘密
神が最初に与えた言語は日本語
呼吸書法は次元を「チューニング」する
言霊「す」は宇宙創造の原点―植芝盛平翁の教え
人間の体は言霊の集合体である
書からエネルギーが出る理由

《第五章》言霊の力 音霊の力
神代文字でいのちを救う
開命句は祝詞
言霊の神様に守られる
音霊の妙用

《第六章》神の存在に近づく
円を描いて本質を知る
神社に鏡を祀る意味

《第七章》新しい次元へ
天意気舞・飛翔書法の創作
いろは・ひふみで土地を浄化する
神代アキル文字
四十八音は神の御名
あの世では宗派は関係ない
手を合わせ、エネルギーを調える
いまこの瞬間が宇宙創造
救世主は武道家のなかから出てくる?

(終わりに)神とつながった一年……山本 光輝

【著者略歴】

保江 邦夫(やすえ・くにお)

1951年岡山市生まれ。東北大学で天文学、京都大学大学院、名古屋大学大学院で理論物理を学ぶ。ジュネーブ大学理論物理学科講師を経てノートルダム清心女子大学教授。理学博士。生死の境をさまよう大病をマリア様への帰依で乗り越えて以来、多くの奇跡を経験。冠光寺流柔術を主宰。著書に、『路傍の奇跡』(海鳴社)『愛の宇宙方程式』『人を見たら神様と思え』『予定調和から連鎖調和へ』『神様につながった電話』(風雲舎)『ありのままで生きる』(マキノ出版・矢作直樹と共著)など多数。

 

山本 光輝(やまもと・こうき)

1937年東京生まれ。前衛書家。植芝盛平翁に師事。合気道七段。「いろは歌、ひふみ祝詞」をテーマに、合気道と書道の融合「いろは呼吸書法」を創始。「光輝書法会」主宰。書から強い波動が検出され、「治癒能力の高い、人類に幸福をもたらす書である」との評を受ける。合気道とともに「いろは呼吸書法」を海外にも精力的に伝え歩く。地球への感謝・浄化を祈り、自らの書画を全国各地の神社仏閣などに奉納している。

『いろは呼吸書法・声を出して書けば世界が変わる』(平凡社)『いろは・ひふみ言霊によるさとり実践呼吸書法』
(新日本文芸協会)読み聞かせ絵本『きみがよものがたり』(新日本文芸協会)の文字を書する。

【編集者から】

口から出任せ本と称しているが、“ホラ吹き”ではない。
魂が口から出るに任せる……魂と魂のぶつかり合い、
本音の、魂の雄叫び。

 

ご存じ、保江邦夫先生は物理学者。「愛」の伝道者。
保江先生は、ひ弱だった中高生時代の反動で、強い者に憧れ、
高校生のときにテレビで、「トーーーオ……!」という裂帛の気合いで
剛の者をぶっ飛ばしている小柄な男性を見た。
それが植芝盛平翁だった。

以来、植芝合気道は切っても切れないものになり、
その道を離れることはなかった。
後年、自ら「冠光寺流」という「愛魂」の道を立ち上げたが、
そこにあったのは、植芝合気道への憧憬だった。

 

「あれは、何の力だろう?」
あれほど保江を魅了した合気道は、保江が意識したころには、
その神性が消えて、形式的な一つの武道になっていた。

 

その謎を解き明かす人と出会った。
植芝翁の直弟子、山本光輝先生である。
山本光輝先生は、合気道・植芝盛平師の直弟子。
「いろは呼吸書法」という前衛書道の創始者でもある。
共通点は、植芝盛平師をこころの師としいること。
山本先生はこんなことを保江先生に伝える。
植芝盛平大(おお)先生の真髄は、サムハラ・九鬼神道による神がかりだった。
その本質を見失うと、植芝合気道の本当の姿が見えてこないと。

 

この出会いは、保江を欣喜雀躍させた。
植芝翁のパワーの秘密は、サムハラにあると聞いた保江は、
大阪のサムハラ神社から、岡山のサムハラ奥の院を訪れ、
植芝盛平王と九鬼隆晴との親交、天之(あめの)叢(むら)雲(くも)九鬼サムハラ龍王
の存在を知る。この経験は保江を大きく変えた(『神様につながった電話』に詳しい)。

 

口から出任せ論の中でも、とりわけ編集者をびっくりさせたのは、
「封じ込められた神々の目覚め」のくだり。

 

保江 いま僕もふと思ったことがあります。
なぜかこのサムハラ神社は、合気道の開祖である植芝盛平先生にもお力を与え、いろいろな人の弾除けになっています。僕の身近な人も何人もサムハラのお守りに助けられました。僕などの下手な祝詞に神様は雷のゴロゴロで返答してくださったり、祝詞は音霊だということを気づかせてくださったり、本当のことを教えてくださった。
他の神社、たとえば岡山にある吉備津彦神社とか、あそこは僕も神様が本当にいるなと感じてはいましたけれども、そういう具体的な奇跡が起きたことはありません。奇跡が起きたのはサムハラ神社だけなのです。
しかも僕は真っ先に岡山県北の奥の院のほうに行きました。大阪の本院ではなく。それは僕が岡山の人間だからということもあるのですが。サムハラ神社の奥の院は、小さなお社やしろが一応建っています。あれは比較的最近、大阪のサムハラ神社が建てたものです。もともとあったお社は、旧日本軍、帝国陸軍が、無許可神社だからけしからんというので解体を命じて焼き払ったのです。それで津山事件という祟りが起きたといわれています。たった一時間で三十一人が亡くなりました。その一時間で三十人もの人間が殺され、犯人が自害したのです。それを基に横溝正史が小説にしたのが『八つ墓村』です。
……ひょっとすると、サムハラ神社、サムハラ龍王、造化三神(天之御中主神・高皇産霊神・神皇産霊神)を封じ込めていたその神社を焼き払ったということは、その結界が崩れて、サムハラの神様だけは……。
山本 なるほどそうか! いま私も背中がぞっとした!
保江 だからサムハラ神社だけは霊験あらたかなのですよ。他のところは神社がちゃんとあるし、みんなが知らずにパンパンと二拍手でお参りするから、いつまで経っても封じ込められたままです。サムハラの神様だけが自在に動けるのです。だから奇跡も起こせるのです。これはもう先生の出任せの真骨頂ですよ。
山本 そうかそうか、なるほどすごい話だなあ。
保江 だから僕は、最初に奥の院にお参りしたとき、伯家神道の拍手をしてよかったんだ。
山本 だから雷も鳴ったのですね、そうなんですね、きっと。すごいなあ。
保江 いやいや、すごいことがわかりましたね。結果的に軍部は正しいことをしたのか。祟りは起きたけど。いやいや……軍部が焼いたから、サムハラの神様だけは自在にみんなを助けてくれているのです。旧大日本帝国陸軍に感謝しなければ。

 

サムハラのお守りを常時、指にしている僕としても、これはすごいと感じました。
こんな調子で、全編、口から出任せが続きます。
まさに口から出任せの真骨頂です。

アスペルガーとして楽しく生きる(吉濱ツトム著)

アスペルガーと言われる人が200万人を超すらしい。
他人と会話できない、
いつも強い不安や恐怖、劣等感がある、
慢性的な疲労感があるーー。

僕もそうでした。
小、中、高校と、みじめな人生でした。
でも、克服した。

適切な方法さえあれば、
誰でも改善できます!

自らの悲惨な体験をもとに、
克服のための知識と方法を
体系化したカウンセラーからの提言!

 

46版並製232頁 定価(本体1500円+税)
◎3月30日発売
ISBN978-4-938939-80-9
アマゾンで購入

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本書の内容

●自らの悲惨な体験をもとに、克服の知識と方法を体系化したカウンセラーからの提言。
☆僕は幼児の頃から自閉症だった。
☆小学4年、自転車でバスと衝突し、アスペルガーと診断された。
☆他人とコミュニケーションができない、恐怖、不安、劣等感があり、いつもぐった
りしていた。
☆19歳。自己改善に取り組んだ。
☆妙案があったわけではない。真正面から取り組んだのだ。
☆まずアスペルガーについての関連書を山ほど読んだ。
☆次いで、ローカーボ食事法、分子整合栄養医学、行動応用分析、認知行動療法、コ
ミュニケーションのロールプレイング、
運動療法、自律訓練法、スピリチュアル系の自己啓発など、あらゆるアスペルガー改
善法を研究し、実地に試す。
☆数年後、「典型的な症状」が半減し、26歳、社会復帰。
☆完全に治ったわけではない。まだ残っている。うん、これはやれると自信がつい
た。
☆同じ障害で悩む人たちからの問い合わせが増えた。
☆アスペルガー・カウンセラ―となった。
☆最近では、アスペ改善請負人と呼ばれるようになった。
☆大丈夫、適切な方法さえわかれば、誰だってよくなる!

本文より

~発達障害とは?
発達障害というと、とかく精神論や愛情の問題、根性論に結びつける人が多くて困り
ます。
どうか皆さん、そんな言葉に惑わされないでくださいね。発達障害は心の病なんかじゃありません。これは、脳機能の問題です。発達障害であっても、体系的かつ実践的なメソッドを使えば、社会への適応力を向上させることができます。努力のベクトルさえ間違わなければ、確実に効果は出るのです。

~自閉症だった幼少期
小学校に通いはじめても、半狂乱のパニックはおさまりません。とにかく学校が怖くてたまらず、朝の支度の段階から、母親に抱きついては「いやだ! いやだ! 行きたくない」と泣き続けます。
玄関に立つと、体の震えが止まらないのです。
まるで処刑場にでも送り込まれるような極度の恐怖と緊張に襲われ、足がすくんでしまうのです。

~決死の思いで家を後にして、重い足どりで学校へ行きます。
学校への道順は、自分の中に絶対のルールがあります。
この道では左右どちらの足を先に出すかにはじまって、歩幅や速度まできっちり決まっています。
映画「レインマン」にも同様のシーンが出てきますが、同じ道はいつもと寸分の狂いもなく進まないと、どうにもこうにも気がすみません。

~砂糖中毒
朝はどんぶり一杯に白砂糖を盛り、スプーンでそのままパクパク食べていました。昼は学校でハーゲンダッツのクリスピーサンドを六個、板チョコを二枚、スニッカーズを三本食べます。夜はカップのハーゲンダッツを四個、あんぱん、まんじゅうを二個ずつ、ケー
キ二個が定番です。大好きな牛乳には、いつも大さじ三杯の砂糖を溶かして飲んでいました。

頭の中は、四六時中、甘いもののことでいっぱいです。肉も魚も、野菜もいっさい食べません。

甘いもののほかには、白米やそうめん、ポテトチップスといった炭水化物ばかりを食べていました。

どれもこれも体に必要な栄養などなく、ほとんど糖の塊かたまりです。
体は急速に糖代謝異常を進行させていきました。

~劇的な変化が起きた
①生理学に基づいた健康法 ②環境圧力 ③行動療法 ④認知療法 ⑤肉体強化 ⑥習慣化 これらに本格的に取り組んだ結果、僕の体調は回復していきました。体調にとどまらず、思考、感情、意識、言動など、生活全般において、劇的な変化がもたらされました。

マイナス側に入っていたアスペルガーの症状スイッチが、プラス側に次々とオンされていったのです。

著者略歴

吉濱ツトム(よしはま・ツトム)

発達障害カウンセラー。スピリチュアルヒーラー。
幼少のころから自閉症、アスペルガー症状に悲惨な人生を歩む。他人とコミュニケーションができない、強い不安や恐怖がある、劣等感が激しい、病気にかかりやすい、慢性疲労がある-などの症状に苦しむ。

その後、発達障害の知識の習得に取り組み、あらゆるアスペルガー改善法を研究し、実地に試す。
数年後、「典型的な症状」が半減。26歳、社会復帰。同じ障害で悩む人たちが口コミで相談に訪れるようになる。
以後、自らの体験をもとに知識と方法を体系化し、カウンセラーへ。個人セッションに加え、教育、医療、企業、NPO、公的機関からの相談を受けている。本書は第一作。
URL http://yoshihama-tsutomu.com/ E-mail yoshihamatsutomu@gmail.com

担当者から

初対面、開口一番、吉濱カウンセラーは僕の顔を見て、
「あ、あなたもアスペルガーですね」とのたまうた。
僕の偏頗な振る舞い、挙措、しゃべり方、それを一瞥して、そう規定した。
以来、いかに僕がアスペの要素を強く持っているかを指摘され続けた。

原稿を読むにつれて、思い当たることがいっぱい出てきた。
結婚式のスピーチを頼まれるーー死ぬほど怖い。
どうでもいいことに、いつまでもくよくよする。
態度がでかいのに、わが身を必要以上に劣位に置く。
この道しかないと、視野狭窄に陥る。
ダメ男の概念規定など、まるで僕そのものだったーーなど、
思い当たるふしが多々あった。
最後に著者は、「この人は回復の展望なし」とほざいた。

でもこの天才との付き合いで、目からウロコが落ちるようなことがいっぱいあった。
これが楽しかった。
こういう若き俊才がゴロゴロ出てきていることに驚愕した。

この感覚は風雲舎の前の本『ほら起きて! 目醒まし時計が鳴ってるよ』
の著者・並木良和以来ずっと感じていたことで、さすがというか、やはりというか、
若い、鋭い、本質を一目で見抜くインディゴチルドレンたちの出現を感じないわけに
いかない。
爺さんたちが古い感性で説教をしても、彼らは遥かに爺さんたちを超えている。

爺さんは、ありがたいと思った。
僕らがいつまでも僕らの常識や僕らの感性でああだこうだと言い張っても、
彼らは楽々僕らを超えて飛翔していく。

ルイ・アームストロングの曲に
「What a wonderful world」というのがある。
結婚式なんかでいっときよくBGMとして流された。
その3番目ぐらいの中で、
「赤ちゃんが泣いている。
いいじゃないか、
あいつらはないたりわめいたりして大きく育つ、
そうして学び、おれたちを超えていく、
すばらしいじゃないか」
とでも訳したい歌詞があった。

並木さんも吉濱さんも、それでいい。
すばらしいじゃないか!

[09]
ほら起きて! 目醒まし時計が鳴ってるよ(並木良和著)

ほら起きて!目醒まし時計が鳴ってるよkonnna

そろそろ「本来の自分」を憶い出しませんか?
宇宙意識そのものであるあなた自身を。

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超人的インディゴ・ヒーラーの出現!
●子供の頃から、霊が視え、過去世が視えた。小学4年で、「霊能者になる」と宣言。
●著名な霊能者に弟子入りして、10年間研鑽を重ねた。
●物乞い、海賊、料理人、ヒーラーや神官など、30ぐらいの過去世を記憶している。
●「自分は一体何者なのだろう?」と自己対話を重ね、守護霊(ガイド)や天使、
ハイヤーセルフとつながった。すると色々なことが視えてきた。
●相手をリーディング(霊視)すると、その人の問題点がはっきり視える。
●「今がどういう時代で、これからどういう方向へ進むのか」も視えてきた。
●ライトワーカー(地上に光を広める者)として世界のパワー・スポットを巡っている。
●著者はこんなことを言いたいのです。
アセンション(統合の流れ)に入った今、「あなたはどのように生きますか? 何を選択しますか?」
と問われていますよ。そろそろ目を醒まして、「宇宙意識に還りませんか」と。
☆「この世の中、何かがおかしい」と感じている方は、ぜひご一読ください。

(本書の内容)

(はじめに) 誰でも必ず幸せになれる
(第1章)宇宙意識って–?
(第2章)目醒めへの道標
(第3章)アセンションへのプロセス
(第4章)人間ドラマから抜け出す
(第5章)宇宙意識(ハイヤーセルフ)につながる六つのステップ
(ステップ1)目を醒まして生きる――と決める
(ステップ2) 地球のアセンションの波と同調する
(ステップ3)グラウンディングする
(ステップ4)自分を一〇〇%の愛で満たす
(ステップ5)統合
(ステップ6)望む現実へ移行する
(第6章)宇宙意識に還る
(おわりに)
過去世からこの世を観る
人生はいつでもやり直せる
あなたは、何を選択しますか?
(解説)ありがたい不思議—–小坂 正

【定価(本体1600円+税) ◎2月末日発売】
ISBN978-4-938939-79-3

 

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65点の君が好き

65点の君が好き

いいかい、
誰かと競争するんじゃなく、
ずっと自分の「大好き」を深めていくんだよ

 

【こんな先生です】

✎生まれつきの弱虫。争ったり、競ったりするのが大嫌い。
✎好きなのは、自然の中、そして子どもといること。
✎でも、もっと強くなろうと、アフリカ、アマゾンを歩いた。
✎そうして念願の先生になった。
✎上手な先生になるのは難しい。下手な先生からスタートした。
✎弱虫の目で見ると、子どもの様子がよく見えた。
✎子ども達と仲良くなった。
✎武道を学び、樹医とセラピストの資格を取った。
✎弱虫先生は、だんだん弱虫ではなくなった。
✎「どんぐり亭」という自然学舎を創り、不登校の子や親たちと一緒に学んだ。
✎子ども達には、いつもこんな風にささやいている、

「誰かと競争するんじゃなく、ずっと自分の〝大好き〞を深めていくんだよ」

 

【定価(本体1500円+税)1月末発売】

ISBN978-4-938939-78-6

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【本文から】

僕のこと

「僕は未熟児で生まれ、すぐに肺炎にかかり、明日をもわからない状態が続いた。

それから先もすべての成長がふつうより遅かった。おねしょがなくなったのも、自転車

に乗れたのも、泳げるようになったのも中学一年のときだった。身長は常に前から一番。

高校一年のときに百四十五センチだった。

「久雄ちゃん、あなたは大器晩成なのだから」

「山椒は小粒でもピリリと辛い」

この言葉が母の得意のフレーズだった。何千回聞いたかわからない。

学校では当たり前の光景の集合整列「前へならえ」は、手を腰に当てる仕草しかした

ことがなかった。一度でいいから、後ろの子たちみたいにかっこよく、二本の腕をピン

と前に突き出したかった。

母は、ちゃんと大人まで育つのか本当に心配したらしい。だから、「ふつう」は母にとっ

て、金メダルにも等しいものだったに違いない」

 

ユキノちゃん

「休み時間、校庭を歩いていたら、

「先生、見て、見て」

クラスのユキノちゃんが僕を見つけて、引っ張っていく。

「なに? なに?」

すごい勢いで引っ張られて、鉄棒に着くと、

ユキノちゃんはパッと鉄棒に飛びつき、クルリと逆上がりしてみせた。

「オーッ」

前日までこの子は逆上がりができなかったはずだ。

思わず、拍手した。

「エリちゃんに教わって、逆上がりができるようになっちゃった……!」

ユキノちゃんは満面の笑顔で、そう言った。

 

「夏が来た。僕らは相談して、その貯金で新潟に旅行することに決めた。

行先は、柏崎の海だった。テントで砂浜に一泊しようということになった。柏崎を選んだのは、未知の場所に行くのが少し不安だったのだろう。当時の高崎市では、毎年、小学校六年生で二泊三日の臨海学校に行く。それが、新潟県柏崎市の笠島だったのだ。一度行ったことのある馴染みの場所を選んだ。

砂浜でスイカ割りをしたり、お手製のラジオから流れる曲を歌ったり、大騒ぎをした。最高の時間だった。やがて、夕方になり、日本海に沈む夕日を見て、心も体も満たされたそのとき、大変なことが起こった。

「ブオンブオンブオン、バババババ」

けたたましい音がやってきて、僕らのテントを包み込んだ。暴走族だった。僕たちは脅かされ、あっという間に、食糧と金をほとんど奪われてしまった。

パニックになった僕らは、食べるものもなく、金もなく、暗くなった海岸で、

「高崎に帰ろう」と悄然としていた。急いで荷物をまとめ駅のほうへ向かう。切符を買う金もないのに、そんなことも忘れて、駅まで走った。荷物が重すぎて、なかなか進めない。大きな荷物が背中でゴトゴトはねた。

そのとき、後ろから声が聞こえた。

「そこの子たち、どうした。何かあったのかい」

振り返ると、そこには、微笑みを浮かべた一人の男の人が立っていた。

僕らが、興奮しながら、事情を話すと、

「それは、大変だった。そんな人がいるのは地元の恥だから、今日は、お詫びに私の家に泊まりなさい。私の家はすぐそこだから」

暴走族は、バイクのナンバーでは地元の人間ではなかったのに、そんなことを言ってくれた。そのおじさんの笑顔は、とても温かくて、動揺している僕らを安心させる力を持っていた。僕らは、帰るお金もないことにやっと気づき、お世話になることにした。

 

「ほら、ここが私の家だよ。今、布団をひかせるから、ゆっくりしていくといい」

そのおじさんの家というのは、なんと、お寺だった。言葉のとおりに、大きな本堂にフカフカの布団を用意してくれ、僕らは、お線香の香りに守られながらぐっすり寝た。お線香の香りがあんなに安心を誘うものだとは思わなかった。

翌日、目が覚めると、鼻をくすぐるいい臭いがした。ホカホカの朝ごはんが用意されていた。

さらに、住職さんは、

「帰るお金もないんだろ。これを使いなさい」

とみんなの電車賃まで出してくれた。

住職さんのあまりに温かな心に、僕らは胸が一杯で、うまく言葉も出ず、何度も何度も頭を下げて、そのお寺を後にした。

 

電車の中で、みんな口々に、

「あんないい人はいない。このお礼は必ずしよう」

「俺は、すぐ帰ったら手紙を出して、電車代を返す」

「俺も。来年の夏休みには、お寺を手伝いにいくぞ」

と話した。

 

しかし、この約束は守られなかった。

帰ってきてからの僕らは、嵐のような時間の渦に巻き込まれて、その約束を忘れてしまった。

これまでの人生を振り返ると、あるときやり残した課題は、形を変えて、場面を変えて、きっともう一度自分の前に現われてくると思う。逃げても結局は一緒なんだなと思う。モトちゃんを捨てて逃げ、こんな温かい行為を忘れるような僕が、同じ年頃の子ども達に「逃げるな、忘れるな、立ち向かえ」とは、恥ずかしくてとても言えない。

そのとき立ち向かう勇気が集められなかったら、逃げることも、忘れることもあるよね。でもきっと、後でそのツケを払うことになるというのが、僕の確信だ。

 

恩知らずで世間知らずだった僕は、その十数年後から、毎年、そう毎年、笠島の地を訪れることになる。小学校の教員になり、臨海学校の引率者として。

子ども達を海に連れていく途中で、思わず足が止まった。あのお寺が坂の上にあった。臨海学校から砂浜に行くには、必ずその道を通る。

僕は、深々と頭を下げた。

子ども達が不思議そうに見ている。「あのときは、本当にありがとうござました。ろくなお礼もできずにごめんなさい。ご住職のおかげで、僕は、人の善意を信じる道を歩くことができました。本当にありがとうございました」

それから今日まで、百回以上その道を通ってきた。そして、そのたびに頭を下げ、あのときのことを感謝し、詫びている。

あのとき恩を忘れた僕は今になってそのツケを払うことを選んだということだ。きっと今頃、ノギもヤマダもこの地球のどこかで、そのツケを払っていることだと思う」

【著者略歴】

加藤久雄(かとう・ひさお)

1961年年群馬県生まれ。同志社大学卒業後、30年にわたり

群馬県下の公立小学校に勤務。現在、高崎市立東部小学校教諭。

日本樹木保護協会認定樹医二級。TFT上級セラピスト。

学生時代より、アフリカ、アマゾン、北極等、世界の自然と出会う旅を続け、

その経験をもとに自然学舎「どんぐり亭」を開設。人間を含めた自然の不思議、

怖さ、すばらしさを、不登校の子や親たちと一緒に学び、

眠っていた生きる力を引き出すワークを主宰中。

自然の力を借りた独特のカウンセリングによって、多くの人たちが

学校や職場への復帰を果たし、自信を回復している。

著書に『どんぐり亭物語』(海鳴社)。

 

【担当者から】

加藤先生と話していると。時間があっという間に過ぎていく。

子どもの話、師匠の保江邦夫さんのこととなると、先生は夢中になる。

加藤先生は保江邦夫さんの合気道の愛弟子。

『人を見たら神様と思え』(保江邦夫著)の編集中に知り合って、

僕はすぐ「原稿を書いて……」とお願いした。

2年経ってできあがったのが、この一冊。

 

その合間、先生の聖地「どんぐり亭」を訪ねたことがある。

高崎の奥の奥、車で2時間ほどの高地にある山小屋。

冬場は雪で交通が途絶する。

人っ子一人いない、浅間や、甲斐駒を望む山小屋。

広い雑木林の中にポツンと一軒だけ立っている。

ここは、自然が大好きな先生の聖地。

先生は、ここで不登校の子らや親たちをカウンセリングする。

 

加藤先生の名文があります。

 

「自然の中で暮らしたい、そこで人と向き合いたい、そんな思いから

作った森の中の小屋があります。それを僕と嫁さんは「どんぐり亭」

と名付けました。

蛍が飛ぶ速度、桜が舞い散る速度、牡丹雪が舞う速度は、いずれも

秒速五〇センチです。これはさだまさしさんに教えられた言葉です。

そしてそれは日本人が大好きな速度です。このどんぐり亭を作るとき、

そこに流れる時間はこの秒速五〇センチにしたいと思いました。

コーヒーを淹れるときは豆をゆっくり挽(ひ)いて、薪でお湯を沸かし、

石窯でピザを焼く。そうすると、食べ物の中にもその時間が折り込ま

れていきます。 生きているというのは時間を使っていくことです。

いつも急いでいると、心がすさんでいきます。だから自分の時間を使っ

てコーヒーを淹れ、ピザを焼き、ここを訪ねてきた人に差し上げる

というのが、今の僕たちの活人術です。風が、森がつくってくれる時間

をここで生きるのがテーマです。

このどんぐり亭で、不登校になって学校に行けない子供たちや親御

さんのカウンセリングをしています。また子供を森に連れ出して、

一緒に歩きながらカウンセリングすることもあります。お母さんは

お母さんでつらい思いをしています。コーヒーをどうぞと差し出すと、

ひと口飲んだ途端、ワーと泣きだすこともあります。鳥が鳴いていて、

僕らの話を森が聞いている、そういう空気が大切だと思っています。

保江先生に教えてもらったことは、僕の中では芯みたいなものにな

っています。それには自分のことを考えてやるのではなくて、ただ相手

に尽くす。相手に寄りそう、そこにただいるということは、カウンセ

リングにはとても大事なことです。カウンセリングは相手が心を開い

てくれないと始まりません。そのためにこちらの心をまず開いている

必要があります。そしてゆっくりと調和していくのです。

窓からはコナラのどんぐりと、かすみ桜の連理(れんり)木(ぼく)が見えます。連理木

というのは、こちらの木の枝がほかの木の枝とひとつに結合している木

のことです。

保江先生の活人術は「小ぬか雨になれ」です。

差し出がましくせず、そっとそこにいるだけ、そこに在るだけです。

音もなく、相手に気づかれず、天の恵みを注ぎ、森を育てるのです。

イエス・キリストはそういう人だったそうです。女郎屋の人の列に

延々と並び、自分の番がくると、またいちばん最後に並び直す。

だまってそこにいるだけで欲にかられた人の魂を救おうとしました。

僕はそれと同じことはできないにせよ、それを目指していくことは

できます。保江先生はその境地にたどり着こうとしているのだと思い

ます。さりげなく、押しつけがましくない、小ぬか雨のように。

(「どんぐり亭に流れる時間は秒速五〇センチ」『人を見たら神様と思え』)

 

こういう先生に出会えたらいいな……

痩せるなんてかんたんよ

瘦せるなんてかんたんよ

ミトコンドリアを活性化する、とにかくミトコンドリアを元気づけるのです。
脂肪は、体力、体温、ホルモンに変わります。それが「吐納法」という呼吸術の特徴です。

「吐納法」とミトコンドリアを結んだ
工学博士曾(そ)紅(こう)(医用工学)著

吐納法で、あなたの脂肪は、体力、体温、ホルモンに変わります。究極の若返りダイエットです。

吐納法とは?

風船をしぼませるように、おなかをへこませて息を吐く。これが「吐気」です。まず息を吐くのです。

吐き終わったら、風船をふくらませるようにおなかをゆるめます。自然に空気が入ります。これが「納気」です。空気を納(おさ)めるのです。納気を長くすると、痩せられます。吐気を長くすると、太れます。

帯津良一先生が「後世畏るべし!」と、ベタ褒め。
(定価(本体1500円
+税)11月末発売)

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曽紅さんの吐納法の公開レッスンが毎月2回、東京目白で行なわれています。
よろしければお出かけください。

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【本文から】

本当に痩せられますか?

「わたしはお相撲さんクラスです。こんな私でも本当に痩せられますか?」

そう言って、私の主宰する「ミトコンドリア細胞呼吸学園」を訪れた二十代の女性がいました。八年前のことです。当時、彼女の体重は96キロでした。明らかに太り過ぎです。

お話を聞いてみると、彼女は子どものころから太っていて、これまで何度かダイエットに挑戦したようです。しかし思うような結果が出ず、「どうせ私にはムリ」と半ばあきらめていました。そこで私は68キロとブヨブヨに太っていた昔の写真を彼女に見せました。彼女ほどではないにしろ、充分におデブさんです。

「えー! 本当ですね。まるで別人みたい……」

と彼女は目を見開いて、昔の写真と52キロに痩せた目の前の私を見くらべ、うらやましそうに微笑みました。

さっそく私が提唱する「納気延長の酸素ダイエット法」という吐納法にチャレンジ。息の仕方を変えるだけで、彼女は着々と体重を減らし、体調も良くなり、人生に自信を取り戻していきました。最終的にはなんと35キロの減量に成功し、リバウンドもなし。その後、めでたく結婚し、いまは一児の母として幸せに暮らしています。

痩せるには酸素が必要です

瘦せるのは脂肪を取り除く「引き算」ではありません。脂肪を分解することは、体力、体温、性ホルモン、神経伝達物質が増幅する「足し算」なのです。だから、できれいに瘦せて、美しさを足しましょう。瘦せたい方には「納気延長法」を、太りたい方には「吐気延長法」をお薦めします。瘦せるも太るも、呼吸一つで違います。電車の「上り」と「下り」をまちがえると、目的地に行けませんね。太りすぎも瘦せすぎも健康によくありません。今日から吐納法でご機嫌なボディーを自由自在に調整しましょう! (本文より)

【本書の内容】

(はじめに)本当に瘦せられますか? ――
《第1章》 息を吸うと病気になる――
《第2章》瘦せるための「納気延長法」――
《第3章》なぜ瘦せられるのか――
《第4章》太るための「吐気延長法」――
《第5章》吐納法にたどり着くまで――
《第6章》ミトコンドリアさん、ありがとう――
(おわりに) 吐納法はミトコンドリアと直結している――

【著者略歴】

曽紅(そ・こう)

工学博士(医用工学)。帯津三敬病院養生塾「ミトコンドリア細胞呼吸学園」主宰。学習院大学講師。ミトコンドリア学会会員。1952年中国廣州市生まれ。廣州外国語学院卒業後、廣州余業大学日本語の助教。「見つかる」「見つける」の違いを説明できないことで来日。東海大学(修士)、学習院大学(日本文学博士課程)修了後、学習院大学中国語講師。2001年、茨城県牛久市で「ミトコンドリア細胞呼吸学園」を開設。以来、ミトコンドリアと吐納法とのかかわりについて研究。2014年、桐蔭横浜大学大学院にて「腹式呼吸法の生理作用効果について」で工学博士号。著書に『生命力の回復・病気をなおすスーハー細胞呼吸法』(勉誠出版)。http://www.sokou.jp

【担当者から】

帯津良一先生から「これを本にしてくれ」と依頼が来た。

一日に40~50人の患者を診ている多忙人だから、よそから

持ち込まれた原稿を読むのが面倒になると僕に回ってくる。

帯津先生は、酒飲み友だち、人生の師匠だから、むげには断れ

ない。今回もそうだった。帯津養生塾の教え子の原稿だという。

 

著者は中国人の曽紅(そこう)さん。日本人に嫁いで20年の

腹式吐納法の生理作用効果からミトコンドリア細胞呼吸との

関連性に着目して研究する医用工学博士。

出てきた原稿は「ミトコンドリア呼吸法」。一読して、かたい!

こんなものダメと突っぱねた。著者もさる者、ではこうしたら、

この角度ではとねばる。ミトコンドリア呼吸法ねえ……。

 

吐納法という中国古来の呼吸法にミトコンドリアの活性化を

結びつけたそれだという。「両者は直結しているのです」と。

さんざんやり合ってタイトルどおりの視点に落ち着いた。

正直な話、嫁いだ娘二人のただならぬ肥満を思い出して、まあ

話を聞こうとなったのだ。ところがさあ大変。下手な日本語だか

ら、ライターをつけて3度も書き直し。カバーイラストは2度も

描き直し。曽紅さんからあれはダメこれはダメの連続で、結局2

年越しの編集作業となった。エゴが強いというか、自己主張が

激しいというか、自分の意見を曲げない。その意志の強さに、

こりゃすごい! と脱帽。これは見習わなきゃと、日本男児、

ぐっと受けとめた。

 

原理は簡単。大きく息を吸うのはダメ。まず吐く。吐くと、空気

が自然に納まる。これが吐納法の基本。このスタイルで体内のミト

コンドリアを元気づけ、脂肪を体力、体温、性ホルモン、神経伝

達物質に変換する。逆をすれば太るのも簡単。痩せる太るだけでは

ない。「これは一生覚えておく宝です」と著者。

 

痩せる、太るはむろん達成できるが、加えて、

「抜け毛しなくなったね、小顔になったわ。シワ、シミ、ソバカ

ス、顔のくすみも減ったね。モチモチ肌になった。目覚めがよく

なった。気力が湧いてきた。イライラしなくなった。生理がピタッ

ピタッとくるわ。卵巣の腫れもなくなった。更年期よサヨウナラ。

血圧も下がって降圧剤も減った。痔が消えた。鼻炎がおさまって、

ティッシュの紙が減らなくなった! 何十年来の踵のひび割れが

初めてなくなった。冷え性が改善、カイロを使わなくなった。眠れ

るようになって、地震がきたのも知らないでグーグー寝ていた……。

ワハハハハ〜!」 (本文より)

というわけ。

 

一時は放り出そうかとも思った原稿だが、終わってみると楽しかっ

たと気付く。頑固一徹、曲げない、まっすぐで、僕がどんな皮肉を

口にしてもめげない、朗らか、その上、ちょっとアホな工学博士。

日中関係もこんな風にしてほどけていくのかな……。

曽紅さん、ありがとう。

[05]
神様につながった電話

神様につながった電話

あの物理学者にとうとう神さまが憑いた!

●僕は植芝盛平合気道に憧れていた。その根源は何だろうとずっとそれを求めていた。

●根源は、神降ろしだった。天之叢雲九鬼武産龍王(あめのむらくもさむはらりゅうおう)、サムハラ龍王だった。

●サムハラ神社・奥の院で祝詞を上げていると、風が吹き、雨が降り、雷がとどろき、何かが追いかけてきた。

●サムハラ様が入ってきた。以来、サムハラ龍王が僕を動かしている。

●翌日、見知らぬ人が宮崎からやってきた。「マリア様の伝言を預かってきました」と前置きして次のように続けた。

「マリア様の愛を今後のヤスエクニオの体に入れるゆえ、承知せよ」

●「何をもってそれとわかるのか?」と僕は尋ねた。

●「愛が入ったなら、お前は若くなる一方だ。寿命は九十二歳まで」

●以来、会う人会う人が、「どうしたの? 若くなったみたい!」と驚く。

●以前から僕には伯家神道の巫女様がいる。そこにサムハラ龍王が憑き、マリア様の愛が入った? いったいどういうことだ?

●僕はずっと我を消そうとしてきた。我が消えると、神が降りてきた。

時あたかも「ドッグ・イヤー」。ものごとが八倍速で動く時代だという。

●何かが始まった。すべてが激しく動いている。

(担当者のひとりごと)

風雲舎 定価(本体1500円+税)7月25日発売。

(目次)
「はじめに」間もなくだよ……
「第1章」    神降ろし
「第2章」    山本光輝先生との出会い
「第3章」    神さまにつながった電話
「第4章」    絶対調和の世界—木内鶴彦さんに教わったこと
「第5章」    我をなくすと神さまが降りてくる
「編集者のあとがき」神様は確かにいらっしゃる  山崎佐弓

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安江先生

ますます若くなった著者

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太一~UFOに乗った少年

太一〜UFOに乗った少年

湘南、烏帽子岩を舞台に展開される壮大なスピリチュアルファンタジー。
読み出したら、もうやめられない。

 

「少年のときめきを絵にしたような小説。
NHKの『少年ドラマシリーズ』を思い出した。
第1章を読み終えるあたりからワクワクして、もう中断できなくなった。最後は読み終えるのがもったいなかった。こんな作品が生まれる時代を僕らはずっと待っていた」(スピリチュアルTV主宰 小泉義仁氏)

 

多くの人と同調し合い、助け合い、愛し合うこと、
君たちにそれができるか?
謎の存在からつきつけられた課題を少年三人と老人ひとりで三日以内に実現できるか?

UFOは単なる宇宙人の乗り物ではなく、霊的なものであり、さらに言えば、歴史上すでに登場したものだと思うのです。

過去の人々はそれを神だと思って見ていたでしょう(著者)

特設サイトはこちら

46版並製272頁

2014年2月18日発売
ISBN978-4-938939-75-5
定価(1,400円+税)

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癌告知。生き方を ガラッと変えて 僕は生還した!

癌告知…僕は生還した_カバー大

「中山さん、癌だねぇ。残念ながら」
「嘘でしょう。僕が癌になるはずはない。植物マグマを毎日摂っていますよ」
先生は「うん」と小さく頷いて机に目を落とした。
「この写真を見てごらん」
一枚の写真を目の前に広げた。ピンク色の肉のなかに口内炎によく似た白い部分があった。
「これが胃壁にできた癌だ」
黙って見つめるしかなかった。

びっくりするような神意が降りた。
1、無になれますか?
2、自分本位の生活ができますか?
3、一人になって生きていくことができますか?
宮司さんと話しながら、具体的には何をすればいいのか聞いた。
まず生活に必要な二、三のもの以外すべて捨てなさい。他人に影響されないよう、自分本位の生き方をしなさい。ひとりで暮らしなさい。自分のことは自分でする。買い物、食事、家事など、すべてひとりやりなさい。それができますかと問われた。

あれもこれも一切棄てた。
からだと心を自然のバランスに委ね、

素(す)になった。それが生還した理由だった。

2013年12月20日発売
ISBN978-4-938939-74-8
定価(1500円+税)

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予定調和から連鎖調和へ

予定調和から連鎖調和へ

世界が変わった!
そこは、連鎖調和から生まれる願いがかなう世界。
そこは、時空を超えた調和のあるいい世界。
僕らは今、その裂け目の真っただ中にいる!

物理学者が見た時代の裂け目!

☆著者はマリア様のお恵みをいただき、伯家神道の祝之(はふりの)神事(しんじ)を授かった。
☆ギザの大ピラミッドで「ハトホルの秘儀」を成し遂げ、「次元転移」を体験した。
☆以来、新しい次元世界(新しいリーマン面)をかいま見ることになった。
☆時代は、予定調和(これまでの世界)から連鎖調和(これからの世界)に入った。
☆めったに見ることのなかったUFOに遭遇する機会が増えた。
☆七番チャクラが開き、なぜか日々若返っている。
☆新しいこの次元世界は、願いがかなう世界。
☆いい加減に生きよう。「明日できることは今日するな」
☆世界が変わったのだから、みんなもこっちにおいでよ。

2013年9月27日発売
ISBN978-4-938939-73-1
定価(本体1429円+税)

 

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『身体の痛みを取るには  気功がいい!』
—触(さわ)れば治る! 思えば治る!—
治療に気功をとり入れた整形外科医
(小坂整形外科院長)小坂 正著

『身体の痛みを取るには  気功がいい!』

★気功のあと、患者さんのほとんどが、身体が軽い、楽だ、信じられない! 「何、これ?」というような驚きを見せます。
「これまで苦しんだン年間は何だったんでしょう?」と戸惑う方もいます。気功はこれまでの治療を一変させます。

★【これまで完治または改善した症例】ぎっくり腰 腰痛 脊柱管狭窄症 腰椎椎間板ヘルニア 坐骨神経痛 両膝のガクガク 膝の急性炎症  足と両膝の痛み 頸部痛 頸、肩、背中がガチガチ 頸椎椎間板ヘルニアで頸が曲がった疼痛性斜頸 十年来の慢性的な肩こり 四十肩 五十肩 頸から肩に かけての炎症 外反拇趾 捻挫 足関節外踝骨折 コーレス骨折 橈骨末梢側亀裂骨折 中足骨斜骨折 上腕骨骨折と肩関節脱臼 仙骨下端部骨折 腓骨神経の 不全麻痺 全身の痛みと不調 線維筋痛症 パニック障害 全身がつる 腱鞘炎 三叉神経痛 腱鞘炎+手根管症候群 脊髄麻痺 低髄液圧症 脳出血後30キ ロの重さを背負った男性など。★気功治療の実例を網羅(第3章)

【本書の構成】
(はじめに)整形外科医から「治療家」へ
(第1章)私が整形外科を選んだわけ
(第2章)気功治療の奇跡

(第3章)はい、これでいいでしょう(診察日記から)《腰、膝、足の痛み》《頸、背の痛み、肩こり、寝違え》《肩、四十肩、五十肩》《足》骨折、脱臼》《神経麻痺、不全麻痺》《その他》《遠隔治療》《どこへいっても治らない、どこへも行き場がない病気》
(第4章)気功治療でわかったこと
(第5章)気と愛の世界へ
(おわりに)医学にもパラダイムシフトを

46版並製256頁
定価(本体1429円+税)
◎6月5日発売
(株)風雲舎 ISBN978-4-938939-72-4

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人を見たら神様と思え

人を見たら神様と思え

活人術の世界へようこそ。
ここには愛があふれています。
生き方がガラっと変わります。

活人術は、そっとそこにいて、相手に気づかれず、
天の恵みを注ぎ、森を育てる小ぬか雨です。
人を見たら神様と思う 目の前の人でも、そこらを歩いている人でもかまいません。あなたが出会うあらゆる人を神様 だと思ってください。神様だと思って接するのです。神様だと思えば、どんな人であれ大事に扱います。その人に接するときにも神様に触れるように丁重に扱い ます。そういう気持ちを続けていくと、いいことが生まれます。

「キリスト活人術」とは? (1) 損なクジを引く(2)しもべになる(3)自分の気持ちの中に何も留めおかない(4)朝、目覚めたら手を合わせる(5)物を活かす(6)人を見たら神様と思う(7)人に寄りそう(8)愛する(9)愛されていると思い込む(10)在るがまま–という教えです。

★活人術で生き方が変わった人たちのインタビューを収録。

【本書の内容】
(まえがき+α)型を持ち、型を破り、型を無くして、神に会う
≪第一章≫活人術とは何か
≪第二章≫キリスト活人術の教え
≪第三章≫活人術で、人生がこんなに変わった
≪第四章≫愛魂はマザーテレサ効果をもたらす

2013年3月5日発行
ISBN978-4-938939-71-7
46版並製216ページ
定価(本体1429円+税)

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[14]
愛の宇宙方程式(保江邦夫著)

愛の宇宙方程式

☆すべては「愛」です
著者は、理論物理学者。科学者の人生が、なぜか奇跡・奇跡の連続です。高校、大学、大学院–試験と名の付くものはすべて奇跡的にパスし、大学講師、女子 大学教授への就職も奇跡的でした。奇跡の極めつけは52歳のときの大腸癌。ほとんどアウトだったのですが、ルルドの泉の水を呑みマリアさまと白鳩に祈るこ とで全快。その後、奇跡は加速します。スペイン人の神父様からキリスト由来の活人術という不思議な力を授かり、ロシアのUFO研究者からはUFO操縦の秘 訣を教わります。ここで両者が合体します。取り組んでいた合気道(愛(あい)魂(き))の原理とUFO操縦の原理が、同じ「愛」だと気づいたのです。する と? すべては「愛」で動いているのではないか。神社に参拝すれば不思議な神託を受け、神様のような方々との出会いも増えます。奇跡は今も進行中です。

☆矢作直樹・東大医学部教授は「奇跡はみんなにやってくる。気づくか気づかないかの違いだ。奇跡とは、つまり神意です。保江先生が、この人生で神意を理解できるとは素晴らしい!」と驚嘆します。二人の出会いも奇跡的です。

☆理論物理学者と奇跡……ここに、現代の混迷を解くヒントがありそうです。

【本書の内容】
(序)神意を理解することの素晴らしさ 矢作直樹
《第1章》真理の庭
《第2章》一条の光
《第3章》すべては愛
(おわりに)なるほど、これが私の人生なのか! 保江邦夫

amazon kindleで購入

2012年9月27日発行
ISBN978-4-938939-70-0
46版並製240ページ
定価(本体1429円+税)

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[13]
麴のちから!(100年、麴屋3代山元正博著)
——ホンモノの麹をとっていますか?

麹のちから!100年、麴屋3代

山元正博(農学博士)著

●食べ物が美味しくなる
(食べ残しの刺身を塩麹にひと晩漬ける→翌朝、ホカホカご飯にのせてお湯を注いで食べる→最高のお茶漬け。杜氏さん直伝。
ただしニセモノの塩麹にご注意。酵素の力がほとんどなくなった塩麹、これがニセモノ。ホンモノの塩麹をとりましょう)
●身体をきれいにする
(たとえば塩麹で歯を磨く。酵素が歯についた有機物をとってくれる。歯周病の予防にもなる)
●ストレスをとる
(万病のもと「ストレス」。その解消にも麹はひと役買っています)
●環境を浄化する
(排水浄化から悪臭の除去まで、麹のちからはすごい!)

–麴には「身体が持つ本来の機能をみがく」働きがあります。

–麴は愛の微生物です!

 

2012年7月25日発行
ISBN978-4-938939-69-4
46判並製216ページ
定価(本体1429円+税)

続きを表示

正観さんって、どんな人?

ぼくが正観さんから教わったこと
愛弟子が見たその素顔と教え
高島 亮(「正観塾」師範代)著

ぼくが正観さんから教わったこと

売切れ

大事なのは、実践ですよ。
「五戒」「う・た・し」、そして「感謝」。
それを日常生活の中で実践すること――
正観さんが教えてくれた最大のものは、それでした。

学校秀才が出会った異色の人
“何でも一番”の学校秀才は東大から一部上場企業へ進みました。人生は、順調に進むはずでした。しかし、どうしてもなじめないのです。ある出版社に転職した彼を待ち受けていたのは、小林正観という異色の人物との出会いでした。学校秀才の人生は、そこから180度変わったのです。

【本書の内容】

(はじめに)「私の運命」を運んできてくれた人
(1章)ユニークな人
(2章)現実的な精神世界
(3章)能力と人格の融合
(4章)すべてはものの見方次第
(5章)実践の三段階
(6章)日常生活が最高の道場
(7章)喜ばれる
(あとがき)「価値ある贈り物」としての正観さんの生涯

著者:高島 亮

発行年月日:2012年5月25日
コード:ISBN978-4-938939-68-7
四六判並製 208ページ
定価(本体1,429円+税)

続きを表示

[03]
淡々と生きる(小林正観著)

淡々と生きる
―人生のシナリオは決まっているから―
小林正観著

「ああ、自分はまだまだわかっていなかった……」
天皇が元旦に祈る言葉と、正岡子規が病床で発した言葉は、死と向き合う著者に衝撃を与えた。
そして、到達した「友人知人の病苦を肩代わりする」という新境地。
澄み切った著者最後のメッセージ。

神々しいほどでした。
高いところへ登っていくようでした(あるファンの声)。

【本書の内容】

(1章)淡々と生きる
(2章)運命の構造
(3章)魂の話
(4章)悩み苦しみをゼロにする
(5章)すべてを味方にする
(6章)病を得てわかったこと

著者:小林 正観

発行年月日:2012年1月25日
コード:ISBN978-4-938939-67-0
四六判並製 224ページ
定価(本体1,429円+税)

続きを表示

これぞ最強の願望達成術!

続ストン!
あなたの願いがかなう瞬間(とき)
潜在意識研究35年 藤川清美著
続ストン

夢や希望をかなえる最良の方法は何ですか。
努力? 精進? 幸運?
いえ、違います。
答えは、自分の潜在意識にお任せすることです。
自分の願いを口に唱え、紙やノートに書き、潜在意識に
ねばり強く刷り込んでいく――すると、願いがかいます。
それだけです。

たったそれだけのことで夢をかなえ、成功した著者の体験記です。
潜在意識とは何か。どうしたらそれが身につくのか――35年間の
経験をぜんぶ書きました。誰にでもマスターできる方法です。
やってみる価値がありそうです。

【本書の内容】 「はじめに」誰でも使える成功の魔術――それが潜在意識です

「1章」 人生、みんなつながっている
「2章」潜在意識ってなに?
「3章」私のシンクロ体験
「4章」夢ノートを作ろう
「5章」未来の夢
「解説」思いが自然に実現する時代(酒井 満)

著者:藤川 清美

発行年月日:2011年11月
コード:ISBN978-4-938939-66-3
四六判並製 224ページ
定価(本体1429円+税)

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ヘコむな、この10年が面白い!

ヘコむな、この10年が面白い!
「モノづくり」から「コト興し」時代へ
小寺 圭(元ソニー・チャイナ会長)

ヘコむな、この10年が面白い!

明日を興すビジネスマン・学生へ
“かつて栄えた経済老大国”などと呼ばれぬために
1. 日本は「モノづくり」国家から脱却すること。
2. 日本は「事業化」を通した「「コト興し」の国に変わること。
3. 日本は「環境ビジネス」の分野で世界をリードする国になること。

著者: 小寺 圭(元ソニー・チャイナ会長)
発行年月日:7月下旬
コード: ISBN978-4-938939-62-5
四六判並製  216ページ

定価:(本体1,429円+税)風雲舎

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がんと告げられたら、ホリスティック医学でやってみませんか。

がんと告げられたら、ホリスティック医学でやってみませんか。
帯津良一

がんと告げられたら、ホリスティック医学でやってみませんか。

ホリスティック医学は、西洋医学だけでなく、漢方薬や気功、食事療法やイメージ療法、ホメオパシーやサプリメントなどの代替療法も取り入れ、自然治癒力を高めていこうという考えです。だから「もう打つ手がない」ということはないのです。極論すれば、打つ手はいくらでもあるのです。希望を捨てることはありません。

「このちがいは大きい。そのうち生命力が復活するかもしれない。
朗報が来るかもしれない。諦めることはない、だから希望を捨てるな。
極論すれば、打つ手はいくらでもある――」(著者)

著者:帯津良一(帯津三敬病院名誉院長)
発行年月日:2011年7月
コード:ISBN978-4-938939-65-6
四六判並製 240ページ

定価(本体1,500円+税)

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どんな時代が来るのか

どんな時代が来るのか
2012年アセンション・マニュアル

どんな時代が来るのか

(The Mystery of 2012  PREDICTIONS, PROPHECIES & POSSIBILITIES)

私たちは今、新たなパラダイム・シフトの入口に立っている。
天動説から地動説へのシフトに匹敵する大転換である。
多くの人が目覚めつつある。

覚醒された人びとの出現は、過去に例のない進化の基礎を築くだろう。
さて、あなたはどんな道を選択するのだろう?

世界のトップ知性13人が分析した明日の世界!

著者:タミ・サイモン
訳者:菅靖彦・田中淳一・堤康一郎
発行年月日:2011年4月
コード:ISBN978-4-938939-64-9
四六判並製 288ページ

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1960年代のアメリカに夢を追った日本人姉妹がいた!

ホワイトエレファント
出光真子著

ホワイトエレファント

「逃げないで。勇気を出して、大人になって……」

裕福な家庭に育ちながらも生きづらく、アメリカに夢を追った姉妹がいた。

ニューヨークで芸術家として成功し父への貢献をめざす姉。
ロサンジェルスの陽光の下で、こころの闇をさぐる妹。
ふたりに訪れた明と暗。

白い建物が暗闇に浮かびあがっている。
ホワイトエレファントとは、やっかいもの、費用のかかるもの。
そしてわたし、と弘子はつぶやいた。

咲子は言った、「わたしって、相手の欲求を満足させようと、
意見に従うことばかりを考えていた。嫌われたり、怒らせたりするのが怖かった。だから、ノーと言えなかった」

暗い夜は終わるのか。夜明けの光は届くのか。

著者:出光真子
発行年月日:2011年4月
コード:ISBN978-4-938939-63-2
四六判並製 304ページ

定価(本体1,800円+税)

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この家は呼吸している。まるで神様が棲みついているみたい!

田端のふしぎな家
みんな、素直にな! みんな、いい顔になる!
サードファミリー代表 高橋文子
田端のふしぎな家

ふしぎな家のふしぎな物語
地震でもないのに家がカタコト揺れる。向かいの八幡神社の木々が異様な金色に輝く。お雛様が笑う。家具や植木にニコニコした顔が現われる。霊能者や神の意志を文字で表すシャーマ ンのような人がやってくる――。
何よりふしぎなのは、この家にやってくる人が、
みんな、素直になる―― みんな、いい顔になる――ことです。
この家は、なにか大きなもの、神様のような存在に包まれているようなのです。

著者: サードファミリー代表 高橋 文子
発行年月日:6月上旬
コード: ISBN978-4-938939-61-8
四六判並製  216ページ

定価:(本体1,500円+税)風雲舎

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山形済生館病院初代院長
長谷川元良のこと

山形済生館病院初代院長
長谷川元良のこと
中村忠生

長谷川元良のこと

発行年月日:4月上旬発売
コード: ISBN978-4-938939-59-5
四六判並製 152ページ

定価:(本体1,500円+税)風雲舎

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[08]
いま、目覚めゆくあなたへ(マイケル・A・シンガー著/菅 靖彦訳)
——本当の自分、本当の幸せに出会うとき

いま、目覚めゆくあなたへ
本当の自分、本当の幸せに出会うとき
マイケル・A・シンガー著 菅靖彦訳

いま目覚めゆくあなたへ

悟りは苦行なんかしなくても得られます――
これがいまのスピリチュアル界の流れです。
自らのアセンションへ――
心のガラクタを捨てていくと、人生すっきり楽になる!
目覚めゆくあなたに、スピリチュアル・ガイドブックをお届けします。

>> イメージ動画はこちらから

著者: マイケル・A・シンガー
訳者: 菅 靖彦
発行年月日:4月上旬発売
コード: ISBN978-4-938939-60-1
四六判上製 240ページ

定価:(本体1,600円+税)風雲舎
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歴史が変わる時というのは、ファンファーレは鳴らない。

日本が「対米従属」を脱する日
多極化する新世界秩序の中で
田中宇著

日本が対米従属を脱する日

日本は「対米従属」を脱した。60年間、日本はアメリカの傘の下でのんびり、ぬくぬくやってきたがその庇護者がいなくなった。親ガメがこけたら、子ガメはどうすればいいか。
この本には、その答えがある。
テレビや新聞ではわからない情報を発信し続ける
国際ウォッチャー田中宇の最新作!

著者: 田中 宇
発行年月日:12月上旬発売
コード: ISBN978-4-938939-57-1
四六判上製 288ページ

定価:(本体1,600円+税)風雲舎

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ビジネスマンの危機管理!

社長になれなかった男
松村直幹

社長になれなかった男

実話に基づく企業ドラマ
荒ぶる武士道サラリーマンの戦い!
ビジネスマンの危機管理

著者: 松村 直幹
発行年月日:12月上旬発売
コード: ISBN978-4-938939-58-8
四六判並製 312ページ

定価:(本体1,500円+税)風雲舎
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[15]
野生の還元力で体のサビを取る

自然の中の理想的なミネラルバランス!
中山栄基(ミネラル研究家)

野生の還元力で体のサビを取る

● あなたの体はサビていませんか?
● 酸化は病気や老化促進の原因です!
毒物屋だった著者が毒消し屋として目覚め、
ついに見つけた「野生の還元力」へのストーリー

著者: 中山栄基(ミネラル研究家)
発行年月日:2009年 10月
コード: ISBN978-4-938939-56-4

定価:(本体1,500円+税)風雲舎
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あなたの過去、現在、そして未来。

幸せになろう!
心にそう決めると、「潜在意識」が動き出す
ジュネシーン

幸せになろう!

【1章】 潜在意識ワールドへようこそ
【2章】 チャネリング能力の目覚め
【3章】 私のミラクル体験
【4章】 潜在意識が教えてくれたこと
【5章】 潜在意識で未来をつくる

著者: ジュネシーン
発行年月日:7月下旬発売
コード: ISBN978-4-938939-55-7

定価:(本体1,500円+税)風雲舎

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69歳で、父はなぜ、どこへ失踪したのか?

光の草
祈りと救済の文学!
成田守正

光の草

69歳で、父はなぜ、どこへ失踪したのか?
反目した父親の失踪から13年。50歳を過ぎた銀行員がわが道を振り返って目にした衝撃の事実――父子相克からの救済の道程を描く「光の草」。
グリコ・森永事件の模倣犯になって破滅した男の心を蝕んだ“サラリーマンの帰属意識”に迫る「サバーバンスカイ」。
離婚で生別した父と子に待ち受けていた運命の悲痛を綴る「風と流木」。
三編を収録。

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水は知的生命体である

水は知的生命体である
そこに意思がある
森 清範 (清水寺貫主)増川 いづみ(工学博士)重富 豪(流水紋制作)

水は知的生命体である

【目次】
「第1章」水は知的生命体である(鼎談)
1流水紋に魅せられて
2清い水を守り伝えて
3水は知的生命体である
4フローフォームの効用
5すべては水に始まり、水に終わる
「第2章」水と光とダイヤモンド--重富 豪
「第3章」 宇宙のバランスを求めて--増川いづみ
「第4章」 水のこころ--森清範

著者
森 清範 (清水寺貫主)
増川 いづみ(工学博士)
重富 豪(流水紋制作)
発行年月日:3月発売
コード: ISBN978-4-938939-53-3

定価:(本体1,600円+税)風雲舎
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トリガーポイントブロックで腰痛は治る!

「トリガーポイントブロック」で腰痛は治る!
どうしたらこの痛みが消えるのか?
加茂淳(加茂整形外科医院院長)

トリガーポイントブロックで腰痛は治る!

【加茂療法の全容!】
よかった、これで1000万人の腰痛患者が救われる!

【前袖より】
みなさんは、次のような話をきいたことがありませんか。
「神経が圧迫を受けると、痛みやしびれが生じる」
「老化した関節や変形した骨は痛む」
「筋肉痛は放っておいても治る」
これらは全部、根拠のない間違った思い込みです。この間違った思い込みが日本中にあふれています。患者さんの思い込みならまだ分かりますが、専門医がそう思い込んでいるのです。そのため多くの人が、慢性化した腰痛や頸痛に苦しんでいます。なぜそうなったのか。どのような問題があり、どう正せばいいのか。なにより、どうしたら痛みが消えるのか――その答が本書にあります。

著者: 加茂 淳(加茂整形外科医院院長)
発行年月日:1月中旬発売
コード: ISBN978-4-938939-52-6

定価:(本体1,500円+税)風雲舎

本書の内容

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アセンションはあなたのそばにあります。

アセンションはもう始まっています
レアデスからきた木花咲耶姫(このはなさくやひめ)のメッセージ
田村珠芳
アセンションはもう始まっています

著者: 田村珠芳
発行年月日:6月下旬発売
コード: ISBN978-4-938939-51-9

定価:(本体1,429円+税)風雲舎
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夢は追っかけてみるもんだ。追っかけたら、夢が夢でなくなった。

さぁ、出発だ!
16年かかったバイク世界一周
著者:クラウディア・メッツ+クラウス・シューベルト
訳者:スラニー京子訳

さぁ、出発だ!

著者:クラウディア・メッツ+クラウス・シューベルト
訳者:スラニー京子訳
発行年月日:4月上旬発売
コード: ISBN987-4-938939-50-2

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腰痛は脳の勘違いだった

腰痛は脳の勘違いだった
痛みのループからの脱出
戸澤洋二

腰痛は脳の勘違いだった

著者: 戸澤洋二
発行年月日:5月末発売
コード: ISBN978-4-938939-47-2

定価:(本体1,500円+税)風雲舎

帯津良一医師が激賞!

……私はがん治療におけるこころの重要性を説いてきた。しかし著者のような「回路の論理」には思いつかなかった。さすが、工学畑の人だ。
「痛みのループからの脱出」という著者の論理は、がんを始めとするすべての慢性疾患に通ずる治癒の原理なのかもしれない。これは慢性疾患に悩む人の必読の本であり、すべての医療者に一度は読んでいただきたい書である……(オマージュより)
続きを表示

これならわかるWeb2.0の世界

Web 2.0の鼓動
これならわかる これならできる

Web2.0の鼓動

著者: 荒井久
発行年月日:10月末発売
サイズ:四六並製
ページ数:232
コード: ISBN4-938939-44-4

定価:(本体1,400円+税)

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「アセンション」の完全情報!!

アセンションの時代
迷走する地球人へのプレアデスの智慧
著者:バーバラ・マーシニアック 訳者: 紫上はとる+室岡まさる

アセンションの時代

売切れ

著者: バーバラ・マーシニアック
訳者: 紫上はとる+室岡まさる
解説: 小松英星
発行年月日:8月初旬書店店頭発売
サイズ:四六並製
ページ数:480
コード: ISBN4-938939-43-6

定価:(本体2,000円+税)

プレアデスのことば

今、わたしたちはある特定の場所と時間に、とても真剣に意識を集中させています。それは1987年から2012年までの、ほかならぬ、あなたがたの地球です。どうやらこの時期の、この場所において、誇るべき偉業が達成される可能性がありそうなのです。
そこでは、この短期間のあいだに、尊くおごそかな生命の神秘のいくつかが明らかにされ、現実のものとなりそうなのです。
わたしたちは、その偉大な出来事を見守り、それに参加するために、ここ地球にやって来ました。
地球は現在、混沌とした意識の変容を体験しています。これは、あなたがたの記録された歴史上にはない出来事であり、前例のない体験です。

この25年の全期間は、何十億もの人を引きつけるでしょう。――並はずれたエネルギーの加速が起こるので、誰でも、できれば地球にいたいと思うでしょう。それはまるで、わずか25年間に千年生きるような、または何百もの人生をひとまとめに生きるようなものだから。

あなた方の太陽系の全体が宇宙の新しい領域を旅するにつれ、太陽は、到来する意識のコードを翻訳して、力強く適切な表現でシステム全体に広めるのです。
エネルギーが加速する、この25年は、集合全体として知覚の限界を取り除いて知覚力を拡大する、意識の巨大な変容が生じます。それによって人類は、その多くがまだ認識していない、とらわれの身から解放されるのです。

すべてのものが加速し続けているので、やがて途方もなく大きい変化が起こるでしょう。そして、現実についてのあなたがたの思い込みは、「まばたき」の間にひっくり返るでしょう。

この大転換の究極の目的は、新しくひときわ強い悟りの波動レベルを達成する道を切り開いて、全宇宙の利用に供することです。

わたしたちの意図は、あなたがたとは別の観点から、あなたがたの世界の出来事を説明することです――厚情をもって、あなた方に真実をもたらすために。そして、これらの真実のいくつかは、耐え難い真実かもしれませんが、十分に考慮に値するものです。
続きを表示

[01]
釈迦の教えは「感謝」だった(小林正観著)

釈迦の教えは「感謝」だった
悩み・苦しみをゼロにする方法
小林正観

釈迦の教えは感謝だった

人は、なぜ悩み、苦しむのか?
その答えは、「般若心経」にあった。
それは、「受け容れる」ことだった。
子供が勉強しない……受け容れる。
子供が不登校になった……受け容れる。
上司が厳しいことばかり言う……受け容れる。
夫が病気になった……受け容れる。
受け容れず、現象のほうを「思いどおりにしたい」と思った瞬間から、悩み・苦しみが始まります。
釈迦が言った「苦」とは、「思いどおりにならない」という意味でした。
だから「思いどおりにしよう」とするのをやめ、「受け容れる」。
誰のためでもない、自分のためです。
「受け容れる」ことをずっと高めていくと、「ありがとう」と「感謝」するまでに至る。
釈迦の教えは、結局、「感謝」につながっていたのです。

発行年月日:2006/4/25
サイズ:四六版ソフト製
ページ数:224
コード: ISBN4-938939-42-8

定価:(本体1,429円+税)

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ホメオパシーという新たな医学の幕開け

花粉症にはホメオパシーがいい
アトピー性皮膚炎からがんまで、エネルギー医学の大きな力
帯津良一 板村論子

花粉症にはホメオパシーがいい

おや、こんな手があったのか?!
小さな粒(レメディ)を舐めるだけで、確実に何らかの効果を感じる。
元気が出る、食欲がわいた、痛み・かゆみが苦にならなくなる、そして・・・
治療現場からの驚きの報告!!

ホメオパシーとは、人間の生命力に働きかける治療です。
治療の対象は「疾患」ではなく「病気の人」そのもの。
身体の持つ自然治癒力に働きかけるのです。
そこで用いられるレメディとは、植物や鉱物などを高度に薄めた小さな粒。
これを舐めるだけで、花粉症などのアレルギーやさまざまな病気、
性格や精神的な疾患にまで、確実に効果を発揮するという・・・。
日本におけるホメオパシー医学の第一人者であるお二人の実践からの声は、
自分以外に自分を癒せるものはないと教えてくれます。
「治癒」の考え方を根底から変革させる一冊。

本書で取り上げた症例

花粉症(アレルギー性鼻炎) / 難治性うつ病 / 片頭痛
外傷後ストレス障害(PTSD) / 敏感性腸症候群 / 潰瘍性大腸炎
成人性アトピー性皮膚炎 / 尋常性乾癬 / 再発性ヘルペス
帯状疱疹後神経痛 / パーキンソン病 / 全頭脱毛症
リンパ節結核 / 副鼻腔気管支症候群 / 慢性関節リウマチ
胃がん再発 / 乳がん/上大静脈症候群/子宮ガン
など・・・

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私を小細胞癌から救ってくれた!

癌よ、ありがとう
宣告されてはじめて知った 生きていることへの感謝と感動
水津 征洋

癌よ、ありがとう

売切れ

発行年月日:2005/12/5
サイズ:四六版上製
コード: ISBN4-938939-39-8
定価:(本体1,400円+税)

本書の内容

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明日世界が滅びるとしても 今日、君はリンゴの木を植える

いい場を創ろう
「いのちのエネルギー」を高めるために
帯津 良一

いい場を創ろう

発行年月日:2005/7
サイズ:四六版上製
コード: ISBN4-938939-38-X
定価:(本体1,500円+税)

本書の内容

続きを表示

月曜日の目覚めが、グンと変わります!

48時間浄化法
ウイークエンド、自然食で、疲れた心身をリセットする
著者: スージー・グラント 訳者: 藤野 邦夫

48時間浄化法

発行年月日:2005/7
サイズ:四六版上製
ページ数:237
コード: ISBN4-938939-37-1
定価:(本体1,600円+税)

そろそろ何か身体にいいことをと思っても、まず、めんどうくさいーー。
そんなところにやってきた「48時間浄化法」。
何より簡単そうなのがいい。

著者のスージー・グラントがあれこれ勧めるとしても、
まあいいさ、やりたいことからやればいいーー。
早速始めたのが、週末一日2リットルの水。
肉類はやめた。
コーヒーはなかなか。
呼吸法、ハイドロセラピーもいただき。
免疫系の刺激するというので、スキンブラッシングを買ってきてごしごし。
熱いシャワーと冷たいシャワーも気に入った。
朝起きがけのスプーンによる舌のこすり、歯のガチガチ運動ーー。

ただいまわずか7、8項目の実行ですが、
へえ、そうなのと、とてもいい感じです。
続きを表示

クレムリンから見た世界再編バトルの行き詰まる衝撃!

ボロボロになった覇権国家(アメリカ)
次を狙う列強の野望と日本の選択
北野幸伯

ボロボロになった覇権国家

売切れ

発行年月日:2005/01
サイズ:四六版上製
ページ数:237
コード: ISBN4-938939-35-5
定価:(本体1,500円+税)

本書の内容

アメリカは、テロ支援・核開発を理由にイランを攻める。
アルカイダ支援を理由にサウジを攻める。
そして、このプロセスのどこかでイスラエルが参戦する。
そして、米・イスラエル対中東イスラムの大戦争が勃発
するのです。
アメリカは戦争をしなければ没落する。
だから戦争が続くことは不可避なのだ。

-本文より

ロシア政治経済ジャーナル ⇒ http://www.mag2.com/m/0000012950.htm
ロシア情報ステーション ⇒ http://www.russigator.ru/
続きを表示

根源想起の物語

ヘソの話
ボクはこうしてボクを気づいていった・・・
岡田多母

ヘソの話

著者: 岡田多母

発行年月日:2004/6/25
サイズ:四六版上製
ページ数:300
コード: ISBN4-938939-34-7
定価:(本体1,400円+税)

本書の内容

続きを表示

害するものを身体に入れるな!

トム・マウア氏に聞く ニューウエイズ物語
有害化学物質なんてもういらない
著者: 山平松生 (インタビュー) 訳者: 伊藤恵子

トム・マウア氏に聞く ニューウエイズ物語

売切れ

発行年月日:2004/2/15
サイズ:四六版
ページ数:256
コード: ISBN4-938939-33-9
定価:(本体1,600円+税)
続きを表示

誇りと謙虚さ、そして気品のある研究書

アガリクスは本当に効くのか
アガリクス研究全書
編集: 代替医療研究機構・学術委員会

アガリクスは本当に効くのか

発行年月日:2003/8/25
サイズ:四六版上製
ページ数:560
コード: ISBN4-938939-32-0
定価:(本体3,200円+税)

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新しい希望のビジネスが、すぐそばにある!

ネットワークビジネスはあなたの人生を変える
新しい希望のビジネスが、すぐそばにある!時代の流れを見守る経営コンサルタントが説く、ネットワークビジネスの現状と展望。
対馬靖治

売切れ

著者: 対馬靖治

発行年月日:2003/7/15
サイズ:四六版
ページ数:240
コード: ISBN4-938939-31-2
定価:(本体1,400円+税)
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あなたも作家になろう(ジュリア・キャメロン著/矢鋪 紀子訳)
—書くことは、心の声に耳を澄ませることだから

あなたも作家になろう
書くことは、ロックのライブのようなものだ。
著者: ジュリア・キャメロン
訳者: 矢鋪紀子

あなたも作家になろう

書くことは、ロックのライブのようなものだ。ただ汗であり、笑いなのだ。小奇麗にまとめたり完璧である必要はない。エネルギー、不完全さ、人間性、それが、書くことだ。

発行年月日:2003/3/15
サイズ:四六版ソフト製
ページ数:250
コード: ISBN4-938939-30-4
定価:(本体1,600円+税)

本書の内容

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見えてきた近未来とその生き方

「自然の摂理」に従おう
これからは人も企業も、「自然の摂理」に従うことが決め手となる!
船井幸雄

「自然の摂理」に従おう

売切れ

発行年月日:1996/12/5
サイズ:四六版上製
ページ数:237
コード: ISBN4-938939-01-0
定価:(本体1,553円+税)

時代を癒す特効薬があるわけではない。状況が変われば、再び古き良き時代が来るとも見えない。こうした時代相の下では、畢竟つきるところは人も企業もあの普遍的原理に回帰するしかないのだ!

船井総合研究所HP → http://www.funaisoken.co.jp/

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「ありがとう」を10万回唱えたら、ガンが消えまし ..
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神様につながった電話

あの物理学者にとうとう神さまが憑いた! ●僕は植 ..
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「あなたはガンです。余命は一ヶ月」と宣告された私 ..
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カードを手に持つだけで、ガンが消えた。 アトピー ..
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いま目覚めゆくあなたへ

心のガラクタを捨てていく—— 人生、すっきり楽に ..
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ほら起きて!目醒まし時計が鳴ってるよ

——もともと人間は、高い周波数の存在。 一人が目 ..
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小林正観の不思議な世界 (「未知世界の旅びとシリ ..
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